2日目の朝です。雲は多めですが、雨の心配はなさそうで昼間はよい体験日和となることが期待できそうです。今日は半日ずつのアクティビティ体験に出発します。
全クラス無事に1日目の行程を終え、着いたクラスから食事を迎えています。この後は部屋での入浴と自由時間でゆっくりくつろいで明日に備えます。
各クラスでの研修の様子です。「白い恋人パーク」「有珠山・昭和新山」「登別マリンパーク」「北海道札幌啓成高等学校での交流」など、北海道ならではの体験をしました。
各空港(セントレア・神戸・伊丹)からすべてのクラスが新千歳空港に無事到着しました。伊丹空港からの便では、副操縦士の方が嵯峨野高校の卒業生だというサプライズがありました。
いよいよ研修旅行当日を迎えました。全体を3つのグループに分け、各グループごとに空港までバスで移動します。普段よりもかなり早く起きて出発した生徒も多くいますが、皆明るい表情で今後の旅程を楽しみにしている様子が見られました。それでは行って来ます!
研修旅行を前に、昼休みには各クラスの研修旅行委員の生徒が毎日のように集まって、主に3日目の学年レクに関する打ち合わせを行っています。全員で盛り上がるような企画を練っていますので、乞うご期待下さい。委員の皆さん、ここまで本当にありがとうございました。素敵なイベントになりますよう、祈っています。
9月26日(木)7限のLHRの時間に研修旅行結団式を行いました。はじめに引率教員の紹介、続いて団長の村瀬副校長先生からの挨拶がありました。
研修旅行委員長の西川さんからは、皆でルールをしっかり守りつつ、楽しんで盛り上げていこうとのエールがありました。
その後、学年部長から挨拶があり、最後に研修旅行担当教員からの諸注意を行って締めくくりました。来週からの研修旅行に全員のベクトルを集結させて、この研修旅行が思い出に残るものとなるよう、健康と安全に十分に気を配りつつ準備を行っていきたいと思います。
なお、研修旅行当日から随時こちらのブログに研修旅行の様子をアップロードしていく予定です。
9月14日(土)~16日(月)、ジャパンフィールドリサーチ(JFR) in 熊本 を実施しました。
熊本県玉名郡和水町の「ゆるっと!ひふみ亭」を拠点とした森林環境調査活動に、校有林調査ラボとサイエンス部の生徒9名が参加しました。また、昨年度に引き続き、熊本県立鹿本高等学校・熊本県立第二高等学校の生徒・教職員の皆さんと共同での調査も行いました。
14日(土)は開会式のあと、前和水町教育長 岡本貞三 先生から、和水町の自然と歴史についての講話をいただきました。その後、ひふみ亭近隣の山林を歩き、翌日の調査地点の確認を行いました。
15日(日)は3校の生徒が研究テーマ毎にチームに分かれて調査活動に取り組みました。竹林・混交林・スギ林を対象地とし、東海大学農学部教授 井上弦 先生に指導助言を受けながら、調査を進めました。調査内容は、ドローンによる地形調査、土壌断面調査、土壌物理性調査、森の癒し~森林の吸音特性~、焼成用土試料採取です。
また、16日(月)は本校の生徒が補足調査を行い、3日間の活動の総括を行いました。
本校の参加生徒は、本取組の調査結果および分析結果をとりまとめ、11月に実施される「みやびサイエンスガーデン」や学術団体における発表を予定しています。
第二高校の皆さんは、壁画に取り組まれ、素晴らしい作品ができあがっていました。
調査の合間には、学校を越えて交流を深めていました。即興のピアノコンサートも。
「ひふみ亭」の皆さんには、今年も調査活動の安心安全確保の面からご協力をいただくとともに、おいしいお昼ご飯を用意していただきました。本当にありがとうございました。
本年度から新たに設立された探究委員会の1年生1~6組の生徒が、3年生の先輩にアカデミックラボの各ラボの魅力についてインタビューを行いました。各ラボを代表する3年生たちは、気さくに真摯に1年生の質問に答えてくれていました。後輩への思いやりと頼もしさを感じます。探究委員の1年生たちは、2学年上の先輩からもらった貴重なアドバイスを1年生全体に紹介する予定です。10月には次年度のアカデミックラボの選択が始まります。先輩からのアドバイスを参考に、自分の興味を広げ、前向きな選択につなげてほしいと思います。
