9月27日金曜日、令和6年度体育祭を実施しました。
黄、赤、青の学年を超えた団に分かれ競技を行いました。
天候にも恵まれ大いに盛り上がりました。
<個人種目>
80m走(男子)
50m走(女子)
障害物競走(男女)
<団体種目:クラス対抗>
1年:玉入れ
2年:長縄跳び
3年:20人21脚
全学年:クラス対抗リレー
<団体種目:色別対抗>
1年:タイフーンリレー
2年:栄光の架橋
3年:祭りだわっしょい!リレー
男女混合:綱引き
各学年男女2名:色別対抗リレー:
<その他>クラブ対抗リレー:チャンピオンの部・アトラクションの部
9月4日(水)~6日(金)第76回文化祭を開催しました。
テーマ:「生徒の、生徒による、生徒のための文化祭」
1年生は野外パフォーマンス、2年生は小演劇、3年生は演劇に挑戦しました。文化系クラブの展示・発表や生徒会企画、PTA企画のライブやキッチンカーなど盛りだくさんでした。
1学期より生徒全員が協力し合って準備を進め、当日はひとりひとりが大いに活躍し、みんなで盛り上がりました。
これから卒業後の進路に向かう3年生は思い出に残る文化祭に、1・2年生は来年度に向けた充実した文化祭になりました。
審査結果(団体)
1年生:野外パフォーマンス
1位:7組 2位:6組 3位:8組 特別賞:5組
2年生:小演劇
1位:9組 2位:8組 3位:1組
3年生:演劇
1位:8組 2位:1組 3位:7組
宣伝板部門
1年:1位:6組 2位:8組 3位:1組
2年:1位:9組 2位:7組 3位:5組
3年:1位:1組 2位:7組 3位:3組
ポスター部門
1年:1位:6組 2位:3組 3位:1組
2年:1位:9組 2位:8組 3位:5組
3年:1位:9組 2位:8組 3位:1組
8月27日(火)に2学期始業式がオンラインで行われました。柏木校長先生の式辞では、本校が目指す教育目標の5つの柱の話がありました。その中から、「探究活動と研究の桂の推進」と「地域連携や地域貢献のさらなる充実」の2つを挙げてお話をされました。
~柏木校長先生の式辞より~
皆さんが、元気に2学期を迎えることができて、大変うれしく思っています。2学期のスタートにあたり、私自身がこの夏休みの間に、見たり、聞いたりしたことから、うれしかったことを紹介し、これからの桂高校を考えてみたいと思います。
― 「探究活動と研究の桂」の推進 ―
特に専門学科はTAFSや農業クラブの活動を通じて、以前から研究活動に取り組んできました。また普通科においても、総合的な探究の時間を利用して、すべての生徒が探究活動に積極的に取り組んでいます。
この探究活動は、自らが課題を発見し、解決していくための資質・能力を育成することが目標であり、このような力は、変化の激しいこれからの時代において、重要となってきます。しかし、すべての課題に明確な答えを見つけることは非常に難しいのも現実です。そして、答えを見つけ、課題を解決することができたなら、それを自分自身のこれからの人生や地域社会に還元できれば、こんなに素晴らしいことはありません。たとえ課題解決に結びつかなかったとしても、そのプロセスは、皆さんにとって、大きな成長につながる貴重な経験だと思います。
そこで、8月21日の京都新聞にも大きく取り上げられた記事を紹介します。
『フジバカマ育苗 桂校生挑む 府絶滅寸前種 猛暑で生育難」』というタイトルで紹介されました。
秋の七草のひとつで、万葉集や源氏物語にも登場するなど、古来から日本人に親しまれてきたフジバカマという植物があります。フジバカマという名前のとおり、藤色の花をつけ、非常にいい香りがする植物で、昔から匂い袋の材料や、漢方薬の材料にもなってきました。このフジバカマですが、近年の都市開発などで環境が変化し、個体数が激減していることから、京都市内の市民団体が保全に乗り出されました。しかし、最近の猛暑も要因となり、いろいろなウイルスに感染したことで、市民団体が育てる千株の内、約3割が死滅してしまったということです。