SAGANO BLOG

2023年8月1日以降のブログをすべて時系列に掲載しています。

 

6月9日(月)、アメリカのフニペロ・セラ高校から4名の来校があり、国際交流委員とランチミーティングで親交を深めた後、GIの授業で1年生1・2・4組の生徒と交流しました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。また、フニペロ・セラ高校の生徒は、今週金曜日に行われるSGF(Sagano Global Forum for Student Research)に参加し、各自の研究を発表してくれる予定です。


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『お昼のランチミーティングでは、お互いの学校生活について話しました。アメリカの生徒からは、スペイン語やフランス語、中国語など、自分の興味に応じて言語を選んで学べることを教えてもらい、とても驚きました。 また、使いやすい英語のフレーズを教えてくれたり、日本の食べ物についてもたくさん質問してくれたので、こちらも話しやすかったです。たくさん質問すれば、もっといろんなことを教えてもらえそうだと思い、次の機会が楽しみになりました。』

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 『和食についてのプレゼンテーションでは、寿司の中でも特にサーモンが人気だという話で盛り上がりました。話しているうちに、お互いに好きな食べ物や部活動などの共通点が見つかって、どんどん会話が楽しくなっていきました。 英語が完璧でなくても、伝えたいという気持ちがあれば相手も理解しようとしてくれることがわかり、自信が持てました。』

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『だるま落としやふくわらいなどの日本の遊びを一緒に楽しみました。特に、マリオのふくわらいはとても難しくて、完成した顔が面白すぎて、みんなで大笑いしました。
言葉が通じにくくても、表情やジェスチャーで自然とコミュニケーションが取れて、一緒に笑える時間がたくさんありました。遊びという共通の体験を通じて、言葉の壁を越えて仲良くなれることを実感しました。』


『日本の文化を伝えるために、けん玉を一緒にしました。最初は私のほうが得意かなと思っていたのですが、アメリカの生徒のほうが上手でとても驚きました。』

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『校内を案内しながら、いろいろな話ができました。図書室では英語の本を見ながらおすすめを教えてくれたり、職員室前のPride Monthの掲示について話したりして、とても楽しい時間を過ごせました。 会話の中で、日本には文化祭などの行事がたくさんあるけれど、アメリカの学校にはあまりないと聞いて驚きました。アメリカの生徒が「日本の文化祭がうらやましい」と言ってくれたので、自分たちの行事にももっと真剣に取り組もうという気持ちになりました。 最初は緊張してうまく話せるか不安でしたが、話してみると会話がどんどん弾んで、英語を使うことがとても楽しく感じられました。』

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5月27日(火)2年7・8組の生徒がSE(サイエンスイングリッシュ)の授業内で、考古学者のDr. Noxonを招きVR技術についての特別講義を受けました。該当クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

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『考古学、特に縄文時代についての講義をしていただきました。教科書の写真でしか縄文時代については見たことが無かったため、3Dプリンタで作成された複製品、AR やVRを見て、大きさや縄の模様が意外と平べったいのに、驚きました。3D,ARやVRは昔のものや希少性の高いものなど、実際に触れられないもののイメージを容易にする、素晴らしい技術だと思いました。』

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『縄文時代とAR,VRについての話を聞きながら土器のレプリカを触ったり、土器をAR技術でiPad内で動かす体験をしました。特に土器のレプリカの正確さに興味を持ちました。大昔の縄文時代と最先端の技術の融合が素晴らしいと思いました。』


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5月23日(金)、王立プノンペン大学人文社会科学部客員講師 間々田 和彦 先生によるカンボジアについてのオンライン特別講義があり、国際交流委員と有志生徒が参加しました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。今後は、現地の学生との交流も計画しています。

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『 講義を聞くまで、カンボジアに対して「発展途上国」という漠然としたイメージしか持っていませんでした。しかし、現地の教育制度や観光業、若者の状況など多面的に学ぶことで、そのイメージが大きく変わりました。特に、小学校から退学や留年制度があること、学力の差で進学が難しくなることに驚きました。今後の交流では、こうした知識をもとに、より深い関わりを持ちたいと思いました。』

『 カンボジアでは義務教育であっても、多くの子どもたちが小学校や中学校で退学してしまうことを知り、大きな衝撃を受けました。都市部では教育の質が高い一方、農村部では学び続ける環境が整っていないという格差の存在にも驚きました。日本で当たり前のように学校に通える自分の立場を改めて見直すとともに、「学べることのありがたさ」について深く考えるきっかけになりました。』