9月11日(水)、2学年専修コースを対象に、「フラクタル幾何学入門~コンピュータを使った不思議な数学の世界」という題目で、京都工芸繊維大学教授の平田 博章先生にご講演をいただきました。
講演では、フラクタル図形とは何かやその応用例についてもお話しいただきました。映画やゲームなどのCGを作るために応用されてもいることを知り、生徒も興味が尽きない様子でした。さらに、講演終了後もフラクタル図形をテーマにラボ活動を行っている生徒が積極的に質問する姿も見られました。
実例をもとに、何かを学ぶことで物事の見方が変わり、それが新しい発見につながることや、ずっと気を張り詰めて勉強するだけではなく、学んだことを活かして遊んでみることも大事、というような言葉もいただき、生徒にとって良い刺激となりました。
生徒の感想を一部掲載します。
・数学に関する講演となると自分が理解できるか不安だったけれど、フラクタルは順を追っていけば理解しやすく、興味がもてた。また、実生活につながる部分も多くて数学だけれど数学に感じない面白い内容だった。自分も幾何学的な研究をしているので参考にしたいです。
・自分たちがよく見る自然的なものの画像や映像が全く関係なさそうなフラクタルと密接に関係していると知ってとても驚きました。今回のフラクタル以外にも言えることだと思いますが、関係ないと思っていたことが意外な形で関係することがあると思うので、様々なことを学ぼうと思うのと同時に、学んだことを多角的な観点から観察して利用できないか考えようと思いました。
・フラクタルについてすごく曖昧なイメージしか持てていなかったので、少しはっきりしたように思います。数式からあれほど綺麗な形が出てくるのは面白いと思いました。数学の美しさについてもっと知りたいと思いました。
・今回のフラクタル幾何学の内容は今回講演を知るまで全く知らなかったんですけど、今回の公演を通して、フラクタル幾何学について、話もすごいわかりやすかったし、すごい興味を持って聞くことができました。この世の中に潜んでいる複雑な図形をフラクタル図形によって表現できるところは特に強い印象を受けました。また、フラクタル図形は、ただの線分や図形がより美しい見た目に変わったり、その上、目で認識できるのに長さがどんどん無限大に発散して行ったりしているところも興味深い話でした。自分はこの先の進路で数学系を考えていたんですけど、今回のお話は、僕に数学により興味を持たせてくれました。講義ありがとうございました。
・学習はするだけではダメで,その知識をどう活かし,使うかが大切だと聞き,今後,学習するときに意識していきたいと思いました。自然界にあるものが数式から簡単なことを繰り返すだけで本物っぽく作ることができると知ってとても面白いと感じました。
9月11日(月)、1年生全員を対象にQO株式会社様より特別講義「プロから学ぶデータサイエンス講座」を実施していただきました。
データサイエンスがどのように社会で利用されているのか、マーケティングという面から説明していただきました。
データ分析のキモは「仮説」であり、問い・仮説を立ててから分析し、解釈するというステップについて教えていただきました。
これは生徒たちがこれから取り組む「探究」においても必要なステップです。
後半は実際のデータから戦略を考える演習に取り組みました。
グループワークは大いに盛り上がりました。
アンケート結果から〇〇の回答が多いから〇〇ではないか。
いや、〇〇の回答の方に目を向けると〇〇の方がよいのではないか。
と、数字の背景に何が隠れているのか深く考え、議論する様子が見られました。
代表で発表した生徒の意見は講師の方の想定を超えたもので、驚かれていました。
