特設ページ峰校生 応援ページ
5月25日、学校が再開されました。約1ヶ月にも及んだ2回目の臨時休業をようやく終えることができました。この間、保護者の皆様におかれましては、御家庭での学習指導、生活・健康管理など・・・様々な面でお世話になりましたことを、心より感謝を申し上げます。
今後、学校では国や府の指針に基づく感染予防対策に努めながら、教育活動を進めてまいります。引き続きの御理解・御支援をよろしくお願いいたします。
※SHR(5月25日)での「校長から生徒へのメッセージ.PDF」、指導資料「新たな行動様式.PDF」を御覧ください。
4月20日に開設したこの特設ページも今回の投稿が最後になります。毎日更新することをささやかな目標にし、ここまでたくさんの先生にお言葉を頂いてきました。まだまだ紹介できていない原稿もたくさんありますが、多くの先生方から集まった原稿の一部をここに紹介させていただきます。
「君が何者であるかは、君の持っている能力ではなく、君の選択によって決まるんだよ」ハリーポッターより
林 直宏
学校が再開し、皆さんに再会するのを楽しみにしています。
希望進路の実現に向けて全力で皆さんをサポートします!
進路指導部
勇往邁進(ゆうおうまいしん)...恐れずに進め!
機械創造科 土本圭一
抗えない事態にも柔軟に対応する峰高生、本当にすごい。
教務部
パン生地が寝るZzz!?、びっくり水(◎-◎;)!!、おとし蓋、・・・世の中、不思議がいっぱい。
シュークリーム
わからないと叫ぶのは人間だけ。これほど知的な鳴き声は、他にない。
第一学年部
戦国時代の武将、山中鹿之助は「七難八苦を我に与えたまえ」と月に祈ったそうです。
人生は起こった出来事をどう受け止めるかという解釈力にかかっています。
謎のフランス人
星を介して友を思う。離れていてもつながっている。
邦
知性と連帯でポストコロナへの視座を持つ。
保健体育科 細川
ピンチイズチャンス❗️
宮木
人生において最も大切な時 それは いつも 今。
美術 さかね
可能性はゼロじゃない!夢に向かって走れ!!
Chiemin
暗いニュースばかり。そこから離れて本の世界に浸る楽しさを覚えました。
保健部
家の前にあるやっかいな蜂の巣。蜂がいなければこの世界はどうなっただろう。
結局、巣は取り除きます。
投稿を楽しみにしていただいた皆様
おつきあいいただきましてありがとうございました。
特設ページ担当者
4月20日からスタートしたこの応援メッセージですが、学校再開を区切りとして、明日5月22日をもっていったん連載を閉じたいと思います。明日は、これで終わりではないコロナウイルスへの対応に向けて、多くの先生方の皆さんへのエールをショートメッセージ集として発信します。メッセージを送り生徒の皆さんを励ましてくれた投稿者、メッセージを受け取ってくれた生徒の皆さん、この企画を温かく見守って支えてくださった方々に改めて感謝します。
コロナに負けるな!頑張れ、峰高生!
