網野学舎
文化祭では学年の取組の他に、一部の部活動や委員会もそれぞれ催しを行いました。全校生徒や保護者等の方々に普段の活動の様子や練習の成果を見てもらう最高の機会になりました。
<ステージ発表>
「オーケストラ演奏」・「授業紹介」 音楽選択者
「書道パフォーマンス」 書道部
「Re:演劇部復興計画」 演劇部
「集団演技」 体操部
「『奏』We are the one」 吹奏楽部
<展示・その他発表>
「作品展示」 書道部
「十二人十二色」 美術部
「ふうか」 華道部
「一期一会」 茶道部
「赤米のこめこぼーろ」販売 経営実習部
「古雑誌市」、「怪盗Xからの挑戦状」 学芸委員会
「健康について」 保健委員会
「スタンプラリー」 生徒会
「緑風×塩×アイスキャンデー」販売 企画経営科
9月7日(木)、文化祭2日目の午後は学年演目の最後を飾る3年生のダンスパフォーマンスが行われました。
これまではコロナ禍で1年時は中止、2年時は教室での作品展示だった3年生。彼らにとってははじめてとなったステージ発表は、クラスそれぞれ個性豊かでストーリー性に富んだ、3年間の思いがたくさん詰まった最高のパフォーマンスでした。
≪3年ダンスパフォーマンス≫ (番号は発表順)
①3組「時代を越えて」
②2組「緑風アイドル☆」
③1組「僕らの青春」
9月7日(木)、文化祭2日目は学年演目として午前に1年生の合唱が行われました。
模造紙24枚分の大きな紙に、1年生全員が手形を押して作った「クジラ」の絵をバックに各クラスが課題曲と自由曲の2曲を披露しました。
1年生にとっては初めてとなる文化祭でしたが、心地よい緊張感を楽しむように堂々と歌声を響かせていました。
≪1年合唱≫ (番号は発表順)
課題曲 「群青」
自由曲 ①3組「明日も」 ②1組「キセキ」 ③2組「僕のこと」
9月6日(水)、2日間にわたる令和5年度丹後緑風高等学校網野学舎文化祭が開幕しました。今年度の文化祭は4年振りの行動制限のない完全な形で実施されました。
開会式では緒方生徒会長の開会宣言で始まり、葉賀生徒会副会長は練習の成果を精一杯発揮して楽しい文化祭にしていこうと、後藤校長は取組から続く今回の貴重な経験をぜひ将来に生かしてほしいと願ってそれぞれ挨拶をしました。
音楽選択者の「オーケストラ演奏」、書道部の「書道パフォーマンス」さらに、1日目の学年演目は2年生の「演劇」でした。発表では、どのクラスも全員が力を合わせそれぞれのクラスの良さが表れた内容でした。時には普段は見られない生徒の意外な一面を垣間見ることができた「笑いあり、感動あり」の素晴らしい発表でした。
「三択」は「三刀流」に変えられる
野球部キャプテンでありながら、この夏、国家試験である「ITパスポート」に見事合格を果たした企画経営科3年生の井藤さんにインタビューをしました。
井藤己純さん(3年3組・大宮中)
中学までは人前で話すことが苦手でいつも後ろの方に隠れてしまう性格でした。そんな私にも起業家になりたいという将来の夢がぼんやりとありました。もちろんこれから人と関わることは避けて通れないため「自分を変えたい」、商業のことを少しでも早くから学べば「きっと将来の役に立つかもしれない」、と考えて企画経営科に進学しました。
高校では学校の授業だけでなく様々な検定試験や資格取得にも挑戦する一方、野球部ではキャプテンとして毎日汗を流し、さらに企画経営科で行う行事やイベントにも積極的に参加をしました。どんなに忙しい状況でも、すべてを「楽しもう」という意識で臨み、それらを自分のモチベーションに変えていきました。このITパスポートもお化け屋敷のイベントと平行して隙間時間を見つけてこつこつ勉強し、合格することができました。
私は「勉強しないからやりたいことが見つからない。勉強するからやりたいことが見つかる。」という言葉にとても共感しています。卒業後は大学に進学して会計学や経営学を真剣に学んで公認会計士の資格を取得し、将来は小さい頃からの夢であった「地域に愛される店舗」を構えて、地域に「笑顔」を届けていきたいです。
...勉強、部活動、そして企画経営科の取組。どれかでなく、すべてを笑顔で楽しめば、「三者択一」は「三刀流」に変えられることを教えてくれました。おめでとう井藤さん!
