SAGANO BLOG

2023年8月1日以降のブログをすべて時系列に掲載しています。

 

4月23日(水)、日本の高等学校に該当する台湾の台北市立建国高級中学から30名の訪問があり、2年7,8組の生徒がサイエンスイングリッシュ(SE)の授業で交流しました。また、国際交流委員の有志生徒がランチミーティングで交流しました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。

IMG_1094.JPG IMG_3369.jpg

『一緒になぞ解きをしました。英語で書かれた手がかりをみんなで議論しながら、試行錯誤して解いていきましたが、一番最初の謎がいちばん面白かったです。英語がうまく伝わらない場面もありましたが、単語だけで伝え合ったり工夫しながら話しているうちに、意外と何とかなるものだとわかりました。』

IMG_1067.JPG IMG_1083.JPG

『授業では、プラスチックコップやストローなど与えられた材料を使って、どのグループが一番遠くにマシュマロを飛ばせるかを競いました。僕たちが何を作ろうか悩んでいる間に、台湾の生徒たちはすぐに手を動かし始めたので、とても驚きました。各班が個性あふれる作品を作り、それぞれがマシュマロを飛ばすたびに大盛り上がりで、とても楽しい時間になりました。』

IMG_1097.JPG IMG_1118.JPG

『簡単な英語やジェスチャーを使って積極的に話しかけることが大切だと実感しました。言いたいことがうまく出てこなくても、挑戦する気持ちがあれば十分伝わることを学びました。』

IMG_1133.JPG IMG_3365.jpg

『建国高級中学は朝8時に始まり8時間授業があることを知りました。部活動や昼食のスタイル、長期休みの過ごし方にも違いがあり、特にチェス部があることや昼食を外に食べに行く話が印象的でした。』

『アニメや音楽の話で盛り上がり、特に日本のアーティスト(米津玄師やYOASOBI)が台湾でも人気だったことが嬉しかったです。趣味が共通すると初対面でもすぐに打ち解けることができました。』

IMG_1127.JPG IMG_3366.jpg

『普段聞き慣れない英語のアクセントに触れることができ、新鮮な体験でした。世界にはさまざまな英語があると感じ、自分の英語力をもっと高めたいと思いました。』

『初めての国際交流で緊張しましたが、積極的に質問したり、自分から話しかけることで楽しく交流できました。次回はさらに自信を持って参加したいです。』

IMG_1128.JPG

 

「第19回科学地理オリンピック日本選手権および 第21回国際地理オリンピック選抜大会」にて、本校3年生が見事、国内での金メダル受賞です。 世界大会にも繋がる略称「地理オリンピック」は、全国の地理好きが集まる大会で、一次選抜から三次選抜まで行われます。 嵯峨野生が地理オリンピックでメダルを獲得するのは5年連続で、金メダル獲得は初めてです。

春休み中に大会本部から賞状、金メダルと副賞の書籍が学校に届き、始業式後の伝達表彰で全校生徒の前で金メダルと副賞が授与されました。 地理オリンピックは、知識の暗記量を競うのではなく、「場所を見抜く力」とそれを「的確に表現する力」を競います。三次選抜では、フィールドワークテストも行なわれます。

今後も多くの嵯峨野生が先輩に続いていってもらうことを期待しています。


 

 校内の桜が新入生を迎えるように咲き誇るなか第77回入学式が挙行されました。

 期待に胸をふくらませ、でも僅かに不安と緊張を漂わせた顔の初々しい1年生が満開の桜の下、校門をくぐりました。

 吹奏楽部の演奏に迎えられ、新入生が入場してきました。

 

校長式辞では、

1,建学の精神が3つの校是に表されている
 "和敬( わけい ):和をもって互いに敬う"
 "自彊(じきょう):自ら努めて励む"
 "飛翔(ひしょう):新たな世界に飛び立つ"
 嵯峨野高校ではこの3つの校是に基づいて教育活動を行っている。この校是とともにス クールポリシーで示している「『ほんまもん』の学びに出会い、一人一人が活躍できる学校」を大切にしてほしい。

