SAGANO BLOG

本日、3学期の始業式を各HR教室への配信で行いました。

 

校長先生の式辞では、まず年始に起こった能登半島地震や航空機同士の接触事故について触れられ、被災された方々を悼まれました。そして、皆さんには、こうした事例を我が身にも起こり得ることとして捉えるとともに、日頃から防災に対する意識を高め、いざという時に命を守る行動ができるよう促されました。

次に「有終の美」という言葉(物事をやり遂げて立派な成果を上げること)を挙げられ、1,2年生は次の学年のスタートに向けて、3年生は悔いの無い高校生活となるよう、学年最後の3学期を全うして欲しいと述べられました。

その後、進路指導部長からは、共通テストを控える3年生に向けて今までの経験を糧に実力をしっかりと発揮して欲しいと鼓舞されるお話がありました。

最後に伝達表彰式がありました。

午後からは、1、2年生は課題テスト、3年生は授業を行いました。

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 12月23日、24日の2日間に渡って開催された第9回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2023(主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会)に、本校ESS部の代表として2年生3名がオンラインで参加しました。今年は日本全国から76校が出場し、本校は8年連続出場しています。

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 今回の大会では「政治とビジネスどちらが日本を変えられるか」「日本の大学を無償化すべきか」「おしゃれは害よりも利益をもたらすか」「米国はイスラエルへの支援を停止すべきか」といった、身近なものから最新の時事問題まで、多様な内容が論題となりました。

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 本校ESS部は予選ラウンド4戦中2勝し、76校中35位という結果となりました。また、学校として授業導入賞を受賞しました。論題に関する専門家(キーノートスピーカー)によるレクチャーや、強豪校による決勝トーナメント戦の見学を通じて、多くのことを学ぶと共に、次回の公式戦に向けたモチベーションを高めることが出来ました。

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 二週連続の全国大会でしたが、精一杯戦い抜きました。来年も楽しみながら、更なる飛躍を目指して英語ディベートに取り組んで行きます。

 

12月13日(水)、1年2組の生徒がGI(グローバルインタラクション)の授業で、ハワイのJames Campbell High Schoolの生徒とオンライン交流を行いました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。


『嵯峨野高校の生徒は日本の文化を紹介するプレゼンテーションを行いました。私達のグループでは駄菓子について英語で説明しました。私たちのプレゼンに質問や感想を言ってくれて、会話が弾み、とても楽しい時間を共有できました。』

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『ハワイの高校生は、好きな授業トップ3を紹介してくれました。嵯峨野高校と同じように、陶芸の授業があると聞いて、親近感を感じました。一番興味深かったのは、英語の授業についてです。アイデアを膨らませる方法を習う授業などがあると聞いて驚きました。』


『とても短い時間でしたが、楽しい時間を過ごせました。またこのような海外の高校生と交流する機会があれば、積極的に参加していきたいです。私たちの拙い英語もしっかり聞いてくれて、英語を話す勇気が持てました。このような勇気を積み重ねていって、自信を持って英語を話したいです。』

 

 12月16日、17日の2日間、栃木県の作新学院大学にて開催された全国高校生英語ディベート大会(主催:一般社団法人 全国高校英語ディベート連盟 (HEnDA))に、本校ESS部の2年生5名が京都府代表として出場しました。

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 今回の大会は準備型ディベートのため、「日本政府は、代理出産を合法化すべきである。是か非か。」という今年度の論題に対して、賛成と反対両方の立場から、およそ10ヶ月の間取り組んできました。専門家でも意見の分かれる難題ですが、国内外の論文や記事など様々なデータを収集し、何度も議論を重ねてきました。

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 準備型ディベートでは本校として初めての全国大会出場でしたが、全国から予選を勝ち抜いてきた強豪校を相手に、6戦中3勝と健闘しました。学ぶことも多く、大変有意義な大会となりました。

 

 全国高校駅伝の開閉会式の司会は、京都府高等学校総合文化祭放送部門アナウンス小部門の上位4名が担当することとなっており、4位に入賞した本校放送部員がもう1名の生徒とともに開会式の司会を担当しました。

 12月23日に全国からの出場校が集い京都市体育館(かたおかアリーナ京都)で行われた開会式において、出場校名の紹介や来賓の紹介などの大役を無事に果たすことができました。全国高校駅伝開閉会式の司会を本校放送部員が担当するのは2年連続8回目となります。来年度の大会でも司会が担当できるよう頑張ります!!

