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京都府立京都八幡高等学校

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教育内容

《生徒の感想(抜粋)》【サイエンスパーク】今年度最後の授業交流を終えて、「積極的に話しかける」という目標を達成することができた。これまでも「積極的に行くぞ」と心に誓って交流に臨んでいたが、思い通りにいかず、難しさを感じていた。しかし、今回は自分から話しかけたり、目が合ったときに笑顔で返したり、少し前まではできていなかったことができるようになったと自分の成長を感じた。顔を覚えてくれていた生徒が近くに来て「一緒に遊ぼ」と言ってくれたり、発語が少ししかない生徒が「キラキラ」や「眩しい」など自分の感情を教えてくれたりしたことがとても嬉しかった。中学部の生徒と楽しく交流できたことがよかった。

【まな防災!】前回からあまり時間が経っておらず、顔を覚えてくれていたようで、声をかける前に何度もこちらを見てくれる生徒がいた。声をかけると恥ずかしそうに目を逸らしていたのが微笑ましかった。グループで並んで目的地に向かっているとき、副リーダーの生徒がストップと言っても止まらない生徒がいたが、「ピシッ」と言うと「ピシッ」という言葉を繰り返しながら止まってくれ、可愛らしかった。防災かるたを作るとき、選択肢を与えられてもずっと考え続けていたが、一緒に文章を考え、絵を描くときは笑いながら話してくれ、二人で協力して作ることができた。来年の交流も積極的に頑張りたい。

 

 12月4日(木)3・4限、八幡支援学校中学部の生徒のみなさんと人間科学科2年生の授業交流がありました。1113日(木)に実施した後期①と同じ学年に入り、それぞれの生活単元学習をとおして交流しました。中学部1年生は「まな防災!」、2年生は「サイエンスパーク」、3年生は「ぼくらは未来の探検隊②」をテーマに楽しく交流することができました。

《生徒の感想(抜粋)》【ぼくらは未来の探検隊②】初めは生徒に名前を覚えてもらおうと必死だったが、コミュニケーションをとり信頼してもらえることで名前を呼んでもらえると考え、目を合わせたり、肩をポンと叩いたり、試合で応援する、失敗しても前向きな声掛けを笑顔を意識して話しかけるなど、多くのことを心掛けて接することができた。また、前回の授業交流で顔を覚えてもらえたようで、教室に入ってすぐに手を振ってくれたので緊張せず楽しい気持ちで参加することができた。卓球バレーの時に、「一緒にしよ」と誘ってもらえたのがとても嬉しかった。次年度の授業交流も、目線を合わせたり、自主的に話しかけたりするなど、互いが楽しめるような交流にしたい。

 

 

 

《生徒感想(抜粋)》最後の授業交流は、最初の授業交流より圧倒的にレベルアップして交流することができた。最初は、どのように動けばよいか分からず、じっとしていることや話しかける時にも、これ伝わっているのかなどと不安になりながら交流をしていた。しかし今回交流をして自分から積極的に行動できたり、目線を合わすこともできた。また、小学部の子たちから近寄ってきて一緒に遊ぶこともあった。驚いたことは、前回歩けていなかった子が今回は歩けるようになっていたことや寝たきりだった子がまばたきを何回もしてくれて、嬉しい気持ちになった。

 

12月3日(水)3・4限、八幡支援学校小学部の児童のみなさんと人間科学科1年生の授業交流がありました。本校生徒が小学部の5クラスに分かれ、遊びの指導・生活単元学習の授業に入らせていただきました。今回で3回目となる授業交流でしたが、生徒たちは今年度の最後の授業交流であることを意識しながら、これまでに気づいたことやできなかったことを実践しようとする姿が多くみられました。

 

 1119日(水)3・4限、包帯の一種である三角巾の勉強をしました。三角巾は、傷の大きさに応じて使用でき、広範囲の傷や関節を包帯したり、手や腕を吊したりするのに適しており、応急手当の基本知識の1つです。基本の結び方である「本結び」をマスターした後、手、肩、頭に包帯する方法を学びました。

《生徒感想(抜粋)》包帯を巻くことに対して「難しい」という偏見があったが、コツとポイントさえ押さえれば安定して固定できる事を知った。だが、包帯を巻く時は一人で解決するわけではないため、相手の気持ちを読み取ったり、聞いたりなど、コミュニケーション力が必要だと感じた。また首から腕を吊るす時に、次にどのような動作をするのか、相手に伝えなければ、予想外の動きに戸惑ってしまうことがある。これは相手が不安になったり、痛がったりしてしまうため、言葉で伝えることの大切さに気づいた。包帯を初めて巻いたので、結構な時間がかかったが、時間がなく急がなければならないときは、どのような工夫をしているのか気になった。

