網野学舎
今回は保健委員会の取組を紹介します。
保健委員会では感染症予防として「換気でさわやかウィーク♪」の取組を実施しました。保健委員が各ホームルーム教室に設置したCO2濃度モニターを一日4回定時に確認し、CO2濃度とともに天気や測定時の気温と湿度、空いている窓の数、感想や気がついたことを書いて黒板に提示しました。また、測定時にCO2濃度が基準値を超えているときは、窓を開けて換気をするなど、クラスの生徒に換気の啓発を行いました。
クラスの委員とともにモニターの測定をした保健委員長の上羽伴玖さん(3年2組・丹後中)は、「暑い日にエアコンを使うとつい閉め切ってしまいがちですが、CO2濃度が高まるとその分酸素が足りなくて、頭がぼーっとしてしまうなど勉強に集中できなくなります。また感染症予防としても、換気をすることは大切です。生徒の皆さんには無理のない程度で、特に休み時間はなるべく窓を開けて換気をしてほしいです。十分な酸素の中で勉強に集中できるなら最高だと思います。」と爽やかな笑顔で話してくれました。
6月22日(木)3・4限目、山陰海岸ジオパーク学識専門員 松原 典孝様をお招きし、企画経営科2年生がフィールドワークを行いました。松原様から適宜解説をしていただきながら学校のある網野町から水晶浜まで歩きました。普段何気なく通っている場所には、意外と知らなかった歴史があることや網野町の文化・特徴など、自分の目で見ることで新しい発見ができました。水晶浜では、海ゴミの現状について考えることができました。生徒から「地域だけの問題ではなく、世界で取り組むべき問題だ」などと声が聞こえてきました。2年生の「観光ビジネス」では、丹後の観光資源を活用した地域創生について学習しています。今年度は、ジオパーク全国大会で発表を行う予定です。今回のフィールドワークが、より深い学びへとつながったのではないでしょうか。
6月16日(金)・24日(土)に第2回丹後万博企画調整会議が京丹後市役所にて開催されました。企画経営科からは、3年生の渡利素晴さん(峰山中)、2年生の今井喬大さん(網野中)、上羽柚夕さん(丹後中)の3名が実行委員として参加し、実行委員長として渡利くんが承認されました。 丹後万博は、「SDGsをより身近に感じてもらおう」というコンセプトのもと地元の高校生が企画・運営し、昨年初めて実施されました。現在、昨年の反省も踏まえた企画が進められています。開催日などの詳細が決まりましたら改めて告知させていただきます。よろしくお願いいたします。
6月21日(水)の4限目、1年生を対象に文理選択ガイダンスを行いました。株式会社リクルートの樋口雄一様から、社会が今後どのように変化するか、その変化のなかで必要とされる力について講義をいただきました。また、個別の適性診断の結果の見方について説明をいただき、将来を考える機会になりました。今後の授業では、診断結果をもとに仕事の中身や、その仕事に就くための方法を調べていく予定です。
3年選択科目「福祉入門」で車椅子による介護実習を行いました。実際に介護される人とする人の両方の立場を体験することで、健常者の立場からではなく双方の気持ちを考えながら気を付けなければならない点、コツを学ぶことができ、座学では学ぶことができない貴重な勉強ができました。
今回は体育委員会の活動にスポットを当てます。
コロナ禍の影響で、これまで中止や学年単位という小規模での実施を余儀なくされてきた球技大会は、今年度、実に3年振りに全校行事として完全開催されました。
開催が決定してからは、生徒会執行部と体育委員会が協力をして「絶対成功させるんだ!」との強い思いで入念な準備を進めていきました。
そして6月7日の当日。天候にも恵まれ、無事故で大成功の球技大会を実施することができました。
すべての運営に携わった体育委員長の亀井 萌さん(3年3組・大宮中)は「「打ち合わせを重ねて最善のプランを考えていく中で、全校生徒を引っ張っていくんだという思いと、この球技大会を絶対に成功させるんだという気持ちが強くなっていきました。心から楽しんでいるみんなの様子を見て、球技大会は大成功だったと思います。私達にとって最後となる9月の体育祭も、この調子でぜひ成功させていきたいです。」と、元気な笑顔で答えてくれました。
