11月8日(土)にかつら川ふれあい祭に3年生4名と1年生7名が生産物の販売を行いました。イベント開始前、3年生が主体となり1年生に生産物の特徴や購入後の管理方法について説明を行ってから販売に挑みました。生徒は販売を通して地域住民の方々と交流を深めることができました。
11月1日(土)に秋のレールウェイフェスティバルin嵐山に3年生3名と2年生1名が生産物の販売を行いました。販売場所が電車内ということもあり、準備中に戸惑いをみせる生徒もいましたが、いつもと違った雰囲気で販売することができた有意義な時間でした。
11月1日(土)TAFS第2研究群芝研究班が、耕作放棄地再生プロジェクトとして活動をしている南丹市美山町で、シバの植え付けを行いました。
昨年度植え付けた芝(写真右側)は、1年で植え付け場所を覆いつくし、京都の地にあった京都自生のノシバの強さを改めて感じています。今年度は本校で生産した1,000ポットの京都ノシバ苗を圃場へ植え付けました。次年度の広がりが楽しみです。
この京都ノシバは京太閤芝®として販売され、京都の伝統ある施設へ広がりを見せつつあります。
TAFS第2研究群菊研究班の生徒が栽培している懸崖(けんがい)仕立ての小菊を、校内の玄関で飾っています。また、円山公園で開催されているイベントの一つ「京都ゆかりの菊の展示会」にも本校生徒が栽培した懸崖菊の展示をしていただいております。
https://www.kyoto-ga.jp/event/
https://keihan-engei.com/news/20251006-37410
昨今の気温上昇により、キクの開花が遅れていますが、本校で開花調整技術を検討し、生産農家に技術提供を行ったところ、今年は満開の懸崖菊が菊花賞(10/26)を飾りました。営利栽培農家が1軒となってしまい、栽培技術の継承が危ぶまれているなか、伝統的な技術を学び、伝統品種を絶やすことなく今後も活動を続けていきます。
10月27日(月)に、TAFS第2研究群樹木研究班の生徒が、高台寺岡林院(こうりんいん)苔庭にキクタニギクの植え付けを行いました。
気温も下がり、9月9日重陽の節句に植え付けたキクタニギクは、現在蕾をつけてきています。御住職と地域団体「都の福菊」様御協力のもと、新たに数カ所植え付けを行いました。また植え付け後は普段は非公開のお部屋で、紅葉し始めた苔庭を眺めながらお茶をいただきました。
由緒ある伝統的な庭に、自分たちが保全しているキクタニギクが咲くところを想像すると身が引き締まる思いです。和名の元となった自生地にキクタニギクがよみがえるよう、引き続き活動を続けていきます。
令和7年10月22日(水)23日(木)にかけて行われた、日本学校農業クラブ連盟大会西関東大会に本校からは、近畿ブロック代表としてプロジェクト発表会3チーム、学校代表として農業鑑定競技会に2名が参加しました。
プロジェクト発表会においては、分野Ⅱ類で最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞、分野Ⅲ類では優秀賞を受賞することができました。
また、農業鑑定競技会では分野草花において、本校初となる最優秀賞を受賞することができました。
プロジェクト発表会では、全てのチームが授業時間だけでなく、放課後や休日まで研究活動に取り組んできました。校内予選から始まり、京都府大会、近畿大会と勝ち上がり、全国の舞台で発表できたことが素晴らしいことだと思います。
本校は4つの研究群に分かれ、様々な研究活動を行っています。全ての生徒が研究活動を深化させ、来年も上位入賞を目指し農業クラブの大会に臨んでほしいと思います。
プロジェクト発表会分野Ⅰ類
聖護院キュウリの収益化に挑む ~京野菜ブランドを活かした六次産業化モデルの構築~
プロジェクト発表会分野Ⅱ類 最優秀賞(文部科学大臣賞)受賞
循環資源MAPで持続可能な農業を ~利用法の確立とN2O抑制による普及拡大~
プロジェクト発表会分野Ⅲ類 優秀賞
守り繋ぐ平安の香り ~絶滅危惧種フジバカマの保全と活用~
農業鑑定競技会 分野草花 最優秀賞
農業鑑定競技会 分野野菜 出場
9月24日(水)のS-TAFSの時間に桂高校の卒業生3名が来校され、講話をしていただきました。
先輩方が今まで行ってきた高校や大学での活動や、希望進路実現に向け努力したことなど、沢山のお話を聞くことができました。あっという間に過ぎたこの時間は私たちの将来の進路について考えるヒントになりました。
文書作成:農業クラブ広報委員会1年生
