10月3日(木)5、6時間目に2年生Safari中間報告会を行いました。2年生は年度当初に興味・関心のあるテーマを設定し1年を通して探究しています。今回の報告会では、途中経過をポスター形式で発表し、外部講師をはじめ多くの人と意見交換することで今後の探究の充実を図っていく機会となっています。また、1年生も報告会に参加し、次年度に向けて探究活動を先輩から具体的に学びました。
今年度は基調講演として、本校卒業生の藤本和奏さんからビデオレターでメッセージをいただきました。藤本さんは高校在籍時丹後地方のタンポポの植生について探究し、令和3年度全国高校プロジェクトアワード2021全国Summitでベスト・マイプロジェクト賞(全国2位相当)を受賞しています。
メッセージでは、探究活動を通して成長したことやどのようにキャリア形成につながったのかなどを話していただき、探究活動の意義を学ぶことができました。ビデオレターの最後は、「探究活動とは自分の考えの基盤を作り上げ、それを表現するもの」と締めくくられており、先輩の偉大さを実感するとともに今後の探究活動に向けての意欲が高まりました。
基調講演後は各班の代表者によるショートプレゼンが行われ、各班が20秒という短い時間で自身の探究活動の取組や魅力を端的に伝えていました。
ポスター発表が始まると、2年生は外部講師や同級生、1年生などを前にして半年間の探究活動の成果を伝えました。質疑応答やフリーセッションの時間では、外部講師の方から改善点などの建設的なアドバイスをたくさんいただいたり、互いに意見を出し合ったりすることで新たな視点や発想を得る機会となりました。
外部講師からの御講評では、「自分達にしかできないような課題設定にした方がもっと面白くなるのではないでしょうか。自分達の探究テーマだけではなく、それに関係なさそうなことも調べてみるとより探究内容が深められます。」という話があり、探究をよりよいものにしていくヒントをいただきました。
大学教授や教育関係者、地域の事業者など多くの方々に本学舎の探究活動に興味を持っていただき、たくさんの御助言や激励の言葉をかけていただきました。御参観いただいた皆様、誠にありがとうございました。年度末にある最終報告会では、今回学んだことを活かして探究活動をさらに深めていきます。