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2022/11/08
 
 

11月3日(木)『気象予報士と南山城水害を考えよう』をテーマに、木津川市山城町の不動川においてフィールドワークを実施しました。

前半は木津川市立棚倉小学校体育館において、GS部気象班による活動紹介、南山城水害の体験者による講話、MBS毎日放送の気象予報士である前田智宏氏によるご講演を行いました。

後半は不動川の堤防を歩きながら、天井川が形成されている様子を確認したり、南山城水害の発生当時の様子をお話しいただくなどしました。

地域住民の方々や日本気象予報士会関西支部の方々にも多数ご参加いただき、地域防災について考える貴重な機会となりました。

 
 
2022/11/07
 
 

10月中旬から11月上旬にかけて、3年生普通科・自然科学科 物理選択者の6講座を対象に京都教育大学名誉教授の沖花先生にIH調理器のしくみを調べるための実験実習を実施していただきました。IH調理器にアルミホイルをドーナツ状にくり抜いたものを置き、スイッチを入れると、アルミホイルが浮き上がります。なぜ浮いたのかを考えることで、IH調理器の仕組みを予想します。また、鉄釘を磁化させ、ひもでつるすと3次元の方位磁針となり、これでIH調理器のプレート上の各部分の磁場を調べます。ストローにリード線を巻いた豆電球を使って明るくなる場所や向きを探索することによって磁場が変化していることを理解し、IH調理器の構造を考えます。生徒達はとても楽しそうに実験に取り組んでいました。

 
 
2022/10/26
 
 

10月22日(土)GS部の天文・気象班を中心に、希望者で大阪公立大学電波天文学研究室を訪問しました。

電波天文学とは、電波望遠鏡を使って星のもととなる分子雲(星間分子やダスト)を観測し、星や銀河の形成のしくみを探る学問分野です。

当日は大西教授をはじめ、研究室の大学院生の方々に実際の研究内容をご紹介いただきました。

また、観測装置の開発を行う実験室の見学や天文台での観測生活のエピソードなど、非常に興味深いお話を聞くことができました。

 
 
2022/10/03
 
 

 9月29日(木)に自然科学科2年生を対象に、総合地球環境学研究所 所長の山極壽一先生による講演会を実施しました。山極先生は第26代京都大学総長であり、人類学者、霊長類学者にして、ゴリラ研究の第一人者であると聞けばご存じの方も多いのではないでしょうか?
 講演のタイトルは「コミュニケーションの進化と科学する心」です。山極先生の学生時代のエピソードや、ゴリラの研究を通して人類の進化を探る研究、山極先生の科学に対する思いなど、生徒の好奇心を多岐に渡って刺激するとても壮大な内容でした。90分の講演が終わると生徒から熱心な質問が相次ぎ、あっという間に質疑応答の時間は終了しました。山極先生は生徒の質問に丁寧に回答していただき、生徒はとても満足した様子でした。講演会終了後は全員で記念写真を撮影しました。撮影後も山極先生に必死で質問する生徒の姿も見られました。
 生徒は現在、課題研究の真っ最中です。山極先生の講演を聴くことで、自分の研究を俯瞰して見つめ直す良い機会になったと思います。来年1月末に行われるSSH課題研究発表会に今回の講演会の成果が表れることを期待しています。
山極先生、ありがとうございました

 
 
2022/09/12
 
 

琵琶湖湖上実習(琵琶湖を探る)

        (参加者 1年7名 グローバルサイエンス部生物班)

9月11日(日)滋賀大学大津キャンパスの琵琶湖・瀬田川オブザベトリにおいてSSH事業「琵琶湖を探る」を実施しました。滋賀大学教育学部教授石川俊之先生の御指導の下、午前中は実習船の上で琵琶湖の南湖及び北湖の各地点で気象観測と水質測定をしました。また、プランクトンネットを使いプランクトンの採集や鉛直プロファイラーによる水質観測も各地点でTAや先生に教わりながら実習を行いました。午後は採集したプランクトンの観察と、琵琶湖の環境に関する講義を受けました。参加者全員熱心に作業や観察に取り組んでいました。生徒にとってフィールド調査をはじめ、五感で琵琶湖を感じるという貴重な体験ができました。石川先生、TAの皆様ありがとうございました。

 
 
2022/09/05
 
 

