嵯峨野高校のしだれ桜は少しピンク色が濃く、艶やかな色です。デザイン工芸部では、この桜の美しさに負けぬ「ゆかた」作るべく、いまだ無地の反物と部長が格闘しております。
春休み中には、なんとか下図を反物に写すところまで進むつもりです。・・・が、その柄の場所が難しいのです。御協力いただいている「和衣庵」さまにお尋ねすると、着物には華やかな柄を入れる、おおよその場所が決まっているそうです。
着衣した状態で、右肩から胸・左袖の外面と左肩から背中・右袖の内面が大事だそうで、振り袖や格式のある着物はだいたいこの型になっているとのこと。ここに柄があると、日本文化の所作をするとき、美しく見えるそうです。「三味線を弾くポーズをして見える場所」と覚えるとよいとのこと。
・・・たしかに、日本美人の代表「見返り美人図」は左肩から背中を手前に見せて振り返っていますね。さすが菱川師宣先生。
色々と教えていただき、楽しく日本文化を学びながらゆかたの制作に励む部長なのでした。