 

《生徒の感想(抜粋)》今回は、前期に一緒に遊んだ生徒が休みだったので、様々な生徒と話せるきっかけとなった。最初の活動は、中学部の生徒がバランスボールに座り、世界旅行をするというのもであった。その際、バランスボールをどの程度揺らせば楽しんでもらえるのかが分からず、少し控えめに揺らした。生徒に全力で楽しんでもらうためにも、もう少しコミュニケーションをとり、どのくらい揺らせば最も楽しんでもらえるかを考え、行動すればよかった。・前期の授業交流で仲が深められたと思っていたが、時間が空いてしまうと緊張して、その緊張が中学生にも伝わってしまい、上手に話しかけることができなかったのが悔しかった。しかし、時間が経つにつれ、自分からだけではなく、中学生からも話しかけられることが多くなり嬉しかった。交流終わりのとき、授業で踊ったダンスを次回に教えてほしいと伝えると、「次も来てね、一緒に踊ろう」と言ってくれ、帰るときに最後まで手を振ってくれたことがとても嬉しかったので、12月の交流は最初から緊張しないようにしたい。

 

 

 1113日(木)3・4限、八幡支援学校中学部の生徒のみなさんと人間科学科2年生の授業交流がありました。前期の授業交流同様、本校生徒が中学部1年、2年、3年の3グループに分かれ、それぞれの生活単元学習をとおして交流しました。中学部1年生は「YAWATA EXPO 2025」、2年生は「世界をかんじよう」、3年生は「ぼくらは未来の探検隊②」をテーマに楽しく交流することができました。次回、12月4日(木)の授業交流も楽しみにしています。

《生徒の感想(抜粋)》最近、学校行事や人間科学科の取組などの影響で昼休み交流もなく、久しぶりの八幡支援学校の生徒との交流となった。前期は特定の生徒と一緒にいることが多く後悔したので、後期は八幡支援学校の先生の生徒との関わり方を参考に、多くの生徒と交流することができた。しかし、生徒が涙を流していた時、どう対応すればよいのか分からず、動けなかった。その後、先生が来るとその生徒は泣き止んだ。交流に関して、まだまだ難しいことや悩むこともあるが、交流を積み重ねてできることを増やしていきたい。

 

 1017日(金)3・4限、「人間科学」の授業で本校介護福祉科の学科長を講師に迎え、ベッドメイキングの演習を行いました。シーツのしわがないようベッドメイキングするのは、寝心地の良さはもちろん、褥瘡(床ずれ)予防に繋がるということ、感染症のリスクに備え、膝を床に付けず、清潔を保つ必要があることなど、実践を通して学ぶことができました。

 

《生徒感想(抜粋)》

二人で協力しながらベッドメイキングをしたが、しわを完全になくすことができなかったり、真ん中がずれてしまったりしたので、もっと声掛けをするとよくなると感じた。/1回目は全く綺麗に三角コーナーを作ることができなかったが、先生にアドバイスをもらって、2回目以降は綺麗に作ることができた。利用者さんが楽な姿勢を探してベッドを操作することも学ぶことができてよかった。/褥瘡の模型を見て、動かなければ肌にこのような負担がかかると知り、少しでもサポートするためにもシーツのシワがなく、清潔なベッドにしなければならないと知ることができた。また練習してさらに上手くできるようになりたい。

 

 1010日(金)3・4限、「人間科学」の授業で、包帯法(巻軸帯)の演習を行いました。ゴムが入っていて伸縮性のある包帯だけではなく、伸縮性のない巻軸帯(ライン帯)も使いました。基本巻きと呼ばれる環行帯に加え、らせん上に巻いていく螺旋帯、折り返しながら巻く折転帯など、包帯の様々な巻き方について実践を通して学びました。

《生徒感想(抜粋)》

普段包帯を使うときはゴムが入っている包帯しか使わないので、そうでないものは緩くなってしまい、怪我したところを止めにくいと思った。人の腕の太さによってもやりやすさが変わったので、慣れていくことが大事だと思った。包帯を巻くときに、腕の上で転がすように巻くと少し浮きにくくなるので、大切なことだと学んだ。/折り返し巻きをする時に、太さを均一にして折るのが難しく、肌が出てしまったり、緩んでしまったりした。練習を重ねて上手くできるようにしたい。包帯の巻き方をマスターして、自分が怪我したときだけでなく、誰かが怪我したときに助けられるようになりたい。

 