9月3日(水)に1年生のS-TAFSで、意見発表会を行いました。1年生一人一人が今までの実習で学んだことや、現在の農業の課題に対しての意見などを発表する事ができました。2年生の意見発表会では、今よりも専門的な視点を踏まえて発表したいと思います。また、自分の発表だけでなく、他の人の意見を聞き、視野を広げていきたいです。
文書作成:農業クラブ広報委員 1年生
10月11日(土)、TAFS第2研究群菊研究班が、革堂行願寺一円で開催された令和7年度藤袴祭に参加しました。
研究成果をまとめたポスター展示や養液栽培システムの紹介、フジバカマと蜜蝋を使用した和蝋燭の販売をとおして、地域の方から海外観光客まで、生物資源保全や水環境保全について説明をすることができました。また、革堂行願寺の中央に本校で育成した茎頂培養由来の藤袴も飾っていただきました。引き続き、地域資源の保全活動を行っていきます。
10月4日(土)、バイオテクノロジー部の生徒が、梅小路公園で開催された「グリーンフェア2025秋」で販売実習を行いました。
当日はあいにくの雨でしたが、バイオテクノロジー部の生徒や、生物資源工学専攻生徒、TAFS第2研究群で栽培管理しているシクラメンやジニア等、秋冬用のたくさんの種類の草花を、多くの方々に届けることができました。
また、梅小路公園では10月3日(金)から10月19日(日)まで「藤袴と和の花展」を開催されております。TAFS第2研究群菊研究班で育成した茎頂培養由来の藤袴「桂蘭」も展示していただいております。お近くにお越しの際はぜひご覧ください。
10月8日(水)に、大阪・関西万博において「FUTURE SESSION2025」が開催され、SDGsに取り組む全国の生徒とオンラインでつながり、高校生ができる未来への行動についてディスカッションを行いました。
当日は協賛企業であるオリエンタルコーポレーション様から2名のファシリテーターをお迎えし、グループワークで各グループから未来に向けたアイデアをうまく引き出していただき、参加した生徒それぞれが、未来に向けたビジョンを語ることができました。
専門学科では、農業や環境に関わる授業や研究活動も積極的に行っているため、全国の多様な人と積極的なアイデア交換ができたよい学習となりました。
令和7年9月27日(土)に京都府立植物園で開催された「きょうと☆いきものフェス!2025」にTAFS第2研究群の生徒が参加し、活動成果発表やバイオ体験などを行いました。
令和5年に府市協調で設立された「きょうと生物多様性センター」が主催し、生物多様性の保全に向けた取り組みの一環として行われている行事です。
本校でも、京都の貴重な絶滅危惧種の生息域外保全に取り組んでおり、増殖や自生地への植え付けを目指し日々活動をしています。
これら活動の成果発表や植物組織培養の体験を通して、小学生を中心に小さな子どもたちに生物資源や種の重要性を発信できた有意義な活動でした。
令和7年9月23日(火・祝)にTAFS第2研究群樹木研究班が、けいはんなプラザで開催された「『古代都食(みやこしょく)』探求・開発シンポジウム」に参加しました。
研究班では、東山にゆかりのあるキクタニギクを使った「花びら餅」と「わらび餅」の製作に取り組んできました。審査員、来場者向けに約100食準備を行うなど大変でしたが、食べていただいた方からお菓子のコンセプトや味、活動内容を評価していただき、日本料理老舗「醉月(すいげつ)」賞を受賞しました。
また、京都産業大学教授吉野秋二先生の古代の食文化の御講義や、一般社団法人ライブフーズ代表土井敏久先生の日本人の食事に対する考え方など、様々な内容をお聞かせいただき、実りの多い一日となりました。
シンポジウム概要
https://fdct.jp/information/sympo250923.html
朝日新聞
9月17日(水)のS -TAFSの時間に龍谷大学農学部の教授2名と学生2名が来校され、アグリカフェが実施されました。
アグリカフェでは「有機農業のウソ?ホント?」、「野菜や果物って、どうしておいしい?〜栽培法と香りの秘密〜」という2つのテーマで体験を交えながら有機農業や香料について楽しく学ぶことができました。
文書作成:農業クラブ広報委員1年生
令和7年9月20日(土)にKYOTO地球環境の殿堂国際会議・未来会議が京都国際会館メインホールで開催され、本校から8名の生徒が活動の成果を発表しました。
5月のキックオフミーティングから、府内の大学生や高校生とともに個別の探究プロジェクトを通して、生物多様性や環境問題の諸課題について取り組んできました。