そこで、今年度、はじめに市民団体の方から、京都市内唯一の農業専門学科を持つ本校に相談があったのがきっかけで、この取り組みがスタートしました。 このフジバカマは、従来から挿し木により、増やしていくというのが一般的で、ウイルスに感染した株から茎を取って増やしてもウイルスに感染したままで死滅してしまいます。そこで、本校の持つバイオ技術を用いて、茎頂培養という手法で栽培することにより、ウイルスに感染していない株を育てようとしています。現在、研究途中ですのでウイルスフリーの株ができれば、画期的なことであり、市民団体の皆さんとコラボしながら、絶滅危惧の植物の保全に貢献しようとする取り組みです。
これらの取り組みは国内の農業関係者からも注目されており、農業関連企業などで作られた組織のコンテストにおいて、全国一番となる高校生科学教育大賞の最優秀賞を受賞することができ、8月9日に、本校の校長室において、コンテストの主催者と生徒に集まっていただき、受賞式を行いました。
この取り組みのように、地域の課題に対し、校内で培った研究成果やバイオ技術を融合させ、課題を解決するとともに、最終的には地域社会に還元し、絶滅危惧種の保全、そして、日本の伝統文化の継承に生かしていくという素晴らしい取り組みとして認めていただいたということで、非常にうれしい話題です。農業科の先生方の御指導の賜物であり、何よりも活動グループの生徒の皆さんの努力の成果ではありますが、校長として、非常に誇らしく感じた出来事でした。
― 地域連携や地域貢献のさらなる充実 ―
「地域に根ざし、地域に愛される「地元の高校」を目指し、学力の向上と調和のとれた人格の形成を図る」という目標を掲げています。
この教育目標は、生徒の皆さんが決めたわけではありません。しかし、教職員は、この教育目標を達成するため、日々の教育活動を展開しています。皆さんもこの教育目標をパンフレットなどで見た上で、桂高校を選び受験し、入学してくれています。つまり、この教育目標は、教職員の目標であると同時に、それを実践していく生徒の皆さんの目標でなければ意味がありません。
地域の方々が、制服を見れば桂校生とわかります。部活動の服装やバッグに桂高校何々部と書いてあれば、学校名だけではなくクラブ名までわかります。つまり、良い意味でも、悪い意味でも皆さんは、桂高校の看板を背負って、日々生活しているわけです。そんな自覚を持ってください。
私たち教職員も生徒の皆さんとともに、この桂高校の発展、そして、継続に努力していきますので、一緒に頑張っていきましょう。
最後になりましたが、いよいよ2学期のスタートです。2学期は、文化祭や体育祭など、クラス全員で協力して取り組む学校行事が待っています。部活動においても、多くの大会や発表会が予定されており、運動部では、新チームとしての大会がスタートします。また、3年生にとっては、いよいよ進路実現に向けての大切な時期となります。
まだまだ暑い日が続きますが、健康には十分留意し、それぞれの生徒にとって、有意義な2学期になることを願って始業式での挨拶とします。
その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、2学期のスタートにあたり、生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいことについて話されました。
生徒たち一人ひとりが「桂高校の5つの柱」と「桂プライド」を胸に、地域から信頼され愛される桂高校の生徒となってくれることを期待します。
こんにちは!桂高校放送部です。
放送部は3年の町田佳憐さんが先日、岐阜県多治見市で開催された第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会(清流の国ぎふ総文2024)放送部門アナウンス部門に京都を代表して出場しました。入賞はなりませんでしたが、全国大会という大きな舞台で、堂々と発表を行いました。部はもちろん、学校全体としても、大変誇らしく思います。
また来年も彼女に続いていく部員が出ることを期待しています!
