網野学舎

 10月17日(火)、企画経営科第2学年では、校外実習「八丁浜海岸漂着物調査」をしました。授業の一環で地域研究を行っており、網野北小学校6年生と共に国際海岸クリーンアップ(ICCキャンペーン)に参加し、八丁浜海岸にどのような海ゴミや漂着物があるのかを調べました。ペットボトルや発泡スチロールなど様々な海ゴミが見つかり、八丁浜の現状を知ることができました。また、網野北小学校6年生と意見交流し、充実した調査になりました。

 

   「書」や「絵」や「所作」で「心」を表現

 9月30日・10月1日に網野体育センターで開催された丹後文化祭典に出品をした文化系部活動の代表の3名に話を聞きました。

書道部 中江恋歌さん(1年2組・丹後中)
 私は中国の書家・張瑞図の書を2×8のサイズに臨書しました。はじめての古典の草書作品だったので、書の特徴をしっかり真似て書くことを意識しました。特に、字の大小や墨の濃淡、流れや勢いをつけるところに苦労をしましたが、練習を重ねていくうちに表現の幅を広げることができました。当日はたくさんの方々に私達の作品を見ていただきました。批評会では先生方から良かったところや今後改善を加えた方がいい点、例えば一番目立つ中央の箇所は鋭く書くなど「見せ場」をつくるとさらに良いと助言をいただきました。次に控える京都総合文化祭典ではさらに改善を加えてもう一度同じ書で出品を目指します。

茶道部 松田百花さん(2年1組・峰山中)
 茶道部は呈茶でおもてなしをしました。今回私は水屋と半東というお点前をサポートする役割に回りました。水屋としてはお茶を点てるときに立つ泡をいかに美味しく見せるかに心を砕き、半東としては台詞を予め覚えてお客様にお茶やお菓子、生け花などの説明をしました。私以外の立礼(りゅうれい)の点前に当たった部員は作法を何度も練習して覚えてこの日を迎えました。当日は本当に多くの方にお茶とお菓子を召し上がっていただきました。来てくれた友達が「美味しかったよ」と声を掛けてくれて本当に嬉しかったです。これからも、来ていただいた方にくつろぎと憩いの時間を過ごしていただける呈茶を目指します。

美術部 中山優輝さん(3年2組・峰山中)
 美術部は油絵とアクリル画映像作品を出展しました。今回の私の油絵作品のコンセプトは「中途半端」でした。気持ちを受験に切り替えていかなければならない憂鬱感や、部活動引退を前にした悲しみで何もかもなかなか手に付かない心の「負」の部分を表現しました。他校の生徒の作品などと比べて、私はもう少し細かいところも丁寧に描かなければいけなかったなと最後に反省しました。しかし、先生方の講評を真剣にメモを取って聞いている後輩達の頼もしい姿を見て、私は彼女たちに安心して部を任せられると心から感じました。

...「書」や「絵」や「所作」を通して自分の「心」を表現するのが芸術です。文化系部活動の皆さん、技術と心をますます磨いて、これからも素晴らしい作品を生み出していってください。
            

  (取材・文 安達卓能)


 

「挑戦」に「得手不得手」は関係ない

 9月30日(土)に龍谷大学深草キャンパスにて開催された「2023年度全国高等学校ビブリオバトル京都府大会」に出場した2年生の二人に話を聞きました。

【準優勝】 
大垣柚斗さん(2年3組・弥栄中)
~背筋 著 「近畿地方のある場所について」
 紹介したのは、「友人が行方不明になったので、情報をお持ちの方は連絡ください。」という出だしで始まるホラーミステリーでした。ホラー好きな私でさえもこの作品は最高に怖かったですし、怖いもの見たさで皆さんにも興味を持ってもらえると思い選びました。
 校内でのビブリオバトルは昨年に続き二年連続で優勝をすることができました。もっと自分の力を試したいと思い、私は京都府大会にエントリーをしました。
 大会ではグループ予選を勝ち抜いたものの、決勝戦は想像以上にレベルが高く、まるで演劇を観ているのかと思うほど圧倒されました。最後の番だった私は少し焦りが出てしまい、結果は準優勝でした。嬉しかったですし自信が付いたと思う反面、優勝を逃してやはり悔しかったです。この経験を、今後の企画経営科の様々なプレゼンテーションに生かしていきたいです。