未来会議では、自らの活動を大勢の前で堂々と発表し未来への提言を行うことができました。
また、地球環境に造詣の深い世界を代表する研究者の講演やパネルディスカッションを聞く事で、今後の研究活動の考え方を学べた有意義な1日となりました。
令和7年9月20日(土)にTAFS第2研究群芝研究班が第89回植物学会高校生ポスター発表の部に参加し、優秀賞を受賞しました。
本研究は、東北大学や水ing株式会社の御協力、また日々の地道な研究活動の成果が表れたとてもうれしい結果です。
今後も継続して研究活動を行い、持続可能な農業を目指し頑張って行きます。
日本植物学会
9月19日(金)、2027年に開催される国際園芸博覧会のキックオフミーティングに参加しました。
日本政府苑で高校生が挑戦するガーデンを「未来咲きガーデン」として、採択された5チームが集まり概要の説明を受けた後、それぞれが制作するガーデンについて発表し、交流を行いました。
また、現在工事中の花博会場をはじめ横浜港にある山下公園等を視察し、地形を活かしたガーデンデザインを学ぶと共に、どのように花を植え付けるのか想像を膨らませました。
今後もガーデンを制作する高校生の意見交流や協議を重ね、より良いガーデンが制作できるよう頑張っていきます。
9月14日(日)15日(月・祝)の2日間、TAFS第2研究群芝研究班の生徒8名が東北大学を訪れました。
本校は東北復興プロジェクトの一環として、芝による防波堤緑化の研究を2012年に開始しました。これを契機として様々な方とつながり、現在はMAP利用によるN2O削減に関する研究で、東北大学様と水ing株式会社様と共同研究契約を締結しております。
初日は、大崎市鹿島台にある生命科学研究科附属湛水生態系野外実験施設を訪問し、東北大学大学院生命科学研究科教授の佐藤修正先生から、フィールドワークで資材を使用したダイズの栽培実験や、野生のイネの栽培品種化について学びました。また、MAPの利用による堤防の芝の生育状況を観察しました。
2日目は東北大学を訪問し、昨日採取した気体をガスクロマトグラフィー分析し、分析方法や検出されたデータの見方や、土壌コアからリアルタイムでN2Oを計測する方法等を御教授いただきました。また、私たちの研究活動報告を行いました。
大学の先生方、水ing株式会社様と直接ディスカッション等を行う事で、様々な角度からお話を聞くことができ、私たちの研究活動の理解と、今後の取り組みについて具体的な計画を立てることができた有意義な2日間でした。
9月9日(火)重陽の節句(菊の節句)に、TAFS第2研究群樹木研究班の生徒が、高台寺岡林院(こうりんいん)に流れる菊谷川の川辺にキクタニギクの植え付けを行いました。
キクタニギクは、京都東山の菊渓地区(菊谷川)にちなんだ和名ですが、その自生地では絶滅しています。菊谷川は将軍塚付近を源流として高台寺岡林院を通り、鴨川まで続いている川です。ほとんどが暗渠(あんきょ)ですが、岡林院ではその流れを見ることができます。
キクタニギクの自然開花は11月頃ですが、キクタニギクの開花特性を調査し、環境を制御することで人為的に開花をさせることに成功しています。今回、本校で開花調整を行った株と、協力して保全活動を行っている地域団体「都の福菊」様の育成苗を、岡林院前の菊谷川のほとりに植え付けを行いました。
岡林院内は非公開ですが、植え付けた場所は門前の自由に入れる場所です。11月頃の開花の時期に足を運んでみてください。
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST9B0VVBT9BPLZB002M.html
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/hashtag-kyoto/CO072596/20250909-OYTAT50036/
産経新聞
https://www.sankei.com/article/20250911-T5TO2Q4MWVNBXJJIMW3TC5JJNQ/
TAFS第2研究群では蜜蜂を飼育しており、蜜蝋を活用した和蝋燭など研究活動に利用をしています。
今年もたくさんのハチミツを集めてくれましたので、その採蜜を行いました。
採蜜後、回収することができなかったハチミツは、夏休みに研究活動で頑張っているみんなでおいしくいただきました。
集めたハチミツは文化祭で販売をします。多くの方々にお届けしたいですが、数量限定ですのでご了承願います。