 9月2日(木)にグローバルサイエンス部の希望者が台南第二高級中学(台湾)の高校生とオンライン交流を行いました。

本取組は第3期SSHの3本柱である「国際的に活躍し得る科学技術系トップレベル人材を育てる科学部の発展と充実」の一環として実施しています。

 今回は初めてのオンライン交流ということもあり、8人の生徒がお互いに自己紹介を行いました。

9月から「日本と台湾における気温の垂直分布の違いについて」というテーマで、本格的に共同研究を開始する予定です。

本テーマはそれぞれの国でヒートアイランド現象や植生分布、蜃気楼などの気象現象の解明につなげたいと考えています。

 進捗状況の確認や情報交換は今後もオンラインで行う予定ですが、コロナ禍が落ち着けば、お互いに学校を訪問して交流できることを望んでいます。

 
 
2022/08/30
 
 

8月26日(金)1限に高大連携講座として京都産業大学総合生命科学部生命システム学科授の横山 謙先生に講演をしていただきました。
テーマは「タンパク質のおもしろさ」です。
対象生徒は2年生自然科学科と2年生普通科理系の生物選択生82名です。会場は本校視聴覚室です。
横山先生にタンパク質が担う様々な生命現象を紹介、そのおもしろさや、それらのタンパク質の知識の研究・応用について語っていただきました。
現在世界的問題となっている新型コロナウィルスの感染に関係するスパイクタンパク質やそれに対してつくられたRNAワクチンのお話もありました。
生体で働くタンパク質は立体的な形が大切。これを研究するためにクライオ電子顕微鏡やAIを用いていることなど最先端のタンパク質研究についてもお話しいただきました。
生徒達は大学の先生のお話に熱心に聞き入っていました。

 
 
2022/08/18
 
 

8月2~4日にかけて東京で行われた全国総合文化祭(とうきょう総文2022)の自然科学部門において、本校グローバルサイエンス部の気象班が奨励賞(地学部門)を受賞しました。発表タイトルは「京都府南部地域における積乱雲の発生条件を探る」です。京田辺市近辺で積乱雲や線状降水帯が発生する条件をもとに、それらの発生を事前に予報する研究について発表しました。他の都道府県の代表チームとともに活発な質疑や交流が行われました。

 
 
2022/08/05
 
 

 8月3日(水)4日(木)に、「令和4年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が神戸国際展示場で開催されました。桃山高校は校内審査で選ばれたグローバルサイエンス部3年生の人見 広晴、荒賀 丈、杉村 思温による「アユの鏡像自己認知」を発表しました。

 発表はポスター発表形式で行い、発表ブースに来られた方に興味深く発表を聞いていただき、質疑応答もとても充実していました。その結果、生物(動物・医学系)部門で優秀であったとして、ポスター発表賞を受賞しました。ポスター発表賞は全220校の発表の中から、全体発表代表校6校と、奨励賞6校に続く、23校が受賞しました。

 参加した生徒は、他校の素晴らしい研究発表を聞いて交流することで大きな刺激を受け、とても充実した発表会になりました。

 

以下に、文部科学省の報道発表と発表ポスターを掲載します。

 

文部科学省 令和4年度 報道発表

 令和4年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会表彰校を決定しました

 https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2022/r4sshssf.htm

  

発表ポスター

 SSH生徒研究発表会桃山ポスターデータ.pdf

 
 
2022/08/03
 
 

8月2日(火)に、近隣の小学生を対象にした「令和4年度おもしろ理科実験教室」を開催しました。今年も昨年に引き続き参加者数を制限し、感染対策を十分に行った上で実施しました。「おもしろ理科実験教室」の講師は学校教員が務めますが、小学生のサポートはグローバルサイエンス部の部員が務めます。部員は一生懸命に小学生をサポートし、小学生にとって頼もしいお兄さんお姉さんであったと思います。 

今年も実験講座は2つ実施しました。「虹色の水」では、水の重さの違いを利用してカラフルな水を試験管に作りました。水を注ぐ順番を変えることで水が混ざったり分かれたりするようすを観察し、どうしてそうなるのかをみんなで考えました。

「傘袋ロケットを飛ばそう」では、雨の日に傘を入れるビニールの傘袋でロケットを作り、みんなで飛ばして遊びました。作ったロケットがきれいに飛ぶと、小学生は大喜びでした。

理科実験の不思議さと楽しさを体験した子供たちが、少しでも理科好きになってくれることを願っています。

 
 
 

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