SAGANO BLOG

ステップアッププログラム Ⅰ~Ⅲ(4月9日~15日)
入学して間もない1年生ですが、嵯峨野高校について知り、早く慣れるためにステップアッププログラムを実施しています。


4月9日(金)にはステップアッププログラムⅠを実施しました。午前中に生徒指導部、教務部、進路指導部、保健部の各部長の先生からオリエンテーションを受け、学校生活におけるルール等の説明を受けました。午後はクラス毎に校内を探索しました。校舎内の構造が難しいので、覚えるのには少し時間がかかるかな?


4月12日(月)にはステップアッププログラムⅡを実施しました。1限に国語、数学、英語の先生から授業の受け方や予習・復習の仕方についてオリエンテーションを受けました。メモを取りながら集中して聞いていました。2~5限は実際に各教科の授業を受け、6・7限はチャレンジタイムとして初めての自学の時間を体験し、黙々と真剣な表情で課題や予習を進めていました。


4月15日(木)にはステップアッププログラムⅢとして佛教大学 原教授に講演に来ていただきました。体育館に全員が初めて集まり、間隔をあけて座り聴講しました。生徒たちは様々な分野にわたる原教授の話にどんどん引き込まれ、あっという間に時間が過ぎていきました。生徒の感想文には自分自身のことを振り返り、スマホやSNSの使い方や、友達との付き合い方、将来の夢について書かれているものが多く、また、原教授への質問もたくさん書かれていました。

午後からは5限に校歌指導として本校国語科の多田先生による校歌指導がZoomで配信され、校歌作成のいきさつや歌詞の意味について学びました。今は心の中でしか歌えませんが、早くみんなで歌える日が来るといいですね。

6・7限は学年行事としてクイズ大会を実施しました。各HR教室にZoomで配信し、グループ毎に協力して解答し、結果に一喜一憂しながら楽しい時間を過ごしました。集計の結果、グループ優勝は1組1班、クラス優勝は6組でした!

ステップアッププログラムを通して、少しずつ学年の仲が深まってきましたね。

 

4月8日(木)令和3年度第1学期の始業式が、Zoomを利用した遠隔配信により行われました。校内のスタジオで撮影されている映像がライブで各教室に流され、例年とは違う新しい形で式は進みました。橋長正樹校長先生からのお話を、一部抜粋して紹介します。


①私が昨年度、副校長として嵯峨野高校に勤務をして見つけた嵯峨野高校生の良いところは、多くの卒業生が学習と部活動を両立させて自分の進路を実現させたというところです。私は彼らの頑張りこそが嵯峨野高校が長年大切にしてきたことではないかと考えています。とはいうものの、みんながみんな同じようなことができるわけではありません。私が今日、みなさんに本当にお伝えしたいことは、「あるがままの、等身大の自分を受け入れよう」ということです。私がそうしたように、みなさんにも自分自身のよい所をできるだけたくさん見つけるように、少し努力をしてほしいと思います。そうすることによって自分自身のことだけでなく、今まで気がつかなかったクラスメイトや部活の仲間、家族のよい所にも気がつくようになるかもしれませんね。


②私たちの脳は、気分が落ち込んでいるときであっても、口角を上げて笑顔をつくると、「ん、なにか楽しいことがおこってるんだ」と理解するのだそうです。なんだか気分がすぐれないような日でも、鏡の前で思いっきり口角を上げて笑顔を作ってみるとだんだん気分が晴れてくるのだそうです。しっかりと胸を張って、いつもより目線をあげると、私たちの脳は「ん、自信に満ちあふれているな」と理解するんだそうです。堂々とした姿勢、笑顔で元気にあいさつができる、そんな生徒が増えると、さらに峨野高校の魅力が増えそうです。

 

