5月16日(火)茶摘み(3・4年)と製茶体験(4年)

校長コラム

 5月は新茶の茶摘みの季節です。この時期になると爽やかな風と共に校庭にお茶の香りが運ばれて来ます。今年度も並木様のご厚意で学校近くの茶園をお借りし、本日3・4年で茶摘みを行いました。3年は、例年のように茶摘み衣装をまとい準備もバッチリです。最初にいつもお世話になっている森田様から永谷宗円さんが発明した緑茶製法のことや宇治田原のお茶が全国に広まっていった歴史についてお話しをいただきました。そして、茶摘みの方法を教えてくださる森口様と京都府名誉友好大使として茶摘みに参加する、中国から来日中の楊さん、李さんからあいさつをしていただきました。

 茶園に移動していよいよ茶摘み開始です。茶園には、並木様と岩本様が来られており、岩本様には茶摘みの指導もしていただきました。子どもたちは、一芯二葉でていねいに摘むことを心がけ、笑顔で楽しそうに摘んでいました。25分間があっという間に過ぎ、茶かごはたくさんの茶葉で一杯になりました。ご協力いただいた、森田様、並木様、岩本様、PTAの皆様、3・4年の保護者の皆様、お忙しい中、ありがとうございました。皆様のおかげをもちまして子どもたちに思い出に残る貴重な体験をさせることができました。

 その後、体育館では、4年が自分たちで摘んだ茶葉を使って手もみ体験をしました。グループごとに個別に作業します。まず茶葉を蒸す工程です。暖めたホットプレートに茶葉をのせ、蓋を閉めて短時間で蒸します。その後、ホットプレート上で炒ります。焦げないようにこまめにかき混ぜることがポイントです。お茶のよい香りが体育館に漂いました。その後、炒ったお茶を手で押しながら揉みます。この工程がなかなか難しく、力の加減や手の動かし方などコツをつかむのに時間がかかりました。そして、乾燥すればできあがりです。全員が自分で摘み、手もみ製茶したお茶を急須に入れ、いただきました。子どもたちは、「今まで飲んだどのお茶よりもおいしい。」「苦いけど飲んでるうちにだんだんおいしくなってきた」と満足していました。京都府名誉友好大使のお二人も「初めてお茶を摘んだり、自分で摘んだお茶を飲んだりした。とても楽しかったし、子どもたちともいろいろなことが話せて良かった。」とおっしゃっていました。今後もお茶との関わりを大切にした宇治田原町ならではの取組を進めて行きたいと思っています。

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