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『 カンボジアでは貧困により栄養不足となり、子どもの髪の色が薄くなるほど深刻な状況もあると知りました。また、支援が一時的に行われて終わってしまうのではなく、継続的な支援が必要だという話に共感しました。日本を含め、先進国がどう関わっていくべきか、自分たちにできることは何かを考える貴重な機会となりました。』

『 講義の中では、先生のユーモアを交えた「金とコネの国」などの発言もあり、リアルで率直な現地の姿に触れることができました。また、英語力の高いカンボジアの学生の話を聞いて、「実際に話してみたい」「英語で交流してみたい」という気持ちが強くなりました。現地の若者と直接話し、お互いの国について学び合える機会があれば、ぜひ参加したいです。』

 

嵯峨野高校図書館は、読書や憩いの場でもあるとともに、学びを支える場所でもあります。

2年生探究(アカデミックラボ)では、各ラボ活動のテーマ探しや事前調査がおこなわれています。関心のある言葉から広げて可視化したマップの作成・交流や、発表資料の作成などで図書館が利用されています。
みなさんの「探究の種」が見つかるよう、図書館もサポートしていきます。

1年生探究(ロジカルサイエンス)の時間では、今後の活動の準備として、司書による「文献検索」のレクチャーをおこないました。嵯峨野高校図書館の資料検索のほか、「調べものリンク集」を使って公共図書館や新聞記事データベース等の検索を体験しました。

授業以外でも、図書館は生徒のみなさんの自主的な活動も応援しています。
ただいま「科学オリンピック」関連資料展示ををおこなっています。
挑戦の一歩を踏み出すときには、ぜひ図書館を訪れてみてください。


 

5月15日(木)に生徒総会を開催し、令和7年度の生徒会の活動が本格的に始動しました。

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5月14日(水)、韓国のハンイル高校からおよそ120名の訪問があり、2年1~6組の生徒が英語の授業で交流しました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

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『韓国の高校生と剣道やバトントワリング、テコンドーなどの文化交流を行いました。お互いの国のお菓子を交換したり、音楽やアニメの話題で盛り上がったりと、新鮮で楽しい時間を過ごせました。特に「ジブリ」や「新海誠の映画」が韓国でも人気だと知り、日本のアニメのすごさを改めて感じました。最初は緊張しましたが、話し続けることで会話が成り立つことに気づき、"keep talking" の大切さを実感しました。』

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『学校生活や将来の夢について英語で話し合いました。韓国の生徒たちが寮生活をしていると聞いて驚きましたし、将来の夢をしっかり持っている姿がとても印象的でした。自分の考えを英語で伝えることの難しさも感じましたが、知っている単語を使って説明しようと努力することで、なんとか気持ちを伝えることができました。言葉が完璧でなくても、相手と向き合おうとする姿勢が大事だと思いました。』

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『折り紙やけん玉、お手玉などの日本の遊びを一緒に楽しみました。けん玉やお手玉は初めてだと言っていたのに、すぐにコツをつかんで上手にできていて驚きました。こうした体験を通して、言葉が通じなくても気持ちが通じ合う瞬間があることを感じました。日本の文化を伝えられたことも嬉しかったですし、もっと英語で説明できるようになりたいと感じました。』

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『社会課題や自分の夢について韓国の生徒と真剣に話し合いました。国は違っても、似たような問題意識を持っていることがわかり、とても刺激を受けました。また、韓国の生徒から「ストレス解消のために辛いものを食べる」と聞いて驚きました。こうした文化の違いを知るのも楽しかったです。実際に顔を合わせて話すことで、相手の考えをより深く理解できるのだと感じました。』

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嵯峨野高校図書館の春の様子を紹介します。

<図書館企画>
新年度は、「こどもの読書週間」関連企画から始まりました。
LibraryConcert~軽音楽部・吹奏楽部~

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LibraryKYOGEN~狂言部春公演「舟船」~

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茶道部「お茶点て体験会」 図書館上階ロフトにて
茶道部員さんに教えてもらいながら、自分でお茶を点てました。

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<館内展示>
「愛鳥週間」(5/10~5/16)

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「ORIGAMI MUSEUM」
図書館には、校内オリガミマスターたちによる作品コーナーがあります。先輩たちに続く新メンバー募集中です!

