網野学舎
「2分の壁」を破れたのは、「1秒」にこだわってきた結果
10月8日から9日にかけて、たけびしスタジアム京都にて開催された 第57回京都府高等学校ジュニア陸上競技対抗選手権大会において、陸上競技部の小森さんが800m走の部で見事優勝し、京都府1位に輝きました!
800m 第1位
小森知己さん(2年3組・網野中)
私は高校に入学してから、それまで専門としてきた短距離から中距離に転向しました。スピード感も費やす体力もまるで違うので、はじめは少し苦労をしたものの、今ではこの中距離がしっくりと合っています。
この大会にエントリーをしたのは中長距離パートからは私だけだったこともあり、練習は一人で別メニューに取り組みました。スタートダッシュの練習の他、ハードルやボールを使った筋力や体幹を鍛える練習を一人で黙々とこなす自分との闘いでした。それでも、隣で走る長距離メンバーの頑張っている姿を見て、「私も負けていられない」と勇気をもらいました。
大会当日は肌寒かったので、アップを入念にしてレースに臨みました。「1秒にこだわれ」の言葉を胸に、私は得意の800mのスタートラインに立ちました。体の調子が良く、予選では自己ベストを1秒更新することができました。いい流れのまま迎えた決勝では、最終コーナーで先頭に出て一気にゴールを目指しました。終盤、大型スクリーンに映った自分と後ろとの距離を見て勝利を確信しました。結果は予選よりもさらに3秒もタイムを縮めて、自分自身が掲げていた「800mで1分台に乗せる」という今年の目標を達成することができました。本当に嬉しかったですし大きな自信になりました。
これからも企画経営科や陸上競技部で培った気持ちの良い挨拶や礼儀正しい振る舞いを大切にし、勉強や走ることだけでなく、人間性もさらに磨いていきたいです。
...時には孤独なルーティーンであっても、目標を見据えて、焦らずひたむきに取り組んでいけば、自分史上最高の「壁」でさえも打破できることを、小森さんはこの大会で見事に示してみせました。
(取材・文 安達卓能)
10月13日(木)、中間考査を終えたばかりの1・2年生の普通科の生徒達が学校近くの海岸に出向き、クラス単位になって海岸清掃のボランティアを行いました。試験勉強で疲れた頭や心を、仲間との海岸清掃を通して体を動かしてリフレッシュ。いい気分転換にもなったようです。
先輩よ、心も体もますます強くあれ!
9月12日から30日までの3週間、教育実習で母校に帰ってきた元レスリング部の二人に、実習を終えた感想や将来の目標などを伺いました。
清水美海さん(日本大学文理学部体育学科4年生)
レスリングを始めて以来、指導者の方から様々なことを学んできました。もし指導する立場になったらしっかりと教えられるようになりたいと思い教職課程を取りました。
科目は保健と体育でしたが、特に保健では、必死に伝えたいと思うあまり、自分ばかり喋ってしまい、理想にしていた「生徒と一緒に作り上げていく授業」がなかなかできずに苦労しました。他の先生方の授業を見学し、発問の仕方や工夫を含め、自分に足りないところを発見し、多くのことを学ぶことができました。学級経営についても、生徒とのコミュニケーションの取り方や距離の取り方も担任の先生の姿から学ぶことができました。
生徒の皆さんからは、私の高校時代以上の元気な挨拶でこちらも元気をもらいました。一方、授業は本当に落ち着いた環境でできているなと感心しました。
まだ将来の進路は決まっていませんが、私はレスリングに作ってもらったと言っても過言ではありませんので、これからも人のために何かできる強い自分でありたいです。