2,回り道は悪くない
 時間をかけないと良い結果が得られないことはたくさんある。また、習得に時間がかかる人もいるが、そのような人が根気強く研究を重ね、物事を極めるまで突き詰めていくこともある。結果を急ぎすぎないことと、結果が出なくてもすぐに諦めたりなげやりになったりしないことが大切である。

3,無駄に思える学びもおろそかにしない
 無駄に思えることが思わぬところで役に立つ、一見無意味に思われていたことが将来何かに結びつくこともある。世の中は理系か文系かに二分できるような単純な世界ではないので、様々な知識を貪欲に学んでほしい。それが人生を豊かにし、将来自分にとっての財産になる。

 という話のあと、保護者の皆様に対して「3年後自立した大人として巣立っていけるようご家庭と学校が連携してお子様の成長を支えていきたい」という言葉がありました。


来賓代表としてPTA会長の 各務 宇春 様よりお祝いの言葉をいただきました。

 


 新入生徒の代表が、「宣誓」および「決意表明」を行いました。2名とも、大変しっかりとした口調ではっきりと話し、頼もしく感じました。

 

 

 クラス担任が紹介され、学年部長の野口 敬子教諭が「充実した3年間を過ごしましょう」と新入生に呼びかけました。1年生も心持ち緊張した笑顔で頷いていました。

 



 

快晴で満開の桜が咲く今日、令和7年度の1学期始業式を挙行しました。新2,3年生は新クラス発表もあり、緊張と期待を胸に新学年のスタートを切りました。

校長式辞では、新年度のスタートを切る生徒たちに2つお話しがありました。
1つ目は、年度の始めは環境が変わり、しんどさを感じる人が多くなるので、悩みや困りごとがあれば早めに周囲の人に相談して欲しいということでした。
環境が変わることは、視点を変えると人生の節目であり、新しい出会いや挑戦の大きなチャンスだと捉えてほしいと話されました。

2つ目は、生徒に「大人の定義とはなにか。どんな大人を目指そうと思うか」という質問を投げかけられました。自分自身が思う「かっこいい大人」をイメージし、具体的な人物が浮かんだ人は、なぜその人がかっこいいのか分析すると、「この人のこの部分なら自分にもできるかも」と雲の上の存在が少し近い存在に感じるかもしれない、新年度のこの機会に自分が将来目指す大人について考えてみる機会にしてほしいと話されました。

原田生徒指導部長からは、「時を守り 場を清め 礼を正す」ことを心に刻み、よりよい集団になるために1人1人が心掛けてほしいとお話しされました。
また、具体的な注意事項として、「交通安全」「マナー向上」「悩み困りごとを一人で抱えない」ことを伝えられました。
最後に、3年生に向けて、部活動が3年間の集大成となるので、望んだ成果が得られるように1日1日の積み重ねを大切にしてほしいとエールを送られました。

式後は、伝達表彰が行われ、第19回科学地理オリンピック日本選手権で金メダル(全国上位15位)を獲得した生徒の表彰が行われ、また軽音楽部が賞を受賞したことが紹介されました。

皆さんの新しい1年が充実したものになるよう、教職員も全力でサポートします。頑張りましょう。

 

310()に京都地学教育研究会の中で、本校生徒が地学系のスーパーサイエンスラボの研究発表を行いました。

発表タイトルは、以下の通りです。

土色調査の簡易化・迅速化~スマートフォンを用いた調査の検討~

陶土の可塑性評価~アッターベルグ法とペッファーコルン法の代替案開発~

焼成土の利活用~登山道敷石の形状比較とその物理性~

竹林とどう付き合うか~熊本県玉名郡和水町での土壌ポテンシャル評価~

森林における音の癒やし効果の解析

草木染めで染色した布の紫外線遮蔽効果

嵯峨野高校校有林における植樹種の設定~研究活動の結果に基づく~

森林における土壌侵食防止に向けて~スパイクピンを用いたホートン流と土性の評価方法の検討~

京都府北部における皆伐期を迎えたスギ(Cryptomeria japonica)林の土壌特性

シェルピンスキー四面体の特性評価

津波被害を軽減するための効果的な防波堤の形状について


ポスターセッション方式で、京都府の地学教員12名に対して、研究動機や研究成果を発表しました。質疑応答を通して研究への理解が深まるとともに、研究の改善案についての助言をいただき、今後に活かせる有意義な発表会となりました。