4月8日(木)本校体育館において第73回入学式が行われました。
昨年同様、マスク着用、参列者の制限などの感染対策を行った上での挙行です。

令和3年度 第73回入学式 校長式辞


 「新入生の皆さんを心から歓迎します。」
 橋長正樹校長は、冒頭で新入生を心から歓迎する思いを述べられました。
 冒頭に続き、どんどん新しいことにチャレンジして、たくさんの失敗をして欲しいという学校長の願いが続きます。「成功するのに最も確実な方法は、常にもう1回だけ試してみること」というトーマスエジソンの言葉を引用し、失敗から学ぶ姿勢の重要性について新入生に語りかけられました。
 さらに、物事を一元的に評価するのではなく「複数の物差し」を持つことの大切さへと話が転じます。「たくさんの物差しがあることに気づけば、自分自身に対する見方や周りの人たちへの見方も変わってくる。ひとつの物差しで低い順序になっているからといっても、それがすべてではない。そのことに早く気づくことで、自分自身を解放し、同時に周りの人も尊重できるようになるはずです。自分を信じて自分の長所を伸ばしてください。」
これまで緊張した面持ちの新入生が少しほぐれた瞬間です。
 さらに、「前後裁断(ぜんごさいだん)」(江戸時代初期の禅僧である沢庵和尚の言葉)の教えから、今できることを精一杯にやるということの大切さ。やり直すことができない過去を引きずるのではなく、起こるか起こらないか、わからない先のことを心配するのではなく、今を生きることに専念して欲しい、という力強いメッセージで締めくくられました。


(以下 式辞末尾原文のまま掲載)
 『多感な年頃のお子様たちは、これからの高校生活の中で、楽しいことばかりでなく、苦しみや挫折を味わったり、時には反抗的になったりすることもあろうかと思います。それは誰もが経験する壁であり、その壁を乗り越えるためには、本人の努力もさることながら、家庭と学校が深い信頼で結ばれ、お子様が安心して学校生活を過ごせる環境を作り、支援することが最も大切なことだと考えております。保護者の皆様の学校への御理解と御協力を是非ともよろしくお願いいたします。
 すべての新入生の皆さんが、新しい出会いの中で、楽しく豊かな学校生活を送り、嵯峨野高校の歴史に新たなページを付け加えてくれることを期待して、式辞といたします。』

校長式辞
担任紹介
 

 コロナに明け暮れた令和2年度。放送による終業式にあたり、小川雅史校長先生が次のような式辞を述べられました。


 先日の卒業式翌日は朝からの大雨に加え突風、自転車置場の自転車は次々と倒されていました。そこへ進学補習のために登校してきたある3年生(卒業生)が"後輩"の自転車を一台一台起こして整理をしてくれていました。その光景から、本校創立者、矢代仁兵衛氏が「人知れずそっと行動することの大切さ」を述べられていたことを思い起こしました。今年は創立70年、今なお創立時の精神が息づいていることを、とても嬉しく思います。人が生きるとは、人のために自分を使うことだとも言えます。それを「使命」といいます。自分のかけがいのない命を何に使うのか、どの様に生きるのか、将来の自分を思い描いてみてください。                                     


 「自靖自献」(じせいじけん)という言葉があります。(出典「書経」)「自靖」とは心の平安を保つこと、「自献」とは世のため、人のために自らを尽くすこと。イライラせずに自分の心の平穏を保ってください。それは人に安心感を与えることになります。人に安心を与えることは、翻ってあなたの信頼を築くことにもなります。何かに苛立ちを覚えたとき、まず自分の心を整えてください。そうすれば自ずと周囲は変わってくると常々思っています。


 話は転じて、二次元バーコード(QRコード)産みの親 原昌宏さんの開発にまつわるエピソードの中で、遅々として進まない研究の最中において「継続は力なり」「これしかないという強い思い」を大切にされていたことを紹介されました。そして高い目標、困難こそが自分を育ててくれていると信じて来年度以降の高校生活を贈って欲しいとのエールが続きます。             


 桜には早咲きと遅咲きがあります。人にも早くに頭角を現す人もあれば、「大器晩成」と呼ばれる人もいます。生きにくい世の中になったと嘆く大人もいますが、自分の生き方を貫けば、生きにくいなどと嘆息をもらすこともありません。「人の生き方を物差しにせず、自分らしく生きることを大切にしてください。ただし他人の意見に耳を傾け、独りよがりにならないように努めることも忘れてはいけません。」という卒業式での卒業生へのメッセージをあらためて在校生にも贈られました。そして最後に、校長先生の好きな言葉「3つの"な"」で締めくくられました。    


コロナ禍を生き抜く嵯峨野高生へ 「怒るな  焦るな  諦めるな」

 

本日3月1日(月)本校体育館にて第70回卒業証書授与式が挙行されました。
検温の実施やマスク着用のもと、参列者数に制限はありましたが無事執り行うことができました。
天候は穏やかでとても良い日でした。