 

12月19日(火)、5月に開始した表題のプロジェクトの今年度最後の交流として、韓国の全羅南道から20名の高校生が嵯峨野高校に来校しました。歓迎式典の後、1年4組との交流授業を行い、放課後には本校でこのグローバル公民権プロジェクトに取り組んできた生徒と共に校内ツアーを実施しました。交流授業に参加したクラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

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『日本の伝統的な遊びをみんなで楽しみました。私のグループでは百人一首の坊主めくりをしました。お互い初めは緊張していましたが、英語とジェスチャーでなんとかルールを伝え、全員で楽しく遊べました。お互いの自己紹介をして質問したり、韓国語を教えてもらったことがとてもおもしろかったです。』

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歓迎式典で記念品を贈呈


『今回の交流で私は自分たちがあまり日本以外の国のことを学べていないということを実感しました。韓国では英語も日本語も中学校で学ぶらしく、しかも交流した高校生はある程度日本についての知識を持っていました。もっと相手の国について下調べをしておく必要があると思いました。』

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『韓国の生徒はとても親しみやすく話しやすかったので英語を使うのがとても楽しかったです。次もこのような交流があれば参加したいです。また、英語を使うことを恐れずに英語を使っていくことが大切だと思いました。』

 

12月12日および13日、1年生1・3・5・6組の生徒が、それぞれGI(グローバルインタラクション)の授業で韓国のテジョンジャンデ中等学校の生徒とオンラインで交流し、お互いの国の文化について紹介し合いました。該当クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

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『私たちは和食についてと京都の祭について紹介をし、韓国からは、学校のある韓国のテジョン市についての発表をしてくれました。自分たちが知らない韓国の一面を知れて、とても楽しかったです。また相手の生徒の方はとても英語が上手で、思わず「凄い」と思わされることもありました。もしまたこの様なイベントがあれば、ぜひ参加して、「生きた英語」を使う機会を増やしていきたいです。』


『お花見や、お月見などの日本の伝統文化を紹介している時に、韓国の生徒が反応しながらプレゼンを聞いてくれたのが嬉しかったです。』

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『私たちは、回転寿司について発表し、私は、くら寿司について話しました。相手校の生徒は、韓国の有名人について話してくれました。特に韓国で人気のゲーマーの人など知らない人の話もあって興味深かく楽しかったです。交流を通して一番印象深かったのは、日本の駄菓子について話した時、「おいしい」と日本語で伝えてくれたことです。また今度、同じような交流があれば、私も相手の国の言葉であいさつなどをできるようになりたいと思います。』


『韓国の学生さんが三笘選手が好きだと言ってくれたことが嬉しかったです。』


『韓国で日本の文化は結構浸透しているんだと気づかされました。』

 

華道部は、全国高校生伝統文化フェスティバルの「迎え花」の製作を行いました。

このフェスティバルは、日本の伝統文化に勤しむ全国の高校生が一堂に会する文化フェスティバルです。

全国からの高校生や観客の皆さんをお出迎えするために、お花で会場を飾りました。

部員みんなで一つの作品を作るのは初めてのことでしたが、納得できる作品ができました。

嵯峨野高校は、玄関を入った正面が担当場所でした。

作品テーマは、「Noël」。

作品の説明です。

「ようこそ、京都へ。皆さんをお迎えするにあたり、今日という『ハレの日』にふさわしい華やかな作品としました。『Noël』というテーマで、クリスマスをイメージしています。皆さんのものにサンタが訪れるようなイメージで制作しました。」

このブログをご覧の皆さんのところにも、サンタが訪れますように。

メリークリスマス!


