2月27日、工学探究科1年生が、PBL活動の発表会を行いました。
PBLとはProject-Based Learningの略で、生徒が主体的な活動を最大限重視する学びのことです。
今回はメインテーマに「学校にあったらいいな こんな文房具」を設定し、班ごとに分かれて5週にわたって活動をしてきました。
生徒たちが考えたものは以下の通りです。
・粉が舞わない黒板消しクリーナー
・定規+カッター スケイルカッター
・分度器+定規 分定規
・ふせん革命
・3色シャープペンシル
・電動コンパス
どの班も、活動に取り組んできた成果をしっかりと発表できていました。
本校と連携協定を結んでいる金沢工業大学の木村竜也准教授にも「初めてとは思えないくらいしっかりと探究活動に取り組めていた。とてもよかった」と講評をいただきました。
2月4日(火)、工学探究科の課題研究発表会を行いました。工学探究科は理工系四年制大学への進学を目指し、大学や大学院での研究等を見据えて学習する学科で、今年度の3年生も京都教育大学や同志社大学に合格しています。
その工学探究科の学習内容を活かし、この1年間「課題研究」の授業で取り組んできた工業に関する課題について、3年生の5つのグループが成果発表を行いました。各グループの研究テーマは以下の通りです。
1. 3Dホログラムの研究
2. 学校のための小屋づくり
3. 3本指マニピュレータの製作
4. Javaを用いたゲーム製作
5. UnityとBlenderを利用したまちづくり
田中副校長の「よい発表を期待している」という開会挨拶の後、各グループからの発表を行いました。発表の概要は以下の通りです。
◆ 3Dホログラム研究班は3年間で学んだ知識・技術を活用し、4面で投影する3Dホログラム装置を製作しました。
◆ 学校のための小屋づくり班では、木材と金属を加工し、強風が来ても耐えることができる、簡単に収納可能な小屋を製作しました。
◆ 3本指マニピュレータ製作班はハードウェア班とソフトウェア班にわかれて作業を分担し、ロボットの腕と手に当たる部分を製作しました。
◆ Javaを用いたゲーム製作班では、マップや敵キャラクターのグラフィックをペイントソフトで製作し、マップの表示、キャラクターの操作、戦闘画面、戦闘コマンド、BGMの設定などのプログラムを製作し、自作のロールプレイングゲームを製作しました。
◆ UnityとBlenderを利用したまちづくり班では、Blenderで製作した建物や乗り物などをUnityで3D化し、まちづくりゲームを製作しました。
発表会のまとめとして、嶋﨑工学探究科長から、「どの班も素晴らしい内容だった。各グループから共通して【調べる】、【協力する】という言葉があった。『最初はわからなくても調べることにより解決につながる。他者と協力して課題を解決する。』これは非常に大事なことである。」という話がありました。
発表会を見学した2年生は「1~2年で学んだ内容を活かした取組だった。」「わかりやすいプレゼンテーションで3年はすごい。」など、来年度の課題研究とその発表に向け、良い刺激を受けていました。
11月27日(水)、全校生徒を対象にオリンピック・パラリンピック教育講演会を開催しました。ご講演をしてくださったのは、車いすアーチェリーで2020東京パラリンピックへの出場が内定されている 上山 友裕 選手です。
『夢の叶え方』と題した講演をとおして、生徒たちは上山選手から「チャンスに気づける力」や「目標 → 取組 → 結果 → 反省」のサイクルの大切さを学ぶとともに、上山選手が困難を克服してこられた精神力の強さに深く感銘を受けている様子でした。また、講演の中で、車いすアーチェリーの実演もしてくださり、生徒たちは上山選手の正確な射的に圧倒されていました。
2020東京パラリンピックで上山選手がますます御活躍されること期待して、田辺高校の皆で応援したいと思います。