 小川雅史校長先生は式辞の中で「予測不可能な時代」に羽ばたいていく卒業生に二つの餞(はなむけ)の言葉を述べられました。一つは「自ら道を開き、人生を歩んでほしい」ということ。自らの成功体験や経験則に拠り所を求めるのではなく、自らを拠り所とし、自ら道を切り開くことの大切さ。その際「人々に支持されないからといって自分の意見を変えてはならない。また自分の意見に固執するあまり、他人の意見を無視してはいけない」という教えを『菜根譚(さいこんたん)』より引用し申し添えられました。       
 二つ目は「良い失敗を人生の糧にしてほしい」ということ。正直にそして誠実に道理に生きるとともに、できることなら失敗の芽は摘んでおきたいもの、それでも失敗したらそれは良い失敗をしたと思い人生の糧にしてほしいとの願いを込められました。
 「憂きいまの さかを超えたる 嵯峨野辺の 学びの苑を 出ていく子ら」(新村出)
時代は変わろうとも嵯峨野高校で培ったことを生涯にわたり真っ直ぐに伸ばしてください、と締めくくられました。

卒業式の様子
最後のホームルームの様子
 

1月8日(金)に、3学期始業式が行われました。式では、校内放送にて校長先生からお話がありました。一部抜粋します。


①新型コロナウイルスの感染が益々拡大しているので、3学期も感染症対策をしっかり行っての学校生活となる。その中で、「正しく怖がる」ことを実践してほしい。「正しく怖がる」とは、リスクを抑えるポイントを身につけているということである。例えば、ライオンの調教師が檻の中で襲われないのは、「少し離れて接し、隙を見せないよう注意する」ということを実践しているからである。これを学校現場でのコロナ対策に置き換えると、昼食時や部活動時に、「昼食時はおしゃべりをしない、マスクをすることが困難な運動中なども話をせず、話すときはマスクをするか2メートル以上のディスタンスをとる」ということを実践するということである。


②移り変わりが早い社会を生きるみなさんに是非伝えたい言葉がある。それは「人生は常にこれから」ということである。交通事故で右腕を失っても懸命な努力で自身の夢を叶えた伊藤真波さんは、まさにそういう思いで生きておられる。その姿勢は、私たちに生きる勇気を与えてくれるように思える。誰にでも悩みはあるが、「自分の人生は自分で切り開く」という姿勢で人生を歩んでいってほしい。


③3年生は、「まだまだ伸びる」という言葉を信じてほしい。特別なことは必要ないので、日々平常通り、試験の前日まで粛々と勉強に励んでほしい。1,2年生は、1年間のまとめである3学期に、1年間の成長を自ら検証してほしい。成長とは出来ないことが出来るようになること、そして階段を一つ上がり、今までと違う景色が見えることである。

 

2020年12月18日(金)19日(土)に、本校において芸術文化展を実施しました。
この取組は、毎年芸術科が主催し、芸術科、家庭科の授業作品の展示の他、文化系部活動の作品展示や発表を行っているものです。
今年度はコロナ渦であるため、来場を在校生の家族に限定し、感染症対策を万全にして行い、発表部門は事前予約制で人数制限を設けました。
18日(金)は在校生限定で実施しました。展示部門と茶道部お茶会、演劇部の公演が行われました。

 展示部門の芸術授業作品では、美術の授業作品の自画像が特に好評でした。染色や陶芸の作品は、丁寧に制作された作品を観て「これ欲しいな」といった作り手冥利に尽きる感想も聞こえてきました。

 華道部はクリスマス仕様のお花で、廊下が華やかに。将棋部は和室で毎年恒例の対局を行いました。
茶道部のお茶会は、人数を制限して行いました。今年度校内でのはじめてのお茶会でした。また、演劇部は1年男子による1人芝居「サンタのお仕事!」を2回公演で実施。堂々とした演技で観客を魅了しました。

 2日目の19日(土)は9時から軽音楽部のライブがあり、保護者世代に合わせた懐メロで会場を盛り上げました。12時からはダンス同好会の発表がピロティで行われました。大変寒い日でしたが、かわいらしく踊る部員たちの姿にたくさんの方が足を止めて見入っていました。
2日目は77名の保護者の方に来場いただき、芸術文化にも全力で頑張る嵯峨野生の姿をお見せすることができました。

 

