3月19日(水)に3学期終業式が体育館で行われました。
「令和6年度の締めくくりとなる3学期の終業式となりました。今日は学年の最後の日になりますので、皆さんの高校生活においても大きな節目となる日だと思いますが、校長である私にとっても、皆さんに何を伝え、皆さんがどのように感じ、何を学び、成長してくれたのか、私自身を振り返る時でもあります。」という校長先生の挨拶から終業式が始まりました。柏木校長先生の式辞では、「本当の自由」「本当の強さ」についてのお話がありました。
~「本当の自由」とは~
本当の自由を理解できず、自由とは、好き勝手と解釈しているとしたら、それは違います。本当の自由はルールの中にあります。ルールが無ければ、自分勝手な行動が通る社会になります。自由には責任が伴います。みんなが自分勝手なことをしたら、その社会は破綻します。人に言った言葉にも責任を負わなければなりません。誰かに嘘をついて行動することは決してあってはいけません。皆さんはこの「ルールの中での自由」の意味を「学校のルールを守ること」に置き換えて考えてみてください。皆さんが学校のルールを守るからこそ、真に「ルールの中での自由」を楽しめる学校生活が実現することを忘れないでください。
~「本当の強さ」とは~
自分の欲求のままに生きるのではなく、物事の善悪をしっかりと判断し、自分を律することができる、これが本当の強さだと思います。物事の善悪の判断は、煩悩や、自分の都合の良い方へと判断をしてしまう心に動かされるため、難しい場合があります。自分の欲求を満たすために、偽りの行動をとってしまえば、そのごまかしの姿を一番よく知っているのは自分自身であり、また周りの人間だと思います。偽りのない自分で行動できる心の強さを持ち続けることを忘れないでください。
ここにいる皆さんは1年後、2年後に、この桂高校を卒業していきます。この桂高校で過ごす3年間で、「本当の強さ、本当の自由」を見つけてほしいと願っています。そして、三年間の最後にふさわしい姿で、卒業式に参加してもらいたいと願っています。
最後になりましたが、明日から春休みです。4月になれば、学年が一つ上がります。節目となる、この機会に、今後の高校生活、そして、卒業後の進路について、しっかりと考え、その目標実現に向け、考えるだけではなく、行動をスタートする、そんな機会にしてくれることを大いに期待しています。
その後、教務部長から新学年に向けた学習の準備の進め方、生徒指導部長から身だしなみを常に意識し、安全で充実した学校生活を過ごすことの重要性、進路指導部長から各学年における進路実現に向けての心構えのお話がありました。