田茂井伶奈さん(2年1組・網野中)
~佐野徹夜 著 「君は月夜に光り輝く」
 紹介したのは切ない恋愛小説でした。素敵な表紙と内容の良さに惹かれ、みんなにもぜひ読んでもらいたいと思って選びました。
 私は人前で話すことは得意な方ではありません。ですからクラス予選や学年の決勝戦に向けては、予め書いた原稿を何度も練習をして発表に臨みました。決勝の後、先生から発表を褒めていただき、京都府大会への挑戦を勧められました。一度はためらいましたが、「こんなチャンスはなかなかないしチャレンジしてみては。」、と母に背中を押され、私は勇気を出して出場を決めました。
 残念ながら大会では緊張のあまり力を十分に出せず悔しさが残りました。それでも、多くの大人の方の前で自分なりに一生懸命発表をしたという経験は初めてでしたし、挑戦をしたことに悔いはありません。またこういう機会があれば、今度は自信を持って発表できるように頑張りたいです。

...「得手不得手」や「出来不出来」は関係ありません。自己を磨こうと果敢に「挑戦」しようとする人こそが、すでに人生における「勝者」なのではないでしょうか。
              

(取材・文 安達卓能)

 

  9月30日(土)天女の里にてサウナテント祭が開催され、企画経営科3年生が販売実習を行いました。今回販売した商品は、3年生の「課題研究」という授業で実際に生徒が商品開発を行った「塩アイスキャンデー」と「パウンドケーキ」です。

 当日は、天候にも恵まれ、たくさんのサウナ―の方々や地域の方々にお越しいただき、完売することができました。

 塩アイスキャンデーを購入していただいた方から「サウナ後は塩分が欲しくなるし、美味しかったです。」と言っていただき、パウンドケーキでは、「ブルーベリーが網野で採れると初めて知りました。」と言っていただきました。

 

 

 10月4日(水)、2年生を対象に進路別ガイダンスを実施しました。
 大学や専門学校を始めとする29の上級学校の講師の方々にお越しいただき、各専門分野別の学校や仕事の内容、必要な資格や学習内容、その職業へのアプローチ方法などを直接教えていただきました。
 また、就職を希望する生徒には、就職対策の講話や面接・マナー講座が開催され、その道のプロの先生からノウハウや対策法を教授していただきました。
 生徒は自分の興味・関心が深い分野を選択し受講することで、各学問・職業分野の専門的知見に富んだ先生方から高校時代に学んでおくべきこと、卒業後の進路について説明をいただき、それぞれが今後の進路について見つめ直し、考える貴重なひとときとなりました。


 

 9月30日(土)、高校生がお薦めの本を紹介し、聴衆が読みたくなった本に投票する「全国高等学校ビブリオバトル」京都府大会が、伏見区の龍谷大学深草キャンパスで開かれました。府内9校の13人が出場し、丹後緑風高校網野学舎からは校内大会を勝ち抜いた2年1組 田茂井伶奈さん【網野中】と2年3組 大垣柚斗さん【弥栄中】が参加しました。『近畿地方のある場所について』を紹介した大垣さんが見事、準優勝に輝きました。

 

   体育祭は「最強で最高の思い出」

 9月27日に開催された体育祭を大成功に導いた体育委員長の亀井さんに、無事に終えた感想を話してもらいました。

亀井萌さん(3年3組・大宮中)
 私は高校最後の体育祭を体育委員長として全校を盛り上げて、「最強で最高の思い出を作りたい」という気持ちで臨みました。昨年度は競技以外はマスクを着用しなければなりませんでしたが、今年度はみんなの楽しんでいる表情や笑顔を見ることができて嬉しかったです。 私は生徒会執行部、体育委員、そして学校祭実行委員として事前準備から当日の運営まで携わりました。特に、開会式での体育委員長としての元気な挨拶や、壇上でのAMIKO体操のデモンストレーションでは、校長先生から「かっこよかったよ」と褒めていただきました。先生方のサポートや、この体育祭を成功させたいと同じ思いで臨んでくれたみんなの協力のおかげで大成功で終えることができました。この体育祭では主体的に行動することや臨機応変に対応することができたと思います。これからも自分の行動を通して人に信頼感や安心感を抱いてもらえる立派な社会人になっていきたいです。

...「成功させたい」という生徒達の熱い思いが天に届き、途中降り出しかけた雨もいつの間にやら止んで、最後は爽やかな秋晴れに変わっていました。文化祭からはじまり1ヶ月にわたった学校祭は、こうして生徒達に「最強で最高の思い出」を残して閉幕しました。
             

