コロナ禍にあって、この2年間実施を見送ってきた福祉体験学習。
今年度になって、外部講師の方に来校いただいたり、授業参観で保護者の皆様にも来校してもらったりしていることから、3年ぶりに外部講師の方に来ていただいての福祉体験学習も実施することにしました。また、福祉体験学習は、障がいのある方や高齢者等の「人権」についての学習ですので、今年度から、「人権月間」である11月に合わせて学習を進めていくことにしました。
本日は、一番に第2学年が「手話体験学習」を実施しました。外部講師としてお世話になったのは、手話サークルの「一番星」と「ほたる」の6名の皆さんでした。
第1時間目には、2名の方から耳が不自由になった原因や生活でどのようなことに困るのかを具体的に話していただきました。そして、耳が不自由な方がコミュニケーションを取る方法や生活に役立つ様々な方法を教えていただきました。


【耳が不自由な方がコミュニケーションを取る方法】
◆筆談 ◆空書 ◆身振り(ジェスチャー) ◆口話 ◆聴導犬
◆フラッシュライト ◆携帯電話(スマートフォン)によるメール等の機能
◆ファックス
【耳が不自由な方の生活に役立つ方法】
◆フラッシュライト ◆パトライト ◆振動による目覚まし など


特に、「振動による目覚まし」については、各クラス代表の2名が体験させていただいた後、5分間の休み時間に多くの子どもたちが体験させていただきました。

第2時間目は、ジェスチャーゲームで簡単な単語(「サッカー」「りんご」「みかん」等々)を身振りで伝えるゲームを通して、その難しさを体感しました。

その上で、大切なコミュニケーション手段である「手話」について、基本的な表現を教えていただき、手話による簡単なコミュニケーションを取る体験をしました。写真は2つの動作で表現する「こんにちは」です。


子どもたちには、今日、体験を通して学んだことを「人権」という視点からもしっかり理解し、障がいのあるなしに関係なく人に優しく接し、コミュニケーションを図ることができる人になってほしいと願います。