《生徒感想(抜粋)》

授業交流を終えて、今回目標にしていた、沢山の児童さんと関わることは、あまり達成できなかったが、コミュニケーションをとることは、自分から積極的に話しかけ、活動することができた。今回の交流では、宝探しや、金魚すくいゲーム、射的を一緒にした。宝探しでは、児童さんに場所を教えてもらいながら、一緒に探すことができた。射的では、箱に当てられるようにコツを教えて、最終的には当てられた。児童さんが喜んでいて嬉しかった。次回も同じ内容の活動をするが児童さんの人数が今回より増えるので、さらに自分から積極的にコミュニケーションをとっていきたい。

 

 11月5日(水)3・4限、八幡支援学校小学部の児童さんと人間科学科1年生の授業交流がありました。支援学校小学部5クラスそれぞれに本校生徒が分かれ、遊びの指導・生活単元学習の授業に入らせていただきました。1学期と同じクラスを担当したので、関わりがより深められ、楽しい時間を過ごすことができました。

 

 1020日(月)5・6限、京都家庭文庫地域文庫連絡会の方、かみふうせん文庫の方(合計3名)と南キャンパス図書館司書を講師としてお招きし、読み聞かせの事前学習をしました。「絵本の世界をこどもに伝えるために」をテーマに、絵本を読んでもらうということ、読み聞かせに適した絵本の条件、読み聞かせを始める前にしておくこと、絵本の読み方などを教えてもらい、パネルシアター、ペープサート、エプロンシアターなどの実演を披露していただきました。その後、3人1グループに分かれ、各自が選んだ絵本を読み合いました。1月に近隣の小学校で読み聞かせの授業を計画しているので、これから準備をしていきます。

 

 10月3日(金)34限、八幡支援学校高等部3年生の皆さんと人間科学科3年生との授業交流がありました。今回は10月29日(水)からの「たけまつり」に向けた民舞の練習を行いました。3クラスに分かれ、前半は支援学校の生徒の皆さんから民舞の振りを教わりました。その後、交流スペースに移動し、練習の成果を見せるべく、全員で合わせて踊りました。

【生徒感想抜粋】

 初めて3年生と交流をして、同い年なので話しやすく、向こうからもたくさん話しかけてくれたので交流しやすかった。振りを教えてもらっているときに、1人でも分かっていない人がいたら、分かるまで何回も丁寧に教えていることに気付いた。/支援学校の生徒さんが教えるのがとても上手かったので、上手に踊ることができた。これが最後の授業交流だが、3年生とは作業学習でも会うので、その1回1回を大切にしたい。

 

 

 10月8日(水)3・4限、インスタント・シニア体験をしました。前回は、8種類の器具を装着し、階段の上り下りだけの体験でしたが、今回は、実習棟をフル活用し、看護講義室→上り階段→在宅介護実習室→下り階段→入浴介護実習室→上り階段→渡り廊下→図書室→渡り廊下→看護講義室の順に移動し、各場所で全18種類の体験をとおして、高齢者の困り感を体感しました。

《生徒感想(抜粋)》色々な場所で高齢者を見かけますが今までは何もわかっていませんでした。今回のインスタント・シニア体験を通じて、足や手が曲がりにくかったり、挙げづらかったり、歩くだけでもすごく体力が必要で、階段を上ることはとても大変でした。でももしここに手すりがあれば楽かな?とかエレベーターがあると楽かな?など身近なことの問題や不便さに気づくことができました。また困っている時はどのようなサポートが必要かなども考えることができました。

 

 9月26日(金)34限、八幡支援学校高等部の皆さんと人間科学科3年生との授業交流がありました。肢体不自由クラスでは、『さるかに合戦』の劇をしました。支援学校の生徒さんがカニ役を、先生と人間科学科の3年生がさる役を担当し、とても盛り上がりました。普通科1年生の作業学習では、支援学校の生徒さんと人間科学科の3年生でペアをつくり、羊毛を丸めてフェルトボールづくりをしました。ストラップを台紙に貼ったり、袋に梱包したりする作業を協力しながら行うことができました。普通科2年生の授業は、支援学校の生徒さんたちの修学旅行のしおり作りのお手伝いをしました。iPadを使ってデザインを考えたり、写真を選んだりしながら交流を深めることができました。

 

【生徒感想抜粋】

 最後の交流で今までで一番腕を動かしたり、声を出して笑ってくれたりしてうれしかった。手を握ったり、声を掛けたりしてたくさん関わることができてよかった。/1曲みんなが好きな歌を流している間だけ集中して作業を行い、フェルトボールが出来上がったら自分の場所にシールを貼っていて1日で何個できたか分かりやすくなっていた。/制限時間内に終わるのかとても心配だったが、「こうしたらいいんじゃない?」「このイラストを使ったら分かりやすいかも」など話しながらしていると時間内に間に合って、ハイタッチをしてくれたのがうれしかった。