 (取材・文 安達卓能)

 

ファイル名:⑥アカシヤの丘⑥.pdf

※PDFを開くには下記「令和5年度 アカシヤの丘 第6号」をクリックして下さい。

 
 

丹後教育局主催のプラスワンスタディに参加し、小学生の学習支援活動を行った生徒に参加証が送られました。

生徒は充実感にあふれた表情で参加証を受け取っていました。

 

 9月27日(水)、令和5年度体育祭を開催しました。心配された雨もほとんど影響なく、まさに爽やかなスポーツ日和の中で実施することができました。準備や運営に当たってくれた部活動部員や生徒会役員・体育委員の皆さん、そしてお忙しい中 給水業務や大きな応援を送っていただいたPTAの方々、そして何よりそれぞれの種目に一生懸命頑張って取り組んだ全校生徒皆さんのおかげで、体育祭を大成功で終えることが出来ました!

 【総合優勝】  3年1組
【学年別1位】 1年2組・2年1組・3年1組


 

 本日は学芸委員会の活動を紹介します。
 学芸委員会は主に生徒の図書館の利用を促すために、図書館内のポップのの作成や文化祭におけるイベントの実施など、様々な活動を行っています。本日は11月の読書週間に向けて、教職員のおすすめ本の紹介原稿の回収に各委員が回りました。
 委員長の足達愛茄さん(3年2組・網野中)は、「このおすすめ本や読書週間の取組を通して、普段はあまり読まない様々なジャンルの本に出会って、この機会に読んでほしいなと思っています。皆さん、これからもたくさん本に触れて、周りの人に紹介したくなるようなお気に入りの一冊をぜひ見つけてください。」と笑顔で話してくれました。

 

 9月20日(水)の6時間目、2年生がビブリオバトル決勝戦を行いました。
 ビブリオバトルとは、発表者が1人5分ずつそれぞれの「おすすめ本」について語った後、「最も読みたいと思える本」である「チャンプ本」を皆で投票して決める読書活動です。
 各クラスでの予選を勝ち上がった6名が、順番に自分の選んだ本の魅力を伝えていきました。タブレットを使っての投票タイムでは、会場に緊張が走りました。投票の結果、2年3組大垣柚斗さんが紹介した「近畿地方のある場所について」が見事「チャンプ本」に選ばれました。

<決勝戦出場者と「おすすめ本」>
  2年1組  北島魂   結城真一郎著「プロジェクト・インソムニア」
  2年1組  田茂井伶奈 佐野徹夜著「君は月夜に光り輝く」
  2年2組  倉野怜音  浅原ナオト著「今夜、もし僕が死ななければ」
  2年2組  田中朱莉  太宰治著「人間失格」
  2年3組  稲本郁海  桜井美奈著「私が先生を殺した」
  2年3組  大垣柚斗  背筋著「近畿地方のある場所について」
  

 

 3年生の「総合的な探究の時間」は、生徒各自が興味のあるテーマを定めて1学期から研究してきました。今回はこれまでの研究成果をグループ内で発表しました。"京丹後の自然""音楽""宇宙" "健康" "環境" "言語" "利き手" など、テーマは多岐にわたっていました。

  次回10月4日は、グループ代表者による全体発表会を実施する予定です。

 

 

 9月21日(木)、久美浜中学校2年生を対象に出前授業として「職場体験マナー講座」を実施しました。今回、講師を務めたのは、企画経営科2年生6名です。ランチルームでの実施となりました。中学生の皆さんは高校生の説明をしっかり聞いて、挨拶やおじぎ、電話応対等の実習に久美浜中学校2年生の皆さんは元気いっぱい取り組んでくれました。職場体験はいかがでしたか。出前授業の内容が一つでもお役に立てることがあれば嬉しいです。

 

 9月23日(土) 企画経営科3年生の商品開発グループと経営実習部が桃山の里四つ葉ハウス「秋の感謝祭」において、10月28日(土)開催の丹後万博のプレ販売、試作品提供を行いました。

 商品開発グループは京丹後市弥栄町・芋野郷赤米保存会の赤米の米粉と京丹後市網野町のファームガーデン空詩土のブルーベリーを用いた『Pound MY Cake』、 経営実習部も同じく京丹後市弥栄町・芋野郷赤米保存会の赤米を用いてあみの福祉会が製造した『赤米のこめこぼ~ろ』を提供しました。お客様から直接励ましや改善のお声を聴かせて頂き大変勉強になりました。皆様と丹後万博で再び会える日を楽しみにしています。