このコーナーに関して寄せられた声をいくつか紹介いたします。
「先生方の人柄が出ており、読みながら顔が思い浮かび、楽しく読めました。
他校ではこのような取組が行われていることは少なく、峰高生にいくらかのエネルギーを与えられたと思います。」
「御苦労様です。良い取組かと思います。」
「おかげさまで、有意義な情報発信の機会を得ることができました。」
「この企画、PTAからの反響もありました!」
「気軽な記事ということで寄稿させていただきました。ほっこりしていただければ幸いです。」
普段であればインターハイ予選の真っ只中、生徒の声で活気付いているはずの体育館は静寂に包まれていました。
ということで、寂しい思いをしている体育館のため!?、清掃を行いました。体育館に入るとやっぱりいましたカメムシ!いつもは「ぎゃ~!」とか「イヤ~!」とか言われ、騒がれ退避させられるいつも大注目のカメムシですが、今日は何か物足りなさそうに佇んでいました。皆が戻ってきたときに良い状態で練習に臨めるよう気合いを入れて掃除をし、カメムシにも静かに体育館を去ってもらいました。
こんにちは。
皆さん、変わらず日々を過ごせていますか?この機会に何か新しいことを発見したり生み出したりして、変化をつけながら生活している人も多いのではないかと思います。
私も長い教師生活で初めての在宅勤務。何か「変化」を求め、「今しかできないこと」に挑戦してみようと!・・・昨日思いました。私は剣道を始めて38年。剣を握るものとして「武士」の考え方や生き方も多く学んできたつもりです。そこで、この機会に武士の一日を実践してみよう!と娘を誘ったところ無視されましたので、私一人で体験した武士の一日を紹介します。
下級武士の一日 ~剣道七段が挑む壮絶な一日~
※これは有名戦国武将ではなく、大多数であった無名武士の一日の様子です。
ある日の休日 寅の刻(午前3時~午前5時)起床 ※私は午前3時起床
まだ真っ暗。「起きるとまず水を浴びて体を清める」とあったので、家の裏の水道に水を汲みに。暗闇に光るものに気づいた瞬間2~3匹の「鹿」が私の前を猛ダッシュで逃走。気を取り直し、バケツにいっぱいの水をかぶって身を清めた。これは激寒。
次に「髪を結いなおし、衣服を整え、神仏に礼拝し屋敷を見回る」とあったので、寒くて震えながら髪を乾かし、一応雰囲気的に剣道着を着て、仏壇に手を合わせ、自宅を見回りに。すると、またさっきの「鹿」が・・・みんなこっちを見て動かないので何もないことにして見回り終了。
卯の刻(午前5時~午前7時)「城に出仕する、休みの日は家で畑仕事、家事雑用に励む」とあるので、休日なので休みの日に準じて、まずおにぎりを作り、それを持って庭へ、草ひきなど、一段落して辰の刻(午前7時~午前9時)※私は8時 におにぎりを食べてから家に。昔は武士も一家全員で仕事を分担していかねば家を維持していくことができなかったようなので、私も洗濯、掃除、食事づくり!大満足していると・・・「折り紙どこに片づけたん!」・・・
5歳児に怒られる。
「家事の合間に弓矢や槍・刀などの武芸の稽古」とあったので、1000本素振り。勢いあまって2500本。やりすぎて次の日筋肉痛・・・。
「仕事は未の刻(午後1時~午後3時)には終えて夕食」とあったので、食事を作り昼食と思いきや・・・よく見ると「これが最後の食事」と・・・!?。昔は1日2回の食事だったとか。
酉の刻(午後5時~午後7時)には門を閉めて屋敷内の見回り、火の元を検め戌の刻
(午後7時~午後9時)には眠りについていたそうなので、私もそのように。(何もすることがなくなって午後8時に寝ましたが・・・。)「何でねるん?」「しんどいん?」色々不審がられるし、早起き過ぎて眠たいけどお腹はすくし・・・。