 

先日行われました第38回京都大学体育会剣道部主催高校招待試合において上記の成績を収めました。

まず4チームずつの総当たりの予選リーグを勝ちあがり、決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメントでは、準決勝で静岡県の強豪校である磐田南高校との対戦になりました。自分たちの力を十分発揮していましたが、一歩及ばず残念ながら敗戦となりました。

1月の全国選抜兼近畿選抜予選会の時に比べ、さらに各自着実にレベルアップしていました。今回のことを自信にしつつ、次に向けて課題を1つずつ克服していき、男子とともにインターハイ予選でも活躍してくれることと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。

 

 2月16日に令和6年度高校生理科研究発表が京都市青少年科学センターで行われ、本校スーパーサイエンスラボ生物ラボから2チームが発表しました。6校12本の研究発表が行われ、生徒同士や他校の先生と白熱した議論となりました。

発表タイトルは以下のとおりです。

「トマトのポリフェノールの最大許容値」

「切断の長さと生育条件の違いによるプラナリアの再生条件」

IMG_8676.jpgIMG_8674.jpg

●参加しての感想

 他校の生徒や先生方の新しい意見をもらうことができ、有意義な場でした。自分の研究を深められることに加え、嵯峨野高校のラボとは少し違った他校の研究を見られる貴重な機会になったと思います。

 私たちにとって、外部の研究発表会としては初めての参加となりました。少し緊張もありましたが、京都府の高校生が中心に集まる発表会であったため、終始和やかな雰囲気で落ち着いて発表することができました。発表が終わった後は、活発に質問や意見が飛び交い、各々の研究をさらに高めていける機会を多く得ることができました。他の学校の教員の方から、実験に関する助言を頂いたので、その助言も参考にしていきたいです。研究が自分たちの思うようにいかず、自信がなくなってしまうこともあるかもしれませんが、発表をしたり、質疑応答をしたりする中で新たな気づきを得ることもできるので、発表会に積極的に参加するのをお勧めします。

 

IMG_2632.jpg

本日は3月19日修了式。校長先生、生徒指導部長・進路指導部長から式辞・講話がありました。

【校長式辞の内容】

今日は令和6年度の締めくくりの日。

一年を振り返って反省だけではなく、自分の努力や成長を認める機会にもしてほしいです。

 さて、今年度の嵯峨野高校を表す言葉となると、なんと言っても「ほんまもんの学び」です。またかと思う人もいると思うが、言葉は言い続けることで現実になるので、徹底的にこの言葉を大切にしたい。

「ほんまもんの学び」の中で、活躍できた人たちはもちろん素晴らしいが、外に出て自分たちの活動の足りない部分を痛感したり、力不足を感じたりした人もあると思う。しかし、外に出ることは、自分たちの活動を客観的に見つめる絶好の機会であり、さらに広い世界を知ることは視野や発想を広げるうえでも重要です。多少の挫折は自分に変化をもたらす貴重な機会でもあるのです。その意味で、校内の活動にとどまらず外へと出ようと挑戦してくれる人が増えたことは、頼もしく感じています。

また、物事に真剣に取り組めば取り組むほど、自分の考えを主張するばかりで結局前に進めなかった経験や、今思えば相手が譲ってくれていただけだったという経験はないでしょうか。部活動や学校行事にも自主的かつ必死で取り組むことで、こうした経験を積むのもほんまもんの学びであると考えています。

