第4,第5,第6学年で「スマホ・ケータイ人権教室」を実施!

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 「人権月間」とした11月には、全学年で「人権学習」や「福祉体験学習」を実施したり、学校朝会で日頃の「ことば使い」を振り返り個人目標を立てて生活したり、「人を大切にすること」について1ヶ月間取り組んできました。
「人権月間」も明日が最終日となる本日、その取組の一環として第4,第5,第6学年の子どもたち対象の「スマホ・ケータイ人権教室」を開催しました。

講師の方々の紹介の様子

 昨年度は外部講師の方が来校されましたが、今年度から「オンライン形式」で様々なお話を聞きました。スマートフォンや携帯電話でのコミュニケーションやオンラインゲームをする際に気を付けなければいけないことを映像教材をもとにいろいろと教えていただくことを通して、子どもたち一人一人が自分の利用の仕方を振り返りながら学んでいきました。
 学習の始めに、SNSへの投稿について以下のことを学びました。
【投稿内容から個人情報が特定されてしまう】
 ◆SNSに投稿したプロフィールに、自分の写真、名前、近所の神社の写真を載せてし
  まうこと。
  このことにより、悪い人から脅迫されたり脅されたりすることがある。
  SNSに投稿してよい情報かどうかをしっかり考えなければならない。

使い方を間違えるとトラブルになる
学年・年齢を載せるとトラブルに巻き込まれる

 次に、スマートフォンでのコミュニケーションアプリ使用時のトラブルでは、映像教材で以下のような会話からのトラブルが紹介されました。
【女子中学生3人のコミュニケーションアプリによるグループトークでのやり取り】
 Aさん:「明日、遊ぼう!?」  Bさん:「遊ぼう!遊ぼう!」
 Aさん:「Cさんは何がいい?」 Cさん:「何でもいい」
 Aさん:「何でもいいってどういうことよ」 しばらく間が空いて・・・・。
 Bさん:「ひどい」「レスもなし?」 Aさん:「もういい」「二人で遊ぶから」

アプリで会話する主人公
誤解を招いた「何でもいい」
誤解した友達からの返事

 この会話では、Cさんの「何でもいい」という言葉がAさん、Bさんには投げやりな言葉であると受け取られてしまったのです。実際には、Cさんは「Aさん、Bさんとなら何をして遊んでもいいよ」という意味であったのに。映像教材では、この後、Cさんがこのことに気付き、二人に直接話をして仲直りするストーリーになっていました。
 子どもたちは、短い言葉のやり取りでコミュニケーションするコミュニケーションアプリではこのようんことが起こる恐れがあることを具体的な映像を視聴して理解することができました。
 この例のように「直接会わないときのコミュニケーション」については、
◆相手に気持ちが伝わりにくいこと ◆相手を思いやってやりとりすること
◆困った時は、大人に相談すること の3つをまとめとされました。
 今、紹介しましたこと以外にも、チャット機能のあるオンラインバトルゲームでのトラブルや、子どもたちがスマートフォンやオンラインゲームを正しく使用し、自らの安全、友達や家族などの安全を守ることの大切さを学びました。また、スマートフォンやオンラインゲームに費やす時間が多すぎると、睡眠不足になり昼間に眠くなったり、朝起きられなくて学校に遅刻したり、健康な生活や学業に悪影響が出ること、そうならないためにお家の人とルールを決めることが大切であることも学びました。
 講師の方による学習の後には、来校された4名の城南人権擁護委員の方から、悩みごとができた場合の相談方法なども教えていただきました。

人権擁護委員の方からのお話

 講師の先生、城南人権擁護委員の方には、お忙しいところ子どもたちのために大切な学びを提供してくださり誠にありがとうございました。

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