未熟で不慣れな私でしたが、皆さんが私の授業をしっかり聞いてくれて本当に嬉しかったです。皆さん、何事も他の誰かがいることでできていることなので、周りへの感謝を忘れずに、これからも毎日を悔いなく送ってください。頑張ってください。
田村生吹さん(日本体育大学体育学部体育学科4年生)
私もレスリングを通して、恩師である顧問の先生方の姿を間近で見てかっこいいなと憧れを抱いていたこともあり、大学では教職課程を取りました。
教育実習では、生徒だった時とは違い、生徒を指導する立場や目線で先生方の仕事の姿を見ることができました。教科指導でも学級経営でも、生徒に何を気付かせ何を考えさせたいか、その「引き出し」を先生方はいくつももっていることに驚きました。私も知識や経験をたくさん積んで、多くの引き出しを持つ人間になりたいと思いました。
現役生は、私達の高校時代に比べてとても素直で笑顔がカワイイと感じました。授業ではこちらを向いて話を聞き、しっかりと応えてくれるのでとてもやりやすかったです。
私は今後もレスリングを続けていきます。辛いことも多いですが、それ以上に楽しいし大好きです。続けていく限り、目標はもちろん「オリンピック出場」です。
実習中はうまくいかないこともたくさんありましたが、先生方に支えていただき、何より生徒の皆さんの「わかった!」や「できた!」の喜ぶ笑顔に、たくさん助けられました。私も自分の笑顔で周りの人を笑顔にする、そんな人間に成長していきたいです。3週間の短い間でしたが、本当にありがとうございました。
...二人はそれぞれの夢に向かってここからまた新たな歩みを開始しました。清水さん、田村さん。全校生徒、そして教職員一同、お二人の前途をこれからも応援しています!
(取材・文 安達卓能)
【前期選抜】(A方式)
【全国部活動特別選抜】(対象部活動:レスリング部)
〇令和4年度 京都府立丹後緑風高等学校網野学舎 学校公開
令和4年11月12日(土) 13時00 分から15 時35 分まで(受付時間12時40分~13時00分)
※部活動体験に参加する生徒は、16時30分までに随時解散
実施要項と野球部参加同意書
今回は美化委員会の取組を紹介します。
美化委員会は文字通り、校内の美化を目的に、年に数回重点的な清掃や除菌を推進することで、生徒の美化意識を高める活動に取り組んでいます。
本日は「ぴかぴか強化週間」に向けて美化委員会を開催しました。委員長の髙坂萌奈さん(2年1組・大宮中)は、「今回の取組は、生徒の皆さんが気持ちよくテストに臨めるように、テスト直前の週に教室をよりきれいにしていこうというものです。網野学舎は校内はもともときれいなのですが、それをもっときれいに維持することができればいいなと思っています。」と爽やかな笑顔で答えてくれました。
凛々しさと 清々しさと 芯の強さと
9月24日・25日に行われた第27回丹後高等学校文化祭典(丹文祭)で最後の活躍を見せた3年生の二人に、部活引退の思いと将来の夢を伺いました。
坪坂美波さん(3年2組・久美浜中)
私は「上手く書を書くことができたらかっこいいかな」という単純な思いと、新しいことにも挑戦したい、そして部の居心地の良さもあって書道部に入部しました。
今回出品した作品はニ八サイズの1点と半切サイズの2点の合わせて3点でした。高校で出品するのがこれで最後だったので、私は一番好きな書体である隷書で書くことに決めました。今年の四月から構想を練って、顧問の先生の指導を仰ぎながら何度も何度も書き直し、時間も苦労もかけて仕上げた作品でした。この書が特別賞に選ばれたことに嬉しさの余り驚いていますが、三年間をいい形で締めくくることができて本当に良かったです。