卒業生から多くの支援があったのも今年の大きな特徴です。「嵯峨野高校サポートチーム」に90名近い卒業生が登録をしてくれており、講話やラボ活動など、後輩のために様々な支援をしてくれました。身近な先輩から経験談を聞いたり助言を受けたりすること、あるいは先輩が活躍している姿を見ることは、自分の人生を考えるうえで大きな参考となったはずです。自分の希望する進路を切り開くための行動は極めて重要です。受験勉強も、その重要性を認識し、主体的に取り組むことやより深く理解しようとすることで、「ほんまもんの学び」となります。先日3年生が卒業しましたが、文化祭や体育祭が終わったあとにも、自習室で多くの人が勉強をしていました。大雪の日に朝から自習室に来ている先輩もいました。入試前日まで良い緊張感のもと努力する姿がありました。自分の意志で最後まで力を尽くそうとする姿はまさに「ほんまもんの学び」であったと言えます。それを目指そうとする人が周囲にたくさんいるのも嵯峨野の良さです。それぞれ学年が一つ上がります。意識を高め、後輩から目標とされる、憧れられる存在に育ってほしい。嵯峨野高校の伝統の力をさらに強いものにしていってほしい。

みなさんもこの機会に、この一年間で「ほんまもんの学び」に出会えたか、出会おうとしたか、それによって自分にどんな変化や成長がもたらされたかを振り返るとともに、それに基づいて次年度の学びへの意識を高めてほしいと思います。

春休みはほんまもんに触れる絶好の機会です。宇宙飛行を経験すると、世界観に大きな変化がもたらされることが多いと言われています。映像ではなく自分の目で実物を見たからこその変化であると思います。ぜひほんまもんと触れる機会を作ってください。

 最後に、年度の変わり目はクラス替えなどもあり大きく環境が変わります。しんどさを感じる人があるかもしれないが、一人で抱え込んで我慢せずに、担任、顧問、相談しやすい先生など遠慮なく学校を頼ってほしいと思います。

 今年度1年の努力をたたえるとともに、新しい年度が今年以上に充実した1年となることを願って式辞とします。


IMG_2701.jpeg

修了式後、表彰式では、コンピュータ部 第5回 全国高等学校AIアスリート選手権大会 「シンギュラリティバトルクエスト2024 Xクエスト決勝大会 全国1位など、多くの生徒たちの活躍が見られました。

IMG_2692.jpeg

嵯峨野独自のプログラム、フロリダ研修の報告発表では、生徒によってホームステイや留学の魅力が紹介されました。

生徒達の表情には今年一年の充実感が現れていました。

IMG_2704.jpg

修了式も終わり、皆さんが去った教室はとても静かで少し寂しいです。

でもあと数日で、また新しい生徒がここに座ります。

今日の午後からは新1年生に向けた入学説明会。

かけがえのない、いとおしい時間がまた動き始めます。

保護者の皆さま、お楽しみに、しばしお待ちください。

IMG_9346.jpeg

※昨年3月末の写真。




 

こちらの記事の続きです。

韓国の全南科学高等学校の生徒と交流したクラスの国際交流委員が、その様子をまとめてくれました。

20250213_091346.jpg IMG_0974.jpeg

『お互いの研究を発表し、意見を深め合いました。ワックスワームという蜂の巣を消化できる虫がプラスチックをも消化できるという研究結果がとても興味深かったです。プラスチックは微生物の力では分解できないので、もしワックスワームがプラスチックを消化でき、それによるワックスワームへの害がないのであれば、プラスチックの環境問題の解決につながるのではないかと思いました。』

『科学について英語で交流するのはかなり難しかったですが、それでも事前にある程度知識を入れておけば何とかやり取りできると感じました。だから、科学の分野を英語で交流する際でも難しいから無理と決めつけず、積極的に学んでいこうと思いました。』

 IMG_0778.JPG IMG_2509.JPG

『私たちのグループは福笑いをしました。初めてやったのにも関わらず、みんなとても上手でびっくりしました。みんな積極的にゲームに参加してくれて嬉しかったし、もっと私たちからも積極的に相手のことを知ろうとすることが大切だと思いました。』

『嵯峨野高校について質問をしてくれたり、韓国の学校のことを教えてくれたりと積極的に話してもらえたので、私たちも話しやすく、話の流れの中で質問ができたと思います。互いに話しやすい雰囲気を自分から作れるようにしたいです。』