11月21日・22日に「中学2年生対象説明会」を本校にて開催しました。
検温、消毒、換気、飛沫防止シートの設置等の感染防止対策を行った上での開催でした。
本校の教育内容の説明や生徒による学校生活についてのプレゼンテーション後、施設見学や個別相談等を実施しました。


広報委員の活動は今回で最後です。8月から計8日、本校で開催した説明会すべてに協力してもらいました。
回を重ねる毎に、説明会の運営に熱心に取り組む姿が多々見られるようになり、個人の成長と広報委員という集団での成長も感じました。

この活動で得た経験を大切に、今後の学校生活等で活かして欲しいと思います。


次回は12月5日(土)に個別相談会を開催予定です。

受付係
誘導係
全体会
生徒によるプレゼンテーション
理科施設解説係①
理科施設解説②
理科施設解説係③
理科施設解説係④
染色施設解説係⑤
在校生による個別相談
探究活動ポスターや海外留学についての展示
お見送り
 

9月17日(木)に「第71回とこのは祭ー体育の部ー」が開催されました。天候が心配されましたが、何とか全ての競技を行うことができました。今年は新型コロナウイルスの関係で、例年のような競技を行うことができませんでした。しかし、本校の生徒と教員が知恵を出し合って考案した、創意工夫に富んだ様々な競技を行いました。 また、グラウンドでの三密を回避するため、それぞれの学年が異なった動きをしながら体育祭は進められていきました。例えば、1年生がグラウンドで競技を行っている間、2年生は十分な距離を取りながらその応援をトラックの周辺で行いました。一方、3年生は体育館でそのグラウンドの様子をライブビューイングで観戦しながら、リモートで応援をしました。いつも通りの体育祭ではありませんでしたが、グラウンドと体育館には生徒達の笑顔が溢れていました。

開会式
ライブビューイング
ボール運びリレー
レインボーリレー
障害物リレー
クラス対抗リレー
 

9月3日、4日の2日間で「とこのは祭」文化の部(文化祭)が開催されました。
3密を避ける工夫をしながら、夏休みからの準備期間を経て無事、当日を迎えることが出来ました。
感染予防対策に伴って、昨年と発表場所、時間、鑑賞形式等が大きく変わりましたが、生徒達は、各々のクラス発表や部活動発表等に熱心に取り組み、また鑑賞していました。


~クラス発表の様子です~
1年生は体育館の舞台で10分間の仮装パフォーマンスを行いました。


2年生はHR教室にて映像を使った教室企画を行いました。
25分の映像を事前に撮影し、HR教室又はPCルームで鑑賞する形式で行いました。

体育館発表の様子
2年生の演劇をPCルームで鑑賞
1年1組 「The doors lead us to our place」
1年1組 「The doors lead us to our place」
1年2組 「A Story of True Heroes」
1年2組 「A Story of True Heroes」
1年3組 「The festival magic」
1年3組 「The festival magic」
1年4組 「Vampire」
1年4組 「Vampire」
1年5組 「恋の道化~Silly Love~」
1年5組 「恋の道化~Silly Love~」
 
1年6組 「おかず戦争」
1年6組 「おかず戦争」
1年7組 「鎖国下の東京2020」
1年7組 「鎖国下の東京2020」
1年8組 「The castle is moved by the witch」
1年8組 「The castle is moved by the witch」
2年1組「逃走中」
2年1組「逃走中」
2年2組「Happy life」
2年2組「Happy life」
2年3組「キョンシーズ」
2年3組「キョンシーズ」
 
2年4組「0204」
2年4組「0204」
2年5組「鍵のかかった教室」
2年5組「鍵のかかった教室」
2年6組「HIDE & SEEK」
2年6組「HIDE & SEEK」
2年7組「Hase Tube」
2年7組「Hase Tube」
2年8組「封鎖された嵯峨野高校で」
2年8組「封鎖された嵯峨野高校で」
 

3年生は体育館の舞台で15分のパフォーマンスを行いました。


~結果~
優秀賞:1年4組、1年7組、2年1組、2年2組、3年2組、3年6組
最優秀賞:1年6組、2年5組、3年3組

~部活動等の発表・展示の様子です~

3年1組 「サイハテアイニ」
3年1組 「サイハテアイニ」
3年2組「グレイテスト・ショーマン」
3年2組「グレイテスト・ショーマン」
3年3組「嵯峨野高校20XX」
3年3組「嵯峨野高校20XX」
3年4組「パプリカ」
3年4組「パプリカ」
3年5組「Queen」
3年5組「Queen」
3年6組「La La Lashowmon」
3年6組「La La Lashowmon」
 