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<図書館授業>
1年生を対象にオリエンテーションをおこないました。
司書による利用案内の後、新書を使った「おためし読書」に取り組みました。新書の様々な箇所をワークシートを使ってチェックし、内容をおおまかに確認します。その後、ペアで選んだ新書について紹介し合いました。今後、課題や調査の資料探しに役立てていきましょう。

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4月25日(金)、2年生は大森リゾートキャンプ場にて野外活動を実施しました。天気にも恵まれ、絶好のバーベキュー日和でした。

開会式の挨拶では、代表生徒から「楽しむぞー!」と掛け声。まだ少し緊張もありますが、学年の生徒からも「おー!」と声が上がります。

各クラスごとにキャンプサイトに分かれた後は、薪や新聞紙を使って、各班工夫しながら火おこしをしました。

無事に火が付いた後は、焼き肉やカレー、焼きそばと様々な調理が始まりました。事前にメニューを相談し、一緒に買い出しに行ったり、持ち物を班内で役割分担したりと、準備から楽しみにしてきた活動です。

最初はどこか緊張していましたが、調理が進み、無事にできあがったころにはすっかり打ち解けて笑顔があふれていました。

1年間一緒に過ごすクラスメイトとの、親睦が深まった1日でした。

 

5月8日(木)、3年生を対象とした分野別進路説明会を実施しました。

希望進路に合わせて、理系の学部学科の希望者と文系の学部学科希望者にそれぞれ分かれ、2026年度入試の主な変更点や共通テスト、二次試験の流れなどについて説明しました。

希望進路実現に向けて、早めに「調べる」「相談する」「行動する」ことへのきっかけにしてほしいと思います。

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425日(金)1年生が、探究活動の原点であり核となる問いについて深める「問いづくりワークショップ」に励みました。

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「質問はどんなふうに分類できる?」「それぞれの長所と短所は?」「探究に向いている問いとは?」グループに分かれ様々な視点から問いについて深め、嵯峨野高校の探究活動のメインとなるラボ活動に向けて第一歩を踏み出しました。

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4月23日(水)、日本の高等学校に該当する台湾の台北市立建国高級中学から30名の訪問があり、2年7,8組の生徒がサイエンスイングリッシュ(SE)の授業で交流しました。また、国際交流委員の有志生徒がランチミーティングで交流しました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。

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『一緒になぞ解きをしました。英語で書かれた手がかりをみんなで議論しながら、試行錯誤して解いていきましたが、一番最初の謎がいちばん面白かったです。英語がうまく伝わらない場面もありましたが、単語だけで伝え合ったり工夫しながら話しているうちに、意外と何とかなるものだとわかりました。』

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『授業では、プラスチックコップやストローなど与えられた材料を使って、どのグループが一番遠くにマシュマロを飛ばせるかを競いました。僕たちが何を作ろうか悩んでいる間に、台湾の生徒たちはすぐに手を動かし始めたので、とても驚きました。各班が個性あふれる作品を作り、それぞれがマシュマロを飛ばすたびに大盛り上がりで、とても楽しい時間になりました。』

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『簡単な英語やジェスチャーを使って積極的に話しかけることが大切だと実感しました。言いたいことがうまく出てこなくても、挑戦する気持ちがあれば十分伝わることを学びました。』

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『建国高級中学は朝8時に始まり8時間授業があることを知りました。部活動や昼食のスタイル、長期休みの過ごし方にも違いがあり、特にチェス部があることや昼食を外に食べに行く話が印象的でした。』

『アニメや音楽の話で盛り上がり、特に日本のアーティスト(米津玄師やYOASOBI)が台湾でも人気だったことが嬉しかったです。趣味が共通すると初対面でもすぐに打ち解けることができました。』

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『普段聞き慣れない英語のアクセントに触れることができ、新鮮な体験でした。世界にはさまざまな英語があると感じ、自分の英語力をもっと高めたいと思いました。』

『初めての国際交流で緊張しましたが、積極的に質問したり、自分から話しかけることで楽しく交流できました。次回はさらに自信を持って参加したいです。』

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「第19回科学地理オリンピック日本選手権および 第21回国際地理オリンピック選抜大会」にて、本校3年生が見事、国内での金メダル受賞です。 世界大会にも繋がる略称「地理オリンピック」は、全国の地理好きが集まる大会で、一次選抜から三次選抜まで行われます。 嵯峨野生が地理オリンピックでメダルを獲得するのは5年連続で、金メダル獲得は初めてです。