20250213_120257.jpg 20250213_120533.jpg

『一緒にランチを食べました。話している中で驚いたのが、トリリンガルの生徒がいたことです。韓国語はもちろん、英語、日本語までペラペラで、私もいつかこんなふうに複数の言語で色々な人と話せたらいいなと思いました。また、天文クラブに入っている人もいて、望遠鏡を使って撮った星の写真を見せてくれました。とても幻想的で綺麗でした。勉強や自分の好きなことを続ければ、コミュニケーションの幅が広がることを学びました。』

IMG_1006.jpeg

『ご飯を食べて、お互いに好きな歌手や曲を質問しあったり好きなものについて話しました。印象に残ってるのは米津玄師が好きだと言っていたことです。日本の歌手を知っていると知り、親近感が湧きました。今回の交流で楽しく会話をしながら韓国の方の趣味や好きな曲、学校で何をするのかなどを話せてとても楽しい機会となりました。』

『喋りながらお昼ご飯を食べました。その中で最も驚いたことは、全南科学高校にはカラオケがあるということです。日本と韓国の高校の違いについてわかって面白かったです。』

 

令和7年2月28日金曜日

卒業証書授与式を挙行しました。


体育館には卒業生の晴れやかな姿が並び、保護者や教職員、来賓の方々に祝福され巣立っていきました。

卒業生の堂々と自信に満ち溢れた表情は、今までの成長と未来への期待を感じさせてくれるものでした。

最後は、学年企画として今までお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて卒業生全員でGReeeenの「遥か」を合唱し、感動的な卒業式の締めくくりとなりました。

 

京・平安文化論ラボです!


今年度、最後の取組、鍵善良房様とのコラボ商品の和菓子が完成しました!

『源氏物語』の最後の十帖は、宇治が舞台となっています。

浮舟という女性が、薫と匂宮(におうのみや)という二人の男性に挟まれ、三角関係となって恋物語が進んでいきます。

詳しい内容は、和菓子に説明書をお付けしておりますので、ぜひお読みいただきたく思います。

浮舟と薫をイメージした「流水花」(写真左)

浮舟と匂宮をイメージした「漂揺」(写真右)

デザインにこだわり、それを形にしていただきました。

4日間限定です!ぜひお召し上がりください!


日時:3月1日(土)、2日(日)、29日(土)、30日(日)

場所:重要文化財 旧三井家下鴨別邸様

費用:1,000円(税込)です。(入館料の600円は、別途必要です。)

   事前申し込みは不要です。


旧三井家下鴨別邸様のHPはこちらから!

https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=11556



 

 2月13日(木)、韓国の全南科学高等学校から生徒14名と教員11名が来校し、本校生徒と交流しました。全南科学高は、韓国において科学に特化した教育を行う高校で、卒業生の多数が韓国科学技術院(KAIST)等の名門大学に進学するトップ高の1つです。

 1限は、2年専修コースの生徒と探究成果の発表を通じた交流を行いました。嵯峨野高、全南高からそれぞれ2件ずつ、英語によるプレゼンテーションと活発な質疑応答が交わされました。

 2限は、1年8組の生徒とともに、プラネタリウムを用いた授業を体験しました。

 3限は、2年専修コースのスーパーサイエンスラボⅡ(SSLⅡ)を自由に見学し、研究に関する質疑応答や議論による交流を行いました。

 4限は1年1組のグローバルインタラクション(GI)の授業において、日本の伝統的な遊びを体験するなど、ともに楽しみました。

 昼休みには、本校校長による Welcome Ceremony 後、2年生の国際交流委員とランチを食べながら歓談しました。

 午前中だけの短い時間でしたが、大変楽しんでもらい、教員の方にも「感動した!("Impressive !")」とのコメントをいただくことができました。今後も交流が続くことを楽しみにしております。

 

 