3年7組「MUSIC STATION」
3年7組「MUSIC STATION」
3年8組 「タナトスの誘惑」
3年8組 「タナトスの誘惑」
華道部
茶道部
写真部
将棋部
美術部
軽音楽部
山岳部
JRC部
 
ESS部
サイエンス部
ダンス同好会
バトントワリング部
吹奏楽部
生徒会企画
 

8月20日に、2学期始業式が行われました。式では、校内放送にて校長先生からお話がありました。一部抜粋します。

①キャリー・マリスという風変わりなアメリカ人科学者がいた。彼は、PCRというウイルスの遺伝子を増幅させて検出する方法を開発し、ノーベル化学賞を受賞した。博士のおかげで、ウイルスの検知ができ、今日我々はその恩恵を被っている。何を成し遂げたいのかを明確に持っていた素晴らしい科学者であったと考えている。

②私は常々、生徒の皆さんに主体的に生きてほしいと伝えている。生き方の模索は哲学と言われている。哲学とは「こんにゃくに刺した一本の串」だと思っている。ふにゃふにゃのこんにゃくは手で持っても倒れるが、たった一本の串でしゃんと立てることができる。自分というこんにゃくに刺す一本の串を求めて様々な思索をすることが大事で、一本の串の存在が「よりよく生きる」ことにつながるといえる。皆さんも自身の一本の串を見つけてほしい。

③世阿弥の言葉で、「目前心後」という言葉がある。これは舞を舞う時の心得で、「目前」は目で前を見よ、「心後」は心を後ろに置け、というものである。自分の前や左右は、自分の目で確かめることは出来るが、後ろは自分で見ることは出来ない、だから、後ろは心で見ること、つまり後ろ姿に心を配らなければ良い舞は出来ない、という教えである。目の前で見えていることだけに気をとられることなく、常に後ろや背景を気にとめて心の目で周りを眺めてほしい。

2学期がスタートして、暑さは厳しいですが、嵯峨野生の元気な姿が学校にあふれています!

 

6月1日より学校が再開し、本日1学期終業式を迎えました。式では、校内放送にて校長先生からお話がありました。一部抜粋します。


①6月1日より学校が再開したが、京都府においても新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にある。また、九州熊本県や東北地方にて豪雨により甚大な被害が出た。自分で自分の命を守るということを基本とし、新しい生活様式での夏休みを過ごしてほしい。

②WITHコロナの中での私たちの生き方について、思うところが2つある。
1つ目は、言葉についてである。感染防止のためにマスクをする生活になっているが、マスクで人の顔の半分はいつも隠されている。そもそも人は心が自然と顔の表情となって現れ、その表情からお互いが心を通わせている。マスクをしていて表情では伝えられないことは、言葉に出してコミュニケーションをとらねばならない。「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」というものがある。「ふわふわ言葉」とは、「ありがとう」や「おはよう」などのように相手の心をぽかぽかと温める言葉である。一方、「ちくちく言葉」とは、相手を不愉快な思いにさせる言葉である。人に対する悪口はもちろんのこと、「うるさいから静かにしろ」や「早く並べ」といった命令口調もそれにあてはまる。言葉は勇気を与えてくれることもあれば、大きく人を傷つけることもある。コロナ以前には意識しなかった一つ一つの言葉を、より大切にしながら生活をしてほしい。
2つ目は、「自分で限界を作らない」ということである。今日、遺伝子工学を始め生命科学のめざましい発展の中にありながら、突然現れた、たった一つのウイルスが世界中を危機に陥れている。これからの時代いつ危機に出会っても、それを乗り越えるために私たちの生き方として最も大切なことは、「自分で限界を作らず自身の持っている力をもっともっと大きく引き延ばすこと」である。「自分で限界を作らない」ということである。限界を作っているのは自分だと気付くことが大事である。


8月17日より夏季後期補習が始まり、20日に2学期始業式があります。嵯峨野生の元気な顔が見られるのを楽しみにしています。

 

休校中、登校できない生徒たちに向けて、卒業生がメッセージを送ってくれました。
大学生から社会人まで80人の卒業生が、嵯峨野高校卒業後、どのような進路を歩んでいるのか、今自分がやりがいを感じて頑張っていることは何か、そして在校生に伝えたい思いを書いてくれました。
メッセージはまとめて1つの文集とし、全校生徒に配信をしました。
文集のタイトルは、読んだ生徒たちが前向きな気持ちで行動してくれることを願って「MOVE ON」としました。


