網野学舎

 昨年度と同様、新型コロナウイルス感染拡大防止のため全校一斉ではなく、学年ごとに日時を分けて薬物乱用防止教室を実施しました。6月29日(水)は最後の学年である1年生が薬物の恐ろしさや心身への被害についての映像を視聴し、保健部の教員から講義を受けました。生徒達は、「薬物を断る」ことは当然、それ以前に「薬物には絶対に近寄らない」ことが大切であると改めて学びました。

 

 6月28日(火)にレスリング部激励会を行いました。今夏に開催される全国高等学校総合体育大会レスリング競技(インターハイ)、全国高校生グレコローマンスタイルレスリング選手権、2022U-20アジアレスリング選手権大会、そして2022U-17世界選手権大会にそれぞれ出場するレスリング部の選手達が岡田校長から激励の言葉を受けました。最後に選手を代表してキャプテンの細川周さん(3年1組・網野中)が「全員が1つでもいい色のメダル獲得を目指して全力で戦ってきます。」と力強く決意を述べました。選手の皆さん、健闘を心から祈っています!

 

行動し結果を出すことがリーダーの務め

 7月2日から10日にかけてバーレーンにて開催されるU20&U15アジア選手権に、U20の代表としてレスリング男子フリースタイル65kg級に出場する細川さんに大会への意気込みを聞きました。

細川周さん(3年1組・網野中)
 レスリングを始めたのは3歳の頃、ものごころがつくかつかないかのうちにはもうマットの上に立っていました。小学生の頃から全国大会で2位になったこともありました。中学から本格的にレスリングに打ち込み始め、今に至っています。
 現在キャプテンとして男女全部員を引っ張っています。当初は何をしたらいいのかわからず、メンバーに迷惑をかけていました。その反省から今は自分から率先して練習に取り組み、積極的に声を出してみんなの心を奮い立たせています。皆のために行動し、試合でも結果を出す「背中」を示すことがキャプテンの務めだと思っています。
 4月に行われたJOC杯の結果、今回のU20アジア選手権に出場することが決まりました。かつてU15で優勝したものの、U20はパワーも技術もまったく違います。アジアの強豪を相手に今の自分の全力をぶつけていきたいです。目標はメダルを獲ることです。
 今後は、インターハイや国体、天皇杯など、卒業までに大きな大会が続きます。個人戦優勝を目指すのはもちろん、団体戦でもメダルを目指してこれからも頑張っていきます。
 将来の夢は年齢制限のない世界選手権に出場して表彰台に上がることです。大学に進学してレスリングの道をさらに究めて、自分の夢に一歩でも近づいていきたいです。

...「攻撃は最大の防御なり」の信念で最後まで攻めを貫く細川さん。強者ひしめくアジアの舞台にその名を轟かせてください。
             

 (取材・文 安達卓能)

 

最後の舞台で 最高の「恩返し」を

 6月17日から19日にかけて奈良県橿原市で行われた第76回近畿高等学校新体操選手権大会において個人競技で総合3位に輝き、7月16日から始まる近畿ブロック大会に高校最後の大会として出場をする大垣さんに決意を伺いました。

大垣伶さん(3年1組・網野中)
 新体操との出会いは小学5年生でした。ジュニアクラブの見学で見た先輩方のバク転を決める姿に憧れて、自分もできるようになりたいと思い体操を始めました。
 高校では練習量も増え大変だと感じることもありましたが、それでも新しい技にチャレンジし、それが成功したときには嬉しさと同時に大きな達成感を感じました。
 私は京都大会で2位に入り、今回個人としては初めての近畿大会でした。出場者も多く、各府県の強豪が集まった大会だったので私は試合前から緊張をしていました。ですが「いくら頑張っても練習した以上のことは出せない。いつも通りで演技に臨もう。」と腹を決めて臨みました。1種目目のクラブではミスが出たものの、焦ることなく心を切り替え、2種目目のスティックではノーミスの演技で終わることができました。試合後はもっとできたと悔しい気持ちでしたが、総合3位に入ったと聞いた時には正直びっくりしました。顧問の先生も両親もよくやったと喜んでくれて本当に嬉しかったです。
 次の近畿ブロック大会が私の高校最後の大会となります。高校で培った練習の成果を出し切って、これまで教えてくださった先生や共に競い合い励まし合ったチームのメンバーに対して「恩返し」と「感謝」の思いを胸に最高の演技をしたいです。

...丹後緑風体操部では技術はもちろん、挨拶や礼儀を含めた人間性も磨くことができたと話してくれた大垣さん。「感謝」の思いを胸に、集大成の舞台で有終の美を飾ってください。

(取材・文 安達卓能)

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 6月24日(金)16:00~京丹後市役所で「丹後万博」企画調整会議に企画経営科2年生の3名が参加しました。

