工学探究科では、自分の進路について考える機会とすること、大学についての知識を深めること、及び先端技術を体験することを目的に、香川大学との連携授業を実施しています。
9月17日(土)に、夏季集中講座で製作したLEGOロボットの発表会を行いました。発表会では、香川大学の富永准教授、及び大学生スタッフの方が審査員として参加され、質疑応答の中でプレゼンテーションにおける沢山のアドバイスを頂きました。このような経験を通して、聴き手に物事を伝える技術や能力を高めることで、大学受験や将来の採用試験の面接などに役立てていきます。
遠方から来ていただいた富永准教授、大学生スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
工学探究科では、大学についての知識を深め、進路について考えるとともに、先端技術を体験し、進学意識の向上を目的に、授業の一環で大学との連携による夏季集中講座を実施しています。
今年度の工学探究科2年生は京都大学、滋賀大学と連携し5日間の夏季集中講座を実施しました。
8月17日水曜日 滋賀大学教育学部講師 安藤哲朗先生による『地図の読み方、地形の見方』
8月18日木曜日 京都大学大学院理学研究科講師 常見俊直先生による『電気の仕組み』
8月19日金曜日 京都大学大学院理学研究科講師 常見俊直先生による『電気の仕組み』
8月22日月曜日 京都大学大学院工学研究科准教授 後藤忠徳先生による『見えないものを見る・診る』
8月23日火曜日 京都大学大学院工学研究科准教授 後藤忠徳先生と滋賀大学教育学部講師 安藤哲朗先生による『自作装置で地下探査、地図の読み方、地形の見方』
理工学分野における体験的・実践的な学習活動を通して、自己の知識・技術の習得及び知的探究心を高揚させ、学習意欲の向上と今後の学習活動の活性化に繋がる取組となりました。
御多忙の中、今回の取組に対しまして、御支援・御指導を頂きましたすべての関係の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
7月26日~29日のうち3日間でインターンシップを実施しました。48社の企業に受け入れていただき、2年生の機械技術科26名、電気技術科23名、自動車科30名、普通科(希望者)4名がお世話になりました。インターンシップ日誌には、「働くことの厳しさを感じた」、「貴重な体験ができて良かった」、「これから役に立ちそうなことを学べた」など書かれており、生徒にとって大変良い経験となりました。
また、企業様からは、「社員からの印象も良く、全体的に前向きな姿勢で行っていた」「弊社の新人にも良い経験になり、入社当時の真剣さが出てきました。お互いに良い経験になりました。」などといった貴重なご意見もいただきました。
御多忙な中、インターンシップを受け入れていただいた企業・事業所様に厚く御礼申し上げます。
四年制大学への進学を目指します。
工学探究科では、複数の国立大学進学者を輩出した工業技術科技術探究コースのノウハウを継承し、四年制大学、特に理工系大学への進学を目指します。
普通教科では、基礎教科となる数学・理科・英語を重点的に配置します。
専門教科では、創造力や課題解決能力を身につけるための実習を行います。
生徒のモチベーションを高めるため、様々な検定や資格取得を授業に取り入れます。
大学との連携授業を行います。
工学探究科では、大学教育への理解と、大学への興味・関心を高めるために、1・2年次の夏休みを利用して、同志社大学や香川大学を始めとする大学連携授業を実施します。
放課後(7限)活用を行います。
工学探究科では、平日の7限目を放課後活用の時間とし、部活動、ものづくりや研究など生徒の自主性を伸ばすための時間を設けます。
工学探究科からの進学は、同志社大学などの指定校推薦や、工業科ならではの工業枠特別推薦を利用して、高校3年間で自分が活躍(部活動・ものづくりなど)した実績をアピールして進路を実現します。
国公立への進学(昨年度の卒業生の言葉)
「自分は工業科の教師になって、日本の工業を支えたい!」
(京都教育大学技術科領域へ進学)
「工業科で刻んだ工業人の心、大学で高度な知識・技術を極めたい」
(香川大学工学部へ進学)
工業技術科進学延べ数(平成21年度~平成25年度卒業生)
四年生大学進学延べ人数:80名(内国公立:6名)
<平成25年度卒業生:16名(内国公立:2名)>
主な四年制大学進学先(平成21年度~平成25年度工業技術科卒業生)
京都教育大学・香川大学・豊橋技術科学大学・
同志社大学・京都産業大学・大阪工業大学・
摂南大学・大阪産業大学・大阪電気通信大学

愛知工業大学 電気学科 電気工学専攻 西尾由大さん(平成27年度卒業生)
技術探究コースは主に幅広く工業の基礎を学び進学を目指すコースです。工業科目の他に全ての基礎である英語・数学やその他、一般科目もあり進学後も問題なく活躍していけることでしょう。
在学中は学んだ工業の知識や技術を活かして国家資格や工業高校生しか受験できない検定を取得することもでき、大学入試だけでなくその後の就職時にも必ず役に立ちます。自分も先生方の丁寧な指導の下、数多くの資格・検定を取らせていただきました。
工業科で三年間学ぶことは他に変えることのできない貴重な経験になります。進学・就職で迷っているのならぜひこのコースに挑戦することをおすすめします。
香川大学 電子情報工学科 塩田智基さん(平成27年度卒業生)
田辺高校工業技術科技術探究コースでは、他の工業の科と違い電気や機械、電子についてなど幅広く学習することができます。その中で1つでもいいので自分のやりたいことをみつけて頑張ってみてください。それが進学する際にとても役立つはずです。私は高校の時にプログラミングに興味を持ち、夢中になって勉強しました。大学ではさらに深く学習したいと思い情報工学を学べる大学に進学しました。また、たくさんの友達と日々を過ごすこともコミュニケーション能力の向上や新しい価値観を持つことができ、とても大切なことです。そして1日1日を無駄のない楽しく充実した日々を送れるように何事にも全力で頑張ってください!
香川大学 知能機械システム工学科 神村知皓さん(平成27年度卒業生)
技術探究コースでは、機械・電気と他のコースの専門知識に加え、プログラム作成や電子工作の技術といった幅の広い知識を学ぶことができます。さらに、それらの技術は、実習の授業を通して実際に実物を使って学ぶことができ、ものづくりに興味のある方には十分に満足のいく授業内容になっています。そして進学コースである事も強みのひとつです。充実した高校生活を送る事で僕は無事に夢を勝ち取る事ができたので、ぜひ頑張って下さい。