第2学年国語科「主語と述語に 気をつけよう」の学習から

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 第2学年国語科では、配当時間は2時間ですが、10月に「主語」と「述語」についての学習をします。そして、第3学年でもう一度「主語」「述語」と、加えて「修飾語」「被修飾語」の学習を行います。私が担任をしていた頃は、第3学年で学習していたことが、現在では、第2、第3学年で学習することになっています。
 子どもたちにとっては、文法事項である「主語」「述語」を文中から捉えることは結構難しいことです。そこで、平成29年告示の学習指導要領から、第2学年で基本的な内容を学習して習熟も図りながら、第3学年でもう一度学習内容を付け加えて学習することになったのです。
 今日、2年1組の教室に行きますと、以下のめあてで「主語」と「述語」について学習していました。
【めあて】しゅ語とじゅつ語のやくわりを知ろう。
 最初に、教科書を使って、文中の「だれが(は)」「何が(は)」に当たる言葉が「主語」であること。また、文中で「どうする」「どんなだ」「何だ」を表す言葉が「述語」であること学習しました。その後、担任の渡邊先生が「主語」と「述語」だけの文をいくつか言って、子どもたちが「主語」「述語」を答えました。
 そして、少し慣れてから、教科書に掲載されている例文から「主語」「述語」を見つける学習をしました。
 はじめの例文は述語の前に目的語や修飾語などが付いた以下の3文。
  ◆兄が 里いもを 食べる。 ◆空が とても 明るい。
  ◆くじらは 海の 生きものだ。

その次の例文は、主語の前に修飾語が付いた2文が含まれていました。
  ◆小さな 子どもが 風車を 持つ。 ◆たなかさんは 今週の 当番だ。
  ◆学校の 池は きれいだ。

 子どもたちは、黒板に書かれた「主語」=「だれが(は)」「何が(は)」、「述語」=「どうする」「どんなだ」「何だ」を頼りにしながら、「主語」「述語」を文中から正確に見つけ出すことができていました。
 今後は、学習する教材文などから「主語」「述語」を捉えることを継続的に行い、習熟していくことが学習内容の定着に繋がります。

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