結局、午後9時に我慢できず本当の夕食をいただきました。無念。
日常の生活リズムというのは本当に大切なものだと実感しました。現状に合った生活が一番ですね。ただ、こんなことも今しかやってみようと思わないことなのかもしれないとも思いました。
重たいニュースばかりの世の中ですが、皆さんも何か今しかできないことをやってみて、学校再開時に「こんなことして、こんな発見があった」など教えてくれたらうれしいです。
あとしばらく、楽しみを見つけながら、辛抱、辛抱。
生徒指導部 麥田
先日、親父の一周忌の法事をしました。
新型コロナウイルス感染防止を考慮して寺の本堂で読経していただきました。
大阪や京都市内からの親族のお参りは無理でした。墓参り後の自宅での供養もほぼ家族のみ
新型コロナウイルス感染の初期症状は、味覚と嗅覚の異常だとか・・・
私の"ごちそうの味覚"の基準は、幼少の時に頻繁に連れて行ってもらった『かさい食堂』の
先代の大将「栄吉(えいきち)」さんの料理。そして、少年野球 峰山コメットの監督。
私は、溝谷ヤングタイガースvs峰山コメットで対戦したことがあります。
私の親父は「榮市(えいいち)」ひらがな一文字違いのほぼ同姓同名の二人は峰山高校の同級生。
80歳を越えても集まる同級生の大大先輩の方々に、親父の葬儀が遺言の親族葬だったので、
「最後のお別れをさせてもらえなかった」と大叱りをされました。息子としてお詫びです。
昭和27年卒業 第4期生、卒業65周年同窓会の企画が最後でした。米寿同窓会を企画できず。
同窓会たより2019 参照
https://dousoukai.site/mineko-dousokai/category/kaihou/
感染症で重篤化して亡くなると、家族であっても最後のお別れができないとか・・・
叱られる、叱られないでは済まされない。悔いが残る。大切な方を守る行動を。
親父は峰山高校野球部 2つ後輩の野村克也さん(ブレザー服)
網野の親戚の西村のおばちゃん宅で、野村さんに偶然出会ってビックリしたとか・・・
ユニホームの胸元は「三共」 私服は西村のおっちゃん
リレー寄稿
甲子園 あの黄色のMの字の生徒を夜行列車で引率した
第一学年部 笠井 昭宏
みなさん、毎朝検温をする習慣はつきましたか?
「体温を上げると体の免疫力が上がる」と言われています。
日本人の平熱の平均は36.89℃だそうです。私の平熱も36.8℃ですが、不規則な生活を送ってしまった大学生時代は、平熱が35℃台にまで下がりました。高校生までは健康だけが取り柄だった私ですが、季節の変わり目には必ず体調を崩していました。
社会人になり、人間らしい(?)生活に戻ると、体調を崩すことがほとんどなくなり、今回の毎朝の検温で平熱が元に戻っていることに気が付きました。
保健室に検温に来る生徒を見ていると、平熱が35℃台=低体温の人が結構いるなと感じます。
体温を上げるおすすめの方法は、
1 早寝早起きをすること
2 朝食をしっかりと食べること
3 湯船につかること
4 運動をすること(YouTubeに自宅でできるストレッチやダンスなどがたくさんあります)
です。比較的時間のある今、始めやすいことから実践してみてください。
体温を上げて、新型コロナウイルスに負けないからだをつくろう!
3年生の諸君!この臨時休校は「自学自習の力」を否応なく問われてます。まず、集中力を高めるために
環境が整っていますか。不要不急のスマホいじりは勉強の神様がお許しになりません。一日、そして
二週間後をしっかり意識し、計画し実行し振り返る、集中と継続のための創意工夫あるのみです。
身近なライバルと切磋琢磨し、がんばっている自分を自覚してください。自分に厳しく、ポジティブシーンキーン!
