1月8日(水)に3学期始業式がオンラインで行われました。
柏木校長先生の式辞は、「能登半島地震から一年経った今もなお、能登での災害は過去形ではなく、現在進行形であることを改めて感じるとともに1日も早い復興を祈るばかりです。」という言葉から始まりました。生徒たちがどのように冬休みを過ごしていたかという問いかけとともに、校長先生ご自身の冬休み中の経験談をもとにお話をされました。
~柏木校長先生の式辞より~
― 駅伝のタスキに込められたチーム全員の思いと深い絆より ―
京都市内で開催された全国高校駅伝において、スターターを務めるという貴重な体験をしました。駅伝は一人ひとりが決められた区間を走り、自分の役割を果たすことで、次の走者へとタスキをつないでいきます。そして、そのタスキには選手以外にも部員全員の思いがこもっており、それをつなぐことにより、チームの絆を表す象徴となっています。チーム全員の思いのこもったタスキを自分の区間で途切れさすわけにはいかないという責任感と、今まで支えてもらった保護者やチーム関係者への感謝の気持ちで次の走者へとつないでいきます。選手たちは自分の区間で途中棄権となるわけにはいかないという強い思いで走ります。それだけ一本のタスキに込めた思いが強いということです。チームのために自分の役割をしっかりと果たし、精一杯走ることでタスキに込められたみんなの思いをつなぎ、結果としてチームの絆が深まっていく、それが駅伝です。チーム全体の総合力で優勝が決まり、ロスタイムを他の選手がカバーすることができるのも駅伝の醍醐味であり、見る人を感動させる理由なのだと思います。
皆さんには、クラスやクラブ、探究活動のグループなど集団の中で、自分に与えられた役割は違うこともありますが、その役割を果たし、自分のため、みんなのために精一杯頑張れる、そんな生徒になってほしいと思います。そして、駅伝のワンチームのように、得られた成果や結果をみんなとともに分かち合え、喜び合えるそんな集団を目指してください。
― 2025年大阪関西万博開催 世界が一つの場に集う ―
今回の万博のメインテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。身近に万博が開催されるということは、一生に一度あるかないかのビッグイベントです。人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場にしたいという思いが込められた万博です。皆さんには、自分自身の目と耳と肌で感じ、体験することで、未来社会について考える貴重な機会にしてもらいたいと思います。
― 巳年 再生や挑戦を期待する年に ―
今年は巳年です。巳とは蛇のことですが、蛇は脱皮を繰り返すことで成長していくことから、再生や変化の意味を持ち、昔から巳年には新しい可能性が開ける年と信じられてきました。発展や飛躍が期待されると言われており、「転換の年」や「物事が大きく進展する年」と言われています。生徒の皆さんにとっても、新たな物事への挑戦や飛躍の年になることを心から願っています。
最後になりましたが、3年生は卒業式まで2カ月を切りました。進路決定に向け、最後の正念場という人もいますし、すでに進路が決定した人は、それぞれの進路に向けた最終準備も行う大切な時期でもあります。3年生にとって、この3学期が、桂高校3年間の集大成となる、そんな期間にしてもらいたいと思います。また、2年生は、待ちに待った研修旅行が今月下旬に迫っています。より一層、健康に留意し、楽しく、有意義な研修旅行になることを祈っています。
その後、教務部長から学年最終の成績を見据えた学習の進め方、生徒指導部長から身だしなみを常に意識し、安全で充実した学校生活を過ごすことの重要性、進路指導部長から各学年における進路実現に向けての心構えのお話がありました。一日一日の積み重ねが一年となり、やがて受験の日まで頑張れる力へと変わっていくというエールが送られました。
12/21(土)に開催された京都探究エキスポで、本校もポスター発表を行いました。
京都府立・市立の51の高校が一堂に会する、大規模な発表会でしたが、堂々とこれまでの探究成果を伝えることができました。
発表を見に来てくれた方々からいただいたフィードバックを元に、年度末にある校内発表会に向けて、今後も更なる改善をしていきます!