(取材・文 安達卓能)
「世界3位」も、私にとっては「スタートライン」
7月のインターハイで優勝、8月に開催されたU20世界選手権で堂々の世界3位に輝いたレスリング部の坂根さんに、喜びの声と今後の決意を聞きました。
令和5年度全国高等学校総合体育大会レスリング競技(7月27~30日・北海道札幌市)
個人対抗戦 女子レスリング50kg級 【優勝】
2023U-20世界レスリング選手権大会(8月14~20日・ヨルダン)
女子フリースタイル50kg級 【第3位】
坂根海琉子さん(3年1組・島根大学教育学部附属義務教育学校)
3歳でレスリングを始めた私は小学生の頃に全国大会で優勝を経験したものの、中学では成績を残せず、さらにはコロナ禍で試合も中止になりもやもやしていました。一から鍛え直してもっと強くなりたいと思い、合宿で縁のあった丹後緑風高校に入学しました。
今年4月に行われたU20のJOC杯では対戦相手の多くが大学生の中、厳しい戦いが続きましたが、優勝して世界選手権の出場権を得ることができました。
この夏の戦いはインターハイから始まりました。昨年度は3位でしたが、今年は最高学年であることやJOC杯を制していたことから最低でも優勝という強い覚悟で臨みました。久しぶりの有観客試合で両親の前で優勝する姿を見せることができて嬉しかったです。
世界選手権はその2週間後に中東のヨルダンで開催されました。絶対メダルを獲るとの思いで初の世界戦に臨みました。はじめは順調に勝ち上がりましたが、3回戦では私の仕掛けた攻撃を切られ、相手に後ろに回られポイントを奪われて逆転負けしました。それでも気持ちを切り替えて敗者復活戦と3位決定戦に回り、どうにか銅メダルを手にすることができました。表彰台の一番高いところに立った隣の選手に授与されたチャンピオンベルトの輝きは、悔しい気持ちとともに一生忘れることができません。
私は卒業までに行われる試合を戦い切って大学に進学するつもりです。そして来年も世界選手権の舞台に戻って、今度はあのチャンピオンベルトを自分のものにしたいです。
...「世界3位」という輝かしい栄光さえも、彼女のレスリング人生にとってはまだ序章に過ぎないのかもしれません。ますます強くなって、黄金の自分史をこれからも刻みゆけ!
(取材・文 安達卓能)
8月29日(火)令和5年度第23回全国高等学校生徒商業研究発表大会近畿地区大会に京都府代表として企画経営科3年生の入江 蓮さん(網野中)、亀井 萌さん(大宮中)、小森 知己さん(網野中)、嶋津 渚さん(峰山中)、中垣 俊介さん(網野中)、廣瀬 久瑠実さん(網野中)、前川 凌万さん(網野中)、本井 晴大さん(網野中)の8名が出場しました。
リハーサル段階から近畿大会ならではの緊張感があり、練習の成果を発揮できないかもしれないと生徒たちは弱音を吐く場面がありましたが、本番では今までで一番良いパフォーマンスをすることができました。
結果は、優良賞と惜しくも全国大会出場は逃してしまいましたが、大変良い経験になったのではないでしょうか。
今後は、11月に本校で行われる「丹後活性化プレゼンテーション大会」に向けて今回他校の発表等で得たものを参考にし、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。
快挙です! 今夏に北海道において開催された全国高等学校総合体育大会(インターハイ)において、本学舎の体操部の谷口央弥さんとレスリング部の坂根海琉子さんがそれぞれ優勝し、見事日本一の栄冠を手にしました!
2人は8月28日(月)に、京都市内において府内の他の優勝メンバーとともに西脇知事に優勝の報告を行い、知事から京都府スポーツ賞優秀賞を授与していただきました。
最後に、その代表として谷口さんが「これまで思い悩む苦しい時間もありましたが、周囲の方々の支えがあって高校最後のインターハイで優勝することができました。今回の結果とこれまでの経験は私の誇りです。これまで関わっていただいたすべてのかたがたに感謝いたします。」とはつらつと謝辞の言葉を述べました。
谷口さん、坂根さん、本当におめでとう!
<大会結果>
令和5年度全国高等学校総合体育大会レスリング競技(7月27~30日・北海道札幌市)
個人対抗戦 女子レスリング50㎏級 【優勝】
坂根海琉子 (3年1組・島根大学教育学部附属義務教育学校)
令和5年度全国高等学校総合体育大会新体操大会(8月13~14日・北海道札幌市)
個人競技選手権 【総合優勝】
谷口央弥 (3年2組・網野中)
始業式の8月28日(月)から文化祭取組期間が始まりました。9月6日・7日に予定されている今年度の文化祭は行動制限のない完全な形としては実に4年振りの開催となります。生徒の皆さん。仲間と協力して準備や練習を進めていき、来たる文化祭を大成功させましょう!
8月28日(月)、2学期始業式を行いました。1学期終業式と同様、暑さ対策として式典を中継で結び、生徒は各ホームルーム教室で視聴しました。
式辞で後藤校長は、4年振りに恐丹後お化け屋敷を成功に導いた企画経営科の取組と、インターハイで優秀な成績を収めた各クラブの活躍とともに、頑張ったすべての生徒を労いました。そして、目前に迫った学校祭の取組を通して「主体性・協働性・行動力」をつけることと、将来の進路に向けて「計画性」を持って地道に努力を続けることの2つのことを生徒達に期待しました。最後に、思い出に残る充実した素晴らしい学校祭になることを祈念して式辞を結びました。
8月2日(水)、多くの中学生と保護者の方々に参加をしていただいて体験セミナーを開催しました。
はじめに各教室に分かれて実施した説明会では、中学生に対し在校生の代表が生徒目線で学校紹介をしました。そして事前に中学生から受け付けた質問を中心に、在校生がICT機器を使いながら答えていきました。
その後、中学生は希望した2教科の体験授業を受け、さらに部活動体験及び見学をしました。半日だけの学校体験でしたが、多くの中学生が楽しそうに参加している様子でした。
8月18日には企画経営科体験学習会、11月には学校公開を予定しています。中学生の皆さん、これからも丹後緑風高校網野学舎をたくさん「体験」して、いいところを自分の目で見つけてください。