 

12月16日(土)は芸術文化展でした。

多くの保護者の方々にご来校いただき、盛況に幕を閉じることができました。

ありがとうございます。

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文化は数値に現れるものではありませんが、

生徒の表情を見れば、やって良かったと思うのです。

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来年も生徒のみなさんが心豊かに過ごせますように。

Merry Christmas and Happy new year !!


 

12月20日(火)は2学期終業式でした。

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吉村要校長先生

吉村校長先生は卒業生が講話で話された「迷ったらワクワクする方へ」という言葉や、アメリカ26代大統領ルーズベルト氏の「失敗をしない唯一の人は何もしない人だ」という言葉を取り上げ、嵯峨野高生の挑戦する背中をそっと包み込むようなお話をされました。「嵯峨野高生のファン」である校長先生は、成功や失敗に関わらず「2学期のみなさんの努力を讃え、新年がみなさんにとって良い年となることを願っています」とお話を締められました。

続いて、柴田副校長の司会のもと、教育推進部長の森田先生のお話でした。森田先生は自身が進路で「何がしたいのか分からない」と悩んだ過去を赤裸々に語られました。「迷い」「悩む」こと自体を肯定したうえで、次のように続きます。

後になって、どんな時にも人生には意味があったと気付くことがあります。ならば、人生の意味を問い求める必要はない。幸福は追い求めてはならない。幸福は結果に過ぎない。この気づきを「こうあらねばならない」と思い込んでいた、あのときの自分とみなさんに伝えたい。『「何か」があなたを待っている』『「誰か」があなたを待っている』

いつもは理論的な森田先生が心を込めて話された内容は、存在自体を肯定してくれるような内容でした。

二人が共に話されたのは「挑戦」や「努力」の裏にある「不安」や「悩み」に寄り添う言葉。

明日から京都にも寒波が訪れるようですが、なんだか温かい気分になる2学期終業式でした。


「失敗」すらも肯定していく嵯峨野では、自然と結果も出るのでしょうか。

以下、2学期はたくさんの表彰がありました。

【英語科】第62回全国高等学校生徒英作文コンテスト:1年honorable mention (入選)
【京・平安文化論ラボ】第3回古典の日文化基金賞未来賞
【軽音楽部】第11回とよさと軽音楽甲子園:NHK大津放送局長賞 バンド名「ハロー二世帯住宅」
【剣道部】第1回京都府公立高等学校剣道大会:男子団体の部 準優勝
【剣道部】令和5年度京都府高等学校剣道新人大会:男子団体の部第5位入賞 全国選抜兼近畿選抜京都府予選会のシード権獲得
【コンピュータ部】第23回日本情報オリンピック (JOI 2023/2024):予選敢闘賞受賞
【コンピュータ部】第4回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 シンギュラリティバトルクエスト2023 
         サイバークエスト二次選考:関西ブロック代表として決勝大会出場
【コンピュータ部】第3回CyberSakura 予選ラウンド:本戦部門第1位 決勝ラウンドに出場
【将棋部】第40回京都府高等学校総合文化祭将棋部門:男子A級2位 第32回全国高等学校文化連盟将棋新人大会(1/26~27)に出場
【将棋部】第40回京都府高等学校総合文化祭将棋部門:男子A級3位
【将棋部】第40回京都府高等学校総合文化祭将棋部門:男子B級優勝
【将棋部】第43回近畿高等学校総合文化祭三重大会将棋部門:男子団体3位
【卓球部】秋季卓球選手権大会 兼 全国選抜・近畿新人大会府予選:女子団体3位 第38回近畿高校新人卓球大会出場
【卓球部】秋季卓球選手権大会 兼 全国選抜・近畿新人大会府予選:男子団体ベスト8 第38回近畿高校新人卓球大会出場
【卓球部】秋季卓球選手権大会 兼 全国選抜・近畿新人大会府予選:女子ダブルスベスト8 第38回近畿高校新人卓球大会出場
【卓球部】秋季卓球選手権大会 兼 全国選抜・近畿新人大会府予選:女子シングルスベスト8 第38回近畿高校新人卓球大会出場
【卓球部】第47回公立高等学校卓球大会:女子団体第2位
【美術部】第40回京都府高等学校総合文化祭:美術・工芸専門部令和6年度 第44回近畿高等学校総合文化祭(福井大会)選出
【放送部】第40回京都府高等学校総合文化祭放送部門:オーディオメッセージ小部門第1位 令和6年度第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会出場
【放送部】第40回京都府高等学校総合文化祭放送部門:ビデオメッセージ小部門第1位 令和6年度第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会出場
【放送部】第40回京都府高等学校総合文化祭放送部門:朗読小部門新人戦第1位 令和6年度第44回近畿高等学校総合文化祭福井大会出場
【放送部】第40回京都府高等学校総合文化祭放送部門:アナウンス部門第4位 男子第74回、女子第35回全国高等学校駅伝競走大会開会式司会担当
【放送部】第43回近畿高等学校総合文化祭三重大会放送部門:ビデオメッセージ小部門 優秀賞
【放送部】右京警察署よりの感謝状:特殊詐欺被害防止啓発のための音声録音への感謝状
【陸上競技部】第18回京都府国立・公立高等学校陸上競技対校選手権大会:男子砲丸投第3位
【陸上競技部】第18回京都府国立・公立高等学校陸上競技対校選手権大会:女子800m第3位
【陸上競技部】第18回京都府国立・公立高等学校陸上競技対校選手権大会:男子800m第3位
【ワンダーフォーゲル部】令和5年度 第43回 京都府高等学校登山選手権大会:女子団体第1位
【ワンダーフォーゲル部】令和5年度 第43回 京都府高等学校登山選手権大会:女子団体第2位
【ワンダーフォーゲル部】令和5年度 第43回 京都府高等学校登山選手権大会:男子団体第2位
【ワンダーフォーゲル部】令和5年度 第43回 京都府高等学校登山選手権大会:男子団体第3位