12月20日(金)
オンラインによる校内放送で令和6年度2学期終業式が行われました。
最初に、柏木校長先生から2学期の学校行事の振り返りと3年生へ進路実現に向けてのエールが送られました。
ー柏木校長先生の式辞よりー
2学期当初には、大きな学校行事である文化祭や体育祭があり、エネルギーあふれる皆さんの姿を見せていただきました。また、先日も生徒会が主催して、クリスマスコンサートも行われ、美しいイルミネーションの中、有志の皆さんには、コンサートを大いに盛り上げていただきました。このように生徒の皆さんの自主的、積極的な学校行事こそ、桂高校の良さだと思っています。学校行事で盛り上がりを見せる中、3年生は希望進路の実現に向け、これからの年末年始は必死で勉強という生徒も多いと思います。もう少しの期間ですので、最後まで、あきらめることなく頑張ってください。
今日はみなさんにSNSなどネットの利用について少し考えてもらいたいと思いお話をさせていただきます。世界の中には、子どもたちのSNSの使い過ぎに危機感を感じている国や地域が出始めています。
「皆さんのネットの利用状況はどうでしょうか。」動画視聴やSNSが大部分を占めているようですが、動画の中には勉強に役立つものもたくさんあります。一度検索してみてください。
「皆さんのネットの利用時間についてはどうでしょうか。」学校から帰宅後、翌日の登校まで、家にいる時間の使い方を振り返ってみてください。今までネット利用に費やしていた時間を学習時間や睡眠時間に充ててみてはどうでしょうか。
私が高校生の頃は、ネットはありませんが、長時間、テレビを見ていました。しかし、テレビの番組は、一定の時間の中で放送されており、テレビを消さなくても、なんとなく区切りがあり、見たいドラマが終わってしまったから、そろそろ勉強始めるかとなったものです。しかし、現在、皆さんが楽しんでいるネットでの動画視聴やSNSは自分が辞めないかぎり、24時間利用可能です。自分で自分をコントロールする意志の強さが必要です。
皆さんには実現したい進路目標があります。その希望進路の実現に向けても、今、ここで少し立ち止まって、ネットとの付き合い方を考える時ではないでしょうか。ここにいる皆さんは急速なネット社会の進展に巻き込まれた、ある意味、被害者なのかもしれませんが、今、ここで気づく必要があると思います。
皆さんはデジタルデトックスという言葉を聞いたことがありますか。スマホやタブレット、パソコンなどのデジタル機器と意識的に距離を取り、心身の疲労やストレスを軽減しようという試みです。「完全に手放す」また、「長期間使用しない」という方法はあまり現実的でないかもしれませんが、「一定期間の使用を控える」、「日常的に時間を決めて使用する」といった自分なりのルールを設けて自分流のデジタルデトックスのやり方を見つける必要があると思います。そのことで、勉強やスポーツ、趣味などの活動の時間を確保することができます。そして、その結果、勉強時間の確保だけではなく、睡眠時間の確保や朝食を毎日食べるといった健康的な生活にもつながると思います。ぜひ今一度、自分の生活を考えてみてください。
さて、本日は、令和6年の最後の授業日です。今年は元日から能登半島の大地震でスタートした大変な一年でしたが、健康で今日を迎えられたことに感謝するとともに、今年一年を振り返り、そして、来年の新たな目標や計画をしっかりと立ててもらいたいと思います。
最後になりましたが、来年、令和7年が皆さんにとって良い年になることを心から祈念するとともに、1月8日、3学期の始業式には、元気な姿で登校してくれることを期待し、2学期終業式での挨拶とします。来年も頑張りましょう。
その後、教務部長から2学期の学習活動の振り返り、生徒指導部長から冬休みの過ごし方、進路指導部長から各学年における進路実現に向けての心構えのお話がありました。そして、陸上部、農業クラブが伝達表彰されました。彼らの頑張りに全校から拍手を送りました。
去る11月9日(土)京都府三段池公園総合体育館にて第71回近畿高等学校バドミントン選手権大会女子ダブルスが行われ、本校より2年生浅見結音さん、1年生熊谷充恵さんのペアが出場しました!結果は以下のとおりです。
1回戦 2-1 奈良商工高校(奈良県)
2回戦 0-2 耐久高校 (和歌山県)
この試合で経験したものをしっかりと次につなげて年明けの新人戦、インターハイ予選に臨んでほしいと思います!
