第4学年国語科「伝統工芸のよさを伝えよう」の学習に向けて

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 第4学年国語科では、この時期に「世界にほこる和紙」「百科事典での調べ方」「伝統工芸品のよさを伝えよう」という3つの単元の学習をしていきます。
 まず、最初に「世界にほこる和紙」という説明文を読み取っていきます。この学習では、伝統工芸品のよさを筆者が「魅力」「理由」「使われ方」などの視点で説明していることに着目し、読み手に分かりやすい文章の書き方(「知識・技能」)を学びます。
 次に、「百科事典での調べ方」の学習をします。この学習では、その次の「伝統工芸品のよさを伝えよう」というリーフレット作りの学習の際に必要な情報収集の一つの方法を学ぶことになります。この学習の際、情報収集が百科事典だけでなく、「伝統工芸品」についての書籍やインターネットでもできることを紹介し、「伝統工芸品」についての書籍については、何冊も用意し調べ学習の際に活用していきます。
 そして、「伝統工芸品のよさを伝えよう」の学習に入っていきます。
 この学習では、まず、用意した書籍やインターネットを通して、自分が伝えたい「伝統工芸品」について一つ選び、その伝統工芸品についての情報収集(調べ学習)を行います。そして、説明文の読み取りで理解した「知識・技能」(「魅力」「理由」「使われ方」などの視点による読み手に分かりやすい文章の書き方)を生かしてリーフレット作り(説明文の作成)に挑戦しいていきます。
 そして、出来上がった「リーフレット」をもとに、3年生に自分が選んだ「伝統工芸品」のよさを伝える、さらに、参観日に家族に伝える場を設定し学習の最終ゴールとします。
 今日は、その第1時間目の授業がありました。
 授業の導入では、「和紙」が使われている色紙や葉書、封筒を子どもたち一人一人が実際に手に取って触れました。

また,担任の尾崎先生と3年担任の矢谷先生とで夏休みに訪ねた「京都伝統産業ミュージアム」で撮影してきた様々な京都の伝統工芸品の紹介を受けました。
 子どもたちは、和紙や葉書、封筒のの手触りや繊維の様子などを感じ取りながら、また、電子黒板に投影された画像を見ながら興味・関心を高めていました。

 そして、子どもたちが学習の見通しを持つための「学びの手引き・振り返りシート」が配付され、その意味や使い方などの説明を受けたあと、第1時間目の学習の振り返りを書き授業を終えました。

 なお、「学びの手引き・振り返りシート」は、全学習時間の1時間毎の主な学習内容と毎時間の学習で「できたこと・わかったこと」「課題・これから(どうしたいか)」を書き込むようになっていて、子どもたちが毎時間の学習の状況を見つめ、指導者である担任が把握し授業に生かしていきます。
 「伝統工芸」に興味・関心を高めた4年生の今後の学習が楽しみです。

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