学校案内

 2017/02/07 

2月5日(日)に開催された平成28年度スペシャリストネットワーク京都校・京都フロンティア校合同発表会に田辺高校の代表として、2年生 近藤 陸 君が発表しました。本校の発表は「田辺高校における地域創生の取り組み」と題して、ミニ鉄道の運行や絵本の読み聞かせなど、様々な形で地域の活動に積極的に参加することで、地域創生に活躍する学校の姿を発表しました。

また、他校の特色ある活動の発表を見みることで、専門学科ならではの課題に対する視点や、洗練された発表の仕方など、大変良い刺激となりました。

 
 
 
 
 2016/02/05 

京都フロンティア校支援事業

木津高校システム園芸科との共同研究発表会・交流会の報告

 2012(H24)年度から継続して取り組んでいる「LED照明装置の製作と植物育成の研究」について、今年度の共同研究発表会・交流会が、2月4日(木)に田辺高校で開かれました。田辺高校工業技術科で「植物栽培用LED照明装置」を製作し、木津高校システム園芸科で、その照明装置を利用して植物の育成実験を行ってもらう研究です。

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 今回の木津高校システム園芸科からの発表は、過去3年間に製作したLED照明装置を利用してほうれん草を栽培した結果を比較したものでした。2013(H25)年度製のLED照明装置による栽培は、色が濃く堅い葉となり、2014(H26)年度製のLED照明装置では、輝度は低くて成長が遅かったそうです。今年度1号機のLED照明装置は、全体を細長くして2列に配置した形で、昨年と同じLEDでしたが、成長が遅くて品質が保たれるという、特異な結果が得られたそうです。木津高校に来訪された大学教授や企業でLEDの製造に携わっている方にも見てもらいましたが、よくわからないそうです。同じ状態を保つことができると言うことは、同じ品質を保つことができると考えられるので、冷蔵庫にこのLED照明装置を設置すれば、品質保持に役立つのではないかという発表がありました。

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 田辺高校からは、課題研究で取り組んだチームが、1年間の取り組み経過と2号機についての特徴を発表しました。今までの照明装置は、赤LEDと青LEDの比率が固定されていましたが、2号機では変更できるようにして、更に、青LEDを赤の個数と同じにできる仕組みにしたことを発表しました。

 両校からの発表後、質問の時間を設け、交流を深めました。

 
 

 府立高校特色化推進事業の「京都フロンティア校」に指定された本校の取組状況をお知らせします。
 今回は、本校工業科と木津高校農業科との共同研究の取組のうち、LED装置の改良基盤作製、改良作業農耕車の作製、そして防災教育の取組からは、雨量計の作製状況です。いずれも3年生の課題研究の時間の取組で、今年度が完成年度になっているため、 生徒の手にも自然と力が入ります。

~LED装置の改良基盤作製~

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組


~改良作業農耕車の作製~

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組


~雨量計の作製~

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組



「京都フロンティア校支援事業」に係る
木津高校生との交流会に参加しました

 10月29日(水)、京都府立木津高等学校農業実習棟で「植物栽培用LED照明装置」の設置と栽培状況の交流会を行いました。
木津高校では、一昨年と昨年に本校で製作した「LED照明装置」による比較栽培をしています。
 最初に、栽培用棚を組み立て、LED照明装置を設置して動作確認をしたあと、装置についての説明を行いました。光量子密度を測定した結果、一昨年の装置より少ない結果で、昨年製作した装置が光量子密度が一番高く、今後、栽培状況を観察し、同時に、LEDの個数を増やすなどの検討事項が課題として上がりました。
 最後に、田辺高校でも栽培するため、木津高校の生徒より、レタスの栽培方法を教えていただきました。

↓一昨年の照明と昨年の照明↓

平成26年度フロンティア事業取組

組立中

平成26年度フロンティア事業取組

LED照明装置の動作確認

平成26年度フロンティア事業取組

栽培比較

平成26年度フロンティア事業取組

木津高校生の栽培方法(種植え付け)実演

平成26年度フロンティア事業取組

3年分のLED照明装置を囲んで


今後の参加予定場所

 「まほろばけいはんなSSHサイエンスフェスティバル」
 日時 11月8日(土) 13:00~ 
 場所 けいはんなプラザ

 「ものづくりフェア2014」
 日時 11月8日(土)、9日(日)
 場所 パルスプラザ


「京都フロンティア校支援事業」に係る取り組み
~防災教育編~

 10月21日(火)、3年生の総合的な学習「地域探究」の授業で、防災教育の一環として、京田辺市役所安心まちづくり室を訪問しました。本校OBでもある京田辺市職員の方から京田辺市の防災の取組について説明を受けました。その後、実際に災害が発生した時に避難所を開設する場合のシミュレーション「HUG(ハグ)」を体験しました。 
 生徒たちの防災意識がこの機会を通して高まり、学校全体に繋がる取り組みにしたい。

