第6学年「福祉体験学習」から

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 第6学年では、「福祉体験学習」として、今年度から「障害福祉サービスセンターうじたわら」の方に来校いただき、「障がい」について、また、「障がいのある方の仕事」などについての学習をしました。
 昨日の第3校時に体育館で6年1組、2組が合同で、「障害福祉サービスセンター宇治田原」通所支援部長の 西田 裕 様から「福祉」「障がい」について、主に以下のことをお話しいただきました。

体育館での授業の始まり
「福祉」の意味についての説明を受ける6年生
動画を基に「自閉症」について説明を受ける6年生

◆「福祉」は、みんなが「幸せ」になること。限られた人だけでのものではないこと。
◆「幸せ」には、「食べること」「好きなスポーツをすること」「ゲームをすること」など
 など「いろいろな幸せ」があること。
◆「みんなが幸せになる」ためには、自分が好きなことは苦手な人に教えてあげたり、自
 分が苦手なことは得意な人から教えてもらったり、助け合うことが大切であること。

◆「障がい」は大きく3つの種類に分けられること。また、その中から「自閉症」につい
 て、「自分の気持ちを伝えることが苦手である」ことや、以下の動画視聴を通して「多
 くの情報を得ることで気持ちが不安定になること」や「予定が変わると気持ちが不安定
 になること」などを具体的に説明してくださいました。
 ・視聴動画:「自閉症」の子どもがショッピングモールに行ったときに、その子が見る
       多くの人が買い物をしている世界とその際に耳にする非常に多くの音声に
       ついて

 その次に、「障害福祉サービスセンター宇治田原」に通所している方、住んであられる方が以下のような仕事をされていることを説明してくださいました。
◆食品加工:柿酢づくり、食パンづくり、クッキーづくり
◆お店での仕事:配膳、片付けなど
◆農作業:土作り、種まき、苗の育成、定植、除草、収穫など

障がいのある方の仕事について説明を聞く6年生1
障がいのあるかたの仕事について説明を受ける6年生2
質問をする6年生

 そして、最後に「障がいがあっても、少しの助けだけでさまざまな仕事ができ、その中から一人一人が“得意”なことを見つけ仕事をし幸せになることは、みんな同じであること」また、「障がいのあるなしに関係なく生きていく上で困りごとは出てくること。そして、みんなに幸せになる権利がありること。その困りごとを助け合うことで、みんなが『幸せ』になることが『福祉』であること。まず、家族や友達が『幸せ』になれるように困っている人がいたら、声をかけたり助け合ったりしていっぱいの『幸せ』を作ってほしいこと。」を子どもたちに語りかけられお話しを終えられました。
 その後、西田様のお話を聞いての子どもたちの質問に、理事長の 中村 祐子 様が丁寧にお答えていただき、あっという間に授業が終わりました。

 6年生の子どもたちには、さまざまな具体的なお話しから、「障がい」について、また、「障がいのある方のお仕事について」、そして、「福祉」ということについてしっかりと学ぶことがでた大変貴重な時間となりました。

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