今後とも応援よろしくお願いいたします。
バドミントン部ではインスタグラムでも情報を発信しています。下のリンクよりご覧いただき、是非フォローお願いします!
11月20日(水)3、4限目に普通科選択の生活文化講座では、古典の日に関連した取組としてお香体験を実施しました。
香老舗 松栄堂 専務取締役 畑 元章 様、企画事業部 秀島 佑典 様をお招きし、お香の種類や原料、お香の歴史、和歌や古典文学との関わり等のお話しをしていただきました。
演習では、お香の原料を見せていただき、それぞれの香りを確認した後、香りのタブレットを使って各自が好きな香りを作りました。
組み合わせ方によってさまざまな香りになるので、どのように組み合わせれば理想の香りに近づけられるのか、生徒達は思考力を働かせ、何度も香りを確認したり、時には先生方にアドバイスをいただきながら自分だけの香り作りに取組みました。
出来上がった香りは巾着袋に入れて、匂い袋にして持ち帰りました。
10月16日(水)3、4限目に3年生普通科選択 生活文化講座で「京こま作り体験」を実施しました。
京こま匠 雀休より、中村 佳之様、中村 かおる様をお招きし、京こま作りを指導していただきました。
巻胎という技法を用い、6色の平紐を芯棒に巻きつけ、最後に自宅から持ってきた端切れを巻いて、ニスを塗って仕上げました。
紐の色の組合せや巻きつける順番を考えて作業し、端切れを巻くことで、各自の個性が感じられるオリジナル作品が完成しました。
生徒達の作品は、11月16日(土)、17日(日)しまだいギャラリー(京都市中京区御池通東洞院西北角)にて行われた「第23回みやこの粋 京の技展」(主催:京都伝統工芸協議会)の中村様の京こまブースで展示していただき、多くの方に見ていただく機会を得ました。
毎年恒例となっております桂高校植物クリエイト科・園芸ビジネス科で生産している野菜やお 花の販売会です。今年度も様々な場所で出張販売を行います。
日時、開催場所等ご確認いただき、ぜひ、この機会に桂高校の生産物をご購入ください。
10月11日から始まった全国地域安全運動の一環として、タレントの森脇健児さんが京都府警西京署の一日署長に任命されました。
地域安全運動のひとつとして、桂高校陸上部員が、防犯の視点を持って地域を走る「見守りランニング」に森脇さんと一緒に参加しました。この日、部員たちは、森脇さんとともに西京署から阪急桂駅までの約1キロを走り抜けました。桂駅では森脇さんとともに防犯チラシを配布しながら啓発活動を盛り上げました。
10/3(木)6, 7限に2年生KRコースの生徒たちがKRPの中間発表会を行いました。
4月から半年間進めてきた探究活動の成果をスライドにまとめ、口頭発表に熱心に取り組みました。
発表後には活発な質疑応答が行われ、また、講師としてお越しいただいた龍谷大学の先生方からの貴重なフィードバックを頂戴することができました。
来年2月の最終発表会に向け、いただいたフィードバックをもとに更なる探究活動に励んでいきます。
9月27日金曜日、令和6年度体育祭を実施しました。
黄、赤、青の学年を超えた団に分かれ競技を行いました。
天候にも恵まれ大いに盛り上がりました。
<個人種目>
80m走(男子)
50m走(女子)
障害物競走(男女)
<団体種目:クラス対抗>
1年:玉入れ
2年:長縄跳び
3年:20人21脚
全学年:クラス対抗リレー
<団体種目:色別対抗>
1年:タイフーンリレー
2年:栄光の架橋
3年:祭りだわっしょい!リレー
男女混合:綱引き
各学年男女2名:色別対抗リレー:
<その他>クラブ対抗リレー:チャンピオンの部・アトラクションの部
