網野学舎

 茶道部では、礼法室にてお点前の練習、お菓子やお茶出しなどの練習をしています。もちろん、お茶やお菓子のいただき方を学ぶのも茶道にとっては大切なおけいこです。
 唯一の2年生である部長の川戸唯さん(2年3組・網野中)は、「私はコロナの影響で入学後からずっとお点前の機会がありませんでしたが、この秋からようやくお茶席などの実践の場が増えてきて嬉しいです。1年生達はクラスが違えども、みんな仲良く、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく活動してくれています。私は唯一の2年生として後輩達のお点前が上達できるようにと心を配っています。これからも気負うことなく、楽しく茶道に取り組めることを一番に、皆が正しく美しい礼儀や作法が習得できるよう、部長として後輩のお手本となって頑張っていきます。」と頼もしく語ってくれました。


 

 「ボランティア」は、網高時代から伝統的に盛んな、本学舎の代名詞ともいえる活動であり、それを継続的に行っているのがボランティア部です。近年はコロナ禍で活動が制限され、地域の方々との交流の場が減り、部としては厳しい期間を過ごしてきました。しかし夏場からは徐々に制限が緩和され、行事やイベントもコロナ前に戻りつつあり、今年は資源回収や琴引浜における漂着物調査、100kmウルトラマラソンのエイドスタッフなど、少しずつ活動の場面が増えてきました。
 部長である嶋津渚さん(2年3組・峰山中)は、「活動機会が減っても、学年間のコミュニケーションが不足しないような工夫に努めてきました。9月に久々にあった資源回収のボランティアでは、一緒に活動させていただいた地域の方や事業所の方と交流ができて嬉しかったですし、逆に迷惑をかけないようにと部員達が自ら考えて積極的に活動して充実した時間を過ごすことができました。これからも一つ一つの活動の機会を大切にし、地域の方々から『ありがとう』と言ってもらえる、そんな部活動にしていきたいです。」と、生き生きと話してくれました。


 

 今回は演劇部の活動を紹介します。普段の活動は主に発声や台詞読みの練習をしています。例年は9月の文化祭、10月に行われる両丹大会に向けて演目の決定や台本づくり、大道具・小道具・衣装の作成や選定、舞台練習に取り組んでいます。他にも、地元FMラジオ局にスポットCMや番組の収録に出向いたり、警察署からの依頼を受けて地域住民に向けて防犯寸劇を披露したりと、今や地域の顔としてボランティアにも引っ張りだこです。
 いつも部員に優しくアドバイスしている部長の小倉萌香奈さん(2年1組・網野中)は、「男女部員とも個性豊かなメンバーが揃っていて、いつも楽しく和気あいあいと活動しています。これからも部活動が、先輩も後輩も関係なく気軽にコミュニケーションがとれる、みんなにとっての居心地のいい場所・いい時間になるようにしていきたいです。」と話してくれました。

 

 2月8日(水)の5時間目、3年生が地元企業に就職する「UIJターン」についての講演を聞きました。北京都ジョブパークから副センター長の吉村将典様にお越しいただき、京都北部における企業の現状やUターン就職の状況などをお話しいただきました。後半は、京都北部に実際にUターン就職し現場で活躍されている方々の実例を紹介し、「UIJターン」も就職の選択肢として考えてほしいと呼びかけられていました。

 

 2月8日(水)の5・6時間目に、1年生が百人一首大会を行いました。4~5人のチームを編成し、チーム対抗で獲得した札の枚数を競い合いました。最後に、獲得した札をクラスごとに合計し、一人あたりの平均獲得枚数でクラス順位を決定しました。どの会場も熱戦が繰り広げられ、拍手と歓声で大いに盛り上がっていました。

<結果>
クラス対抗戦 優勝 3組 平均獲得枚数12枚
個 人 戦 1位 梅田恵来さん(3組) 個人獲得枚数41枚

 

 21日(水)5限に2年生の総合的な探究の時間「バーチャル市役所」の取組を進めました。京丹後市役所の各担当者を招き、実際に京丹後市で行われている政策や企画内容についての説明をしていただき、生徒各チームのアイデア企画に対して丁寧な指導・助言をいただきました。生徒にとって非常に貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 課題が明確になったことでその後に取り組んだ発表に向けての資料づくりは、非常に熱心に取り組み、熱気がこもった時間となりました。次回は各部署による発表会(予選)で、各部署の代表チームが選出される時間となります。全体発表会(決勝)は222日(水)を予定しており、「バーチャル市役所」の集大成となります。

 

 3年1・2組の選択国語表現の最後の授業で、卒業課題である「生活体験発表」が行われました。36名の生徒は、丸3年コロナ禍で過ごした高校生活をそれぞれ振り返りながら、様々な経験を通して感じた自身の成長や挫折、心の葛藤、そして将来への決意や感謝など、溢れる思いを文章にまとめて堂々と発表しました。時には自分の弱い部分や触れられたくない部分にも真正面に向き合って正直な思いを赤裸々に発表した彼らの姿に、参観者からは惜しみない感動の拍手が送られていました。


 

ファイル名:R4アカシヤの丘_第8号.pdf

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ファイル名:R4アカシヤの丘_第7号.pdf

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ファイル名:網高インフォメーション.pdf

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ファイル名:3月行事予定(生徒用).pdf

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ファイル名:R4アカシヤの丘_第6号.pdf

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ファイル名:R4アカシヤの丘_第5号.pdf

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 2月1日(水)、5・6限を使って、SIM京丹後の最後の取組である、市民説明会を実施しました。これは、今までの取組で残った事業を優先順位付けし、そこから自分たちが作りたいまちを考えて、それを実現するためのオリジナル新規事業を1つ考え、全体に発表する取組です。

