先日、令和4年度生徒会本部役員の認証式が行われ、新生徒会本部役員のメンバー11名が校長先生から生徒会役員証を受け取りました。
認証式のあとは例年、校長先生と生徒会役員の意見交換会が行われています。新生徒会のメンバーからは嵯峨野高校を良くするためのアイデアや、学校に対して思っていることなど、たくさんの意見が出、校長先生はそれらの意見に対して、学校の現状やご自分の経験談などもまじえて、一つずつ丁寧に答えて下さいました。
嵯峨野高校を今よりもっと魅力ある学校にしていくためにはどうすればよいか?について校長先生と生徒の代表が一緒に話し合うことができた、とても有意義な時間となりました。
6月3日(金)、長岡京記念文化会館にて、1・2年生を対象に演劇団体鑑賞を行いました。昨年度、一昨年度と2年連続の中止を乗り越えて、念願の開催です。劇団芸優座様の「ベニスの商人」を鑑賞しました。迫力ある演技の中にも、思わず声を出して笑ってしまうようなコミカルな要素もたっぷりあり、生徒たちの夢中になって鑑賞している姿が印象的でした。生で観た「ホンモノ」の演劇から学んだことを、9月に迎える「とこのは祭」(文化祭)でのクラスの取組に生かしてほしいと思います。
5月19日(木)に令和4年度の生徒総会が行われました。以前は体育館に全校生徒が集まって行っていましたが、新型コロナウィルス感染対策のため、2年前から校内のスタジオから各教室に配信するという形をとっています。
代表委員長・副委員長がスタジオで議事を進行し、生徒会本部役員が議案を提出。各クラスで代表委員が議案の承認の採決を行いました。集計はクラウド上のデータを同時編集することで、スムーズに議事が進行できるよう工夫されています。
かつての先輩たちが行ってきた生徒総会をそのままの形では実施できない状況の中で、ICT機器を活用した新しい生徒総会の形がこの3年間で新たに生まれ、受け継がれはじめています。
去る4/22(金)、2年生は奈良で野外活動を行いました。
東大寺南大門や春日大社、浮見堂などのチェックポイントを回りながら奈良を観光し、新しいクラスで親睦を深めました。
また今回は、活動の中で撮った写真を使い、奈良の見どころを紹介するためのポスターを制作しました。
投票の結果、選ばれた1~5位のポスターを先日展示しました。
センスにあふれる作品をご覧ください。
先日、令和4年度の生徒会長・副会長の選挙が行われました。
今年度は生徒会長に2名の立候補があり選挙に、副会長に1名の立候補があり信任投票となりました。
立候補者は5日間の選挙活動ののち、選挙当日に立候補者演説を放送で行い、その後全校生徒による投票によって、令和4年度の生徒会長・副会長が決定しました。
1年生のステップアッププログラムⅢが実施されました。
1限目は校歌についての講義を受講しました。嵯峨野高校の校歌に込められた意味を知り、毎朝流れている校歌について深く味わうことができました。今は声を出して歌うことはできませんが、全員で心の中で合唱しました。その後、防災学習として火災発生時の行動についてのビデオを見ました。災害はいつ発生するかわからないので、咄嗟の対応を考え、各自が自分の命を守れるようになってほしいと思います。
2限目は、デジタルシティズンシップに関わる講義を受講し、スマートフォンやタブレットを安全かつ有意義に使うためのルールについて自分たちで考え、クラスで発表するという活動を行いました。次の時間の講演会でWebサービスのSlidoを使用したこともあり、ルールの必要性を実感できたのではないでしょうか。
3・4限に実施された京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之先生による「探究学習と問い、に関する講演会」では、WebサービスのSlidoを活用し、リアルタイムでの活発な意見交流が行われました。京都大学の「自由な学風」を引き合いに出しながら、簡単には答えが出ない問いに向き合う覚悟を持つことが説かれました。
また、ノーベル平和賞受賞者のムハマド=ユヌス博士が来日された際に、博士との座談会に出席することになった京都の高校生が取り組んだ「30days Challenge」が紹介されました。これは「貧困とは○○である」の○○に当てはまる表現を30日で30通り考えるという課題であり、この取組を通して多様な視点を持つことの難しさと重要性を意識することができます。1年生もこの場で実際に体験し、さらにその成果を他の生徒と共有することで、自分だけでは思いつかない物事の見方・捉え方が、他者との対話と交流を通してさらに深まるのだということを実感しました。