 

12月16日(土)、狂言部の定期公演「嵯峨野高校狂言の会」を開催しました。狂言の取組を始めてから15年目、冬青庵能舞台(京都市中京区)で会場をお世話いただくようになってから10回目の節目になります。

現在、1・2年生の部員が3人しかいないのですが、3人で演じる曲目を2つ上演すると決めて、文化祭が終わってから3か月で仕上げるというハイペースで頑張りました。これも、茂山千五郎先生はじめ茂山狂言会の先生方が懇切に御指導くださった賜物です。あらためて心から感謝を申し上げます。

(1)「蟹山伏(かにやまぶし)」

山伏と強力の主従が、近江蟹ヶ沢で異形の者に出会います。さては蟹の精と察して、今晩のおかずにしてやろうと打ちかかるのですが......。

蟹の精は、賢徳(けんとく)の面(おもて)をつけていて視野が非常に狭いのですが、舞台を軽やかに動き回り、山伏や強力の動きともぴたりと合って、蟹の精が2人を翻弄する面白さをみごとに表現していました。

(2)「附子(ぶす)」

主人の留守中、太郎冠者と次郎冠者は、猛毒だという附子が実は砂糖だと気がついて、2人で全部たいらげてしまいます......。

1曲目を終えたら、先生方が手際よく装束を着替えさせてくださり、すぐに2曲目です。 せりふのニュアンスや動きの緩急が本番ではいっそう濃厚になり、夢中になって砂糖を食べつくす様子や、猛毒だと嘘をついた主人が仕返しにあう可笑しさに、客席が大いに沸きました。練習で苦心した舞も、きれいに決まりました。


休憩をはさんで、茂山千五郎先生と網谷正美先生に「伯母ヶ酒(おばがさけ)」を演じていただきました。酔っ払って、だんだんろれつが回らなくなっていったり、ふらふらの千鳥足で伯母から逃げていく様子を千五郎先生がみごとに演じられ、伝統の芸の素晴らしさを堪能させていただきました。


翌17日(日)には、京都コンサートホールで開催された「令和5年度全国高校生伝統文化フェスティバル」のオープニングに出演させていただき、「蟹山伏」を演じました。大きなホールいっぱいに元気な声を響かせ、盛んな拍手をいただきました。