春休み中に大会本部から賞状、金メダルと副賞の書籍が学校に届き、始業式後の伝達表彰で全校生徒の前で金メダルと副賞が授与されました。 地理オリンピックは、知識の暗記量を競うのではなく、「場所を見抜く力」とそれを「的確に表現する力」を競います。三次選抜では、フィールドワークテストも行なわれます。

今後も多くの嵯峨野生が先輩に続いていってもらうことを期待しています。


 

 校内の桜が新入生を迎えるように咲き誇るなか第77回入学式が挙行されました。

 期待に胸をふくらませ、でも僅かに不安と緊張を漂わせた顔の初々しい1年生が満開の桜の下、校門をくぐりました。

 吹奏楽部の演奏に迎えられ、新入生が入場してきました。

 

校長式辞では、

1,建学の精神が3つの校是に表されている
 "和敬( わけい ):和をもって互いに敬う"
 "自彊(じきょう):自ら努めて励む"
 "飛翔(ひしょう):新たな世界に飛び立つ"
 嵯峨野高校ではこの3つの校是に基づいて教育活動を行っている。この校是とともにス クールポリシーで示している「『ほんまもん』の学びに出会い、一人一人が活躍できる学校」を大切にしてほしい。

2,回り道は悪くない
 時間をかけないと良い結果が得られないことはたくさんある。また、習得に時間がかかる人もいるが、そのような人が根気強く研究を重ね、物事を極めるまで突き詰めていくこともある。結果を急ぎすぎないことと、結果が出なくてもすぐに諦めたりなげやりになったりしないことが大切である。

3,無駄に思える学びもおろそかにしない
 無駄に思えることが思わぬところで役に立つ、一見無意味に思われていたことが将来何かに結びつくこともある。世の中は理系か文系かに二分できるような単純な世界ではないので、様々な知識を貪欲に学んでほしい。それが人生を豊かにし、将来自分にとっての財産になる。

 という話のあと、保護者の皆様に対して「3年後自立した大人として巣立っていけるようご家庭と学校が連携してお子様の成長を支えていきたい」という言葉がありました。


来賓代表としてPTA会長の 各務 宇春 様よりお祝いの言葉をいただきました。

 


 新入生徒の代表が、「宣誓」および「決意表明」を行いました。2名とも、大変しっかりとした口調ではっきりと話し、頼もしく感じました。

 

 

 クラス担任が紹介され、学年部長の野口 敬子教諭が「充実した3年間を過ごしましょう」と新入生に呼びかけました。1年生も心持ち緊張した笑顔で頷いていました。

 



 

快晴で満開の桜が咲く今日、令和7年度の1学期始業式を挙行しました。新2,3年生は新クラス発表もあり、緊張と期待を胸に新学年のスタートを切りました。

校長式辞では、新年度のスタートを切る生徒たちに2つお話しがありました。
1つ目は、年度の始めは環境が変わり、しんどさを感じる人が多くなるので、悩みや困りごとがあれば早めに周囲の人に相談して欲しいということでした。
環境が変わることは、視点を変えると人生の節目であり、新しい出会いや挑戦の大きなチャンスだと捉えてほしいと話されました。

2つ目は、生徒に「大人の定義とはなにか。どんな大人を目指そうと思うか」という質問を投げかけられました。自分自身が思う「かっこいい大人」をイメージし、具体的な人物が浮かんだ人は、なぜその人がかっこいいのか分析すると、「この人のこの部分なら自分にもできるかも」と雲の上の存在が少し近い存在に感じるかもしれない、新年度のこの機会に自分が将来目指す大人について考えてみる機会にしてほしいと話されました。

原田生徒指導部長からは、「時を守り 場を清め 礼を正す」ことを心に刻み、よりよい集団になるために1人1人が心掛けてほしいとお話しされました。
また、具体的な注意事項として、「交通安全」「マナー向上」「悩み困りごとを一人で抱えない」ことを伝えられました。
最後に、3年生に向けて、部活動が3年間の集大成となるので、望んだ成果が得られるように1日1日の積み重ねを大切にしてほしいとエールを送られました。

式後は、伝達表彰が行われ、第19回科学地理オリンピック日本選手権で金メダル(全国上位15位)を獲得した生徒の表彰が行われ、また軽音楽部が賞を受賞したことが紹介されました。