7月19日(金)に1学期終業式がオンラインで行われました。柏木校長先生の式辞では、「人間性を高めることの重要性」についてのお話がありました。大リーグで活躍する大谷選手が高校時代に作成した目標達成シート(マンダラチャート)を例として、自分の目標に対する思考を整理し、その実現のための具体的な要素こそが重要であり、目標達成への道には不可欠であるというお話でした。
~柏木校長先生の式辞より~
大谷選手は、シートの真ん中に「ドライチ8球団」と書いています。それを達成するため、技術や体力面、精神面の要素を書いていますが、私が注目したのは、野球とは無関係と思える「人間性」という要素を書いていることです。
「応援される人間になること」
応援される人間とは裏表のない人間だと思っています。部活動でウエイトリフティングを長年指導してきた中で、裏表のある人間は、決して応援される人間にはなれないと考えています。それ以上に、そんないい加減な人間が活躍することは、思いを持って打ち込んでいるウエイトリフティングというスポーツの価値を下げることにつながる。そんなふうに感じて、部員には、いつも先生やクラスメイトから、応援される人間になるようにと再三言ってきました。
「信頼される人間になること」
私が考える「信頼される人間」の条件の一番は、約束を守る人だと思っています。特に時間を守るということが大切だと思っています。私は、毎朝、校門で登校してくる皆さんを迎えていますが、朝の遅刻が多いことが気になっています。中でも一番気になるのは、遅刻することが悪いことだと感じていないような人たちがいるように思えることです。しかし、社会に出たときに、時間が守れない、約束が守れないことから、あの人は信頼できない人間だと周りから悪い評価をされてしまう。私は桂高校生に、そんな人間にはなってほしくない、そんな社会人になってほしくないと心の底から願っています。どうか、あと5分早起きし、家を5分早く出ることで時間を守る、約束を守る、そして、その結果、信頼される人間になってください。
今日は大谷選手が高校生のときに書いた目標達成シートをもとに話をしました。皆さんに伝えたいことは、大谷選手は体格にも恵まれ、ある意味、天才的なアスリートであることは間違いないとは思いますが、決してそれだけではないということです。この目標達成シートに書かれているすべての要素に対し、高校時代から今に至るまで、真摯に取り組んできた結果だということ、そして、その中には、一見、野球には関係なさそうな、人間性を高めることや運を引き寄せるため、常に自分磨きをし続けていることを忘れてはなりません。特に、応援される人間になるということから、裏表のない、素直で、正直で、誠実な人間になってもらいたい。信頼される人間になるということから、約束を守る、時間を守る、そんな生徒になってもらいたいと思っています。決して難しいことではなく、ちょっとした心掛けでできることです。皆さん一人一人が、自分自身の行動を少し振り返ってみて、改善すべきところは改善する努力をしていきましょう。
最後に、明日から夏休みが始まります。3年生にとっては進路決定に向けた大切な期間になります。1,2年生にとっても、部活動や進学補習、自宅学習など、充実した期間にしてもらいたいと思います。
そして、2学期始業式の日は、遅刻することなく、元気な姿、笑顔のあいさつでスタートできればうれしいです。明日からの夏休み、有意義な期間にしてください。
その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、夏休み中に生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいことについて話されました。全国大会、近畿大会出場者たちは最高のパフォーマンスが発揮できるように、それぞれの生徒たちが「桂プライド」を忘れずにチャレンジできる夏にしてほしいと思います。
6月9日(日)京都大学百周年記念ホールで開催された「令和6年度みやこサイエンスフェスタ」に桂高校から2チームが出場し、探究活動の発表を行いました。
農学「MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)単肥がエダマメ、トマト、キュウリの収量に及ぼす影響」と、数学「パスカルの三角形の拡張」の2分野で発表を堂々と行い、2チームともに奨励賞をいただきました。
2024年5月2日(木)全学年野外活動を行いました!
1年生は太陽が丘(山城総合運動公園)でニュースポーツやBBQを、2年生は神戸・大阪に分かれて散策及び博物館見学を、3年生は京都散策と祇園花月での鑑賞を行いました。
2,3年生は事前にHRで計画を立てて、観光地などを巡りながら、各場所を散策していました!