作品に向かう私の書道部の三年間はまさに自分との闘いでした。うまくいかずに悩んだり、大変で辛いと思うこともありました。そんななかでも部員たちと休憩中に三階の書道室の窓を開けて景色を眺めたり談笑したりして息抜きをしたほんの些細なひと時も、私達にとってはいい思い出でした。みんなよく頑張ったし、よくやり切ったと思います。
私は書道で培った集中力をフル活用して、将来はドクターの意志を汲み取り、それを踏まえて患者様に対して適切な処置を行う、現場の最前線で活躍する歯科衛生士になりたいです。これから始まる受験でも集中力と忍耐力で頑張って乗り越えていきたいです。
西中歩羽さん(3年2組・久美浜中)
2年生の時、体験入部でお点前をする先輩方のきれいな所作に私は一目惚れをしてしまいました。お菓子もお茶も大好きだった私は茶道部への入部を即決しました。
丹文祭では丹後の他校の茶道部が集まっての合同お茶席を催しました。コロナ禍だったこともあり、今回は私達3年生にとっても、もちろん下級生達にとっても初めての丹文祭でした。高校によって流派も細かな所作も違うため、当日は始まる直前まで入念にすり合わせを行いましたが、他校の生徒の所作や言葉遣いは私達以上に美しくて感心しきりでした。この丹文祭は私達にとってもお点前を実践するいい機会でしたし、たくさんの方にお茶席を体験していただくいい機会になったのではないでしょうか。
茶道部の活動はのんびりとしたいい時間でしたが、実践の場であるお茶席はコロナ禍で開けず、先の見えない辛い期間が続きました。イライラすることもありましたが、部長や部員たちの温かさにいつも支えられました。最後の年にこうして練習の成果を披露できて本当に良かったです。この二年は早かったと思うと同時に、今は少し寂しい気持ちです。
私の夢は言語聴覚士になることです。茶道で培った言葉遣いや礼儀作法などを生かして広い世代の患者様に優しく接し、言葉に悩む方を一人でも救っていきたいです。
...継続は力なり。様々な試練や困難を乗り越えて最後までやり切った二人の表情には、凛々しさと清々しさと芯の強さを感じることが出来ました。次なる夢に向かってさらに頑張ってください。
(取材・文 安達卓能)
10月3日(月)、第二弾・ぴかぴか強化週間が始まりました。これは、7日(金)から始まる中間考査を前に、教室の机や手のふれるドアノブや手すりなどの除菌、フロアワイパーによる床の拭き掃除など、いつも以上に除菌を意識して清掃を行っていく取組です。初日である本日は、美化委員会を中心に、生徒達が各担当場所で丁寧に除菌・清掃に取り組んでいました。
9月28日(水)、令和4年度体育祭を開催しました。
直前まで実施すら危ぶまれた雨も、生徒達の熱い思いが天に届いたのか徐々に弱まり、最後はまさに最高の秋晴れの中で行うことが出来ました。生徒たちは一生懸命競技に取り組み、学年の垣根を超えて楽しむ姿が見られました。
準備や運営に当たってくれた部活動部員や生徒会役員・体育委員の皆さん、そしてお忙しい中、給水サポートや大きな応援を送っていただいたPTAの方々、そして何よりそれぞれの種目を大いに盛り上げてくれた全校生徒の皆さんのおかげで、体育祭を大成功で終えることが出来ました!
<総合成績>
優勝 2年1組・2年2組
準優勝 1年1組・3年3組 (いずれも同点)
9月23日(金・祝)に福知山市民体育館で、1992年のバルセロナオリンピックに出場された仲村錦治郎さん(現VICTAS所属)による技術講習会が行われました。「神サーブ」や「神レシーブ」をはじめ、基礎から応用まで、多くの技術や練習法を教えていただきました。
講習会で学んだことを、日々の練習に生かしていきましょう。
5月から行われていた体育館床の改修工事が終わりました。生徒の皆さん、綺麗になった体育館で授業や部活動を頑張ってください。
改修工事前と後の写真です!