皆さんの新しい1年が充実したものになるよう、教職員も全力でサポートします。頑張りましょう。

 

310()に京都地学教育研究会の中で、本校生徒が地学系のスーパーサイエンスラボの研究発表を行いました。

発表タイトルは、以下の通りです。

土色調査の簡易化・迅速化~スマートフォンを用いた調査の検討~

陶土の可塑性評価~アッターベルグ法とペッファーコルン法の代替案開発~

焼成土の利活用~登山道敷石の形状比較とその物理性~

竹林とどう付き合うか~熊本県玉名郡和水町での土壌ポテンシャル評価~

森林における音の癒やし効果の解析

草木染めで染色した布の紫外線遮蔽効果

嵯峨野高校校有林における植樹種の設定~研究活動の結果に基づく~

森林における土壌侵食防止に向けて~スパイクピンを用いたホートン流と土性の評価方法の検討~

京都府北部における皆伐期を迎えたスギ(Cryptomeria japonica)林の土壌特性

シェルピンスキー四面体の特性評価

津波被害を軽減するための効果的な防波堤の形状について


ポスターセッション方式で、京都府の地学教員12名に対して、研究動機や研究成果を発表しました。質疑応答を通して研究への理解が深まるとともに、研究の改善案についての助言をいただき、今後に活かせる有意義な発表会となりました。


 

先日行われました第38回京都大学体育会剣道部主催高校招待試合において上記の成績を収めました。

まず4チームずつの総当たりの予選リーグを勝ちあがり、決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメントでは、準決勝で静岡県の強豪校である磐田南高校との対戦になりました。自分たちの力を十分発揮していましたが、一歩及ばず残念ながら敗戦となりました。

1月の全国選抜兼近畿選抜予選会の時に比べ、さらに各自着実にレベルアップしていました。今回のことを自信にしつつ、次に向けて課題を1つずつ克服していき、男子とともにインターハイ予選でも活躍してくれることと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。

 

 2月16日に令和6年度高校生理科研究発表が京都市青少年科学センターで行われ、本校スーパーサイエンスラボ生物ラボから2チームが発表しました。6校12本の研究発表が行われ、生徒同士や他校の先生と白熱した議論となりました。

発表タイトルは以下のとおりです。

「トマトのポリフェノールの最大許容値」

「切断の長さと生育条件の違いによるプラナリアの再生条件」

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●参加しての感想

 他校の生徒や先生方の新しい意見をもらうことができ、有意義な場でした。自分の研究を深められることに加え、嵯峨野高校のラボとは少し違った他校の研究を見られる貴重な機会になったと思います。

 私たちにとって、外部の研究発表会としては初めての参加となりました。少し緊張もありましたが、京都府の高校生が中心に集まる発表会であったため、終始和やかな雰囲気で落ち着いて発表することができました。発表が終わった後は、活発に質問や意見が飛び交い、各々の研究をさらに高めていける機会を多く得ることができました。他の学校の教員の方から、実験に関する助言を頂いたので、その助言も参考にしていきたいです。研究が自分たちの思うようにいかず、自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんが、発表をしたり、質疑応答をしたりする中で新たな気づきを得ることもできるので、発表会に積極的に参加するのをお勧めします。

 

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本日は3月19日修了式。校長先生、生徒指導部長・進路指導部長から式辞・講話がありました。

【校長式辞の内容】

今日は令和6年度の締めくくりの日。

一年を振り返って反省だけではなく、自分の努力や成長を認める機会にもしてほしいです。

 さて、今年度の嵯峨野高校を表す言葉となると、なんと言っても「ほんまもんの学び」です。またかと思う人もいると思うが、言葉は言い続けることで現実になるので、徹底的にこの言葉を大切にしたい。

「ほんまもんの学び」の中で、活躍できた人たちはもちろん素晴らしいが、外に出て自分たちの活動の足りない部分を痛感したり、力不足を感じたりした人もあると思う。しかし、外に出ることは、自分たちの活動を客観的に見つめる絶好の機会であり、さらに広い世界を知ることは視野や発想を広げるうえでも重要です。多少の挫折は自分に変化をもたらす貴重な機会でもあるのです。その意味で、校内の活動にとどまらず外へと出ようと挑戦してくれる人が増えたことは、頼もしく感じています。

