9月18日(木)、地域に伝わる伝統文化教育の一環として、4年生が「茶かぶき」を体験しました。7月の「手もみ製茶体験」に続き、今回も「21お茶のふるさと塾」の方々5名を講師としてお招きし、ご指導いただきました。

まずは「茶かぶき」のやり方について説明を受けました。今回は、最初に飲んだ「紅葉」というお茶の特徴をしっかり覚え、その後に出される5種類のお茶の中から、同じ「紅葉」を当てるというルールです。出されるお茶は4種類で、「玉露」「玄米茶」「かりがね」がそれぞれ1回ずつ、「紅葉」は2回登場します。ふるさと塾の方からは、それぞれのお茶の製法や特徴についても分かりやすく教えていただきました。
ルールが分かったところで茶かぶきのスタートです。代表児童が未開封の茶葉の袋を5つ選び、その順番でお茶を味わっていきます。児童は、湯飲みに注がれたお茶を、色・香り・味など五感を使ってじっくりと観察し、特徴を覚えようと真剣に取り組んでいました。


「少し苦いな」「これはかなり薄い味だ」「なんとなく玄米のような香りがする」「さっき飲んだお茶より色が濃いかな」「このお茶すきだな」など、それぞれが感じたことをつぶやいたり、友達と交流したりしながら、2回分の「紅葉」だと思うお茶を選びました。



最後は答え合わせです。見事に2つとも正解した児童は13人。そして、全員がどちらか1つは正解していました。ふるさと塾の方からは「さすが宇治田原町の子どもたち、お茶への関心がとても高いですね」とのお言葉をいただきました。


児童は「茶かぶき」をとても楽しみながら、お茶の文化に触れる貴重な体験をすることができました。今回の体験を通して、「誇りを持ってふるさとを語れる子」の育成につながっていることを実感しています。「21お茶のふるさと塾」のみなさま、素晴らしい学びの機会を本当にありがとうございました!