2020年代、「令和の日本型学校教育」が求められる中、本校では重点研究として「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的充実を目指した授業研究に取り組んでいます。
第2学年では、現在、生活科「せかいで ひとつ わたしの おもちゃ」という単元において「個別最適な学び」と「協働的な学び」を追究する授業に取り組んでいます。
この単元最終の目的は「『みんなでピース! わくわく おもちゃランド』を開催し、1年生に色々なコーナーで存分に楽しんでもらう」こととしました。
学習の最終ゴールをこのように設定することで、子どもたちは、2年生のお兄さん、お姉さんを自覚し、「1年生が楽しめる『おもちゃ』、『おもちゃコーナー』を創り上げるぞ」という意欲を持って、一人一人が試行錯誤し楽しみながら『おもちゃ』を作ったり(個別最適な学び)、同じコーナーを運営する友達と相談し合ってより楽しくなるように工夫していったり困った事が起こればアイデアを出し合って解決しようとしたり(協働的な学び)と、「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実する学習が展開されます。
本日、2年1組の教室に行きますと、丁度、『みんなでピース! わくわく おもちゃランド』開催に向けて、それぞれが取り組みたい『おもちゃ』作り、『おもちゃコーナー』作りを学習課題とし活動していました。

子どもたちにコーナーの名前を聞きますと、以下の8つ。
◆紙バネで高跳びゲームコーナー◆ ◆風レースコーナー◆ ◆ロケット名人になろうコーナー◆
◆ふれあい動物園◆ ◆独楽バトルロボットコーナー◆ ◆釣りコーナー◆
◆びっくりオバケコーナー◆ ◆ゲームセンター◆









写真のように、廊下で「釣りコーナー」の出入り口ゲートを作りたいと一人でがんばる子、もう一人はタブレット端末で釣り上げる「魚」を作り始めている子、紙バネを作ったものの物を弾く威力が弱いので、威力を強くしようと紙バネを作り直している2人組、作った独楽がきちんと回るか試す子、作ったびっくりオバケを楽しそうに見せてくれる子などなど、一人一人が、また、同じコーナーの子同士が協力し合って、『おもちゃ』作り『コーナー』作りに生き生きと取り組んでいました。
今後は、8つのコーナーの『おもちゃ』が完成したら、互いに他のグループの『おもちゃコーナー』で遊んでみて、良かったところ、もう少し工夫すれば良いところなどをアドバイスし合って(協働的な学び)、『おもちゃ』『おもちゃコーナー』を改善していきます。(個別最適な学び)
『みんなでピース! わくわく おもちゃランド』の開催がとても楽しみです。