京都府立嵯峨野高等学校|普通科・京都こすもす科
SSHスーパーサイエンスハイスクール指定校 ユネスコスクール加盟校

校長あいさつ

京都府立嵯峨野高等学校 校長 橋長 正樹

「今」できることを「無限大」に
   2020年は、私たちの日常が大きく変化した一年となりました。
   「当たり前」だったことが「当たり前」でなくなり、学校でも「当たり前」にできていたことができなくなるということがたくさんありました。
   嵯峨野高校では授業や部活動、学校行事等を生徒と教職員が知恵を出し合って「できること」を少しずつ増やしていきました。「できない」から「やめる」というのではなく、「できない」なら、どうしたら「できる」ようになるのか、また、「今」はどこまでできるのかという試行錯誤の連続で、結果的として、主体的に考え、表現するという場面が例年以上に多い一年となりました。
   身の回りで起こっていることを自分事としてとらえ、一人ではできないことも仲間と協働することで可能にできるという思いで「挑戦」することを大切にしてきたからこそ、そのような一年とすることができたと実感しています。
   嵯峨野高校は、1941年に地元京都で織物業を営んでいた矢代仁兵衛氏の篤志によって創立された公立高校でありながら、矢代仁兵衛氏という創立者と「和敬清寂」という禅の心を建学の精神として持っている希有な高等学校です。建学から80年経った今日、人としてどう生きるのかが改めて問われる時代にあって、嵯峨野高校ではこの建学の精神を大切にしています。
   「和敬」(和をもって互いに敬うこと)、「自彊」(自ら努めて励むこと)、「飛翔」(世界に飛び立つこと)の3つを校是とし、平素の授業では「良く観て」「良く考え」「自ら述べる」ことを大切にし、全員が行うラボ活動では「探究する力」「チャレンジする力」「コミュニケーションする力」等を身につけます。
   自分たちの可能性を信じ、どんな状況であれ、知恵をしぼってたくましく生きていける。困難な時こそチャレンジを楽しめる。仲間の成功を心から讃え、自らの成長の糧とする。そんな力をこの嵯峨野高校で育み、「今」できることを「無限大」に広げていける生徒たちを育てていきたいと考えています。