午後からは、「問いづくりワークショップ」に取り組みました。先週2年生も取り組んだ嵯峨野高校版のワークショップです。クラスに分かれて、担当教員のファシリテーションのもと、SDGsにもとづく問いを考えていきました。グループで出し合った問いを、分析したり書き換えたりする活動を通して、探究活動に必要な「問い」を使いこなす力を培いました。「このワークショップで学んだことを活かして充実した探究に取り組みたい」という意欲を感想に記している生徒がたくさんいました。
今日1日を通して、1年生は、嵯峨野高校の生徒としての誇りと自覚を持ち、仲間と協力しながら難しい課題に挑戦していくという志を新たにしました。先輩たちの姿を追いかけ、さらに充実した嵯峨野高校の歴史を切り拓いていってくれることを確信しています。
4月11日(月)から12日(火)にかけて、1年生のステップアッププログラムⅠ、Ⅱを実施しました。ステップアッププログラムは、1組から8組の各担任と副校長からの熱いメッセージからスタートしました。11日には、高校生活を始めるにあたり、各分掌から仕組みや注意点についての説明と校内ツアーなどを行いました。12日には、国語科、数学科、英語科から授業での心構えや学習方法についての説明を受け、午後にからは教科からの説明を活かして、各自が課題に取り組みました。充実した高校生活を送ってほしいと思います。
4月8日、本校の体育館で入学式が行われました。
暖かな春の陽射しと、桜の花びらが舞う校舎が新入生を出迎え、晴れやかな入学式となりました。
今年度もマスク着用など感染症対策を行った上で挙行されました。
令和4年度 第74回入学式 校長式辞を紹介します。
冒頭、厳しい入学者選抜を突破された入学生の努力への敬意と入学への歓迎を述べられました。
次に、嵯峨野高校は公立高校でありながら創立者と建学の精神を持つ伝統ある学校であること、建学の精神の「和敬清寂(わけいせいじゃく)」、校是の「和敬」「自彊」「飛翔」という言葉を紹介されました。
さらに、学校長は入学生に期待を込めて「心がけてほしいこと」を3つあげ、語りかけられました。
一つ目は、「主体的に学ぶ」姿勢を大切にしてほしいということです。誰かに言われたからやるのではなく、自分の意志で判断すること、自分の言葉で伝えること、積極的に学ぶ姿勢を大切にすることで、明確な目的や未来につながる学びになることを話されました。
二つ目は、「失敗した自分を評価しよう」ということです。アメリカ合衆国第32代大統領夫人、エレノア・ルーズベルトや世界の発明王エジソンの言葉を引用され、失敗を恐れずに新しいことに挑戦すること、チャレンジした自分自身を誇りに思い、大いに評価していってほしいと話されました。
三つ目は、「自分の長所や得意分野をどんどん磨こう」ということです。
自分の長所や自慢できることを人に話すのは苦手な人も多いかもしれませんが、見方を変えることで、自分の短所だと感じていることも、自分のストロングポイントになることに気が付いてほしいと話されました。嵯峨野高校で過ごす学校生活の中で他の人がまねをできないような部分を自らの長所と考え、どんどん磨き、自信を持って、自分の長所を生かしていけるようになってもらいたいと激励されました。
式辞を読み上げられる語り口から、入学生への高い期待が感じられ、生徒たちも真剣に聞き入っていました。
入学式後の担任団紹介時には、入学生に向けて今井学年部長から「嵯峨野高校に来てよかった」と心から思って卒業を迎えられるよう、学習、行事・部活動、学校生活でのルールを守ることを頑張ってほしいということを話されました。
皆さんの高校生活を教職員一同、全力でサポートします。
週明けから頑張りましょう。
4月8日始業式が各ホームルームに映像配信という形で行われました。
校長先生からは、この春、日本の大学に入学が決まった韓国の留学生のお話をもとに「行動することの大切さ」についてお話がありました。彼は、2年間日本語と英語の勉強に取り組み、その結果、日本語検定一級に合格。苦手だった英語も克服しました。新型コロナウイルスの影響で入国できずにいましたが、インターネットを駆使し、正確な情報を手に入れ入国できるようになりました。彼の夢は「日本と韓国の架け橋になる」ことです。夢の実現のためには、行動することが大切だということを改めて感じさせられた。と述べられました。