今回の野外活動を通してクラス・学年の団結や交流を深めてくれていたと思います。
令和5年度 学校施設設備改修・改善について報告いたします。
3月19日(火)
令和5年度3学期終業式を行いました。
柏木校長先生の式辞のなかで、生徒たちに一年間の振り返りをして自分自身を見つめ直す大切さについてお話をされた上で、校長先生ご自身も桂高校での一年間の振り返りをされました。各学期の始業式や終業式で生徒たちに送られたメッセージを振り返られました。
・入学式 ~桂プライドを胸に目標に向かって挑戦する学校生活を!~
桂高校で過ごす三年間で、新しい自分の生き方を見つけるという意味で自分探しをしてください。
・1学期始業式 ~物事にはメリットとデメリットがあることを意識すること!~
特に進路選択するときには、メリットが大きい選択肢を選びつつ、デメリットへの対処法も検討しておくことが大切です。
・1学期終業式 ~笑顔であいさつを!思いやりを大切に!~
あいさつの大切さを実感し、相手の気持ちになって気遣いができる人になってください。
・2学期始業式 ~目標を設定し、その目標に向かって努力し続ける人であれ!~
農業クラブの大会から桂高校生の無限の可能性を感じました。目標に向かって努力し続けることで素晴らしい成果につながります。
・2学期終業式 ~今年の振り返りを!~
反省だけでなく、良かったことをたくさん振り返ってほしい。「一年の計は元旦にあり」という言葉の通り、新しい一年を迎えるにあたり、年の初めにその一年の目標をきちんと立てることが大事です。「あいさつ」と「思いやり」の大切さを再び強調しておきます。
・3学期始業式 ~命を大切に!与えられた命を全うすることが私たちの使命です!~
元旦の能登半島地震を受けて、命の大切さ、そして、多くの犠牲を無駄にすることなく、今後の教訓として生かしてください。
・卒業式 ~明けない夜はない!~
3年以上にも及ぶコロナを経験しましたが、今は通常の学校教育活動が復活しています。どんな苦難に直面してもその苦しい状況がいつまでも続くことはありません。必ず明るい未来が待っています。
校長先生は振り返りの最後に、登校時間における交通マナーとして思いやりの心を持った行動を心掛けてほしいとの呼びかけをされました。特に登校時間は、生徒が集中することで学校周辺の地元の方々の通行を妨げるようなことがないように、そして自分の命を守るとともに思いやりのある行動の両立を果たしほしいというメッセージが送られました。~桂プライドを胸に、地域から信頼され愛される桂高校を目指して!~
式辞の最後に、「明日から春休みです。学年が一つ上がるこの機会に、将来のことをしっかりと考え、自分の能力・可能性を信じ、様々なことにチャレンジするような機会にしてくれることを期待しています!そして4月始業式で、再び元気な姿で会えることを楽しみにしています!」という言葉で締めくくられました。
3月1日金曜日、第75回卒業証書授与式をおこないました。
3年間、学習に、部活動に、学校行事に全力で取り組み、大きく成長した皆さんを心から祝福します。
以下に答辞を全文掲載いたします。
答辞
肌寒い風が吹きつつも、暖かい日差しが私たちを照らす、今日この日、私たち卒業生のためにこのような素晴らしい卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。卒業生一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
今、桂高校で過ごした3年間を振り返ると、私の心のノートにはいろいろな思い出が刻まれていることに気がつきます。しばらくの間、思い出のページを紐解いてみようと思います。
1ページ目は入学式。
3年前の4月にこの場所で、これからの高校生活へのたくさんの期待と不安を感じながら、お互いマスクの下の素顔を知らないままのスタートでした。
そんな中、慣れないクラスメイトと初めて一丸となって取り組んだのが、文化祭準備でした。
しかし、夏休み明けに告げられたのは「中止」の一言。私たちはとても落胆しました。
ですが、その後学年でダンスパフォーマンス大会が開催されることになり、「この状況も楽しんでいこう」とクラスメイトと声をかけ合いました。
「これ食べてみて、すっごい甘いよ」
初めて収穫したというトマトを、専門学科の友達はキラキラした笑顔で食べさせてくれました。今このトマトを、もっと甘く、美味しくする研究をしているのだという話に耳を傾けながら、トマトを口に運ぶと甘い爽やかな味が口いっぱいに広がりました。専門学科の活動に刺激を受け、よし、私も頑張ろう、と発奮したのは友達には内緒です。
その後も、制限の多い中、それぞれ工夫をしながら困難を乗り越えていきました。
そうして迎えた2年生の冬、待ちに待った研修旅行の日。
北海道といういつもと違う場所で見つけた友だちの新たな一面。お笑いや歌やダンスに興じた学年レク。
ゴンドラから見た視界いっぱいに広がる銀世界。雄大な自然を前に、私たちは思わず息を飲みました。
スキーのインストラクターさんが完璧な降り方と絶賛していた雪は、4日目には飛行機が運行できるかも怪しい大雪となり、その影響で、札幌での活動は中止、変更に。がっかりしました。
でも、「札幌のラーメン、美味しかった。」「まつげ凍った。」「スマホが動かない。」
