宮津学舎

 7月10日(月)5、6限目に1年生対象人権学習講演会を行いました。今回は、一般社団法人日本LGBT協会 代表理事 清水展人(しみずひろと)さんに「男らしく女らしくよりも自分らしく生きる~そばにいる性的マイノリティ~」をテーマに講演していただきました。清水さんは女性として生まれましたが、20代に海外で性転換手術を行い、帰国後氏名・性別の戸籍変更をされ、現在戸籍上男性として生きておられます。また、自分自身の人生経験、専門知識を活かし全国各地の学校・企業・行政などの研修会の講師やコンサルタント、著者として活躍されています。

 講演では、性的指向や性自認、LGBTQなど性の多様性についての話や、清水さんが自分の性に違和感を感じながらどのような思いで過ごされてきたのかなどの話がありました。清水さんが発する言葉の端々から様々な苦悩が伝わってきました。身近に、このように思い悩んでいる人がいるということを知るきっかけになりました。

 最後に質疑応答があり、生徒から「私たちにできることはなんでしょうか」という質問対して清水さんから「LGBTQに関心をもってほしい。ニュースにアンテナを張り、誰ひとり取り残さないという言葉を頭に入れてこれから過ごしてほしい」というメッセージを頂きました。

 清水さんにはこのような機会を作っていただき感謝しています。

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