第3学年部
続いて、進路指導部からです。
先が見えない不安、特に3年生には目前の進路選択がどうなるのか。
滅入っていても仕方ない、自分を奮い立たせるしかない。
今できることを精一杯やるだけ。来たるときに備えて。
私自身、教員になって30数年、初めての在宅勤務に戸惑いながら、もし自分が高校生だったら何をするのか。多分、自分の好きな数学の問題を解きまくっているのかな。負けず嫌いで、解けなくて投了したくないから、1問に没頭しすぎてその日の計画が狂うことは当たり前だった高校時代。でも自分であれやこれや試してみて解けたときの爽快感、達成感は今でもその余韻が残っています。それならと奮起一番、今春入試にチャレンジ。若い頃と比べて計算ミスに寄る年波を感じながらも、まだまだ生徒には負けないぞとしたり顔。やっぱり自分の身に着けた知識で何かを解決できること、改めて、学ぶこと、教えることの原点を感じています。
みなさんも学校で学ぶことが当たり前だった日常から、家で自分で解決する学びを余儀なくされています。最後に、フランスの詩人ルイ・アラゴンの言葉「教えるとは希望を語ること、学ぶとは誠実を胸に刻むこと」を贈ります。誠実とは、学んだことを傲慢に、あるいは怠惰に扱うものではないということ。みなさんと、早く希望や夢を語ることができる日を心待ちにしています。
頑張れ!峰高生
進路指導部 島田 康史
追伸
専門学校のAO入試について(3年生のみなさんへ)
専門学校のAO入試は例年通りの6月からスタートしそうです。ただし、従来はオープンキャンパス(以下、OC)に参加した際に実施されていた個別相談やAOエントリーの面接は、コロナ感染防止のために現地ではなく、オンラインで画像を通して実施する学校もあるようです。実際に保護者の方と一緒に現地に足を運んで、学校の様子を見たり、聞いたり、肌に感じたりしてから、AO受験の意思表示をすることが望ましく、HPや情報誌だけで判断しないようにしましょう。ただし、OCに参加することはコロナの感染状況を見ながら慎重に判断する必要があります。夏休みから動き始めても大丈夫な学校がほとんどです。焦って受験を進めずに、まずは担任や進路指導部に相談してください。
生徒の皆さん、元気に家で過ごしていますか。年度が改まって2週間ほどで休校になったので、着任したばかりの私を知らない人も多いと思いますが、皆さんへの思いは、決して他の先生方と変わりません。私のメッセージに耳を傾けてください。
情報通信機器の便利さを痛感させる現在の状況ですが、私はその便利さを十分に活用できていません。先日、保健部の大西先生が「不便益」について書かれましたので、私も。
「老人が畑に水をやっている。水甕を抱えて井戸と畑を往復するという、大変手間な労苦を見ていた若者が、『はねつるべ』という機械を使えばもっと楽ですよ、と進言した。老人は答えて言った。そんな機械は知っている。だが私は師から教えられた、『機械アルモノハ必ズ機事アリ、機事アルモノハ必ズ機心アリ』と。」。これは中国の古典『荘子』に記された寓話で、人間は便利な機械を持っていると、すべてのことが機械で処理できるように思い込み、機械のような心になってしまう、という意味です。いささか言い訳じみていますが、この機会に「便利さ」について考えてみてはどうでしょうか。
皆さんは目標を持っていますか?目標を掲げ努力しても、実現できないとすぐに諦めてはいませんか。目標を実現できないのは能力がないからではなく、習慣が具わっていないからです。習慣の力は大きい。あのイチローも「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と言っています。皆さんには、この期間に、目標を実現するためにどういう習慣を創り上げるか考えてほしいと思います。
第1学年部長 木下 文彦
昨日のニュース皆さんは見ましたか?
専門家会議で、向こう1年はウイルスとつきあわないといけないと考えていると述べられていました。
自分自身この生活とどう向き合おうか...
さて、人類は様々な感染症と闘ってきた歴史がありますが、その多くが打ち勝っています。
皆さんは、いつの時期か予防接種を打ったことだと思います。
感染症の蔓延を防いでいるということは人類が感染症に打ち勝った証でもあります。
この新型コロナウィルスの感染が過去の感染症のように終息していくように願うばかりです。
そんな明るい希望を持ちながら、私も皆さんも含めて生活を大きく変えざるを得ない状況の中で、
できることは何か......... 優先順位をつけるとすれば、何か.........
誰にも何も教えてもらえない中ですが、私は、活動できる未来に備えて、
持続可能な生活(「コロナ疲れ」しない)を送ろうと考えています。
皆さんも長い闘いに備えて・・・持続可能な生活を支えることができるのは明るい希望です。
探究企画部 石田 憲彰
「自律」
学校が臨時休校に入って数日が経ちました。元気に過ごしていますか?
休校だからと言って、お昼まで布団の中でゴロゴロしている人、いませんか?
一日中、テレビを見たり、スマホをいじっている人、いませんか?