冬青庵能舞台には狂言部の卒業生が何人も来てくれて、受付の仕事などを手伝ってくれました。こうした良い伝統が続いていくよう、これからも励みたいと思います。



 

 CyberSakura予選ラウンドの結果が確定し、嵯峨野高校コンピュータ部から参加したチーム「HEXAGON」は予選ラウンド1位となり、決勝ラウンド出場権を獲得しました。

 CyberSakuraは2021年に始まったサイバーセキュリティ分野の人材育成を目的とした教育プログラムです。日本国内の中学生・高校生・高専生(1〜3年)を対象に実際のサイバー攻撃を想定し、仮想のコンピューター上で脆弱な設定や状況を改善することで獲得できるスコアをチーム対抗で競います。

 決勝ラウンドは、2024年3月24日に福井県鯖江市で開催され、予選ラウンド上位5チームが競技に参加します。

 

アカデミックラボ「スポーツと環境ラボ」では、「幼児の身体能力」をテーマに探究活動を行っているグループがあります。

幼児のボール投げの力を伸ばすための遊びを考え、近くの幼稚園で園児たちに紹介したところ、みんな夢中で遊んでくれました。

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この遊びを通して、どれくらい投げられるようになったか測定します。

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その結果はいかに・・・

2月の発表会で報告しますので、お楽しみに!

 

 12月17日(日)に行われた第47回京都府公立高等学校卓球大会において、女子団体の部で第2位となりました。ここまで日々頑張ってきた練習の成果だと思います。卓球部は男女とも12月23日から和歌山で行われる近畿大会に出場しますので、引き続き応援をよろしくお願いします。近畿大会に向けてよい流れを呼び込む結果となりました。

 

12月14日(木)7限のLHRにおいて、2年生を対象に卒業生講話を行いました。本校の卒業生計6名が、文理別に受験勉強における経験談や、大学生活の様子や学部・学科の魅力など、貴重な生の声を在校生に向けて語ってくれました。
生徒達も、先輩からのメッセージにメモを取りながら真剣に耳を傾けており、まず何に取り組むべきか具体的に自分のやっていくべき事に考えをめぐらすよい機会となりました。
2学期後半になり、様々な進路関係の行事に取り組んでいます。いよいよ受験生への変革に向けて、主体的に学ぶ姿勢を深化させることに期待します。

 

12月14日(木)7限のLHRに、3年生共通テスト受験者対象に説明会を行いました。各ホームルーム教室にて、スライドと担任による説明で受験上の注意事項の確認をしました。共通テストまであと30日。当日に実力が出せるよう、準備をしっかりとしておきましょう。

 

外務省...。お仕事の想像が難しいので略歴をご紹介させていただきます。

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田中 宏明さん

2011年3月 京都府立嵯峨野高校卒業
2015年9月 京都大学法学部卒業
2016年4月 外務省入省
2016年5月 軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課
(核軍縮に関する取組、オバマ大統領の広島訪問、NPT運用検討会議等の大型行事)
2018年4月 米国研修(デューク大学ロースクール留学)
2020年4月 ポーランド大使館二等書記官
(情報収集・働きかけ、対EU関係、ウクライナ情勢対応、大臣訪問対応)
2022年4月 中・東欧課(ウクライナ情勢対応)
2022年6月 南米課(南米10カ国所掌、要人の訪問・来日の大型行事、国連総会等の国際会議)

...ますます遠い存在に感じます。田中先輩を前に最初はガチガチのみなさん。

しかし、ここから田中先輩のすごさを教員共々、思い知ることになるのです。

外務省に勤務するためには、語学や国際法等の知識ももちろん大切ですが、田中先輩はその知識を活かすためのコミュニケーション能力の大切さも教えてくださいました。大使館等海外の勤務地で、重要かつ正確な情報をいち早く入手するためには、様々な方との日頃からのコミュニケーションが大切であり、そのために人間関係のメンテナンスを意識的に行っておられるとのこと。

身振り手振りを交えて、熱くお話しいただいた結果、終盤には生徒のみなさんはこの表情!