さらには、この4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことについて。このことは、若者の自己決定権が尊重され、積極的な社会参画が促されることを目指すもの。
「今」出来ることを「無限大」に、夢の実現に向けて出来ることを着実に進めて行って欲しい。と述べられました。
生徒指導部長からは、4つの事を守って欲しいというお話がありました。
① 時間を守る。約束を守る。時間を守ることは約束を守ることに繋がる。
② 挨拶・励行。相手を思いやり「ありがとう」・「すみません」を声に出して言える人になって下さい。
③ 物を大切にする。
④ 身だしなみを整える。お互い気持ちよく学校生活を送るために。
「当たり前のことを当たり前にやり続ける」これを大事にしてください。当たり前の中にあるありがたさを人は忘れてしまいがちです。そのためにも4つの事を守り学校生活を送って欲しい。と述べられました。
3月15日(火)に1年生全クラスを対象に「情報の科学」合同発表会を実施しました。
3学期の「情報の科学」の授業では、次年度のラボ活動を見据えて、課題研究を行いました。
まず、SDGsの17の目標に関して、研究したいテーマをグループで相談し、1つの「問い」を考えました。そして、問いの答え(結論)を導くため、様々な情報を収集し、比較・検討を行いました。研究のまとめとして、各クラスでプレゼンテーションを行い、その中で最も優れたプレゼンテーションを行ったグループが「クラス代表」に選ばれました。
今回の合同発表会では、各クラス代表による優れたプレゼンテーションを1年生全員で共有しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ビデオ会議システムを活用し、各教室に配信する形態で行いました。
クラス代表の生徒たちは、クラス内の発表とは違って、離れた場所にいる人に対してプレゼンテーションを行うことに戸惑ったと思いますが、上手にプレゼンテーションを行っていました。
行われたプレゼンテーションに対し、教員の評価と生徒の投票によって、最優秀賞1クラスと優秀賞2クラスを決定しました(結果は以下のとおりです)。受賞した皆さん、おめでとうございます!なお、受賞クラスには賞状を贈呈しました。また、受賞以外のクラスのプレゼンテーションも素晴らしいものでした。
<結果>
最優秀賞:4組「放置から活用へ~空家必携~」
優秀賞:1組「差別のための日本の政策や法律は差別の対策として十分なのか」
優秀賞:6組「火力発電は止めるべきなのか?止めても電力供給は可能なのか?」
以下はクラス発表の様子です。
3月18日(金)に、3学期終業式が映像配信によって行われました。各自自分の席で先生方のお話に耳を傾け、令和3年度を見つめなおしていました。
橋長校長先生は式の冒頭、ロシア軍によるウクライナ侵攻による300万人超の避難民、さらに一昨日発生した福島県沖地震の被災者の方々へ、心からのお見舞いを述べられました。そして、今年度1年間のニュースをあらためて振り返り、やはり、新型コロナウイルスに様々な制約を受けた1年であったことなど辛い出来事が多い中、メジャーリーグの大谷選手の活躍や、夏・冬オリンピック、パラリンピックにおける日本人選手の躍進など、元気の出る出来事もたくさんあったことを話されました。
中でも校長先生が「最もうれしい」と強調された出来事は、10月にポーランドで開催された「ショパン国際ピアノコンテスト」において日本人奏者が2位、4位に入賞したことだそうです。世界の若手奏者の目標であるコンテストで2位になられた反田恭平さんは、同コンテストで4位に入賞された幼馴染でもある小林愛実さんの演奏を初めて聞いたときのことを、「本物がいる、悔しさはなかった」と、そのレベルの差について述懐されています。それでいて「いつかは(その場に)いける」という根拠のない自信も伴っていたとか。
「根拠のない自信」も時には必要なことかもしれません。そして夢を見て終わりではなく、その夢を実現させるための行動を起こすことこそが大切です。夢をもち、その夢を目標に昇華させ、その目標が行動を変えるということがよくあります。生徒の皆さんがさらなる飛躍をすることに期待を込めて1年を締めくくられました。