丹後緑風高校網野学舎は、今年で4 年目を迎えました。この夏も皆様との新しい出会いのために、学校全体を見学・体験できる「体験セミナー2023」と企画経営科について知ることができる「企画経営科体験学習」を企画しています。
本学舎に興味をもっている中学生、保護者の皆様、ぜひ、御参加ください。皆様にお会いできることを本学舎一同楽しみにしています。
【お申し込みから当日までの流れ】
(1)それぞれ専用の申込フォームからの申込になります。
下記URLあるいはチラシにある該当の二次元コードをスマートフォン等の端末で読み込み、必要事項を入力してください。
申込締切:7月7日(金)
(2)7月中旬以降、決定した体験授業など詳細は、中学校を通してお知らせします。
配布した案内をよくお読みください。
(3)当日、集合時間までに来校してください。
〇 丹後緑風高校網野学舎 体験セミナー2023 8/2(水) 参加申込フォーム
〇 丹後緑風高校網野学舎 企画経営科体験学習2023 8/18(金) 参加申込フォーム
※詳細は、チラシに掲載しております。チラシを御一読ください。
親から子に受け継がれる遺伝情報はDNAに存在し、すべての生物が持っている。しかし、実際に見てみないと本当にあるのか分からない!ということでDNAを身近な野菜であるブロッコリーから取り出す実験を行いました。生徒は慣れない作業に苦戦しながらも実験を通して学びを深めていました。
「バトン」は私達がしっかり引き継ぎます。
6月2日(金)に令和5年度京都府高等学体操競技・新体操春季選手権大会が開催されました。男子個人戦で優勝した本校3年生の谷口央弥さん(網野中)に続き堂々の4位入賞を果たした2年生の今森さんと、女子個人戦で健闘し、高校最後の試合を終えた3年生の滝上さんと池田さんに今回インタビューをしました。ちなみに男子は個人戦と団体戦で6月の近畿高校選手権、7月の近畿ブロック大会に出場することが決定しました。
【男子個人戦総合4位・男子団体戦総合優勝】
今森 駿さん(2年2組・丹後中)
入学すぐの部活動体験で男子の先輩方の演技を観て「かっこいい」と思い、未経験でしたが体操をやろうと決めて入部しました。技がはじめてできて仲間から「すごいね!」と声を掛けられた時が体操をやってて良かったと思う瞬間です。府大会は、個人戦では昨年以上の演技ができて、自分でも納得の得点でした。団体戦は、大会がはじめてとなる1年生も堂々としたいい演技ができたと思います。次は一箇月後の近畿ブロック大会に個人戦と団体戦の両方に出場します。チームはまだまだ伸びしろがあると思うので、一日一日の練習を大切にして、府大会のときよりも成長したいい演技ができるように頑張ります。
滝上 妃さん(3年2組・峰山中)
体操は小学1年生から続けていたので、自然と網野学舎の体操部に入部すると決めていました。高校の3年間はなかなか伸びずに苦しい時期があり、やりたくないこともありましたが、いつも一緒に練習してくれる仲間がいてくれたおかげでこうして最後まで続けることができました。引退試合となった府大会は「絶対にこれだけは決めたい」という技を2種目それぞれで成功させることができ、私にとっての有終の美を飾ることができたと思います。みんなで助け合い支え合って、時には上手に息抜きをして最後まで何とか来ることができました。キャプテンとして、メンバーみんなに感謝したいです。
池田さやかさん(3年1組・網野中)
小学生の時に観た網高体操部のお姉さん達の演技に憧れて私も入部しました。この3年間はメンバーと意見が衝突することもあったり、部活動に足が向かない日もありましたが、みんなで励まし合って最後まで続けることができました。高校最後の試合は私にとって初めての府大会でした。1種目目のボールでの失敗を切り替えて次のクラブは技を決めることができ、本当に楽しく最後の演技を終えることができました。メンバーはみんな仲が良く、辛い練習も楽しく乗り越えることができました。2年生の皆さん、新チームを引っ張ってこれからも仲の良い部を作っていってください。ありがとうございました。
...男子の戦いはまだまだ続きますが、この府大会は体操部にとって先輩からのバトンを後輩が引き継ぐ大会となりました。先輩の皆さん、今後も後輩の活躍を見守っていてください。
(取材・文 安達卓能)