生徒たちは「数学が社会で役に立っていることがわかった。」、「今後の探究活動に生かしていきたい。」などと感想を述べていました。
QO株式会社の皆さん、ありがとうございました。
8月6日・7日に実施したサマーセミナー「東京・つくばサイエンスツアー」について報告します。
これは今年度初めての企画で、2年生10名を対象に実施しました。
まず、国立科学博物館へ行きました。
生徒たちは、動物の剥製コーナーの迫力に圧倒されたり、α 線や β 線の飛跡を白く浮かばせて可視化する霧箱の仕組みや美しさに感動したり、と見学時間が足りないほど、さまざまな展示を楽しみました。
続いて、東京大学先端科学技術研究センターを訪問し、極小デバイス理工学分野の岩本 敏 教授から特別講義をしていただきました。
講義のあとは実験室の見学をさせていただき、研究の様子を知ることができました。
「科学の未来は予測できない」という岩本教授の言葉が印象に残ったようです。
1日目の夜は、宿泊先のホテルで本校の卒業生から現在の研究・業務内容やこれまでのキャリアについて話していただきました。
1名は電気自動車のワイヤレス充電に関する研究について、もう1名は地震に関する調査活動について話してくれました。
両名とも興味関心のあることを現在の仕事にしており、生徒たちが今後のキャリアを考える上で参考になったと思います。
2日目は、つくば市に移動して、施設見学をしました。
地質標本館では、さまざまな鉱石が展示されています。
美しい形をした鉱石を見ていると、なぜこのような形になるのか、という疑問が自然と頭に浮かびます。
生徒たちは帰宅してからも、この2日間の色々な疑問を解決するため、インターネットで調べるなどしたようです。
サイエンススクエアつくばでは、最新の研究成果に触れることができました。
生徒たちに特に人気だったのは、人を癒すロボット「パロ」です。
最後に国土地理院の地図と測量の科学館を見学しました。
3Dメガネで地形を立体的に見ることができたり、伊能忠敬が作成した地図にはじまり現在の測量方法に関する解説まで歴史的な技術の進歩を感じることができたり、面白い展示がたくさんありました。
今回のサイエンスツアーを通して、生徒たちはあらためてサイエンスの面白さや主体的に学ぶ姿勢の大切さなどを感じたようです。
参加した生徒たちがこれを1つの契機として、大きく「飛翔」してくれることを楽しみにしています。
お話しいただいた大学の先生方、卒業生のお2人、見学施設でガイドをしてくださった方々、ありがとうございました。
文化祭が終わり、日常生活が戻ってきました。
軽音楽部は文化祭の2日間は毎年音楽室でライブを行います。
3年生はこのライブで引退となりました。
たくさんの方から応援していただいたバンド「ハロー二世帯住宅」の活動も終了です。
夏休み中は・・・
和歌山城大ホールで行われた「第1回近畿高等学校軽音楽フェスティバル2024」で観客を盛り上げ、奨励賞を受賞。
ひたちなか市文化会館大ホールで行われた「TEENS ROCK 2024 ~GP FINAL IN HITACHINAKA~」に出場。
全国大会という大きな舞台で演奏できたのは、貴重な経験でした。
後輩たちにとっても憧れの先輩となりました。
ここからは進路実現に向けてがんばって!
そこで活躍するのが、広報委員さんたちです!
綺麗な校舎や設備はもちろんですが、嵯峨野の自慢はなんと言っても生徒たち。
今年のパンフレットも生徒デザインによるものですが、もちろん司会も生徒が務めます。
そこで驚いたのがこの写真。
彼女たちは自分の出番でないときも、来場者に目を配り、背もたれに背中をつけることはありませんでした。
これは...教員ながら頭が下がります。嵯峨野高校では生徒から教わることもたくさんあります。
大変よく頑張ってくれました。
見学会終了後、広報委員さんたちの頑張りを讃える校長先生。頬が緩んでいます。
中学生の皆さん!こんな先輩方と一緒に学校生活を過ごしてみませんか?
