車椅子体験の授業を実施しました。(4年)(2/2実施)

校長コラム

 本校では、地域に住まれている高齢の方、障がいのある方との交流体験を行い、高齢者や障がいのある方への正しい理解と認識を深めること、そして、一人一人が互いの個性や価値観の違いを認め、自他を尊重する態度や実践力を培うための福祉教育に取り組んでいます。本日(2/2)は、4年が町社会福祉協議会からお借りした車椅子に乗ったり、車椅子に乗った友達を介助したりする体験学習を行いました。

 最初に、車椅子の仕組みや介助の仕方を学習した後、校内に設定したスロープや段差などのあるコースを、グループ毎に順番に車椅子に乗ったり、介助をしたりする体験をしました。最初は慣れない中、スピードを出しすぎたり、段差で止まってしまい進めなかったり、強引に進んで乗っている人が強い衝撃を受けたりしていましたが、徐々に動かし方のコツをつかみ、スムースに進めるようになりました。また、介助している人も乗っている人の気持ちになり、丁寧に車椅子を扱ったり、声掛けをしたりしながら押せるようになりました。今日の体験をとおして、子ども達は車椅子を動かすには腕の力がとても必要なこと、少しの段差でも乗っている人にとっては大きな障壁になること、また、通り道をふさいでいる障害物があれば、乗っている人により苦労や負担が増えることに気付きました。今日の体験を車椅子に乗っている人や障害・病気・ケガ等で歩くのが不自由な人への心遣いや配慮、自分ができる支援について考えるきっかけになってほしいと思っています。

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