 「丹後万博」とは、丹後の魅力をたくさんの人に知ってもらい、丹後の知名度を上げ、経済効果を高めることを目的とし、将来世代の高校生が中心となって企画・運営する、SDGsの祭典です。

 今回の企画調整会議では、どのようにすれば来場者を増やすことができるのか、ごみなどを出さない環境に配慮したイベントにするにはどのようにすればいいのかなど各グループで議論し、積極的に意見を出していました。

 

 6月11日(土)、みやづ歴史の館で行われた「演劇講習会」に参加しました。本校の他4校計25名の参加があり、合同で専門講師による講習を受けました。他校生との交流が少ない中、部員の親睦を深める良い機会となりました。

 

 6月21日(火)、企画経営科3年の山中莉彩さんが出場する第38回全国高等学校簿記競技大会(7月25日、東京都日本工学院専門学校)、第69回全国高等学校ワープロ競技大会(7月27日、東京都日本工学院専門学校)の激励会を行いました。校長からは、「本校の誇りであり、学校だけでなく、地域・中学生の励みになり、希望を与えるものだ」「自分のペースでがんばれ」と励ましの言葉がありました。続いて、山中さんから、「京都府大会では納得できなかったため、今回は自己ベストを出したい」と決意表明がありました。山中さんの御健闘をお祈りしています。

 

 今回はボランティア部の活動を紹介します。6月18日(土)ボランティア部が桃山の里一斉資源回収ボランティアに、約2年半ぶりに参加しました。新型コロナウイルスの影響で、3年生も今回が初の参加となりましたが、16名各自が与えられた持ち場でしっかり役割を果たしました。生徒達は久々の活動で心地よい充実感を感じている様子でした。

 

 今年度も部活動や委員会の普段の活動の様子を紹介していきます。今回紹介するのは放送委員会です。放送委員は日替わりで担当を決め、生徒や教職員からのリクエスト曲を流すことを中心に活動しています。この日は委員長の大垣伶さん(網野中)と副委員長の戸田奏さん(峰山中)の3年1組の二人が担当。放送を通して昼休みの憩いのひと時を楽しく盛り上げてくれました。

 

 今回は3年3組の「生物基礎」(理科)の授業の様子です。本時は「遺伝情報の発現」について、生体ではたらくタンパク質がどのように合成されていくか学習しました。本授業では、板書とパワーポイントがバランスよく利用され、双方向の授業が展開されていました。生徒たちは、先生からの難しい発問に頭を悩ませながらも、一生懸命考えていました。

 

 今回は1年1・2組の「論理表現Ⅰ」(英語)のa講座の授業の様子です。本時は「富士山を訪れる外国人旅行者のために登山の際に注意すべき事項」について、生徒達が助動詞を使ってまとめた文章を一人ずつ皆の前でプレゼンテーションしました。自分が発表する英文を他の生徒達にも見えるようにスクリーンに映しながら、勇気を持って英語で発表をしました。どれもバラエティに富んだ発表ばかりで、一つ一つの発表に対し生徒達からは大きな拍手が送られていました。

 

 企画経営科1年3組の「情報処理」の授業を紹介します。本時の内容は表計算ソフトにおける関数のうち、これまで学んできたIF関数をさらに応用した「IF関数の入れ子」について学習をしました。やや複雑な関数処理でしたが、生徒達は真剣に授業内容のメモをして、実際にパソコンを使って操作していました。

 

 今回は3年3組の「国語表現」の授業を紹介します。本時は「模擬面接」を実施しました。進学、就職など、それぞれが目指す進路に合わせて分けられたグループで集団面接を練習しました。面接での立ち居振る舞い、質問に対しどれだけ自分をアピールできる返答をするかなど、これまでの座学で学んだことを実践しました。受験者役だけでなく、面接官役も行って互いに採点をしていきました。どのような部分や質問が面接官にどんな印象を与えるのかについても体感することで、実際の面接に反映していくことを確認しました。クラスメイトが相手であっても、生徒達は面接だという緊張感をもって練習に臨んでいました。

 

 6月6日(月)に、東京演劇集団「風」の方々にお越しいただき、体育館にて演劇『Touch~孤独から愛へ』の鑑賞を行いました。今年度は3年ぶりに芸術鑑賞を実施することができ、生徒は体育館に入るなりその壮大なセットに感嘆の声をもらしていました。

 今回上演された演目は、北フィラデルフィアにあるアパートの一室を舞台に、孤児の兄弟が謎の紳士と触れ合うことで、ぶつかり合いながらそれぞれの新しい一歩を踏み出していく物語です。迫力のある演技を目の前にして、心を強く揺さぶられる2時間となりました。