また嵯峨野高校で会おうね!!
9月に入り、芸術の秋のはずなのですが...
残暑厳しい中での制作が続きます。浴衣に少し色が入り、地元企業「和衣庵」の和裁士さんに襟の染め位置をチェックいただいているところです。柄の位置が合っているか、神妙な面持ちのデザイン工芸部の部長。
この作品は、京都府総合文化祭で10月末に展示される予定ですが、修学旅行や中間テストなど学校行事の関係で、9月中に完成させねばなりません。
...間に合うのでしょうか⁉
切羽詰まって制作してるのは、デザイン工芸部だけではありません。美術部さんも⁉
陶芸チームの作品は何とか割れずに素焼きができました。
次は本焼成です。窯から無事に出てこられますように...。祈るしかありません。
あらゆる意味でドキドキさせる、残暑よりも熱い生徒たちの芸術の秋。
ご一緒に見守っていただければ幸いです。
華道部です。
私たちは、小原流の先生にご指導いただいてお稽古しています。
2年生5名、1年生5名で、日々楽しく活動しています。
文化祭で、作品展示を行いました。
そして今年は、より多くの方に華道の魅力を知っていただくため、「生け花体験」を行いました。
基本の、たてるかたちです。
ご参加いただいた皆さんは、とても上手に生けておられました。
「お花を生けるのは初めですが、上手にできました」
「楽しかった」「癒やされました」
という声をいただきました。
見て楽しむだけでなく、花の美しさを引き出すことができる生け花を体験していただきました。
四季折々の草花を通じてその美しさをしることができる部活動です。
初心者大歓迎です!
文化祭もいよいよクライマックス。文化委員長が閉会の言葉を述べます。
多くの人に支えられながら、高校生という時間が一つずつ大切な思い出に変わっていきます。
とこのは祭の受賞に輝いたみなさん。おめでとうございます。
加えて、受賞の有無に関わらず、全ての嵯峨野生の健闘を讃えます。
思い通りにいかず、友達と揉めてしまったみなさん。
裏方に徹して行事を支えたみなさん。
クラスと両立して、クラブの出し物を頑張ったみなさん。
もし失敗したことがあったなら、それはあなたが何かに挑戦した証拠です。
その勇気と努力を讃えます。
最後に、この文化祭を全力で実行した生徒会のみなさん。貴方たちはカッコイイ!
行け!嵯峨野戦隊!生徒会レンジャー!体育祭まで突っ走れ!
嵯峨野高校の【とこのは祭】は吹奏楽部の演奏から始まります。
その後ろから現れた副会長の血沸き肉躍るような開催宣言。
続いて、校長先生降臨。徳の高さで後光が差す校長先生と、眩さで目がくらむ生徒のみなさん。
ここで校長先生、まさかの「とこのは祭」であいうえお作文を披露。
負けじと我らが生徒会長は突然の謎かけ。
会長「とこのは祭とかけまして~。美味しいお味噌汁とときます!!」
生徒「その心は~?」(全員で練習したかのように相槌を入れる生徒のみなさん)
会長「どちらも出汁(出し物)が気になるでしょう~!」(生徒歓声)
熟練した政治家のように、聴衆の心を掴む嵯峨野の生徒会長。...将来が楽しみです。
一方、舞台の幕の裏には...。黙々と司会、音響を担当する放送部のみなさん。
舞台の上だけでなく、裏方となって「とこのは祭」を支えるのも生徒たち。嵯峨野高校の自慢です。
自分の見つけた場所で、自分の思うとおりに、
輝け嵯峨野生!
クラスの黒板にみんなで描いたという3年生教室の黒板アート。