網野学舎

ファイル名:R4アカシヤの丘_第5号.pdf

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 2月1日(水)、5・6限を使って、SIM京丹後の最後の取組である、市民説明会を実施しました。これは、今までの取組で残った事業を優先順位付けし、そこから自分たちが作りたいまちを考えて、それを実現するためのオリジナル新規事業を1つ考え、全体に発表する取組です。

 各グループが順に、①優先順位付けした事業、②まちのテーマとテーマ設定の理由、③それによって重点的に取り組みたい事業1・2、④創意工夫をこらした新設事業とその理由、と説明を行いました。

 優先順位付けした事業が同じであっても、注目するポイントによって方向性が違っており、多様な考えに触れることができた、良い説明会になったと思います。

 2年次の総合的な探究の時間では、この1年間で得た知識を用いて、バーチャル市役所に取り組んで行きます。

 

高校最後のプレゼンテーション

 1月13日(金)に開催された丹後活性化プレゼンテーション大会において、高校最後のプレゼンを行った企画経営科3年生の4名にインタビューをしました。

lucerna班 「障がい者と作るエコキャンドル作り」
髙尾望心さん・髙尾望月さん(久美浜中)
 私達姉妹は障害者施設の認知度の向上と雇用問題の解決をテーマに研究をしました。障害があっても地域に貢献し活躍できることがあるのではと考え、近隣の障害者施設で利用者の方々と廃油を使ったエコキャンドルを作って販売するイベントを開催し、その成果を発表しました。これからも企画経営科で学んだ簿記やパソコンスキル、接客マナーやプレゼン力をしっかり発揮できるよう頑張っていきたいです。

海洋ゴミを減らし隊班 「30年後の未来は俺たちが創る」
堀慎恭さん(網野中)
 私達は地元企業様の協力を頂いて、海洋プラスチックごみを再利用した商品を開発・提案・販売し、その利益を海洋ゴミ削減の啓発活動の資金に充てる取組を行い、成果を発表しました。私は卒業後就職をします。企画経営科では社会人として通用する知識や技術、礼儀をたくさん学ぶことができました。これまで私のためにいつも真剣に向き合ってくださった先生方、そしてたくさんの思い出をくれた同級生みんなに感謝しています。

動画撮影班 『企画経営科とは何ぞや!?』 ~全国から地元へ~
川崎珀杜さん(網野中)
 私達は当初の研究テーマを途中で変更し、網野学舎企画経営科のPR動画の作成に取り組み、それを高校最後のプレゼンとして発表しました。私は専門学校に進学します。企画経営科で培ったコミュニケーション力やビジネスの基礎を武器に、将来就職しても、地域の方々とのつながりを大切にする、頼られる大人になっていきたいです。クラスメイトや先生方への感謝はもちろん、ここまで育ててくれた両親に将来恩返ししたいです。

...継続的な業務改善の方法に「PDCAサイクル」という商業理論があります。卒業しても、それぞれの分野で人間力をますます「スパイラルアップ」させていってください。

(取材・文 安達卓能)


 

 1月23日(月)、久美浜学舎において「令和4年度課題研究・探究活動発表会みらいのタネ」が開催されました。網野学舎からは企画経営科の1・2年生が参加し、久美浜学舎アグリサイエンス科・みらいクリエイト科の生徒による今年度の学科の取組についての発表を聞きました。生徒達は多くのプロジェクトが行われていることを知り、次年度の地域貢献・地域創生の取組や農商連携に向けて様々なことを学びました。両学舎で地域を盛り上げ、魅力ある取組を継続して行っていきたいと思います。

 

 1月22日(日)、兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパスにおいて、「山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク 第6回みんなの発表会」が開催されました。今年度、ジオパーク研究をしている2年生から入江蓮さん(網野中)・中垣俊介さん(網野中)・待谷怜斗さん(網野中)・松田天晴さん(丹後中)の代表4名が取組の成果について発表をしました。今後も引き続き、ジオガイドやジオ商品開発に向けて取組を進めていきます。