 

 1学期、1年生の初めの授業では「総合的な探究の時間」がどのような授業なのか説明から入りました。はじめは、新聞を教材として活用する"NIE"を実施し、京丹後市について知る機会としました。また、京丹後市役所の方を講師に招いて地域社会についての講演を聞き、京丹後市の現状を知り、自分たちができることを考えました。最後にはグループで発表し、情報を共有しました。

1学期で調べて聴いて得た知識、自分で考えたものを、2学期でより深く、具体的に取り組みます。

 

 9月20日(水)、峰山中学校2年生を対象に出前授業として「職場体験マナー講座」を体育館で実施しました。今回、講師を務めたのは、企画経営科2年生6名です。中学生は、挨拶やおじぎ、電話応対等の実習に新鮮な気持ちで取り組んでくれました。峰山中学校2年生の皆さん、職場体験はいかがでしたか。出前授業の内容が一つでもお役に立てることがあれば嬉しいです。

 

 9月15日(金)、弥栄中学校2年生を対象に出前授業として「職場体験マナー講座」を実施しました。今回、講師を務めたのは、企画経営科2年生6名です。中学生の皆さんは高校生の説明に耳を傾け、挨拶やおじぎ、電話応対等の実習に熱心に取り組んでくれました。高校生もそんな中学生の姿に感銘を受け、講座にも熱が入りました。中学生のみなさんの職場体験を応援しています。お伝えした内容がお役に立つとうれしいです。

 

   緊張感、一体感、そして大きな達成感。

 9月7日の文化祭2日目でダンスパフォーマンスを披露した3年生各クラスのダンスリーダーの代表に、最後の文化祭で踊り切った後の感想などを聞きました。

瀬戸美月さん(3年3組・峰山中)
 このクラスの長所である個人個人の明るさや積極性を、ダンスという形で引き出したいと思って私はダンスリーダーに立候補しました。
 しかし、個性を表すダンスや盛り上がりのポイントをどう表現すればいいのかとても悩み、創作は苦労しました。また、ダンスが苦手なメンバーに対しては、他のリーダーとも協力して付きっきりで教えたこともありました。取組終盤にかけてみんなのダンスが揃うようになり、特にみんなで声を上げて踊る場面ではクラスが一体になるのを感じました。
 発表は私達がトップバッターでした。ものすごい緊張感の中、それでもメンバーはみんな笑顔で踊り切ることができました。会場の盛り上がりも含めて最高に楽しい、100点満点のステージになりました。優勝は叶いませんでしたが、終わった後のみんなの達成感あふれる表情を見て、ダンスリーダーとして役割を全うできたと感じました。
 私は今回の取組を通して、人をまとめることの難しさを学びました。高校最後の体育祭ではもう一度みんなで一つになって全力を尽くしていきたいです。

伊東愛奏さん(3年2組・網野中)
 私は、コロナ禍で昨年度できなかった演劇を今年のダンスに取り入れたいと考えました。しかし、6分間という時間に思いをすべて盛り込むことは難しく、また、みんな真剣だったからこそぶつかりあうこともありました。それでも、最高のダンスに仕上げたい、文化祭を成功させたいという思いから、最後はみんなの心が一つになっていきました。
 ダンスのストーリーは男女の出会いと別れ、偶然の再会、そして告白という展開でした。観客の皆さんが拍手や掛け声でダンスを盛り上げてくださり、私達は最後まで笑顔で踊りきることができました。思いをすべて詰め込んだ6分間はあっという間の時間でした。
 今回最優秀賞を獲ることができたのはみんなのおかげです。クラス全員で一つのことを成し遂げることができたことは良かったと思う反面、もうこれから卒業までにこんな思いになる大きな行事がなくなっていくと思うと少し寂しい気持ちです。
 クラスみんなで頑張ることができるこの3年2組の雰囲気や良さを、これからはじまる受験にみんなでつなげていきたいです。