月13日(木)7限のLHRで、2年生を対象に進路ガイダンスⅢを行いました。

各教科担当が来年度4月開講の平常補習の説明を行いました。

また、進路指導部長・第二学年部長からは次年度に向けた心構えについてメッセージが送られました。

生徒は、最終学年、そして受験生になる自分自身の姿を想像しながら、真剣に耳を傾けていました。

まずは学年末テストに向けて準備を進めるとともに、1年後の自分の姿を見通しながら、広い視野で学習に取り組むことを期待しています。

 

2月8日(土)に京都市役所前のQuestionで開催された関西探究文化祭に、本校2年生のソーシャルビジネスラボ19名・スポーツと環境ラボ4名の生徒が参加しました。積雪のみられる悪天候にもかかわらず、多くの来場者でにぎわいました。

他校の生徒や企業の方との交流ができる機会は貴重であり、先週の探究成果発表会とは異なる角度からのアドバイスをいただけたことは、生徒にとって良い刺激となりました。

主催していただいた一般社団法人e-donutsさまをはじめ、多くの関係者の皆さま、ありがとうございました。

 

 2月11日、本校ESS部の部員7名が、京都府立鳥羽高等学校で開催された令和6年度 京都府パーラメンタリーディベート(即興型英語ディベート)交流大会に参加しました。


2024kyotowindebate5.jpgのサムネイル画像

 開会の挨拶の後、招待ジャッジの先生のお一人から、ディベートが上達するためのミニレクチャーがありました。その後、ルール確認を行い、2試合の交流戦をしました。

2024kyotowindebate4.jpgのサムネイル画像 2024kyotowindebate3.jpgのサムネイル画像

2024kyotowindebate2.jpgのサムネイル画像 2024kyotowindebate1.jpgのサムネイル画像

 ペット販売の是非や16歳未満のSNS使用の是非など、身近な論題でディベートを行いました。他校の生徒とのディベート交流を真剣に楽しみつつ、いつもと違うジャッジの先生からのフィードバックも大きな学びになったようでした。

2024kyotowindebate7.jpgのサムネイル画像 2024kyotowindebate6.jpgのサムネイル画像

 嵯峨野高校ESS部、今後も英語ディベートに精力的に取り組んで参ります。

2024kyotowindebateall.JPG

 

2月5日(水)、GIの授業で京都の大学に通う留学生10名を招いて、1年生1~6組の生徒がインタビュー活動を行いました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。

20250206_152257.jpg 20250205_133259.jpg


台湾出身の京大生の方と話しました。良い国際的な人間になるために活かせそうなことについて質問しました。いろんな国について知ることが共生の第一歩になる、だからその国や地域に詳しくなるために現地ガイドをしているのだとおっしゃっていたのが印象深かったです。相手を知ろうとし、受け入れることが大切だと分かりました。


20250206_152439.jpg 20250206_152404.jpg

私は今回、ALTの先生と、現在京都大学に通っているベネズエラ出身の留学生にインタビューをしました。インタビューをする中で驚いたことは、「あなたにとって大切な一語は何か」という質問をしたときに、2人ともが "Love" を選んでいたことです。他の人や物事を愛して、理解しようとすることで、もっと幸せで平和な人生を生きることができると思うからだそうです。私はこのインタビューを通して、国際社会でいろんな人たちと接するにあたって、自分と違う意見を認め、理解しようとすることの大切さが学べました。


20250206_152327.jpg

ウクライナから立命館大学に留学されている女性と、台湾から京都大学経済学部に留学されている男性が2人とも口を揃えて「日本のものはきれいで清潔だ」と言ってくれました。他の国だと電車も時間通りに来ないようなので、カルチャーショックを感じたとともに、自分たちは恵まれているな、とも感じました。この機会を通して、a good global citizenに一歩近づけたように思います。彼らから学んだことが、少しでもこれからの私の未来に活きるようにしたいです。

印象に残っているのはとても小さい頃から持っている夢を今も追いかけ続けて大学でもそれを専攻し将来の目標を叶えるために頑張っているという話を聞けたことです。その姿を見て自分も頑張ろうと思えたし、子供の頃の夢を叶えようと頑張っているのはすごいと思いました。

