今週は卒業生が講義に来てくれる、嬉しい授業が続きます!
第一弾は12月13日(水)1,2時間目、『サイエンスレクチャー2023』!!
丸岡さんは生物間(虫と植物など)相互に作用する化学因子に注目して、
メカニズムを解明する研究をされています。
その研究から生まれたのが...今注目の『虫秘茶』!!
なんと虫(蛾の幼虫)のウンチでできたお茶なのです!!
そして...そのウンチ!
おっかなびっくり実物の香りを嗜む生徒のみなさん。しかし、無意識のうちにウンチの匂い方も手で空気を鼻孔に送る理系作法です。
あまりの芳香に「桜餅の香り!飲んでみたい!」「このまま食べられる!」との声も。
このメカニズムをどのように解明するのか、分析の方法も教わりました。
ここがサイエンスレクチャー!
生徒から研究の今後の展望や社会的な展開などの質問を受け、丁寧にお答えいただきました。その最後に「この研究の意義は何より、自分が一生楽しめる研究を見つけたということです」とお話しされたことがとても印象的でした。講義後「好奇心が既存の常識を上回ったのはいつ頃からですか?」とお尋ねしてみると「僕は馬鹿になれることが、かっこいいことだと思っています。そうなれたのは高校2年生のときです。受験勉強がきっかけで、人の目を気にせず、やりたいことに真っ直ぐ努力できる人になりたいと思いました。」とのことでした。
生徒の皆さんが一生懸命質問しているとき、嵯峨野生の好奇心が育っているのを感じました。この講演を企画した先生の顔はとてもうれしそうでしたよ。
どうか皆さんも好奇心を味方に、無限の可能性で嵯峨野から大きな空へ羽ばたいてください。