 

 3年生の「総合的な探究の時間」では3年間の学習の集大成として、現在「卒業文集」を作成しています。
 これは本校のコンセプト「結ぶ・究める・創りだす」になぞらえ、これまで「結ぶ」として「SIM京丹後」や「バーチャル市役所」といった地域創生、「究める」として各生徒が自身でテーマ設定から調査・研究を行う「課題研究」に取り組んできました。最後の「創りだす」として生徒たちが企画・立案・原稿作成(依頼)・編集を行う「卒業文集制作」に取り組んでいます。
 本日1月18日(水)は表紙編集部の企画で、表紙に使う絵を「手形」で作りました。できあがった虹の絵に、書道部が題字を書いて完成する予定です。


 

 今回は体操部女子の活動です。新体操を専門とする彼女たちは、大会や多くの市民の方を前に披露する演技会に向けて、毎日アイソレーションや柔軟体操、筋力トレーニングをした後に、それぞれ分かれて個人練習を行っています。
 1年次から部長を務める滝上妃さん(2年2組・峰山中)は、「私達は、一人だけが頑張って何かをやるのではなく、全員が協力をして取り組んでいくことで、それが個人のいい演技につながっていくものだと考えています。コロナが収束しつつあったこの夏以降、様々な地域の演技会にお誘いを受けることが多くなりました。限られた時間の中での練習になるため、楽しい雰囲気で取り組むときと、時間を無駄にせず効率よく取り組むときの『切り替え』を大切にしています。これからも、思ったことは何でも言い合って、その中でみんなが同じ目標に向かって心を一つにできる、そんな部にしていきたいです。」と、部の将来像を語ってくれました。


 

 吹奏楽部も、近年はコロナの影響を大きく受けた部活動の一つです。現在も新型コロナウイルス感染症対策を講じる中、今夏からは徐々に発表会やコンクール(今年度、小編成部門銀賞)が再開され、部員達は演奏を披露できる喜びを胸に、毎日個人練習や合奏の練習に取り組んでいます。
 ホルンを担当している部長の養父佑衣子さん(2年1組・大宮中)は、「演奏すらできない苦しい期間もありましたが、それでも部員はただ目の前のできることをこつこつと取り組んできました。そういう期間を一緒に過ごしてきた仲間だからこそ、演奏を披露できる今、みんないい雰囲気で生き生きと活動しています。これからも、聴いていただいた人達に心から楽しんでもらえる、そんな楽しい音色を届けていきたいです。」と教えてくれました。ちなみに今後の目標は、来年度の京都府のコンクールで金賞を獲ることだそうです。

 

 2年生総合的な探究の時間では「バーチャル市役所」に取り組んでいます。普通科12組の一人一人が市役所員となり、5つの部署(教育委員会事務局、市民環境部、商工観光部、農林水産部、健康長寿福祉部)に分かれ、京丹後市の活性化に向けたアイデアを考え、発表します。

 今回は各部署でアイデアとテーマ決めを行いました。

 

 1月18日(水)の6時間目に、2年生を対象に分野別進路説明会を行いました。生徒はそれぞれ、四年制大学、短期大学、専門・各種学校、就職の中から希望する進路分野に分かれて、進路指導部の各担当者による説明を聞きました。希望進路の実現に必要な心構えや進路実現への道のり、具体的な対策などを確認し、「3年生0学期」のスタートを本格的に切りました。

 

 1月18日(水)の1年生普通科5・6時間目は、先週に続きSIM京丹後本プレイ②を実施しました。

 本時間は、事業の削減を行うチャプター3、残った事業からどのような街作りをしていきたいか考えるチャプター4に取り組みました。

 チャプター3までは事業を削減するというマイナスの作業を続けてきましたが、チャプター4では自分たちで新たな事業を考えるというプラスの作業が加わることで、皆真剣に討論していました。

 次回はSIM京丹後も最終回。各グループで考えた街作り案の発表になります。

 