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9月4日(水)~6日(金)第76回文化祭を開催しました。
テーマ:「生徒の、生徒による、生徒のための文化祭」
1年生は野外パフォーマンス、2年生は小演劇、3年生は演劇に挑戦しました。文化系クラブの展示・発表や生徒会企画、PTA企画のライブやキッチンカーなど盛りだくさんでした。
1学期より生徒全員が協力し合って準備を進め、当日はひとりひとりが大いに活躍し、みんなで盛り上がりました。
これから卒業後の進路に向かう3年生は思い出に残る文化祭に、1・2年生は来年度に向けた充実した文化祭になりました。
審査結果(団体)
1年生:野外パフォーマンス
1位:7組 2位:6組 3位:8組 特別賞:5組
2年生:小演劇
1位:9組 2位:8組 3位:1組
3年生:演劇
1位:8組 2位:1組 3位:7組
宣伝板部門
1年:1位:6組 2位:8組 3位:1組
2年:1位:9組 2位:7組 3位:5組
3年:1位:1組 2位:7組 3位:3組
ポスター部門
1年:1位:6組 2位:3組 3位:1組
2年:1位:9組 2位:8組 3位:5組
3年:1位:9組 2位:8組 3位:1組
8月27日(火)に2学期始業式がオンラインで行われました。柏木校長先生の式辞では、本校が目指す教育目標の5つの柱の話がありました。その中から、「探究活動と研究の桂の推進」と「地域連携や地域貢献のさらなる充実」の2つを挙げてお話をされました。
~柏木校長先生の式辞より~
皆さんが、元気に2学期を迎えることができて、大変うれしく思っています。2学期のスタートにあたり、私自身がこの夏休みの間に、見たり、聞いたりしたことから、うれしかったことを紹介し、これからの桂高校を考えてみたいと思います。
― 「探究活動と研究の桂」の推進 ―
特に専門学科はTAFSや農業クラブの活動を通じて、以前から研究活動に取り組んできました。また普通科においても、総合的な探究の時間を利用して、すべての生徒が探究活動に積極的に取り組んでいます。
この探究活動は、自らが課題を発見し、解決していくための資質・能力を育成することが目標であり、このような力は、変化の激しいこれからの時代において、重要となってきます。しかし、すべての課題に明確な答えを見つけることは非常に難しいのも現実です。そして、答えを見つけ、課題を解決することができたなら、それを自分自身のこれからの人生や地域社会に還元できれば、こんなに素晴らしいことはありません。たとえ課題解決に結びつかなかったとしても、そのプロセスは、皆さんにとって、大きな成長につながる貴重な経験だと思います。
そこで、8月21日の京都新聞にも大きく取り上げられた記事を紹介します。
『フジバカマ育苗 桂校生挑む 府絶滅寸前種 猛暑で生育難」』というタイトルで紹介されました。
秋の七草のひとつで、万葉集や源氏物語にも登場するなど、古来から日本人に親しまれてきたフジバカマという植物があります。フジバカマという名前のとおり、藤色の花をつけ、非常にいい香りがする植物で、昔から匂い袋の材料や、漢方薬の材料にもなってきました。このフジバカマですが、近年の都市開発などで環境が変化し、個体数が激減していることから、京都市内の市民団体が保全に乗り出されました。しかし、最近の猛暑も要因となり、いろいろなウイルスに感染したことで、市民団体が育てる千株の内、約3割が死滅してしまったということです。そこで、今年度、はじめに市民団体の方から、京都市内唯一の農業専門学科を持つ本校に相談があったのがきっかけで、この取り組みがスタートしました。 このフジバカマは、従来から挿し木により、増やしていくというのが一般的で、ウイルスに感染した株から茎を取って増やしてもウイルスに感染したままで死滅してしまいます。そこで、本校の持つバイオ技術を用いて、茎頂培養という手法で栽培することにより、ウイルスに感染していない株を育てようとしています。現在、研究途中ですのでウイルスフリーの株ができれば、画期的なことであり、市民団体の皆さんとコラボしながら、絶滅危惧の植物の保全に貢献しようとする取り組みです。