続いて和田生徒指導部長の講話も先日の地震関係の話題から始まりました。停電により、交通機関がマヒする中で、警察官の手信号のニュース映像を観て、「ルール」の大切さに改めて気付かれたそうです。生徒指導部長は常々、時間を守る、自ら進んで挨拶をする、物を大切にする、といった当たり前のルール、エチケットの大切さについて話されます。当たり前のことを注意されたとき、その時の心のあり様を生徒諸君に問いかけられました。つい、この程度なら、と考えがちではないですか?人は安きに流されやすいものです。それに抗するために、山陰地方の戦国武将の一人、山中鹿之助が自らが仕えた尼子家が滅んでもなお、宿敵に立ち向かっていた際、三日月に向かって立てたとされる誓い「願わくば、我に七難八苦を与え給え」を引用して、各自のルール・エチケットを守ろうとする意志の力について話されました。
最後に野口進路指導部長は、今月一日に巣立っていった312名の卒業生から寄せられた合格体験記を紹介されました。毎日の授業の大切さ、自分でやってみることの重要性、決めたことに全力を尽くすこと等、先輩からの言葉は等身大で、その体験談には力が宿ります。具体的な模擬試験の活用法・復習法や、「ずっと模試結果は"D判定"だったけど、諦めずに粘り強く勉強を続けた結果、達成感を得られた」や「自分で限界を決めてはいけない」など、今後の生き方に関わる温かい先輩からのメッセージの一端が紹介されました。
新2年生、3年生へ「今日というかけがえのない一日を精一杯生きよう」
まもなく令和4年度が始まります。
本日3月1日(火)本校体育館にて第71回卒業証書授与式が挙行されました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、検温の実施やマスク着用、参列者数の制限等はありましたが厳粛な雰囲気の中、執り行うことができました。
卒業生がそれぞれの道で輝いてくれることを願っています。
第3学期始業式が、1月7日(金)に、Zoomを利用した遠隔配信により行われました。校内のスタジオで撮影されている映像がライブで各教室に流される形で式は進みました。橋長正樹校長先生からのお話を、一部抜粋して紹介します。
①皆さんの中には、一年の目標を立てた人や、新しいことを始めようと考えた人も多いのではないでしょうか。毎日ジョギングをする、毎日30分は本を読む、などやってみたいことはあると思います。でも、これらを一年間続けるというのはなかなか難しいことです。やってみようと思っても、どうせ続かないからとなかなか始めないということがあると思います。そんな時に、とりあえず「やってみる」ことをおすすめしたいと思います。3日坊主でもかまわないのではないでしょうか。3日坊主をたくさんやれば、1年で結構な回数をこなしたことになります。そんな風に考えて、少し気楽に3日坊主を何度も繰り返すというチャレンジも面白いと思います。
②今日から始まる3学期は、3年生にとっては、3年間を締めくくる大切な毎日になります。1年生、2年生のみなさんにとっては、1年を締めくくると同時に次の学年の準備も意識しておかなければならない毎日になります。1日1日を大切に過ごしてください。
③去年の暮れから増加に転じてきた新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が、京都府でも日増しに増えてきています。感染症対策として、手洗い、うがい、マスク着用、密をさけるといった基本的なことを今までどおりに継続していきましょう。
その後、野口進路指導部長より、嵯峨野高校生に向けた熱いエールが送られました。
11月20・21日に本校にて「中学2年生対象説明会」を開催しました。
検温、消毒、換気、飛沫防止シート設置等の感染防止対策を行った上での開催です。
本校の教育内容の説明や生徒による学校生活についてのプレゼンテーション、ラボ発表の後、施設見学や個別相談等を実施しました。
ご来校いただき、誠にありがとうございました。
次回は、12月11日個別相談会を開催予定です。
4日目は、クラス毎に選択したコース(旭山動物園コース・白い恋人パークコース・洞爺湖有珠山コース)に行ってきました。旭山動物園では自然体の動物を見学でき、白い恋人パークコースではチョコレートのデコレーション体験、洞爺湖コースでは洞爺湖観光船や有珠山ロープウェイに乗りました。それぞれのコースで貴重な経験をすることができました。