読んだ生徒たちは
・今すべきことを考えて行動しようと思った
・勉強に対するモチベーションが上がった
・自分が将来したいことは何なのか考える機会になった
・卒業生がそれぞれの道で努力されている姿に感動した
・メッセージを送ってくださった優しい先輩方を誇りに感じる
といった感想を書いてくれました。


さらに、オンラインで、現在JICAの職員としてペルー共和国で活動されている卒業生に国際協力や海外生活についてお話ししていただきました。

今回の取組では、嵯峨野高校の繋がりの強さを感じました。
直接会うことができなくても、人と人が繋がって励まし合いながら前を向いて進んでいきます。
今回協力してくださった卒業生の皆様に感謝申し上げます。

 

4月8日水曜日の午後から、第72回入学式が体育館で執り行われました。


当日は穏やかに晴れ、心地よい風が吹き、校内の桜も満開、すべてが新入生の入学をお祝いしているかのようでした。
入学式は簡素化され、短時間での実施となりましたが、教職員一同、待ち望んだ新入生を歓迎する気持ちはいつも以上です。

校長先生は式辞の中で「新入生の皆さんをお祝いする気持ちに何ら変わりはありません。入学おめでとう。数ヶ月前まで、現在の状況を誰も予想していなかったと思います。しかしながら、明日という日が必ず来る限り、未来には想像もできなかった素晴らしい出来事があると信じ、新入生の皆さんと共にこの難局を乗り越えたい。」とやや不安な面持ちの新入生を励まされました。
続けて以下の3つのお話がありました。
① 自分に正直に生きること。自分の本来生まれ持った本心(すべてを平等に扱い、幸せを望み、人をねたまず、常に穏やかに、相手を思いやる心)を大切にして欲しい。
② 二つの学びを実践すること。一つは人間としての学び。HR活動、生徒会活動、部活動などを通じてリーダーシップや生きるための力を身につけてほしい。もう一つは現代に求められる知識や技能、技術を身につけるための学び。授業やラボ活動をはじめ主体的に勉強することにより得られることができるものである。
③ 自分を大切にすること。自分の長所も短所もすべて認め、受け入れ、自分を成長させること。そうすることが同時に集団生活で自分以外の人を大切にすることにつながる。 

そして、
「嵯峨野高校に入学されたことはゴールではありません。一つの選択肢に過ぎないのです。この選択の結果は皆さんの努力にかかっています。様々な場面での活躍に期待します。」というメッセージを述べられ、保護者の皆さんに向けて「しばらくの間、何かと不自由な学校生活となりますが、不自由であっても不足のない高校生活となるよう、教職員一同精一杯努力致します。」と締めくくられました。

 

4月8日水曜日
新学期の始業式が行われました。
始業式に先立ち、着任式が行われ、今年度新たに16名の先生を迎えました。


校長先生は式辞の中で、新型コロナウイルスの影響による休校等について触れ、世界的に不安定な状況の中でも、主体的にやるべき事を自覚し、休校中も学習に励むよう述べられました。「式は放送での実施となったため、皆さんの顔を直接見て話すことが出来ないのが残念です。しかし、今はしっかりと対策を取り、予防して欲しい。」と呼びかけられました。そして、「不安なニュースばかりで、気が沈みがちになりますが、心の中では自らの明るい未来を想像し、めげずに頑張って欲しい。」と鼓舞されました。
また、新年度という事で、新しい担任、教科担当の先生とも初めて出会うことになります。
クラスも変わり、新しい友人との出会いもあります。「『出会いは一瞬、つながりは一生』と
いう言葉のように、今日の出会いが一生繋がることになるかもしれません。そんな新しい出
会いを大切にしてください」とも述べられました。


その後、生徒指導部長からは、今年度の生活指導の目標である「基本的生活習慣の確立」として ①時間を守る、②あいさつをする の2点を挙げ、「家庭で過ごす時間が長くなると予想されます。是非家庭の中で実践欲しい。」と述べられました。
また、「学校生活の中で、相手が喜ぶ事を何気なくできる。嵯峨野高校にはそんな生徒が居ます。そういった思いやりを持った人に成長して欲しい。」と生徒たちへ期待も述べられました。

 
 
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