外出の自粛をしながら自宅での2週間、どう過ごすかで休校が解除されてからの生活も大きく変わってきます。ぜひとも、「自律」した生活を送ってほしいと思います。「自律」というのは、自分で自分をコントロールすること。ナマケ心に負けそうな自分をコントロールする訓練をしましょう。
「不便益」
先日テレビを見ていると、京都大学の教授が「不便益」についての話をされていました。一見不便だなぁと思うことの中にも、良いこと・利益となることがあるものだよという話。
例えば、富士山を登る時、歩いて登るのは大変(不便)。でもだからといって、頂上まで一気に行ける交通手段(忘れました...)で登れたら楽で便利なんだけど、登頂の喜びは?というとどうでしょう。やっぱり不便でも歩いて登った時の方が断然感慨深いものになる。
今の皆さんの生活に置き換えてみてください。非日常のことが多すぎて、制限も多すぎて、思うように出来ないことが身の回りにあふれています。そんな時だからこそ、「不便益」!今の生活の中で、探してみてください。
「自律」もそうかもしれません。24時間をどう使うか。どう使えば良いのかをしっかりと考えて、「自律」した生活を送れるようになる。実践出来たら素晴らしいことですね。
ちなみに、自分自身の「不便益」...。マスク不足のこのご時世。夜な夜なYouTubeでマスクつくり動画を見てどのタイプが良いのか研究し、試作を重ねています。(試作品は旦那さん用マスクになってます)
ミシン使うの楽しい! 完成もうれしい!(旦那さんもうれしい!?)
保健部 大西 敦子
皆さん、臨時休業中の生活が始まりましたが計画的に過ごせていますか?
教職員もいよいよ在宅勤務が始まりますが、初めての経験で戸惑いながら今日一日を過ごしました。
当分皆が揃うことも難しいため、この機会で教室清掃などを行いました。
やはり生徒諸君のいない学校は寂しい限りですが、私たちもできることに精一杯に努め、前向きに過ごそうと思います。
さて、学年やクラスで「Teams」によるグループを作っていますが、有効的に活用しながらこの難局を皆で乗り越えたいと考えています。
何かあれば担任の先生や学年部長に連絡してください。また、遠隔でホームルームを実施できる可能性がありますので、活用方法について今後様々に検討していきます。
適度な運動を行いながらリフレッシュすることはもちろんですが、特に体育会系部員については積極的にトレーニングも行うことが重要です。
この機会に主体的な学習姿勢を培うことを期待します。
みんな、元気ですか?気持ちが沈んでいませんか?
今私は写真で新入生の皆さんの顔を必死でインプットしていますよ!
峰高生の皆さん、校長先生からのエール、受け止めてくれましたか?
私たち教員も、元気出して学校のリスタートに向けてがんばっています。
この頃の私の「お気に入り」はリトグリです!
