網野学舎

 2月28日(火)、網野学舎卒業生を送る会を行いました。式では、在校生の代表として葉賀康輔さん(2年2組・網野中)が、卒業生を代表して川崎珀杜さん(3年3組・網野中)が、それぞれ別れの言葉を述べました。
 その後卒業生に対する表彰式があり、皆勤賞10名、精勤賞14名、企画経営科各種表彰18名、京都府立高等学校職業に関する専門学科生徒 教育長表彰12名、京都府高等学校体育連盟表彰7名、京都新聞ジュニアスポーツ賞1名、クラブ後援会表彰10名が表彰を受けました。
 卒業生の皆さん。明日はいよいよ門出の日です。素晴らしい卒業式になることを祈っています。


 

 2月11日(土)、12日(日)の日程で、「第50回美術・書道作品展」を網野体育センターにて開催しました。校外での開催は3年ぶりでしたが、会期中は多くの保護者等・地域の方々に御来場いただき、成功裏に終わることができました。今年度は芸術科以外の教科も多数展示に参加し、まさに網野学舎での創造的な学びの一端を御覧いただける内容となりました。来場者からは学校生活の様子や学習の内容がよく分かると好評をいただきました。

 

 2年生の生物基礎の授業の様子をお届けします。今回はブロッコリーのDNAを抽出する実験を行いました。食塩水や中性洗剤、エタノールを用いて取り出したDNAを見て、生徒たちからは感動の声が聞こえてきました。また、最後に酢酸オルセイン溶液を用いて、DNAが赤く染まる様子を確認し、実験を終えました。次の時間は、カタラーゼのはたらきを調べる実験を行う予定です。

 

 今回はバレー部です。バレー部は久美浜学舎と合同でチームを編成していて、現在部長は久美浜学舎の2年生のメンバーが担っています。網野学舎のみで部活動をするときには、1年生の上羽さん、坂本さん、大野さんの3人だけで練習することもあります。
 彼女たちは、「たとえ少人数でも、どんな練習でもみんな真剣に取り組んでいます。少しでも長い時間部活をしたいので、みんなてきぱき動いて時間を確保しています。これから部員を少しでも増やして、さらに活気あるチームにしていきたいです。」と話してくれました。

 

 今回は美術部です。美術部は男女や学年の垣根、学舎間の距離を越えて、みんな明るく楽しい雰囲気の中で毎日活動をしています。文化祭や美術・書道作品展、京都府学校総合文化祭などの大会に出品するために、主に油絵やアクリル画を描いています。
 部長の中山優輝さん(2年2組・峰山中)は、「部の雰囲気がよく、私自身とても居心地がいいと感じています。できることなら『ずっと引退したくない』とさえ思うこともあるくらいです。これからも部員みんなが絵を描く楽しみを忘れず、それぞれが技術をさらに磨いていける、みんなで高め合っていける部にしていきたいです。」と、にこやかに話してくれました。


 

 2月9日(木)5・6限目、グローカル人材開発センター 肥後祐亮様にZOOMにて御講義いただき、企画経営科1年生が資料を整理するための手法である「グラフィック・レコーディング」について学習しました。

 企画経営科では、2年次に「観光ビジネス」という科目を設定しており、地域の観光資源について学習し、3年次に地域の観光資源を活用した地域創生の取組を企画・実施します。

 今回学習した「グラフィック・レコーディング」とは絵を描くことが目的ではなく、どのようにすれば相手に伝わるのか、相手とのコミュニケーションを活発にするための方法などを学びました。また、課題を解決するための手立てについても御講義いただきました。

 生徒の感想では、「言葉だけで相手に伝えるのが難しく、絵やイラストなども用いて言葉を可視化することで相手に伝わりやすくなると学んだ」「課題は、ビジネスチャンスだとおっしゃっていたので地域の課題を活かしていきたい」「課題の原因を考えて、その原因を解決する方法を考えることで課題解決につながると分かった」などがありました。

 生徒たちは、言葉だけでなく絵やイラストを用いて相手に伝えてもいいのだと新たな発見となりました。

 

 2月7日(火)1~4限目、ジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事の中川様を講師としてお招きし、企画経営科1年生が起業体験プログラムの第1回目の講義をしていただきました。

 起業体験プログラムとは、日本取引所グループが行っている中高生を対象とし、模擬店ビジネスを行う株式会社を疑似的に設立・経営する体験を通じ、自ら学び・自ら考える力などの「生きる力」を育むことを目的とする起業教育イベントの一つです。会社の経営における全体の流れを、本物のお金を使って、公認会計士や司法書士のプロフェッショナルの協力のもと、現実世界に限りなく近い条件で体験することができ、学校で学んでいる簿記や会計、マーケティングなどの授業で学んだことを活かす最高の機会です。

 今回御講義いただいた中川様からは、「サービス・商品÷価格=付加価値」、「課題として捉えるのではなく、どうビジネスにするのかという観点で捉えてみてほしい」「課題や問題を解決する方法がビジネスである」といった起業家精神を学びました。また、ワークシートを用いて自分の好きなことや嬉しい楽しいと感じる瞬間、あなたが仕事としてやってみたいことなど自分について考える良い機会となりました。

 最終的には学んだ内容を代表生徒3名が東京証券取引所にて発表する予定です。さてどんな会社ができるのか乞うご期待。

 