こんなハプニングも「よい思い出だね」と、皆で写真を沢山撮りました。
いよいよ最高学年となり、マスクの制限がなくなり、最後の年にして、やっとみんなの顔をちゃんと見ることができました。
少し恥ずかしく思いながらも、やっと「普通」の生活を取り戻せて嬉しかったです。
高校最後の文化祭で取り組んだ演劇。
上演まで何度も壁にぶつかることはありましたが、役を見事に演じきって見たカーテンコールでの客席は忘れられません。
行事が一通りおわり、それぞれが真剣に進路について考えなければいけない時期となりました。
待ち受けるたくさんの壁に心が折れそうになる私たちは、先生方の「強い気持ちで頑張れ」という言葉で何度も励まされました。
また、たくさんの先生方に相談にのって頂き、面接や小論文などたくさんの練習の場を設けて頂きました。試練の場は成長の場でもありました。
綴られた思い出を振り返り、最後に思い浮かんでくるのは感謝の言葉です。
憧れだった先輩方。先輩方は私たちに先輩としての在り方を教えてくれました。
至らないことがあったと思うけれど、いつもついてきてくれた後輩達。
私たちの事を思い、優しく、時に厳しくご指導頂いた先生方。
何度も反抗し、ひどい言葉を投げかけてしまったこともある家族。
それでもなお、いつも味方でいてくれて、朝早くからお弁当をつくり、テストの結果を自分以上に喜び、試合の結果を自分のことのように悔しがってくれました。
どんなに言葉を尽くしても、その温もりにかなうとは思わないけれど、それでも一言言わせてください。本当に、ありがとうございました。
そして、この3年間共に学び、共に成長してきた同級生のみんな。
制限の多い中、さまざまな困難を乗り越えてこられたのは、かけがえのない仲間がそばにいてくれたからです。長い人生のうちのたった3年間、この桂高校で出会い、日々を過ごし、友達になれたことを、本当に嬉しく思います。いつの日か再会して思い出を語り合う時が楽しみです。
これから、私たち卒業生は桂高校で身につけた知識や精神を糧に、桂プライドを胸に、そして、それぞれの成長の証を記した心のノートを携え、なりたい自分への一歩を踏み出していきます。
最後になりましたが、3年間、関わってくださった全ての皆様へ、そして本日御臨席くださった全ての皆様へ、心からの感謝を込めて、卒業生の答辞とさせていただきます。
令和6年3月1日
卒業生代表
加藤 玲子
1月24日(水)に3年生普通科選択 生活文化講座で京町家講演会を実施しました。
江戸時代より続く京町家 ひより 店主の嶋田 似見様をお迎えし、京町家の構造や暮らしについてお話を伺いました。
生活文化体験実習では、浮世絵や瓦版、古銭などの実物を見せていただき、投扇競、こま回し、おはじきなどの昔遊びの指導をしていただきました。
1月9日(火)にオンラインによる校内放送で3学期始業式が行われました。
-柏木校長先生の式辞より-
このたび石川県能登地方を震源とする大規模な地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。そして翌1月2日には、羽田空港において航空機事故が発生しました。航空機事故で亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げます。
このたびの大規模地震により、自然の威力を目の当たりにする一方で、人間の無力さを感じました。皆さんと同じ高校生が犠牲になってしまったことにも胸がしめつけられる思いでした。私たちが今すべきことは命を大切にすることです。与えられた命を全うすることが私たちの使命です。皆さんの安心・安全な学校環境を作ることが不可欠です。また、このたびの地震では、東日本大震災の津波発生時の教訓が活かされました。過去の大きな犠牲を決して無駄にはしない行動で多くの命が守られました。
また、羽田空港での機体接触事故では、日本航空機の乗客・乗務員全員が無事でした。これは、乗務員の適切な判断による避難誘導と乗客の冷静な避難が行われた結果だと思います。人間はミスをするものです。しかし、危険に対応する訓練や危険予測を日頃から意識することでミスを回避でき、たとえミスが起こってしまっても最小限の被害でおさえることができます。皆さんも通学時や学校生活の中で起こるかもしれない危険を予測して事故を起こさないまたは回避する力を身につけてもらいたいです。今回の航空機事故で乗客・乗務員が全員無事であったのは偶然の奇跡ではなく、日頃のクルーの訓練の成果と乗客の皆さんが冷静に整然とした行動をとられたからなのではないかと思います。教訓として、皆さんには火災や地震などの非常時を想定した訓練などにも自分事として真剣に取り組む姿勢を持ってもらいたいと思います。
最後に、3学期の始まりにあたって各学年ごとにエールが送られました。「3年生は、進路決定に向けていよいよ正念場です。残りの授業や高校生活を大切にして有終の美を飾ってください。」「2年生は、スキー研修旅行があります。仲間と有意義な時間を過ごしてください。」「1年生は、学年の締めくくりの3学期も勉強やクラブ活動に励んで学年全体での成長を期待します。」 皆さん、3学期も頑張りましょう!という言葉で締めくくられました。