9月18日(日)、みやづ歴史の館文化ホールで行われた「両丹支部大会」に出場しました。今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入場制限がある中上演しました。演者にとっては初舞台となる大会で最後まで演じきることができました。保護者や在校生の参観もあり、緊張もあったかと思いますが、自分たちのお芝居を観ていただくことができ、閉会式終了後の振り返りでは、彼らの感想から達成感や充実感のようなものを感じることができました。御来場いただいた皆様、ありがとうございました。
9月26日(月)、ジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事の中川様より、10月30日(日)に行われるICT×地方創生甲子園の大会に向けて講義していただきました。地方や食がビジネスチャンスであることやマーケティングの手法などについて、様々な事例をもとに学ぶことが出来ました。今回お話しいただいたことを生かし、大会に向けて取り組んでいきます。
9月24日(土)、25日(日)に第27回丹後高等学校文化祭典が開催されました。本学舎からは書道部、美術部、茶道・華道部が参加しました。3年ぶりとなる今回は、すべての部員にとって初めての参加でしたが、皆で協力して無事に開催することができました。茶道部の呈茶も予定通り実施され、多くの参加者にお茶を楽しんでいただきました。
部員にとっては他校のレベルの高い作品や取組からたくさんの刺激を受けるとともに、自分の取組を見つめなおす機会となりました。また、書道部門では3年2組 坪坂美波さん(久美浜中)が見事、特別賞を受賞しました。
9月22日(木)峰山中学校2年生を対象に、職場体験前マナー講座を実施しました。今回講師を務めたのは、企画経営科2年生5名です。卒業生として、体験談も交え後輩に熱心に伝えてくれました。中学生の皆さんは、挨拶やおじぎ、電話応対等の実習に熱心に取り組んでくれました。これからの職場体験や、今後の学校生活で活かせる機会があればうれしいです。
9月24日(土)、わかさスタジアム京都にて龍谷大学付属平安高校と対戦し、0対10で敗戦しました。応援に駆けつけていただいた多くの皆様、ありがとうございました。この経験を生かして、春・夏の大会に向けて切磋琢磨しながら取り組んでいきます。
本日は、たった今体育祭を終えたばかりの体育委員会の活動を紹介します。
体育委員会は、体育祭や球技大会などの行事における準備物の用意や片付け、競技における招集や審判などを行っています。活躍の場は決して多くはありませんが、大きな体育行事におけるスムーズな進行や無事故の運営にとっては欠かせない委員会です。
本日の体育祭を成功に導いた体育委員長の平林智隼さん(3年2組・弥栄中)は、「雨天の中、準備では体育委員会だけでなく部活動や生徒会役員、先生方のご協力もあって早く終えることが出来ました。最後は雨も上がって、みんな笑顔で体育祭を終えることができたのでほっとしています。何より3年生にとっては最後の体育祭を、コロナに負けることなく実施することができて本当に良かったです。」と、清々しい様子で話してくれました。
9月26日(月)、衣替えの移行期間に合わせ、身だしなみ・元気なあいさつ強化期間が始まりました。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、朝と昼との寒暖差を強く感じる季節となりました。生徒の皆さん、体調を崩さぬように、うまく調整しながら正しく制服を着こなしていきましょう。移行期間は10月7日(金)までです。
9月21日(水)、2年生を対象に進路別ガイダンスが実施されました。
21の上級学校の先生方が丹後緑風高校網野学舎に集結し、各専門分野別の学校や仕事の内容、必要な資格や学習内容、その職業へのアプローチ方法などを教えてくださいました。
また、就職を希望する生徒には、就職対策の講話や面接・マナー講座が開催され、その道のプロの先生から教えを賜りました。
生徒は自分の興味・関心が深い分野を選択し、受講することで、各学問・職業分野の専門的知見に富んだ先生方から高校時代に学んでおくべきこと、卒業後の進路について説明をいただき、それぞれが今後の進路について見つめ、考える貴重なひとときとなりました。
ガイダンス終了後、遠隔地からのリモート講習に参加した生徒は「わかりやすく看護の道に進むメリットがリモートでも十分伝わった」と目を輝かせていました。
就職ガイダンスに参加した生徒達は「企業目線でどんな人材を採用したのかというお話しをしていただき、視野を拡げて自分の就職活動について考えることができた」と語っていました。
3年生が引退し、新部長、新副部長のもと新体制での初めての活動となりました。丹後100㎞ウルトラマラソンへの参加も新型コロナウイルスの関係で2年ぶりとなり、全員が初めての活動でした。ゴールまで2.5㎞という最終給水所で、部員たちは拍手と声援で精一杯ランナーのみなさんの背中を押していました。