これらの取り組みは国内の農業関係者からも注目されており、農業関連企業などで作られた組織のコンテストにおいて、全国一番となる高校生科学教育大賞の最優秀賞を受賞することができ、8月9日に、本校の校長室において、コンテストの主催者と生徒に集まっていただき、受賞式を行いました。
この取り組みのように、地域の課題に対し、校内で培った研究成果やバイオ技術を融合させ、課題を解決するとともに、最終的には地域社会に還元し、絶滅危惧種の保全、そして、日本の伝統文化の継承に生かしていくという素晴らしい取り組みとして認めていただいたということで、非常にうれしい話題です。農業科の先生方の御指導の賜物であり、何よりも活動グループの生徒の皆さんの努力の成果ではありますが、校長として、非常に誇らしく感じた出来事でした。
― 地域連携や地域貢献のさらなる充実 ―
「地域に根ざし、地域に愛される「地元の高校」を目指し、学力の向上と調和のとれた人格の形成を図る」という目標を掲げています。
この教育目標は、生徒の皆さんが決めたわけではありません。しかし、教職員は、この教育目標を達成するため、日々の教育活動を展開しています。皆さんもこの教育目標をパンフレットなどで見た上で、桂高校を選び受験し、入学してくれています。つまり、この教育目標は、教職員の目標であると同時に、それを実践していく生徒の皆さんの目標でなければ意味がありません。
地域の方々が、制服を見れば桂校生とわかります。部活動の服装やバッグに桂高校何々部と書いてあれば、学校名だけではなくクラブ名までわかります。つまり、良い意味でも、悪い意味でも皆さんは、桂高校の看板を背負って、日々生活しているわけです。そんな自覚を持ってください。
私たち教職員も生徒の皆さんとともに、この桂高校の発展、そして、継続に努力していきますので、一緒に頑張っていきましょう。
最後になりましたが、いよいよ2学期のスタートです。2学期は、文化祭や体育祭など、クラス全員で協力して取り組む学校行事が待っています。部活動においても、多くの大会や発表会が予定されており、運動部では、新チームとしての大会がスタートします。また、3年生にとっては、いよいよ進路実現に向けての大切な時期となります。
まだまだ暑い日が続きますが、健康には十分留意し、それぞれの生徒にとって、有意義な2学期になることを願って始業式での挨拶とします。
その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、2学期のスタートにあたり、生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいことについて話されました。
生徒たち一人ひとりが「桂高校の5つの柱」と「桂プライド」を胸に、地域から信頼され愛される桂高校の生徒となってくれることを期待します。
こんにちは!桂高校放送部です。
放送部は3年の町田佳憐さんが先日、岐阜県多治見市で開催された第48回全国高等学校総合文化祭岐阜大会(清流の国ぎふ総文2024)放送部門アナウンス部門に京都を代表して出場しました。入賞はなりませんでしたが、全国大会という大きな舞台で、堂々と発表を行いました。部はもちろん、学校全体としても、大変誇らしく思います。
また来年も彼女に続いていく部員が出ることを期待しています!