 

 9月25日(木)3・4限、包帯法(巻軸帯)の演習をしました。先日、(専)京都中央看護保健大学校の先生に教えていただいたときは、伸縮性のある練習用の太い巻軸帯を使用しましたが、今回は伸縮性のない巻軸帯(ライン帯)で練習しました。難易度が格段に上がりましたが、繰り返し練習することで技術を高めていきました。

《生徒感想(抜粋)》前回の包帯法で学んだことがすべてできるようになっていたことが、とても嬉しかった。折転帯をペアでしたときに、「上手」、「綺麗」と声掛けをしてもらえたので、楽しく巻くことができた。ペアの人にはとても助けてもらった。誰が綺麗に巻けているかを見せ合ったとき、自分が巻いたものは幅も綺麗で上手にできたと思ったが、全員が綺麗すぎて自分はまだまだだと感じた。包帯法を学べる高校は少ないと思うので、自分のためにもなるとても貴重なことを学べたと思う。この体験を忘れず、いざというときのために、しっかりと生かしていきたい。

 

 本年度も大阪国際大学との高大連携授業を実施します。読み聞かせに関する探究授業を全6コマ実施し、1218日(木)に大阪国際 大和田幼稚園で「絵本を中心とした遊び」を実践する予定です。その1回目となる授業を9月18日(木)3・4限に幼児教育学科准教授 玉井久美子先生に来ていただき、実施しました。「良い保育」とは、子どもたちに伝えたいことは何かをテーマに、自ら問いかけ考え、絵本選びに生かしました。

《生徒感想(抜粋)》単に準備をするだけでは、良い保育についてあまり考えることがなかったと思うので、今回の授業でクラスのみんなが考える良い保育がどのようなものかを知ることができ、保育への考え方が深まったと思う。事前に目標や伝えたいこと決めることによって、何を準備すればよいかが分かり、発表へのやる気が出た。7月の交流体験で、上手く園児を誘導することができず後悔したので、今回は頑張りたい。絵本を読んでいるときに、園児がたくさん話しかけてきたら、さりげなく絵本に戻れるような誘導ができるようになりたい。今まで学んできたことを生かせるよう頑張る。

 

 9月11日(木)3・4限、(専)京都中央看護保健大学校の阿形奈津子先生(副学校長)に講師として来ていただき、「巻軸帯の用途に応じた巻き方の手順」を学びました。「環行帯」「螺旋帯」「蛇行帯」「折転帯」「麦穂帯」「亀甲帯」の演習をしました。

《生徒感想(抜粋)》包帯は、傷を癒したり、部位を固定するために使われると思っていたが、心理的にも使えることを知った。麦穂帯や亀甲帯のように途中で包帯の向きが変わる巻き方に苦戦した。包帯はアートという説明は、色々な巻き方に挑戦することで理解できた。他にも、三角巾をたちながら包帯する方法は、被災地などで生かせるので学べてよかった。

 

 9月24日(水)3・4限、インスタント・シニア体験をしました。この体験の目的は、「高齢者の視点から社会を観察することで、社会環境の問題点を発見し、そのための対策やサポートを考える。」です。高齢者の感じる不便さを体験することで、高齢者を介助する上で大切なことを考える機会にします。白内障用ゴーグル・両腕関節サポーター・利き手首おもり・軍手・膝サポーター・左右重さの違う足首おもり・つえ・ゼッケンの装着の仕方を学び、今回は階段の上り下りを体験しました。

 

 9月17日(水)3・4限、2回目のアイマスク体験をしました。前回はアイマスクをして折り紙を折ったり、名前を書いたり、立体コピーを触ったりと各自で体験するものでしたが、今回は手引きのこつを学びました。どのような声かけが安心できるかなど、体験をとおして考え、今後社会の一員として自分にできることも考えました。

《生徒感想(抜粋)》

 アイマスクをしてみて、周りがざわざわしていると、誘導者の声が聞こえなく、不安なことがあったので目が不自由だからこそ聴覚を大事にしていると感じた。頼りにしている聴覚が聞こえづらくなってしまうととても不安を感じることが分かった。また学校ではない、慣れない場所を歩くことで新たな発見があるのではないかと感じた。

 手引き者をしてみて、アイマスクを先に行っていたので、地面への感触が変わるなどの些細な事でも不安にならないように説明したが、日常生活においては多大な情報量になるため、どのように工夫をしているのか気になった。手引き者とアイマスクをしている人の感覚は違うということをずっと理解しながら、誘導すると、どこまで伝えれば良いのかが分からなくなったので、もっと深くまで学習したいと感じた。