その後、教務部長から学年最終の成績を見据えた学習の進め方、生徒指導部長から身だしなみを常に意識し、安全で充実した学校生活を過ごすことの重要性、進路指導部長から各学年における進路実現に向けての心構えのお話がありました。一日一日の積み重ねが一年となり、やがてその積み重ねが受験の日まで頑張れる力へと変わっていくというエールが送られました。
12月20日(水)
オンラインによる校内放送で令和5年度2学期終業式が行われました。
最初に、柏木校長先生から2学期の学校行事の振り返りと3年生へ進路実現に向けてのエールが送られました。2学期は文化祭や体育祭そしてクリスマスコンサートなど学校行事が多く、それらの全てにおいて生徒たちのエネルギーあふれる姿を見て元気をもらえたこと、そして3年生は希望進路の実現に向けてあきらめず頑張ってほしいというお話をされました。
柏木校長先生の式辞のなかでは、1学期終業式式辞のなかで全校生徒に向けて「あいさつ」と「思いやり」の大切さを強調されていてその振り返りをされました。
・「笑顔であいさつを!」
毎朝、校門前で生徒たちに「おはよう」の声かけをするなかで、以前よりもあいさつを返してくれる生徒が圧倒的に増えて朝から元気な気持ちになれました。朝一番の挨拶は元気の源です。また、校舎内でもほぼ全員の生徒たちが元気よくあいさつを交わしてくれるようになりました。
・「思いやりを大切に!」
思いやりとは、相手の気持ちになって気遣いができることです。日頃の何気ない学校生活での自分の行動を思い出してもらいたい。トイレのスリッパをきれいに並べることは、次に使う人への思いやりです。各階のトイレでその思いやりを目にすることができました。ひとりの思いやりが皆に伝わり、それが大きく広がっていることを実感しました。教室や廊下などもきれいに清掃することで、皆が気持ちよく過ごせる学校になったことに喜びを感じました。
また、式辞のなかでは、10月~11月に3年生に対して進路に関わる模擬面接をしたときのお話もされました。全ての生徒たちがきちんと制服を着こなして模擬面接に臨んでいたことに感心されたこと。生徒たちが身だしなみを心掛ける姿から、彼らが面接での第一印象の大切さをきちんとわかっていることを理解できたこと。決められた規則を守り制服を格好良く着こなす生徒たちが、模擬面接においてきちんと自己表現できていたこと。そして、関わった生徒たちが結果報告に来てくれたときの喜びを語られました。
式辞の最後に、校長先生からぜひ1年の振り返りをしてほしいということをお話されました。反省だけではなく、良かったことをたくさん振り返ってほしい。「一年の計は元旦にあり」という言葉を引用して、新しい一年を迎えるにあたり、年の初めにその一年の目標をきちんと立てることが大事であるというお話がありました。
そして「また3学期には、制服を格好良く着こなし、意欲と元気に満ちあふれた皆さんとお会いできることを楽しみにしています。良いお年を!来年もがんばりましょう!」という言葉で締めくくられました。
その後、教務部長から2学期の学習活動の振り返り、生徒指導部長から冬休みの過ごし方、進路指導部長から各学年における進路実現に向けての心構えのお話がありました。そして、弓道部、陸上部、放送部、農業クラブが伝達表彰されました。冬休みの期間中、全国大会へ出場する弓道部の生徒が代表で決意の言葉を述べました。周りの人たちへのサポートや感謝を忘れずに、積み重ねてきた練習の成果を発揮して悔いのないように頑張りたいという強い決意に、全校からエールを送りました。
11月3日~9日にドイツ・ケルン市のAltes Pfandhaus(住所:Kartäuserwall 20, 50678 Köln)にて開催された、「京都の伝統産業品商談・展示会」にて、本校3年生が生活文化の授業で製作した京こまの展示が行われました。
この展示は、京都市が令和5年度に姉妹都市提携60周年を迎えるドイツ・ケルン市との民間交流の一環として、京都市・日本貿易振興機構(ジェトロ)・ケルン独日協会により共同で開催され、京こま匠 雀休 代表 中村 佳之様が参加されました。
会場では中村様の京こまの作品とともに、生徒が授業で製作した京こまを展示していただき、また講演会の中で、本校での製作の様子も紹介していただきました。
展示を見ていただいたドイツの方々や独日協会の方々より、「美しい、生地とコマ自体の色が考えられている」「こんなコマが存在する事を知らなかった」「自分も作ってみたい」などの感想をいただきました。
京都の伝統文化である京こまの魅力を海外の方々にお伝えすることができる貴重な機会をいただいたことを感謝するとともに、今後も京都の伝統文化の理解を深め、発表の機会がいただけるよう授業での取組をすすめて参りたいと思います。
去る11月18日(土)兵庫県駒ヶ谷運動公園体育館にて第70回近畿高等学校バドミントン選手権大会女子ダブルスが行われ、本校より2年生山本安紗美さん、1年生浅見結音さんのペアが出場しました。
1回戦は滋賀県の比叡山高校の選手と対戦し、結果はファイナルゲームの末、見事勝利しました。2回戦は奈良県の奈良大附属高校の選手と対戦し、敗れてしまいましたが、今できる自分たちのプレーを全力でやってくれたと思います。
この試合で得たものをしっかりと次につなげて年明けの新人戦、インターハイ予選に臨んでほしいと思います!