7月19日(金)に1学期終業式がオンラインで行われました。柏木校長先生の式辞では、「人間性を高めることの重要性」についてのお話がありました。大リーグで活躍する大谷選手が高校時代に作成した目標達成シート(マンダラチャート)を例として、自分の目標に対する思考を整理し、その実現のための具体的な要素こそが重要であり、目標達成への道には不可欠であるというお話でした。
~柏木校長先生の式辞より~
大谷選手は、シートの真ん中に「ドライチ8球団」と書いています。それを達成するため、技術や体力面、精神面の要素を書いていますが、私が注目したのは、野球とは無関係と思える「人間性」という要素を書いていることです。
「応援される人間になること」
応援される人間とは裏表のない人間だと思っています。部活動でウエイトリフティングを長年指導してきた中で、裏表のある人間は、決して応援される人間にはなれないと考えています。それ以上に、そんないい加減な人間が活躍することは、思いを持って打ち込んでいるウエイトリフティングというスポーツの価値を下げることにつながる。そんなふうに感じて、部員には、いつも先生やクラスメイトから、応援される人間になるようにと再三言ってきました。
「信頼される人間になること」
私が考える「信頼される人間」の条件の一番は、約束を守る人だと思っています。特に時間を守るということが大切だと思っています。私は、毎朝、校門で登校してくる皆さんを迎えていますが、朝の遅刻が多いことが気になっています。中でも一番気になるのは、遅刻することが悪いことだと感じていないような人たちがいるように思えることです。しかし、社会に出たときに、時間が守れない、約束が守れないことから、あの人は信頼できない人間だと周りから悪い評価をされてしまう。私は桂高校生に、そんな人間にはなってほしくない、そんな社会人になってほしくないと心の底から願っています。どうか、あと5分早起きし、家を5分早く出ることで時間を守る、約束を守る、そして、その結果、信頼される人間になってください。
今日は大谷選手が高校生のときに書いた目標達成シートをもとに話をしました。皆さんに伝えたいことは、大谷選手は体格にも恵まれ、ある意味、天才的なアスリートであることは間違いないとは思いますが、決してそれだけではないということです。この目標達成シートに書かれているすべての要素に対し、高校時代から今に至るまで、真摯に取り組んできた結果だということ、そして、その中には、一見、野球には関係なさそうな、人間性を高めることや運を引き寄せるため、常に自分磨きをし続けていることを忘れてはなりません。特に、応援される人間になるということから、裏表のない、素直で、正直で、誠実な人間になってもらいたい。信頼される人間になるということから、約束を守る、時間を守る、そんな生徒になってもらいたいと思っています。決して難しいことではなく、ちょっとした心掛けでできることです。皆さん一人一人が、自分自身の行動を少し振り返ってみて、改善すべきところは改善する努力をしていきましょう。
最後に、明日から夏休みが始まります。3年生にとっては進路決定に向けた大切な期間になります。1,2年生にとっても、部活動や進学補習、自宅学習など、充実した期間にしてもらいたいと思います。
そして、2学期始業式の日は、遅刻することなく、元気な姿、笑顔のあいさつでスタートできればうれしいです。明日からの夏休み、有意義な期間にしてください。
その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、夏休み中に生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいことについて話されました。全国大会、近畿大会出場者たちは最高のパフォーマンスが発揮できるように、それぞれの生徒たちが「桂プライド」を忘れずにチャレンジできる夏にしてほしいと思います。
6月9日(日)京都大学百周年記念ホールで開催された「令和6年度みやこサイエンスフェスタ」に桂高校から2チームが出場し、探究活動の発表を行いました。
農学「MAP(リン酸マグネシウムアンモニウム)単肥がエダマメ、トマト、キュウリの収量に及ぼす影響」と、数学「パスカルの三角形の拡張」の2分野で発表を堂々と行い、2チームともに奨励賞をいただきました。
2024年5月2日(木)全学年野外活動を行いました!
1年生は太陽が丘(山城総合運動公園)でニュースポーツやBBQを、2年生は神戸・大阪に分かれて散策及び博物館見学を、3年生は京都散策と祇園花月での鑑賞を行いました。
2,3年生は事前にHRで計画を立てて、観光地などを巡りながら、各場所を散策していました!