 終演後には運動系部員を中心に多くの生徒が撤収作業を手伝いました。最後にはサイン色紙を頂き、集合写真を撮影するなど思い出に残る経験となりました。


以下、生徒の感想を一部抜粋して紹介します。

・迫力のある演技で、見ている方も話に入りこんだような気持ちになり、すごくわくわくする充実した2時間でした。小さいときから孤独で暮らしてきた2人が、手と手を触れ合わせ孤独から解放されていく姿に感動しました。

・声を一切出さない場面でも行動や感情が伝わって、とても楽しかったです。舞台のセットも、体育館だというのが嘘みたいにたくさんの大道具で埋まっていて驚きました。最後のシーンでは思わず涙が出てしまいました。

・映像で見るよりも目の前で見る方が何倍も面白くなるし、迫力もとても伝わってきました。高校生活では最初で最後の芸術鑑賞だったのですが、最高の思い出にすることができました。

 

 6月13日(月)の5限目、1年生企画経営科の生徒が「ビジネスコミュニケーション」の授業の一環で、修学旅行で京丹後市を訪れている愛知県豊田市立下山中学校の3年生の生徒の皆さんと遠隔システムを用いて交流しました。
 下山中学校の生徒の皆さんから伝統芸能を披露していただいた後、下山地域の現状と課題について発表をしていただきました。企画経営科の1年生からは、京丹後市について方言クイズなどを取り入れながら発表をしました。生徒たちは、お互いの地域について学び、楽しそうに交流をしている様子でした。
 下山中学校の皆さん!ありがとうございました。楽しい修学旅行になることをお祈り申し上げます。

 

 6月8日(水)の6限目、1年生普通科で文理選択ガイダンスを実施しました。講師として、株式会社リクルート様より、専任講師の荻野直子様に御来校いただき、御講演いただきました。荻野様からは、目的・目標を持つことの大切さ、文理選択の際の4つのポイント、そして文理選択しくじり例を紹介いただき、また、自己分析をすることの大切さや、そこからの成功例を教えていただきました。

 今日の学びを、2学期に実施されるコース選択・科目選択に活かして欲しいと思います。

 

 網野学舎の授業の様子を紹介します。今回の授業は3年1組の政治・経済です。この時間は、現代の代表的企業形態の一つである株式会社を取り上げました。株式会社は、生徒達にとって消費者や労働者として関わる可能性が高く、他の経済分野の学習にも大きく関わる重要な題材です。生徒達は模擬投資やグループワークを通して、現代経済の特徴について考えながら学んでいました。

 

跳び越えろ、限界突破のハードリングで!

 6月3日から5日に、たけびしスタジアム京都で開催された第75回京都府高等学校陸上競技対抗選手権大会において400mハードルで5位に入賞し、16日からの近畿大会に出場が決定した関さんにインタビューをしました。

関明楽さん(3年1組・網野中)
 専門としてきた100m走で結果が出ず悩んでいた時に、400mを、しかもハードルに挑戦してみないかと私は先生から声をかけられました。試してみると自分にあっていたのか、楽しい、もっと追究したい、と感じながら走っている自分に気がつきました。
 京都大会では予選を含めて3本のレースに出場しました。レース前のランキングでは入賞には遠く及ばない位置でしたが、準決勝では自己ベストを0.6秒更新することができました。顧問や部のメンバーに「最後だ、行ってこい!」と背中を押されて臨んだ決勝では、限界の走りでさらに0.6秒もベストタイムを更新して5位に入賞し、近畿大会出場の切符を手にすることができました。駆け寄って自分のことのように喜んでくれたメンバーを見て、私は嬉しさの余り胸が熱くなりました。いつもはなかなか褒めてくれない母もスタンドで涙を流して喜んでくれました。
 近畿大会では、出場が叶わず悔しい思いをした他のメンバーの思いも背負って走りきっていきます。今のままでは入賞はとても厳しいかもしれませんが、大きな舞台でまた「大きなこと」を最後の最後でやってのけたいです。

...最後のレースで有終の美を飾れば、次に目指すはいよいよ希望進路の実現です。持ち前の「限界突破のハードリング」でさらなる飛躍を見せてください!
              

(取材・文 安達卓能)

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 6月7日(火)、山陰海岸ジオパーク学識専門員の松原典孝様をお招きし、企画経営科2年3組の生徒25名が網野町浅茂川周辺のフィールドワークを行いました。「リフレッシュリサーチ」の授業にて観光について学習しており、山陰海岸ジオパーク研究の一環として、現状と課題について学習しました。

 

 6月8日(水)課題研究の授業にてJessica Ye様、Trevor Kennedy様、Michael Iurgæs様をお招きし、地域創生の取組に向けてディスカッションを行いました。京丹後をPRする方法としてSNSを研究しているグループが、観光情報発信の方法について学び、生徒たちにとってとても有意義な機会となりました。

 
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