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組

「避難所運営ゲームHUG(ハグ)」をする生徒達


「京都フロンティア校支援事業」に係るイベント参加

 11月8日、9日に「植物栽培用LED照明装置」の取り組みを発表しに行きました。両会場とも、多くの方が足を運んでくださり、本校での取り組みを知っていただく良い機会となりました。生徒達も来場者からの質問にも丁寧に答えていました。

1.まほろばけいはんなSSHサイエンスフェスティバル
  日時:11月8日(土) 13:00~ 場所:けいはんなプラザ

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組

2.ものづくりフェア2014
  日時:11月8日(土)、9日(日) 場所:パルスプラザ

平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組
平成26年度フロンティア事業取組
 
 

今年度本校は、府立高校特色化推進事業の「京都フロンティア校」に指定されております。

1 『工』と『農』のコラボレーションによる真の学力向上


設定理由

本校工業科と木津高校農業科がそれぞれの特色を活かし共同研究を行うことで互いの視野を広げ、新しい発見を生み出す取組

到達目標

年7回の両校の交流事業を実施し、年2回の専門家によるアドバイスを受け、成果発表会・研究集録冊子の作成


計画

05月 木津高校にて両校合同で昨年度製成したLED植物栽培機器の見学と本年度取組の打合せ
    木津高校で昨年度製作機器でのレタス栽培実験・データ収集
06月 田辺高校にて工場見学と工業体験実習及びデータ提供
    田辺高校で改良品製作開始(10月完成)
08月 専門機関見学及び専門家によるアドバイス
10月 木津高校にて改良品の利用栽培実験開始
11月 専門機関見学及び専門家によるアドバイス
12月 木津高校にて両校生徒による生育状況確認
02月 成果発表会開催、研究集録冊子作成

2 防災教育


設定理由

本校が立地する京田辺市は地震・水害が懸念される地域であることから単なる防災学習に留まらず、地域貢献できる取組としたい

到達目標

取組に関するホームページ作成

計画

4-9月 フィールドワークによる調査・研究
06月 防災専門家による講演
09月 調査・研究発表会開催
10月 防災施設見学
01月 取組まとめ
02月 成果発表会・研究集録冊子作成

3 CSR学習


設定理由

企業の経済活動・環境問題・倫理観等についての取組を学び、社会人としての自己を考えることで、人間力向上の取組とする

到達目標

工業科・普通科の生徒がCSR専門研究者の講義を受け、企業見学を行う

計画(1年生を対象として2学期実施)

(1)CSRについて研究者から講義
(2)CSRに取り組んでいる企業見学
(3)学習した内容についてディスカッション
(4)生徒作成の論文を企業及びCSR専門家から審査を受け、優秀作品の表彰を実施

 
 

 昨年に引き続き「京都フロンティア校支援事業」の一環として取り組みを進めてきた、木津高校と田辺高校の連携事業について、その成果の報告会が、2月13日(木)に木津高校で実施されました。田辺高校からは、「農作業運搬車」を製作した課題研究班(自動車科3年)の生徒8名と、「植物栽培用LED照明装置」を製作した課題研究班(工業技術科3年)の生徒9名が参加しました。木津高校からはシステム園芸科の生徒6名が参加しました。
 「農作業運搬車の製作」の報告では、昨年度製作した運搬車との違いや、今年度製作した運搬車の特徴と利用方法等が説明されました。そのほかにも課題研究で取り組みをした内容についての報告もありました。
 「植物栽培用LED照明装置の製作」の報告では、昨年の課題から、どのように改良したのかの説明と苦労した点について説明がありました。京都ものづくりコンテストへの出展以降に改良した点や、1月8日の交流会の報告もありました。
 「LED栽培装置の運用と課題」について、木津高校の那波先生からの報告がありました。昨年度は光量が少なくて、補助光として蛍光灯を利用したが、今年はLED照明装置のみで栽培したと説明がありました。ところが、今年の特徴として、「光阻害」が確認され、原因の究明が必要であることが報告されました。「光阻害」とは、葉緑素が減少し、葉が白くなり光合成が行われなくなる現象です。大学等の研究によると、青色の光が強すぎると起こることがあるそうです。今後の研究は、青LEDの個数を減らし、配置も検討が必要になります。このような結果になったけれど、「光阻害」についての研究にもつながる内容になって、次につながる研究ができたと報告されました。
 報告会の後、農場の玄関前で、「農作業運搬車」の引き渡しがありました。自動車科の生徒が実演をして、取り扱い方を説明しました。木津高校の生徒は、実際に操作をしてみて、大変喜んでくれました。実習をしっかり取り組み、作物を収穫した際に有効に利用したいと言ってくれました。
 来年度も引き続き、木津高校と田辺高校の連携事業ができたらいいなと言うところで、報告会と引き渡しが終了しました。