その後、新千歳空港に向かいました。すべての日程を終了し、無事京都に帰ってくることができました。
3日目は小樽・札幌で班別自主研修を行いました。各班が自ら計画をし,小樽・札幌で研修を行いました。また,班別自主研修では,Photo Contestを行いました。写真のテーマは「Thisis Hokkaido」でした。このテーマにふさわしい光景を見つけようと各班頑張っていました。
2日目はニセコにてラフティングと個別アクティビティーを体験しました。ラフティングでは,羊蹄山の麓にある穏やかな川の中をパドルを使いながら進みました。また,ネイチャーツアーやツリートレッキングなど北海道の大自然を満喫しました。
1日目はクラス毎に選択したコース(大倉山ジャンプ競技場もしくは藻岩山展望台)に行ってきました。大倉山ジャンプ競技場では実際にジャンプ競技を行っている光景を目にすることができました。また,藻岩山では,京都では見られない石狩平野の雄大さを感じました。
両コースともに天気に恵まれ,北海道の景色を満喫しました。
10月14日(木)に「令和3年度とこのは祭ー体育の部ー」が開催されました。例年9月に開催されていますが、今年は緊急事態宣言が発令されていたため、10月開催の運びとなりました。今年度も、新型コロナウイルスの関係で例年通りの競技を行うことができませんでしたが、創意工夫に富んだ様々な競技が行われました。
また、昨年度と同様グラウンドでの三密を回避するため、それぞれの学年が異なった動きをしながら体育祭は進んでいきました。例えば、1年生がグラウンドで競技を行っている間、2年生は十分な距離を取りながらその応援をトラックの周辺で行いました。その時、3年生は体育館でそのグラウンドの様子をライブビューイングで観戦しながら、リモートで応援をしました。制限のある形での体育祭でしたが、例年と変わらず大きな盛り上がりを見せました。
小説家,武田綾乃さん特別講演会
10月8日(金)午前、本校卒業生で小説家の武田綾乃さんをお招きし、「作家という仕事について」というタイトルで、武田綾乃さんの特別講演会を実施しました。武田さんは、アニメ化された『響け!ユーフォニアム』をはじめ多くの作品を執筆されています。今年3月には『愛されなくても別に』で「吉川英治文学新人賞」を受賞されました。次年度から始まる新学習指導要領に基づく高等学校国語科の教科書にも作品が掲載されます。また、現在月刊『ウルトラジャンプ』に連載されている、高校放送部を題材にした漫画『花は咲く、修羅の如く』の原作も執筆されています。この作品に出てくる校舎や施設は嵯峨野高校の校舎や施設がモデルになっており,本校放送部員も取材に協力しました。今春来、吉川英治文学新人賞受賞のお祝いを兼ねて母校で講演をしていただけないかを打診していたところ、10月に緊急事態宣言が解除され、ようやく講演会が実現できる運びとなりました。
講演会は、武田さんからの要望で、事前に募った生徒や先生方からの質問に回答いただくという形式で行いました。会場は密を避け、対面での講演は2年生のみ体育館で実施することとし、1・3年生は希望生徒を対象に別教室へライブ配信しました。司会・進行は3年生の放送部員が務めました。
講演の中で武田さんは、どのようにして作家の道を歩まれたか,作品を書くときどのように構成を考えて書かれているかについて話されました。また、高校時代の思い出も語られました。中学生のときの高校選びで、嵯峨野高校の図書室を見学して受験を決め、入学後は図書室から多くの本を借り、年間260冊くらい本を読んだという話や、高校一年次、小説を書いていることを当初は恥ずかしくて隠していたが、文化祭の脚本係となりクラスメイトから評価され、実は自分が頑張っていることを隠す必要はないんだと気づいたという話、高校二年次の文化祭で監督や役を演じてくれた友達が頑張ってくれて、その時に、皆が様々な考え、意見を持っているんだということがわかったという話などに,生徒たちは真剣に耳を傾けていました。講演会終了時には,現文芸部部長からお礼の言葉と花束の贈呈が行われました。
司会・進行は,3月に武田先輩から取材をうけた放送部3年生2名が務めました
1・3年生は別教室でライブ配信を視聴
文芸部部長から,武田先輩にお礼の言葉と花束贈呈