今後とも応援よろしくお願いいたします。
バドミントン部ではインスタグラムでも情報を発信しています。近畿大会の詳細も投稿しています!下のリンクよりご覧いただき、是非フォローお願いします!
11月8日(水)3、4限目に普通科選択の生活文化講座では、古典の日に関連した取組としてお香体験を実施しました。
香老舗 松栄堂 専務取締役 畑 元章 様、企画事業部 秀島 佑典 様をお招きし、お香の種類や原料、お香の歴史、和歌や古典文学との関わり等の講義を受けた後、2種類の香木を焚いていただき、香りを鑑賞する聞香を体験しました。
演習では、お香の原料を見せていただき、それぞれの香りを確認した後、香りのタブレットを15個選び、各自が好きな香りを作りました。組み合わせ方によってさまざまな香りになるので、どのように組み合わせるか生徒達は思考力を働かせ、自分だけの香り作りに取組みました。
こんにちは!桂高校放送部です。
放送部はこの11月5日に京都文教大学で行われた「第40回京都府高等学校総合文化祭放送部門」に、2年生1名、1年生3名が参加しました。その結果、2年生の町田佳憐さんが予選を勝ち進み、アナウンス小部門で1位となりました!
町田さんは来年8月2日・3日に岐阜県で行われる第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会(清流の国ぎふ総文2024)に京都を代表して出場します。皆さん、応援宜しくお願いします!
また、1年生吉田逢花さんも朗読小部門新人戦で予選を通過し決勝を体験しました。残念ながら入賞はしませんでしたが、来年への大きなステップになったと思います。
今年は多くの1年生部員が入部し、みんな意欲的に参加しているので今後も大きな期待をしたいところです。
そして何よりみんなとても仲が良く常に前向きに頑張っています。これからもみんなで楽しい部活動を目指します!
毎年恒例となっております桂高校植物クリエイト科・園芸ビジネス科で生産している野菜やお花の販売会ですが、今年度は校内での定期販売会は行わず、様々な場所で出張販売を行います。
日時、開催場所等ご確認いただき、ぜひ、この機会に桂高校の生産物をご購入ください。
販売物:秋のお野菜やお花(詳しい種類はその時によって異なります。)
開催日時等:
→「桂高校秋の生産物販売会のご案内」(pdf)
10月18日(水)3、4限目に3年生普通科選択 生活文化講座で「京こま作り体験」を実施しました。
京こま匠 雀休より、中村 佳之様、中村 かおる様をお招きし、京こま作りを指導していただきました。
木綿素材の紐6本をボンドで止めながら芯棒に巻きつけていき、ニスを塗った後に、最後は自宅から持ってきた端切れを巻いて仕上げます。巻きつけ方が弱いと何度も巻きなおすことになるので、生徒達は真剣な表情で集中して取組んでいました。
出来上がりのイメージを頭に浮かべながら、紐の色の組合せや巻きつける順番を考えて作業し、各自の個性が感じられるオリジナル作品が完成しました。
京こま作りを通して、京都の伝統文化についての理解が深まったとともに、SDGsについて学ぶ良い体験になりました。