給食室より(2024年9月)

湯葉は、大豆の加工食品の一つです。豆乳を加熱した時の表面に出来る薄皮で、植物性たんぱく質に富む精進料理の材料です。約1200年前に最澄が中国から仏教・茶・ゆばを持ち帰ったのが、初めと言われています。

日本で初めて「カレー」という料理の名前を紹介したとされる書物は、福沢諭吉の『増訂華英通語』(1860年)で「Curryコルリ」という表記があり、これが始まりであるといわれています。

トビウオは、太平洋、インド洋、大西洋の亜熱帯から温帯の海に生息する海水魚です。「トビウオ」の名前は、水上に飛び出し胸びれを広げて滑空することに由来しています。九州や日本海側では、「アゴ」の別名で呼ばれています。

「チリコンカーン」は、スペイン語で「肉入り唐辛子」を意味します。アメリカ合衆国の国民食の一つであると位置づけされています。起源は、メキシコ料理で、揚げたトルティージャを主に肉やチーズや豆煮込み、サルサと共に食べます。

日本でチンゲン菜は、軸が緑色のものは、「青軸パクチョイ・青梗パクチョイ・チンゲンツァイ」などと呼んでいたが、農林水産省により名称が統一され、葉柄が緑のものを「チンゲンサイ」、葉柄が白いものを「パクチョイ」と呼ぶようになったそうです。

八宝菜の「八」は、「8種類」という意味ではなく「五目」の「五」と同じように多くのという意味があります。あんの絡んだ、たっぷりの野菜を美味しくいただきましょう。

ほうれん草は、野菜の中で鉄分が最も多く、鉄分の吸収を助けるビタミンCも豊富に含まれています。さらに、葉酸、食物繊維も豊富なので、非常に栄養価の高い野菜です。

今日の給食は、セルフサンドです。ミートソースとカレーキャベツをパンにはさみます。いつもと違った食べ方を楽しみながら、おいしくいただきました。

今日は、中秋の名月です。この日は、一年で最も月がきれいに見える日と言われています。秋を感じながら、味わっていただきましょう。お月見ポンチの中には、月型と星形のかわいいゼリーが入っています☆☽☆☽

塩こうじとは、調味料の名前です。塩こうじには、食べ物のたんぱく質を分解する働きがあります。そのため、魚やお肉を塩こうじに漬けておくと柔らかくなります。

ぎょうざは、はるか昔2600年ほど前に中国で生まれました。遺跡からは、ぎょうざを食べていたあとが見つかっているそうです。日本のぎょうざは、日本で独自に変化したもので、焼きぎょうざが主流ですが、中国では水ぎょうざが主流だそうです。

今日のシチューは、コーンクリームシチューといい、コーン(とうもろこし)が入っています。ホールコーンとクリームコーンどちらも入ったコーンたっぷりシチューです。ルウから手作りしています。

レシピを紹介します。分量は一人分(単位はグラム)

鶏肉      20      ① バター、小麦粉、牛乳でベシャメルソースを作る。

ホールコーン  20      ② 鍋に油を入れて鶏肉を炒める。

じゃがいも   60      ③ 人参、たまねぎを炒める。水を入れて煮る。

たまねぎ    50      ④ じゃがいも、ホールコーンを入れて煮る。じゃがいもに

人参      30        火が通ったら①以外の調味料で味付けをする。

サラダ油     1      ⑤ ①を入れ味をととのえる。 

小麦粉      5

バター      5

牛乳      40

クリームコーン 30

洋風だしの素   1

塩        0.2

こしょう     0.05

水分      60

今日の大きいおかずは、「治部煮」と言い、石川県金沢市の郷土料理です。「治部煮」という名前は、じぶじぶ煮ることや、岡部治部右衛門が伝えたことが由来と言われています。

「ジャージャー麺」の「ジャージャー」とは、肉みそのことです。「ジャージャー」という言葉には、「挽き肉を調味料で炒める」という意味があります。中国発祥の麺料理で、甘辛い味が特徴です。

茄子のことを英語で、「eggplant(エッグプラント)といいます。「egg」は「卵」、「plant」は「植物」という意味です。アメリカの茄子は、白くて丸い卵のような形をしていることから、この名前がつきました。

「にんじんしりしり」の「しりしり」とは、にんじんをすりおろす音です。人参を細く切るときの「すりすり」という音を、沖縄の言葉にしたものです。

ビーフンの起源は、紀元前220年ごろ、秦の始皇帝が中国統一を成し遂げたころの、中国南部と考えられています。中国の他、台湾やベトナムなどのアジアの国でよく食べられます。

今日の小さいおかずは、「スコップコロッケ」といいます。なぜ、このような名前がついたかというと、普通の丸いコロッケとは違い、カップに入っていて、スコップ(スプーン)を使ってすくって食べるからです。

すいとん(水団)は、小麦粉の生地を手でちぎったり、丸めたりして小さい塊にしたものを、汁で煮た料理のことです。すいとんの歴史は長く、室町時代の書物に「水団」の字がみられるそうです。地域によって「ひっつみ」、「みみ」、「ちぎり」、「はっと」、「つめり」、「とってなげ」、「おだんす」など様々な名で呼ばれています。

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