6月17日(土)、京都府立京都すばる高等学校において、京都府高等学校商業教育協会主催第39回全国高等学校簿記競技大会京都府大会が開催されました。本校、企画経営科の3年生6名が出場し、見事、団体の部・個人の部ともに優勝を飾りました。これによって7月16日(日)に開催される全国大会への進出を決めました。
<大会結果>
【団体の部】 優勝
京都府立丹後緑風高等学校網野学舎
本井 晴大(3年3組・網野中) 廣瀬 久瑠実(3年3組・網野中)
安田 和奏(3年3組・丹後中) 河井 天真(3年3組・網野中)
嶋津 渚(3年3組・峰山中) 髙田 侑(3年3組・網野中)
【個人の部】
優 勝 本井 晴大(3年3組・網野中)
第3位 廣瀬 久瑠実(3年3組・網野中)
優良賞 安田 和奏(3年3組・丹後中)
「忘れもの」を取り戻した球技大会
6月7日(水)に開催された全校球技大会において、各種目で優勝したチームのキャプテンに話を聞きました。
ソフトボールの部 優勝 「マンチェ・ス・丹後シティ」(3年2組)
桑原京志朗さん(峰山中)
試合では互いに大きな声で励ましを送りながら、一つ一つのプレーに全力を尽くして戦いを進めていきました。優勝の瞬間は、応援にきてくれた仲間と一緒にハイタッチを交わしたり、思いっきり声を出して喜び合ったりと、コロナ禍では考えられなかった久しぶりの感触をみんなで味わいました。この球技大会を機に、もうすぐ本格的に始まる進路決定に向けて、クラスで一丸となって頑張っていきます。
バレーボールの部 優勝 「ラプラス」(2年2組)
田中朱莉さん(網野中)
私達は、試合中メンバーと声を掛けあってボールを落とさないようにと一人一人が必死でボールに食らいついていきました。ポイントを取る度にみんなで心の底から喜び合いました。きっと私達のチームがどのチームよりも盛り上がっていたのではないでしょうか。全校での球技大会はチームや学年を超えて互いに応援し合うことが出来ました。この球技大会で深めた仲の良さで、次の大きな行事である文化祭を大成功させたいです。
ドッジボールの部(男子) 優勝 「ルロイ」(3年1組)
畑中伯斗さん(丹後中)
同じクラスの別チームには惜しくも負けてしまいましたが、リーグ1位で優勝決定戦へ進むことが出来ました。ドッジボールの決勝はすべての競技が終わり、残っていた全校生徒が見守る中で行われました。たくさんの声援に押されて優勝が決まったときは、大きな歓喜の渦が起きました。全校一斉の球技大会は初めての経験だったので良い思い出になりました。この熱い思いを文化祭、体育祭とつなげ、進路決定につなげていきたいです。
ドッジボールの部(女子) 優勝 「Love & piece」(3年2組)
野村未果さん(網野中)
私達はポジションや作戦を練ったりと、勝利への執念を燃やして戦いを進めていきました。全競技の最後となった決勝も勝って、私達は完全優勝することが出来ました。コロナ禍では見られなかったみんなで喜び合う姿を見て、この3年生で球技大会が全校でようやく実施できて本当に良かったと思いました。より一層深まったクラスの絆や団結力を、最後の大きな行事である文化祭・体育祭に思う存分ぶつけていきたいです。
...声出し応援、ハイタッチ、そしてマスクなしのとびっきりの笑顔...。3年振りとなった全校球技大会は、生徒達にに「忘れたもの」をようやく取り戻させてくれたようです。
(取材・文 安達卓能)
6月7日(水)、爽やかなスポーツ日和の中、球技大会を行いました。実施制限を設けずに全校生徒が一堂に集って行う球技大会としては実に3年振りの開催となりました。
生徒会執行部や体育委員会が中心となって準備をしてこの日を迎えました。生徒達はチームを編成し、ソフトボール、バレーボール、ドッジボールの3種目に分かれてそれぞれ白熱したバトルを繰り広げました。メンバー達のはつらつとしたプレーに、仲間からは大きな拍手と歓声が送られていました。
久しぶりの完全開催となったこの球技大会は、生徒達にたくさんの元気と笑顔と思い出を与えてくれました。
〔優勝チーム〕
(種目・チーム名・所属クラス)
ソフトボール マンチェ・ス・丹後シティ(3年2組)
バレーボール ラプラス(2年2組)
ドッジボール男子 ルロイ(3年1組)
ドッジボール女子 Love & piece(3年2組)