今回の野外活動を通してクラス・学年の団結や交流を深めてくれていたと思います。
令和5年度 学校施設設備改修・改善について報告いたします。
3月19日(火)
令和5年度3学期終業式を行いました。
柏木校長先生の式辞のなかで、生徒たちに一年間の振り返りをして自分自身を見つめ直す大切さについてお話をされた上で、校長先生ご自身も桂高校での一年間の振り返りをされました。各学期の始業式や終業式で生徒たちに送られたメッセージを振り返られました。
・入学式 ~桂プライドを胸に目標に向かって挑戦する学校生活を!~
桂高校で過ごす三年間で、新しい自分の生き方を見つけるという意味で自分探しをしてください。
・1学期始業式 ~物事にはメリットとデメリットがあることを意識すること!~
特に進路選択するときには、メリットが大きい選択肢を選びつつ、デメリットへの対処法も検討しておくことが大切です。
・1学期終業式 ~笑顔であいさつを!思いやりを大切に!~
あいさつの大切さを実感し、相手の気持ちになって気遣いができる人になってください。
・2学期始業式 ~目標を設定し、その目標に向かって努力し続ける人であれ!~
農業クラブの大会から桂高校生の無限の可能性を感じました。目標に向かって努力し続けることで素晴らしい成果につながります。
・2学期終業式 ~今年の振り返りを!~
反省だけでなく、良かったことをたくさん振り返ってほしい。「一年の計は元旦にあり」という言葉の通り、新しい一年を迎えるにあたり、年の初めにその一年の目標をきちんと立てることが大事です。「あいさつ」と「思いやり」の大切さを再び強調しておきます。
・3学期始業式 ~命を大切に!与えられた命を全うすることが私たちの使命です!~
元旦の能登半島地震を受けて、命の大切さ、そして、多くの犠牲を無駄にすることなく、今後の教訓として生かしてください。
・卒業式 ~明けない夜はない!~
3年以上にも及ぶコロナを経験しましたが、今は通常の学校教育活動が復活しています。どんな苦難に直面してもその苦しい状況がいつまでも続くことはありません。必ず明るい未来が待っています。
校長先生は振り返りの最後に、登校時間における交通マナーとして思いやりの心を持った行動を心掛けてほしいとの呼びかけをされました。特に登校時間は、生徒が集中することで学校周辺の地元の方々の通行を妨げるようなことがないように、そして自分の命を守るとともに思いやりのある行動の両立を果たしほしいというメッセージが送られました。~桂プライドを胸に、地域から信頼され愛される桂高校を目指して!~
式辞の最後に、「明日から春休みです。学年が一つ上がるこの機会に、将来のことをしっかりと考え、自分の能力・可能性を信じ、様々なことにチャレンジするような機会にしてくれることを期待しています!そして4月始業式で、再び元気な姿で会えることを楽しみにしています!」という言葉で締めくくられました。
3月1日金曜日、第75回卒業証書授与式をおこないました。
3年間、学習に、部活動に、学校行事に全力で取り組み、大きく成長した皆さんを心から祝福します。
以下に答辞を全文掲載いたします。
答辞
肌寒い風が吹きつつも、暖かい日差しが私たちを照らす、今日この日、私たち卒業生のためにこのような素晴らしい卒業式を挙行していただき、誠にありがとうございます。卒業生一同、感謝の気持ちでいっぱいです。
今、桂高校で過ごした3年間を振り返ると、私の心のノートにはいろいろな思い出が刻まれていることに気がつきます。しばらくの間、思い出のページを紐解いてみようと思います。
1ページ目は入学式。
3年前の4月にこの場所で、これからの高校生活へのたくさんの期待と不安を感じながら、お互いマスクの下の素顔を知らないままのスタートでした。