20250205_133344.jpg


 

1月31日に、令和6年度嵯峨野高校探究成果発表会を開催し、本校2年生全生徒とサイエンス部の1年生がポスターセッション形式で、発表を行いました。1年生も参加し、先輩の発表を見学しました。
コロナ禍以降途絶えていた発表生徒保護者の参観も復活し、厳しい寒さにも関わらず、多くの来賓や学校関係者、保護者の方々にご来場いただきました。
発表生徒たちは、1年間かけて取り組んできた探究の成果を6分という短い時間で伝えるために、様々に工夫を凝らし、熱心に発表していました。質疑応答では、投げかけられる様々な質問に対して、よくぞ聞いてくれましたとばかりに説明を加える姿が印象的でした。次の発表に移るための移動時間も惜しんで、発表者と視聴者とが活発にやりとりをしている姿も見られました。
質疑応答の場面で印象的だったのが、1年生たちの聴く側としての積極的な姿勢です。多くの1年生が積極的に手を挙げ、時間内に全員が質問できないような状況も見受けられました。聴く側の姿勢は、ポスターセッションの成功に欠かせない要素です。来年度、彼らの発表が楽しみです。
探究活動において、発表は一つの節目ではありますが、これで探究が完結するわけではありません。この日得た気づきや学びをきっかけに、さらに探究活動を広げ、深めていきましょう。

 

 シンギュラリティバトルクエスト2024の決勝戦が1月18日・19日に開催され、嵯峨野高校コンピュータ部の1年生からなるチーム「文系人狼」がXクエストで全国1位を、チーム「Mr.4K」がサイバークエストで全国4位をそれぞれ獲得しました。

 シンギュラリティバトルクエストとは、高校生がAI/ICTのスキルを競う大会で、文部科学省などが後援しています。従来の5競技(AIクエスト、サイバークエスト、データクエスト、ロボクエスト、Xクエスト)に加え、今年はXクエスト02などの競技が追加されました。

 今回のXクエスト決勝戦の課題は、七並べAIの作成でした。囲碁のように相手の状態が全て見えるゲームでは、既にアルファ碁のようなAIがプロ棋士に匹敵する性能を発揮していますが、相手の状態について不完全な情報しか得られない七並べのようなゲームでは、まだまだAIを研究する余地があります。  

 Xクエストの試合では、各チームの作成したAIが6000回対戦を繰り返し勝率を競いました。嵯峨野高校のチームは、接戦を制して見事全国1位を獲得しました。

 サイバークエストは、情報セキュリティに関するクイズ形式の問題を、セキュリティの知識やソフトを駆使して、隠された言葉(Flag)を見つけるCTF形式の競技です。嵯峨野高校のチームはリベンジャーズ枠から出場し、2日にわたる戦いの結果見事全国4位を獲得しました。

応援ありがとうございました!

 

一年間お世話になった地元企業「和衣庵」様のお二人に、着付けを教えていただきながら、デザイン工芸部の部長が自分で作った浴衣を試着しました。「和衣庵」様には、教員の力だけでは及ばない、生徒の好奇心を温かく支えていただき、心より感謝いたします。

冷たい雨の夕方、すがる思いで部長が御社を訪れたのは昨年の2月。それから、灼熱の夏も、切羽詰まった秋も、何度もご指導いただきました。おかげさまで和服に関して何の知識もなかった高校生が、こんなにも素敵な浴衣を作り上げることができました。

「応援」は「挑戦」のあるところに生まれると言います。地域の皆様、様々なことに好奇心を持って挑戦する嵯峨野高校の生徒を、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
IMG_2463.jpeg後を引き継ぐ後輩と記念撮影。部長はもうすぐ引退です。

和衣庵様からいただいた「応援」は、浴衣の制作だけでなく、高校時代に何かを成し遂げた経験となって、部長の未来を支えてくれると思います。本当にありがとうございました。


 
 
Copyright (C) 京都府立嵯峨野高等学校 All Rights Reserved.