6月8日(木)3・4限目、グローカル人材開発センター 肥後祐亮様にZOOMにて御講義いただき、企画経営科1年生が資料を整理するための手法である「グラフィック・レコーディング」について学習しました。どのようにすれば相手に伝わるのか、簡単なイラストや図形などを使って可視化することで自分の思いをより簡単に表現できることに気づきました。
また、5・6限目は、企画経営科2年生が昨年学習した内容をもとに「10年後・20年後の京丹後市」をテーマに、課題解決の手法について学びました。課題解決には、まず何が課題なのか知り、一部だけでなく全体を通して考える必要があることを学びました。
5月31日(水)の5・6時間目、2年生が人権学習として部落差別の歴史について学びました。前半の5時間目では資料映像を、後半の6時間目ではワークシートを使いながら、「差別解消への歩み」として、部落差別の起源や解放への道のり、同和問題についての正しい知識を学びました。生徒にとっては同和問題について真剣に考えることができた2時間となったのではないでしょうか。
「最大限を尽くして挑む姿」ほど美しいものはない
5月20日(土)に令和5年度両丹高等学校総体が各会場で開催されました。その中で大健闘の戦いをした2つのクラブの部長に話を聞きました。
ソフトテニス部女子 団体戦準優勝
女子キャプテン 田村 彩さん(3年1組・峰山中)
私にとってこの両丹総体は高校最後の大会でした。ペアを組んできた後輩は息もぴったりで、互いを尊重し合い、苦しいときも励ましあってこれまで一緒に戦ってきました。今回の大会も試合中に何度もコミュニケーションをとり、相手に負けない大きな声を出して全力プレーで戦い、勝ち上がっていきました。
私の高校最後の試合は強豪校との、しかも私にとっても「初の決勝戦」でした。結果は完敗でした。それでも二人で粘ってポイントをもぎ取った場面では、チームのみんなが一つになって喜んでくれました。私はその姿にチームの絆の強さを感じました。
この3年間は、思うように部がまとまらず苦しいと思ったときもありました。しかし、メンバーは部活動はもちろん、地域の社会人との練習会を含め、いつも私と一緒に汗を流してくれました。メンバーとともに過ごした時間は私の大切な思い出です。3年間本当にありがとうございました。
サッカー部 伊佐津川会場 準優勝
キャプテン 渡利素晴さん(3年3組・峰山中)
サッカー部は先輩後輩の垣根を越えて仲の良い雰囲気で練習をしています。時には熱くなって言い合いになることもありますが、そこはキャプテンとしてまとめ、みんなが気持ちよく練習に臨めるようにと普段から心掛けています。
両丹総体の初戦は試合を終始優位に進めることができ、さらに自分自身も得点に絡むことができて快勝しました。そして決勝戦は実力のある格上のチームとの対戦となりました。試合では攻撃面・守備面ともに練習でやってきたことがある程度でき、相手ゴールに迫るシーンもありましたがあと一歩届かず、実力の差、練習量の差が出て惜敗し、準優勝に終わりました。
今回の大会では反省点も見えました。これを高校最後の大会である秋の選手権大会予選に向けて修正し、部のみんなで掲げた目標の「府ベスト16」を賭けて最後まで頑張っていきます。
...今の自分が持てる最大限の力を出し切って戦おうと挑む姿や情熱ほど、貴く美しいものはない、と私は二人を取材して強く感じました。
(取材・文 安達卓能)
6月1日(木)5限目、企画経営科1~3年生を対象に嵯峨美術大学名誉教授 坂上英彦様、丹後語り部の会から9名の方々にお越しいただき御講義いただきました。
坂上様から「観光と課題」というテーマで御講義いただき、地域(ふるさと)について・観光について・京丹後市の将来像について学習しました。講義を通じて、京丹後市は「二季型観光地」であり、どのようにすれば春や秋にも来てもらうことができるのか京丹後市が直面している課題について考える機会となりました。
6限目は、企画経営科2年生を対象に丹後語り部の会会長の東哲様より「ふるさとを愛していただきたい」とのお話があり、今後丹後語り部の会とのコラボで丹後語り部の会と連携して動画を作成する「丹後の魅力を伝える動画作成」についての説明がありました。この動画は、丹後の歴史や伝統を動画にして後世へつないでいこうという企画です。2年生の「観光ビジネス」という授業で今後取り組んでいきたいと思います。作成できた際は、是非御視聴ください。