京都府立鳥羽高等学校

平成23年に起こった東日本大震災以来、日本の社会の大きな変化を実感するようになりました。この歴史的な転換点にいる今、求められるのは閉塞感を打破し、新しい時代を築いていく若い力です。

平成22年に示された本校のミッションステートメントの柱は、

「自律する人間」を育てる

ことです。

自律するとは今までのやり方や古い常識にとらわれず、自分で考え、責任をもって行動すること。

本校は明治33年に創立された旧制京都第二中学校の歴史を継承する普通科の公立高校です。旧制京都二中から受け継がれた文武両道と質実剛健の校風は今も脈々と引き継がれ、本校の教育方針の３つのコンセプトで表現されています。

　　ＨＵＭＡＮＩＴＹ（人間性）

　　ＰＩＯＮＥＥＲ　ＳＰＩＲＩＴ（先駆者精神）

　　ＳＥＬＦ　ＣＯＭＭＡＮＤ（克己）

明治・大正・昭和という時代の嵐の中で、日本を創ってきた気概のある若者たちを育てたのは、本校に代表される校風ではないでしょうか。その校風・伝統を元に、新たな挑戦をしていく時代です。

克己心を持ち、前向きに挑戦し続ける生徒、

自己理解を深め、他者との協力を惜しまない生徒

夢や目標を定め、社会の一員として実現していく生徒

そんな若者が、幅広いつながり持ち、それぞれの人生を豊かにし、新しい時代を創り上げていくのではないでしょうか。

本校では熱意溢れる優れた指導者たちが生徒一人ひとりの個性に満ちた力を伸ばす教育活動に取り組んでいます。そして、個々の才能を開花させ、達成感と共に、確かな進路実現を達成してきました。将来、自律した人間として社会で活躍してくれることを期待させるものです。

さらに、本校の伝統や歴史を踏まえ、地域における本校の役割を理解し、特色ある教育活動や地域に開かれた信頼される学校づくりを進めています。

今後とも本校教育への御理解と御支援をいただきますことをお願い申し上げ、御挨拶といたします。

京都府立鳥羽高等学校

校 長 　山埜　茂彦