 1月13日(金)、企画経営科が「令和4年度丹後活性化プレゼンテーション大会」を開催しました。お世話になった地域の方々をお招きし、またオンラインでの配信も活用して、多くの方々に参観をしていただきました。3年生は、地域活性化のために今できることを考え、これまで取り組んできた内容とその成果について発表をしました。今回発表した3年生の先輩達の思いを引き継いだ1・2年生が、来年度以降も地元の活性化のために地域貢献・地域創生の取組をさらに進めてまいります。

【発表内容】
 2年生 学科説明
 3年生 缶詰でSDGs
     30年後の未来は俺たちが創る
     お弁当で地域をハッピーに!
     障がい者と作るエコキャンドル作り
     『企画経営科とは何ぞや!?』~全国から地元へ~
     久美浜学舎と網野学舎で共同プロジェクト


 

 1月12日(木)、大学入学共通テスト壮行会を実施しました。志願者である13名の生徒が集い、『必勝』を誓いました。同世代は全国におよそ110万人おり大学入学共通テストはその中で全国43万人の志願者がいる大変大きな試験です。3回目の実施となる今回の「令和5年度大学入学共通テスト」から、京都府立峰山高等学校においての受験が可能となります。壮行会では学舎長より、体調管理の大切さ,1点へのこだわりの大切さ,最後までやりきり、あきらめないことの大切さについてお話しがありました。

 

 1月11日(水)の5・6時間目、1年生普通科の総合的な探究の時間にて、SIM京丹後本プレイ①を実施しました。

 本時間は、事業の削減を行うチャプター1、チャプター2に取り組みました。市民の生活を考えながら、どの事業を削減していけばよいか、皆真剣に討論していました。

 来週はSIM京丹後本プレイ②として、チャプター3でさらなる事業削減を、チャプター4で残った事業からどのようなコンセプトの街作りをしていきたいかを考えます。

 

 1月10日(火)、第3学期始業式を行いました。今年度はじめて、吹奏楽部による演奏のもと、全校生徒で校歌を斉唱しました。
 式辞で岡田校長は、人生の優先順位について「岩石と壺」の例えを話しました。壺に岩石を詰め、その後砂利、砂、そして水を順に詰めていけば壺は満たされる。しかし、はじめに岩石を入れず、順番を違えてしまえば、後から岩石を入れることはできない...。この話を通して、人生ははじめに一番重要なこと(大きな岩石)から取り組むことが大切で、他愛のないこと(砂利や水など)で先に満たしてしまえば、人生の「大きなこと」は成し遂げることはできない、と話しました。その上で、全生徒に共通して大切にしてほしいこと(大きな岩)として、高校生活でしか得られない経験、習慣や力をつけることだと生徒に呼びかけ、式辞を結びました。
 その後、生徒会執行部による伝達表彰・壮行会を行いました。壮行会ではレスリング部を代表してキャプテンの三浦紘輝さん(2-1網野中)が選抜大会近畿ブロック予選会に向けた決意を力強く述べました。



 

 「縦にも横にも強くつながる」楽しい学校に

 承認式を経て、新たに着任した新生徒会役員を代表して、緒方生徒会長と葉賀副会長に、新任の抱負と全校生徒へのメッセージを聞きました。

【生徒会長】
緒方厚太さん(2年3組・網野中)
 一生徒としてだけでなく、自らが積極的に学校行事や運営に携わって、全校生徒のため、学校のために貢献したいと思い生徒会長に立候補しました。今日の承認式で生徒会長を名実ともに引き継ぐことになり、この学校を引っ張っていこうと決意を新たにすることができました。コロナがまだまだ収まらない中、なかなか大きく動くことは難しい状況かもしれませんが、来年度はクラスや学年を「横断する取組」や環境を作り、みんなが「明日も学校へ行きたい」と強く思ってもらえる楽しい学校を作っていきたいです。
 生徒の皆さん、これからは私達生徒会執行部が率先して学校生活を盛り上げていきますので、ぜひご協力をお願いします。