朝晩通勤時に車内で聴いて気分を上げています。
曲目は「好きだ。」「明日へ」「ECHO」の順で。
今の皆さんに送りたい言葉。「好きだ。」から。
「世間の顔色をうかがうばかりじゃいつか自分の色すら忘れてしまうよ
すべてを捨てることさえもすべてを守ることも どうせ無理だと気づいた夜明け前さ」
「『夢を追うための痛みは傷にならない』だから跳べ!」
今起こっていることを嘆いて、うつむいていても決して明るい未来につながらない。
今できることを見つけ、今したいことを探し、それぞれの未来のために可能性を広げてください。
おしまいに今年の卒業生の作品を一句。
夜の空プラネタリウム京丹後 くるみ
丹後の夜空は本当に星が綺麗です。同じ空を見上げている峰高生、峰高の先生がいます。
空の星☆彡を介して仲間に思いを致し、この困難を乗り越えよう。
頑張れ!峰高生
総務企画部 皿木邦武
皆さん、峰山高校は、緊急事態宣言を受けて再度の臨時休業となった最初の朝を迎えています。正門横のソメイヨシノや銀座通り(中庭)の垂れ桜は、皆さんの姿を見届けたように、すっかり葉桜へと変わっていきました。今年の桜は、新型コロナウイルス感染拡大に翻弄される日本社会とは違って、例年以上に私たちの心を癒やし続けてくれました。今、校舎のあちこちから春風とともにも、皆さんの希望に溢れた姿や元気な笑い声が運ばれて来そうです。留守番役を務める教職員の代表として、このHPにて皆さんに、お願いや私なりの精一杯のエールを贈らせてもらおうと思います。
振り返れば2月下旬より、私たちの丹後地域も大きな影響を受け始めました。私たち人間は、残念ながら実際に迫り来る危機に当事者として直面しない限り、自分ごととして考えられないという弱さを持っています。しかし私たちには、この間、間違いなく非常時、危機の中にいるという、当事者意識を持って行動することを強く求められ続けました。それは直接的でなくても、当事者意識が低い中であっても、仮に無理矢理に近い形であっても、紛れもない当事者の一人として、それぞれの立場でこの問題への対処を求められ続けた約2ヶ月でした。
そんな飲み込まれそうなくらい大きな不安な中であっても、共に闘ってきた仲間との愛おしい時間を噛みしめながら練習に打ち込んでいる3年生、発表や作品完成へ周囲の雑念を振り払いながら必死に集中力を高めている3年生、進路実現に向けて一大決心をして学習に真摯に取り組んでいる3年生・・・。そんな校歌の一番にある「求めてやまじ 高き理想を!」を体現している3年生の「凜」とした輝く姿・・・。後に続く2年生・1年生は、しっかりと受け止めていてくれると確信しています。
さて、峰高生である皆さんにお願いしたいことが二つあります。第一は、希望を持つ皆さんであれば、必ず努力できるということです。「希望のあるところに人生がある。希望は新しい勇気をもたらし、何度でも、強い気持ちにしてくれる。」これは第2次世界大戦時のナチス・ドイツによるユダヤ人迫害の中でも強く生きたアンネ・フランクの言葉です。私たちには大切な夢や希望があります。そして夢や希望を実現するためには、当然として努力が必要になります。私たちは過去の延長線上の現在を生きています。私たちの未来も現在の延長線上に過ぎません。だからこそ、輝かしい未来のために、現在の努力が必要となります。努力こそが希望を叶えるための唯一の道で、努力は決して自らを裏切りません。
第二は、必要以上に恐れず・怖がらず、でも正しく恐れることが大切です。今回、私たちの丹後地域でもSNS上の真実・事実でないデマや嘘で多くの人が傷つくことが起きています。根も葉もないデマや嘘は、人間の心の中に潜む「鬼」を呼び起こしてしまいます。そして一旦呼び起こされた「鬼」は、現代の情報社会では簡単に退治することができせん。皆さんには、絶対に「鬼」(人権侵害)に加担することなく、校歌の2番に歌われる「誠の道」を常に進み、「鬼」の退治に協力して欲しく思います。
そして過日になりますが、皆さんの代表である生徒会長の濱野君らと話す機会がありました。新型コロナウイルス感染拡大に対する強い懸念や学校での予防策等、「命」を守るという観点から、皆さんの代表に相応しい意見や思いそして願いを聞くことができました。校長としては、真摯に受け止め、学校と同じ危機意識を共有することができたことに感謝し、学校再開後には峰高全体が一体となった一層の感染拡大予防策に努めたく思います。 最後に、皆さんに、いつもの言葉を、心よりのエールとして贈ります。「明けない夜はありません」「暗闇の夜は必ず終わります」そして「神様は越えられる試練しか与えません」・・・。皆さんが留守の間、私たち教職員も感染リスクを避けるために、3チームに分ける勤務が始まっていきます。皆さんとともに、新型コロナウイルス感染拡大が終息に向かうことを強く強く願い、5月6日で休業が終了し7日より学校が再開されることを願いたく思います。
令和2年4月21日
校長 長島 雅彦