池田さやかさん(3年1組・網野中)
 私はダンスリーダーとして、みんなのやる気を起こしたい、そのために今私は何をすべきかをいつも考え、時には一対一でお互い納得するまで話し合って、みんながすっきりした気持ちでダンスに臨めるようにと心を砕きました。
 発表は最後の番でした。他のクラスのダンスや会場の盛り上がりがすごかったので、私達は大きなプレッシャーの中でステージに立ちました。ですが、いざ始まると、みんな自然と笑顔になって楽しく踊りきることができました。すべてが終わった後はみんなやり切ったいい表情でしたし、中には感極まって泣きそうになっていた子もいました。昨年まではコロナ禍で、ここまで密になって一つのモノをみんなで作り上げた経験がなかったので、この最後の文化祭は私達に大きな思い出を与えてくれました。
 クラスメイトはこれから幅広い進路にそれぞれ進みます。中には早く決まってしまう人もいれば、卒業間際まで勉強し受験に臨む人もいます。最後まで戦う人を、みんなで一緒になって最後まで応援してあげられる、これからもそんな温かいクラスでありたいです。

...緊張の中、高校生活最高の大舞台で、仲間と一体となって堂々と踊りきった3年生の笑顔は、まさに達成感で溢れていました。本当にかっこよかったです。
              

(取材・文 安達卓能)

 

   いま声を大にして歌える歓び

 9月7日の文化祭2日目で合唱を行った1年生各クラスの学校祭実行委員に、取組を通して学んだことを中心に話をしてもらいました。

嶋田真稀斗さん(1年1組・網野中)
 本番はみんな声が出ていたし、何より私達が大切にしていた「楽しむこと」がみんなできていていい発表でした。最優秀賞が取れて嬉しかったです。担任からは「満足して終わりじゃない。それを今後どう生かすかが大切だ。」と教えていただきました。今回、人をまとめること、伝えたいことを正確に伝えること、計画を立てて指示を出すことが本当に難しいと知りました。この経験を今後様々な場面で生かしていきたいです。

中川心暖さん(1年1組・網野中)
 本番は万全の練習と準備で臨んだ結果、みんな最高の出来でした。私はこの文化祭で、リーダーは口だけでなく、自分自身が行動で示すことが大切だということと、限られた日数の中でスケジュールを決めてそれに従って動くことが大切であると学びました。時間通りに行動することは将来社会に出ても必要になることなので、これからどんな場面でも大切にしていきたいです。

田中菜々美さん(1年2組・網野中)
 本番は今までの中で一番声も通っていたし、みんなが楽しそうに歌っていたので良かったです。賞は逃しましたが、何より1年2組のこのメンバーで一緒に歌えたことがとても嬉しかったです。実行委員は私達2人ですが、クラスのみんなの協力がなければこの文化祭は成功しなかったと思います。次に行われる体育祭は私自身大好きな行事なので、みんなにも体育祭を通してさらに笑顔が広がるものにしていきたいです。

三宅日菜子さん(1年2組・丹後中)
 発表は緊張よりも楽しさが勝って、今までで一番楽しい合唱となりました。終わった後、取組開始の時と比べてクラスが見違えるほど成長していたのを感じ、感動しました。優勝には届かず悔しい気持ちでしたが、担任が私達以上に負けたことを悔しがってくれたことが本当に嬉しかったです。この経験を通して、これからどんな困難があっても「やればできる」という強い心でぶつかっていくことが大切だと学びました。

小森佳蓮さん(1年3組・峰山中)
 発表は一番目で、緊張からか練習よりは少し声が小さくなってしまいましたが、それでも1年3組の良さである明るさを前面に出して、振り付けや手拍子で観客を楽しませることができたと思います。終わった後はみんな緊張が解けてほっとしていた様子でした。今回、クラスのみんなで協力する大切さや楽しさを学ぶことが出来ました。体育祭はもちろん、クラス目標である全員検定合格を目指して、支え合えるよりよいクラスにしていきたいです。

吉田来海さん(1年3組・丹後中)
 本番は緊張の中、ミスもほとんどなく、練習の成果を十分に出すことができたと思います。負けて悔しかったですが、みんな楽しく歌い切ることができて良かったですし、次の体育祭でまた頑張ろうと思いました。実行委員はとても大変でしたが、一番やりがいがある役職だと思いますし、企画経営科は今後も人前で話す機会が多くなると思うので、このような様々な学校行事の場で人前に出て、自分をもっと鍛えていきたいと思いました。

...コロナ禍を経て、こちらも4年ぶりの演目となった「合唱」。1年生は、仲間と一緒にいま「歌える歓び」を元気な歌声に乗せ、会場に響かせていました。
              

(取材・文 安達卓能)

 
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