網野学舎
「再挑戦」で掴んだ「初の日本一」
10月14日・15日に、静岡県にて開催された「全日本女子オープン」U17の部において、全国の舞台で自身初の優勝を手にしたレスリング部の竹元さんにインタビューをしました。
フォーデイズ杯 令和5年度第16回全日本女子オープン U17の部 61kg級
【優勝】 竹元紫凛さん(2年1組・広島市立翠町中)
私はもともとラグビーや陸上など運動がとても好きです。レスリングは小学2年生から始め、中学3年の全国中学選抜大会と今年のインターハイで準優勝をしたのがこれまでの最高成績でした。
これまでレスリングの合宿で網野に何度も来ていた私は、「自分が強くなるにはここしかない」と思い、丹後緑風高校に入学しました。
この夏のインターハイは準優勝でした。強いと有名な選手を相手に決勝で互角に戦うことができて自信が付いた反面、僅か1点差で負けてしまいとても悔しかったです。
だからこそ今大会は、決勝で同じ相手に絶対再挑戦したいと心を燃やして臨み、どこまでも「挑戦者」だという気持ちを忘れずに戦いきりました。激闘の末、同点でしたがラストポイントを奪った私が、今度は僅かの差で優勝を勝ち取ることができました。私にとっては生まれて初めての「日本一」だったのでとても嬉しかったです。
大学生とも当たる来年4月のクイーンズカップ、そして最高学年で迎える8月のインターハイを見据えて、この冬は今以上に力も技術もスピードも鍛えていきたいです。
...インターハイでの借りを、今大会で見事に返してみせた竹元さん。初の日本一という栄光にも驕ることなく、どこまでも「挑戦者」としての気概でさらなる前進を!
(取材・文 安達卓能)