 各グループが順に、①優先順位付けした事業、②まちのテーマとテーマ設定の理由、③それによって重点的に取り組みたい事業1・2、④創意工夫をこらした新設事業とその理由、と説明を行いました。

 優先順位付けした事業が同じであっても、注目するポイントによって方向性が違っており、多様な考えに触れることができた、良い説明会になったと思います。

 2年次の総合的な探究の時間では、この1年間で得た知識を用いて、バーチャル市役所に取り組んで行きます。

 

高校最後のプレゼンテーション

 1月13日(金)に開催された丹後活性化プレゼンテーション大会において、高校最後のプレゼンを行った企画経営科3年生の4名にインタビューをしました。

lucerna班 「障がい者と作るエコキャンドル作り」
髙尾望心さん・髙尾望月さん(久美浜中)
 私達姉妹は障害者施設の認知度の向上と雇用問題の解決をテーマに研究をしました。障害があっても地域に貢献し活躍できることがあるのではと考え、近隣の障害者施設で利用者の方々と廃油を使ったエコキャンドルを作って販売するイベントを開催し、その成果を発表しました。これからも企画経営科で学んだ簿記やパソコンスキル、接客マナーやプレゼン力をしっかり発揮できるよう頑張っていきたいです。

海洋ゴミを減らし隊班 「30年後の未来は俺たちが創る」
堀慎恭さん(網野中)
 私達は地元企業様の協力を頂いて、海洋プラスチックごみを再利用した商品を開発・提案・販売し、その利益を海洋ゴミ削減の啓発活動の資金に充てる取組を行い、成果を発表しました。私は卒業後就職をします。企画経営科では社会人として通用する知識や技術、礼儀をたくさん学ぶことができました。これまで私のためにいつも真剣に向き合ってくださった先生方、そしてたくさんの思い出をくれた同級生みんなに感謝しています。

動画撮影班 『企画経営科とは何ぞや!?』 ~全国から地元へ~
川崎珀杜さん(網野中)
 私達は当初の研究テーマを途中で変更し、網野学舎企画経営科のPR動画の作成に取り組み、それを高校最後のプレゼンとして発表しました。私は専門学校に進学します。企画経営科で培ったコミュニケーション力やビジネスの基礎を武器に、将来就職しても、地域の方々とのつながりを大切にする、頼られる大人になっていきたいです。クラスメイトや先生方への感謝はもちろん、ここまで育ててくれた両親に将来恩返ししたいです。

...継続的な業務改善の方法に「PDCAサイクル」という商業理論があります。卒業しても、それぞれの分野で人間力をますます「スパイラルアップ」させていってください。

(取材・文 安達卓能)


 

 1月23日(月)、久美浜学舎において「令和4年度課題研究・探究活動発表会みらいのタネ」が開催されました。網野学舎からは企画経営科の1・2年生が参加し、久美浜学舎アグリサイエンス科・みらいクリエイト科の生徒による今年度の学科の取組についての発表を聞きました。生徒達は多くのプロジェクトが行われていることを知り、次年度の地域貢献・地域創生の取組や農商連携に向けて様々なことを学びました。両学舎で地域を盛り上げ、魅力ある取組を継続して行っていきたいと思います。

 

 1月22日(日)、兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパスにおいて、「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク 第6回みんなの発表会」が開催されました。今年度、ジオパーク研究をしている2年生から入江蓮さん(網野中)・中垣俊介さん(網野中)・待谷怜斗さん(網野中)・松田天晴さん(丹後中)の代表4名が取組の成果について発表をしました。今後も引き続き、ジオガイドやジオ商品開発に向けて取組を進めていきます。

 

 3年生の「総合的な探究の時間」では3年間の学習の集大成として、現在「卒業文集」を作成しています。
 これは本校のコンセプト「結ぶ・究める・創りだす」になぞらえ、これまで「結ぶ」として「SIM京丹後」や「バーチャル市役所」といった地域創生、「究める」として各生徒が自身でテーマ設定から調査・研究を行う「課題研究」に取り組んできました。最後の「創りだす」として生徒たちが企画・立案・原稿作成(依頼)・編集を行う「卒業文集制作」に取り組んでいます。
 本日1月18日(水)は表紙編集部の企画で、表紙に使う絵を「手形」で作りました。できあがった虹の絵に、書道部が題字を書いて完成する予定です。


 

 今回は体操部女子の活動です。新体操を専門とする彼女たちは、大会や多くの市民の方を前に披露する演技会に向けて、毎日アイソレーションや柔軟体操、筋力トレーニングをした後に、それぞれ分かれて個人練習を行っています。
 1年次から部長を務める滝上妃さん(2年2組・峰山中)は、「私達は、一人だけが頑張って何かをやるのではなく、全員が協力をして取り組んでいくことで、それが個人のいい演技につながっていくものだと考えています。コロナが収束しつつあったこの夏以降、様々な地域の演技会にお誘いを受けることが多くなりました。限られた時間の中での練習になるため、楽しい雰囲気で取り組むときと、時間を無駄にせず効率よく取り組むときの『切り替え』を大切にしています。これからも、思ったことは何でも言い合って、その中でみんなが同じ目標に向かって心を一つにできる、そんな部にしていきたいです。」と、部の将来像を語ってくれました。


 
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