第2学年算数科では、基礎的な立体図形の性質を学ぶため、以下の目標で学習します。
【単元目標】
箱の形について、観察を通して構成要素を調べたり、図形を構成したりすることを通して立体図形の性質やその見方・考え方をとらえさせるとともに、生活や学習に活用しようとする態度を養う。
今日、2年1組の教室に行きますと、子どもたちが家から持ってきた箱の面に番号を打ち、それぞれの面を白い紙に写し取って貼る活動をするところでした。
最初に、担任の渡邊先生が、箱の面に打った番号(①~⑥)から、箱の面の数がいくつあるかを子どもたちに問われました。子どもたちは、箱のそれぞれの面に番号を打ったことから、「6つ」と、すぐに答えていました。しかし、これで子どもたちが直方体や立方体の面の数を理解できたかというと不十分です。


そこで、大切になるのが「数学的活動」という操作活動です。前述しましたとおり、箱から写し取った長方形や正方形(既習事項)にも箱と同じ番号を打ち、線に沿って切り取って箱に貼る「数学的活動」を通して、子どもたちの理解は確かなものになります。
ただし、「面の数」に焦点を合わせることが大切で、単に切り取った紙を貼る作業になってはいけません。渡邊先生は、そのことをしっかりと押さえて子どもたちの「数学的活動」を支援されていました。