 茶道部では、礼法室にてお点前の練習、お菓子やお茶出しなどの練習をしています。もちろん、お茶やお菓子のいただき方を学ぶのも茶道にとっては大切なおけいこです。
 唯一の2年生である部長の川戸唯さん(2年3組・網野中)は、「私はコロナの影響で入学後からずっとお点前の機会がありませんでしたが、この秋からようやくお茶席などの実践の場が増えてきて嬉しいです。1年生達はクラスが違えども、みんな仲良く、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく活動してくれています。私は唯一の2年生として後輩達のお点前が上達できるようにと心を配っています。これからも気負うことなく、楽しく茶道に取り組めることを一番に、皆が正しく美しい礼儀や作法が習得できるよう、部長として後輩のお手本となって頑張っていきます。」と頼もしく語ってくれました。


 

 「ボランティア」は、網高時代から伝統的に盛んな、本学舎の代名詞ともいえる活動であり、それを継続的に行っているのがボランティア部です。近年はコロナ禍で活動が制限され、地域の方々との交流の場が減り、部としては厳しい期間を過ごしてきました。しかし夏場からは徐々に制限が緩和され、行事やイベントもコロナ前に戻りつつあり、今年は資源回収や琴引浜における漂着物調査、100kmウルトラマラソンのエイドスタッフなど、少しずつ活動の場面が増えてきました。
 部長である嶋津渚さん(2年3組・峰山中)は、「活動機会が減っても、学年間のコミュニケーションが不足しないような工夫に努めてきました。9月に久々にあった資源回収のボランティアでは、一緒に活動させていただいた地域の方や事業所の方と交流ができて嬉しかったですし、逆に迷惑をかけないようにと部員達が自ら考えて積極的に活動して充実した時間を過ごすことができました。これからも一つ一つの活動の機会を大切にし、地域の方々から『ありがとう』と言ってもらえる、そんな部活動にしていきたいです。」と、生き生きと話してくれました。


 

 今回は演劇部の活動を紹介します。普段の活動は主に発声や台詞読みの練習をしています。例年は9月の文化祭、10月に行われる両丹大会に向けて演目の決定や台本づくり、大道具・小道具・衣装の作成や選定、舞台練習に取り組んでいます。他にも、地元FMラジオ局にスポットCMや番組の収録に出向いたり、警察署からの依頼を受けて地域住民に向けて防犯寸劇を披露したりと、今や地域の顔としてボランティアにも引っ張りだこです。
 いつも部員に優しくアドバイスしている部長の小倉萌香奈さん(2年1組・網野中)は、「男女部員とも個性豊かなメンバーが揃っていて、いつも楽しく和気あいあいと活動しています。これからも部活動が、先輩も後輩も関係なく気軽にコミュニケーションがとれる、みんなにとっての居心地のいい場所・いい時間になるようにしていきたいです。」と話してくれました。

 

 2月8日(水)の5時間目、3年生が地元企業に就職する「UIJターン」についての講演を聞きました。北京都ジョブパークから副センター長の吉村将典様にお越しいただき、京都北部における企業の現状やUターン就職の状況などをお話しいただきました。後半は、京都北部に実際にUターン就職し現場で活躍されている方々の実例を紹介し、「UIJターン」も就職の選択肢として考えてほしいと呼びかけられていました。

 

 2月8日(水)の5・6時間目に、1年生が百人一首大会を行いました。4~5人のチームを編成し、チーム対抗で獲得した札の枚数を競い合いました。最後に、獲得した札をクラスごとに合計し、一人あたりの平均獲得枚数でクラス順位を決定しました。どの会場も熱戦が繰り広げられ、拍手と歓声で大いに盛り上がっていました。

<結果>
クラス対抗戦 優勝 3組 平均獲得枚数12枚
個 人 戦 1位 梅田恵来さん(3組) 個人獲得枚数41枚

 

 21日(水)5限に2年生の総合的な探究の時間「バーチャル市役所」の取組を進めました。京丹後市役所の各担当者を招き、実際に京丹後市で行われている政策や企画内容についての説明をしていただき、生徒各チームのアイデア企画に対して丁寧な指導・助言をいただきました。生徒にとって非常に貴重な時間となりました。ありがとうございました。

 課題が明確になったことでその後に取り組んだ発表に向けての資料づくりは、非常に熱心に取り組み、熱気がこもった時間となりました。次回は各部署による発表会(予選)で、各部署の代表チームが選出される時間となります。全体発表会(決勝)は222日(水)を予定しており、「バーチャル市役所」の集大成となります。

 

 3年1・2組の選択国語表現の最後の授業で、卒業課題である「生活体験発表」が行われました。36名の生徒は、丸3年コロナ禍で過ごした高校生活をそれぞれ振り返りながら、様々な経験を通して感じた自身の成長や挫折、心の葛藤、そして将来への決意や感謝など、溢れる思いを文章にまとめて堂々と発表しました。時には自分の弱い部分や触れられたくない部分にも真正面に向き合って正直な思いを赤裸々に発表した彼らの姿に、参観者からは惜しみない感動の拍手が送られていました。


 

ファイル名:R4アカシヤの丘_第8号.pdf

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ファイル名:R4アカシヤの丘_第7号.pdf

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