外務省という難しいお仕事の紹介でしたが、信頼は安心に繋がるようで、笑顔の絶えない講演となりました。後輩へのメッセージとして、以下3つのことを教わりました。

・世界に目をむけよう。

・問題意識を持って、好奇心と情熱を胸に。

・「夢」を諦めないで、迷ったらワクワクする方へ。

講演後、心に火のついた様子の生徒が...

これからも嵯峨野高校は生徒の皆さんを通じて、教育で世界とつながっていきます。『迷ったらワクワクする方へ』飛び立て!嵯峨野高生!!

 

今週は卒業生が講義に来てくれる、嬉しい授業が続きます!

第一弾は12月13日(水)1,2時間目、『サイエンスレクチャー2023』!!

丸岡さんは生物間(虫と植物など)相互に作用する化学因子に注目して、

メカニズムを解明する研究をされています。

その研究から生まれたのが...今注目の『虫秘茶』!!

なんと虫(蛾の幼虫)のウンチでできたお茶なのです!!

そして...そのウンチ!

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おっかなびっくり実物の香りを嗜む生徒のみなさん。しかし、無意識のうちにウンチの匂い方も手で空気を鼻孔に送る理系作法です。

あまりの芳香に「桜餅の香り!飲んでみたい!」「このまま食べられる!」との声も。

このメカニズムをどのように解明するのか、分析の方法も教わりました。

ここがサイエンスレクチャー!

生徒から研究の今後の展望や社会的な展開などの質問を受け、丁寧にお答えいただきました。その最後に「この研究の意義は何より、自分が一生楽しめる研究を見つけたということです」とお話しされたことがとても印象的でした。講義後「好奇心が既存の常識を上回ったのはいつ頃からですか?」とお尋ねしてみると「僕は馬鹿になれることが、かっこいいことだと思っています。そうなれたのは高校2年生のときです。受験勉強がきっかけで、人の目を気にせず、やりたいことに真っ直ぐ努力できる人になりたいと思いました。」とのことでした。

生徒の皆さんが一生懸命質問しているとき、嵯峨野生の好奇心が育っているのを感じました。この講演を企画した先生の顔はとてもうれしそうでしたよ。

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どうか皆さんも好奇心を味方に、無限の可能性で嵯峨野から大きな空へ羽ばたいてください。

 

12月7日(木)、立命館大学大学院スポーツ健康科学研究科博士課程2回生の廣松千愛さんをお招きし、サッカー部と希望者を対象にサイエンスレクチャーを行いました。これまでの研究で明らかになったことや、これからの研究の展望について御講演いただきました。また、質疑応答の時間では、生徒の素朴な疑問から専門的な視点の質問まで、丁寧にお答えいただき、さらに知見が広がりました。

研究内容はもちろん、廣松さんのキャリア形成や、研究に取り組まれる姿勢など、生徒たちにとってたくさんの学びと気づきを得る時間になりました。


なお、今回のサイエンスレクチャーは、RARA(立命館先進研究アカデミー)が主催する「ライスボールセミナー」との共催でした。「ライスボールセミナー」とは、昼休みに若手研究者の研究発表を聴き意見交換する企画です。これまでは主に立命館大学の附属校・提携校を対象に行われており、それ以外の学校へ出向いての実施は今回が初開催となります。



 

11月21日、1年3組の生徒がGI(グローバルインタラクション)の授業で、インドネシアにあるSMAN 1 Wonoayu高校の生徒とオンライン交流会を行いました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

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『私たちのクラスでは日本の食文化と日本の人気映画について紹介しました。そして、インドネシアの高校生はインドネシアの文化について紹介してくれました。インドネシアでは、ご飯は手を使って食べるということを知っていましたが、手でご飯を食べる方がよりおいしく感じるからという理由があるということを初めて知りました。交流を通じてインドネシアの文化や観光地などが知れたのが良かったです。』

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『英語でコミュニケーションをとれると、様々なことを学び、知ることの出来る機会が増えるということを改めて実感しました。』

『異国の食べ物や建物について知れたので楽しかったです。またこんなイベントが開かれることを楽しみにしてます。』

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