そんな中、慣れないクラスメイトと初めて一丸となって取り組んだのが、文化祭準備でした。
しかし、夏休み明けに告げられたのは「中止」の一言。私たちはとても落胆しました。
ですが、その後学年でダンスパフォーマンス大会が開催されることになり、「この状況も楽しんでいこう」とクラスメイトと声をかけ合いました。
「これ食べてみて、すっごい甘いよ」
初めて収穫したというトマトを、専門学科の友達はキラキラした笑顔で食べさせてくれました。今このトマトを、もっと甘く、美味しくする研究をしているのだという話に耳を傾けながら、トマトを口に運ぶと甘い爽やかな味が口いっぱいに広がりました。専門学科の活動に刺激を受け、よし、私も頑張ろう、と発奮したのは友達には内緒です。
その後も、制限の多い中、それぞれ工夫をしながら困難を乗り越えていきました。
そうして迎えた2年生の冬、待ちに待った研修旅行の日。
北海道といういつもと違う場所で見つけた友だちの新たな一面。お笑いや歌やダンスに興じた学年レク。
ゴンドラから見た視界いっぱいに広がる銀世界。雄大な自然を前に、私たちは思わず息を飲みました。
スキーのインストラクターさんが完璧な降り方と絶賛していた雪は、4日目には飛行機が運行できるかも怪しい大雪となり、その影響で、札幌での活動は中止、変更に。がっかりしました。
でも、「札幌のラーメン、美味しかった。」「まつげ凍った。」「スマホが動かない。」
こんなハプニングも「よい思い出だね」と、皆で写真を沢山撮りました。
いよいよ最高学年となり、マスクの制限がなくなり、最後の年にして、やっとみんなの顔をちゃんと見ることができました。
少し恥ずかしく思いながらも、やっと「普通」の生活を取り戻せて嬉しかったです。
高校最後の文化祭で取り組んだ演劇。
上演まで何度も壁にぶつかることはありましたが、役を見事に演じきって見たカーテンコールでの客席は忘れられません。
行事が一通りおわり、それぞれが真剣に進路について考えなければいけない時期となりました。
待ち受けるたくさんの壁に心が折れそうになる私たちは、先生方の「強い気持ちで頑張れ」という言葉で何度も励まされました。
また、たくさんの先生方に相談にのって頂き、面接や小論文などたくさんの練習の場を設けて頂きました。試練の場は成長の場でもありました。
綴られた思い出を振り返り、最後に思い浮かんでくるのは感謝の言葉です。
憧れだった先輩方。先輩方は私たちに先輩としての在り方を教えてくれました。
至らないことがあったと思うけれど、いつもついてきてくれた後輩達。
私たちの事を思い、優しく、時に厳しくご指導頂いた先生方。
何度も反抗し、ひどい言葉を投げかけてしまったこともある家族。
それでもなお、いつも味方でいてくれて、朝早くからお弁当をつくり、テストの結果を自分以上に喜び、試合の結果を自分のことのように悔しがってくれました。
どんなに言葉を尽くしても、その温もりにかなうとは思わないけれど、それでも一言言わせてください。本当に、ありがとうございました。
そして、この3年間共に学び、共に成長してきた同級生のみんな。
制限の多い中、さまざまな困難を乗り越えてこられたのは、かけがえのない仲間がそばにいてくれたからです。長い人生のうちのたった3年間、この桂高校で出会い、日々を過ごし、友達になれたことを、本当に嬉しく思います。いつの日か再会して思い出を語り合う時が楽しみです。
これから、私たち卒業生は桂高校で身につけた知識や精神を糧に、桂プライドを胸に、そして、それぞれの成長の証を記した心のノートを携え、なりたい自分への一歩を踏み出していきます。
最後になりましたが、3年間、関わってくださった全ての皆様へ、そして本日御臨席くださった全ての皆様へ、心からの感謝を込めて、卒業生の答辞とさせていただきます。
令和6年3月1日
卒業生代表
加藤 玲子