「植物栽培用LED照明装置」は事務室前に展示中です。

 
 
 
 

 早稲田大学の黒澤教授の協力を得て、1年生の全クラスにCSR学習を実施することができました。12月13日(金)・17日(火)に普通科が「大阪いずみ市民生活協同組合」、16日(月)に自動車科が「太平工業(株)」、18日(水)に工業技術科が「花王(株)和歌山工場」に行ってまいりました。
 CSRとは、Corporate Social Responsibilityの頭文字をとった名称で、一般的には「企業の社会的責任」と訳されます。経済的利益を追求するだけでなく、従業員、消費者、取引先、投資家、地域住民や自治体など、企業の活動にかかわってくる多くの利害関係者(ステークホルダー)にも配慮する経営姿勢・経営手法を含む概念のことです。企業に対して、責任のある存在として社会の中でどのような役割を果たし、持続可能な社会の構築に貢献するのかを問うものであります。具体的な例を示しますと、リサイクルを推進してゴミを減らす取組やCO2削減の取組、障がい者雇用の促進などの環境への配慮や社会貢献といったことがあげられます。
 現在の高校生は、いずれは社会人となります。いろんな企業や組織の中でリーダーとして活躍できる資質を高めるためには、ぜひとも身に付けておかなくてはならない概念だと感じました。
 黒澤先生の講義の中で、信頼されているから責任が生じるということが取り上げられていました。「信頼」を裏切らないために「責任を果たす」ことや「責任」が果たせなかったので「責任をとる」ということにも触れていただきました。また、「信頼」と同時に、「期待」も大切です。企業や組織は、現在できていないことに挑戦して目標を達成してほしいという社会の期待に応えられるように活動しなければならないともおっしゃられていました。この考え方は、現在の高校生にとってもあてはまると思いました。生徒にとっては、保護者・教師・地域社会からの期待に応えることで、信頼される人間に成長するのだということ理解してくれたら、今回のCSR学習はより意義のあった取組だったと言えるでしょう。
 『学校』もひとつの組織です。保護者・生徒・地域社会からの期待に応え責任を果たすということはどういうことか考えさせられました。生徒の学力を伸ばし、希望進路を達成させる。そして、社会のリーダーを育成することが、『学校』という組織に求められるCSRではないかと考えさせられました。

 
 
 
 

今年度本校は、府立高校特色化推進事業の「京都フロンティア校」に指定されております。

1 『工』と『農』のコラボレーションによる真の学力向上


設定理由

本校工業科と木津高校農業科がそれぞれの特色を活かし共同研究を行うことで互いの視野を広げ、新しい発見を生み出す取組

到達目標

年7回の両校の交流事業を実施し、年2回の専門家によるアドバイスを受け、成果発表会・研究集録冊子の作成


計画

05月 木津高校にて両校合同で昨年度製成したLED植物栽培機器の見学と本年度取組の打合せ
06月 田辺高校にて工場見学と工業体験実習及びデータ提供
    田辺高校で改良品製作開始(10月完成)
08月 専門機関見学及び専門家によるアドバイス
10月 木津高校にて改良品の利用栽培実験開始
11月 専門機関見学及び専門家によるアドバイス
12月 木津高校にて両校生徒による生育状況確認
02月 成果発表会開催、研究集録冊子作成

2 防災教育


設定理由

本校が立地する京田辺市は地震・水害が懸念される地域であることから単なる防災学習に留まらず、地域貢献できる取組としたい

到達目標

取組に関するホームページ作成

計画

4-9月 フィールドワークによる調査・研究
06月 防災専門家による講演
09月 調査・研究発表会開催
10月 防災施設見学
01月 取組まとめ
02月 成果発表会・研究集録冊子作成

3 CSR学習


設定理由

企業の経済活動・環境問題・倫理観等についての取組を学び、社会人としての自己を考えることで、人間力向上の取組とする

到達目標

工業科・普通科の生徒がCSR専門研究者の講義を受け、企業見学を行う

計画(1年生を対象として2学期実施)

(1)CSRについて研究者から講義
(2)CSRに取り組んでいる企業見学
(3)学習した内容についてディスカッション
(4)生徒作成の論文を企業及びCSR専門家から審査を受け、優秀作品の表彰を実施

 
 
 2014/01/15 
 1月8日(水) 本校生徒が製作した植物栽培用LED照明装置を木津高校に設置してきました。
 木津高校では、昨年設置したLED照明装置での栽培・管理をしていただき、植物の発育状況や光量子密度測定結果をうけ新たな課題も発見できました。今後もさらなる改良を目指します。