また、物事に真剣に取り組めば取り組むほど、自分の考えを主張するばかりで結局前に進めなかった経験や、今思えば相手が譲ってくれていただけだったという経験はないでしょうか。部活動や学校行事にも自主的かつ必死で取り組むことで、こうした経験を積むのもほんまもんの学びであると考えています。

卒業生から多くの支援があったのも今年の大きな特徴です。「嵯峨野高校サポートチーム」に90名近い卒業生が登録をしてくれており、講話やラボ活動など、後輩のために様々な支援をしてくれました。身近な先輩から経験談を聞いたり助言を受けたりすること、あるいは先輩が活躍している姿を見ることは、自分の人生を考えるうえで大きな参考となったはずです。自分の希望する進路を切り開くための行動は極めて重要です。受験勉強も、その重要性を認識し、主体的に取り組むことやより深く理解しようとすることで、「ほんまもんの学び」となります。先日3年生が卒業しましたが、文化祭や体育祭が終わったあとにも、自習室で多くの人が勉強をしていました。大雪の日に朝から自習室に来ている先輩もいました。入試前日まで良い緊張感のもと努力する姿がありました。自分の意志で最後まで力を尽くそうとする姿はまさに「ほんまもんの学び」であったと言えます。それを目指そうとする人が周囲にたくさんいるのも嵯峨野の良さです。それぞれ学年が一つ上がります。意識を高め、後輩から目標とされる、憧れられる存在に育ってほしい。嵯峨野高校の伝統の力をさらに強いものにしていってほしい。

みなさんもこの機会に、この一年間で「ほんまもんの学び」に出会えたか、出会おうとしたか、それによって自分にどんな変化や成長がもたらされたかを振り返るとともに、それに基づいて次年度の学びへの意識を高めてほしいと思います。

春休みはほんまもんに触れる絶好の機会です。宇宙飛行を経験すると、世界観に大きな変化がもたらされることが多いと言われています。映像ではなく自分の目で実物を見たからこその変化であると思います。ぜひほんまもんと触れる機会を作ってください。

 最後に、年度の変わり目はクラス替えなどもあり大きく環境が変わります。しんどさを感じる人があるかもしれないが、一人で抱え込んで我慢せずに、担任、顧問、相談しやすい先生など遠慮なく学校を頼ってほしいと思います。

 今年度1年の努力をたたえるとともに、新しい年度が今年以上に充実した1年となることを願って式辞とします。


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修了式後、表彰式では、コンピュータ部 第5回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 「シンギュラリティバトルクエスト2024 Xクエスト決勝大会 全国1位など、多くの生徒たちの活躍が見られました。

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嵯峨野独自のプログラム、フロリダ研修の報告発表では、生徒によってホームステイや留学の魅力が紹介されました。

生徒達の表情には今年一年の充実感が現れていました。

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修了式も終わり、皆さんが去った教室はとても静かで少し寂しいです。

でもあと数日で、また新しい生徒がここに座ります。

今日の午後からは新1年生に向けた入学説明会。

かけがえのない、いとおしい時間がまた動き始めます。

保護者の皆さま、お楽しみに、しばしお待ちください。

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※昨年3月末の写真。




 

3月16日に金沢大学角間キャンパスで第66回日本植物生理学会 高校生生物研究発表会が行われ、スーパーサイエンスラボ生物ラボから3名が発表しました。

「切断後の処置が植物に与える影響」というタイトルで行った発表は、大学の先生方や大学院生を中心とした多くの方々にご覧いただき、実験の考察や研究への新しいアプローチについて多くの質問・助言をいただきました。


●参加しての感想

・調べ不足もあったと思うし、仕方ない部分もあると思うけど、これがわかってたら実験も上手く行ったし、さらにもっと深い研究ができたな〜って後悔したり、でも新しい気づきや知識を得ることでもっと色々やりたい!って思えるほんまにいい機会になりました!

・アドバイスもたくさんいただき、実験室の中だけでは知ることのなかった学びやたのしさをたくさん手に入れることができました。今回のような専門的な括りの発表会は自分たちが研究している分野の専門家の方がたくさんいらっしゃりメモする手が足りないほどでした。

・研究者の方の様々な、専門的な意見に、新しい発見を見出すことができてとても有意義な時間になった。高校生だからできない、と諦めるのではなく、高校生だからできること、高校生でもできる方法を探すことが大切だということを後輩に伝えたいと思った。

 
 
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