【生徒会副会長】
葉賀康輔さん(2年2組・網野中)
 これまで学校生活を送ってきた中で、コロナ禍でやむを得ない面もありますが、他クラスや他学年との交流がもっとあってもいいのではと感じていました。そういう現状を破るためにも、私自身が中心となって取組を考えたり、運営に携わって、「縦のつながり」の強い賑やかな学校を作っていきたいと思いました。本日私達は正式に生徒会役員として承認をしていただきました。皆さんの期待に応え、リーダーらしく行動し、目の前の仕事に全力で取り組んでいこうと決意をしています。
 生徒の皆さん、楽しむところは全力で楽しみ、やるときは全力でやるという、メリハリを大切にして、活気ある学校をともに築いていきましょう。

...新執行部の舵取りのもと、「絆」という、縦にも横にも大きく広がる帆を張った「丹後緑風網野号」が、次なるステージを目指して今ここに出航しました!

 (取材・文 安達卓能)

 

ファイル名:2月行事予定(生徒用).pdf

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 知りたいし知ってもらいたい「税」のこと

 「税に関する高校生の作文」で各賞に入選した1年生の4名に話を聞きました。

【京都府租税教育推進連絡協議会賞】
大野イチカさん(1年2組・網野中) 「税を知ること」
 私はこの作文を書くまで、税を身近に感じる出来事はそこまで多くありませんでした。そこで私を含め、私と同じように感じている人達にも税のことをもっと知ってほしいという思いで自分なりに調べて書きました。今回の作文を通して、将来大人になったら税をただ「受動的に支払う」のではなく、税のことをよく知った上できちんと納めていきたいです。

【峰山税務署長賞】
福尾美空さん(1年2組・網野中) 「税のある世界」
 そもそもなぜ私達は税を納めなければならないのかという疑問から「税のない世界」をイメージするところから始めました。みんなで税を納めなければ、私達の暮らしそのものが不自由になってしまうことに気づき、税の大切さを改めて知ることができました。今は消費税しか納税の実感はありませんが、これからもっと広く税のことを知っていきたいです。

【公益社団法人峰山納税協会長賞】
竹元紫凛さん(1年1組・広島市立翠町中) 「高校生になって考えたこと」
 私は税に対する小さい頃にあったイメージと、高校生になった今の向き合い方の違いを比べて書きました。税を「払わなければならない」のではなくて「自ら納めていく」という意識が大切なんだと気付きました。いまはまだそこまで税は身近なものではありませんが、将来納める税の種類も増えると思うので、今後も税のことをもっと学んでいきたいです。

【京丹後地区租税教育推進協議会長賞】
松浦侑愛さん(1年2組・網野中) 「税金の未来」
 私は「税金の未来」というタイトルで、福祉と負担の関係を視点に作文を書きました。どちらかに偏ってしまうと様々な問題が起きることを知り、バランスの取れた「中福祉・中負担」が理想であると気付きました。将来自分で働いて、住民税や所得税を自分で納めていかなければならないので、これからもっと積極的に税のことを知っていきたいと思いました。

...今はまだ実感が薄くても、将来より身近になるであろう「税」のことを調べ、真剣に考える良い機会になったようです。

(取材・文 安達卓能)


 

 12月16日(金)、本校応接室において、令和4年度「税に関する高校生の作文」入選者の表彰式が行われました。入賞した本校4名の生徒は、峰山税務署長様ならびに峰山納税協会専務様から、賞状と副賞の記念品をそれぞれ受け取りました。拍手の中、4名は緊張しながらも嬉しそうな表情で賞状を受け取っていました。受賞した皆さん、本当におめでとう!

<受賞者>
京都府租税教育推進連絡協議会賞    大野イチカさん(1年2組・網野中)
峰山税務署長賞            福尾美空さん (1年2組・網野中)
京丹後地区租税教育推進協議会長賞   松浦侑愛さん (1年2組・網野中)
公益社団法人峰山納税協会長賞     竹元紫凛さん (1年1組・広島市立翠町中)

 
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