7月7日(金)5、6時限目に2年生対象人権学習講演会を行いました。今回は丹後緑風高等学校網野学舎教諭安達卓能先生をお招きし、「闇が深ければ、深いほど、夜明けは近い」をテーマに講演をしていただきました。安達先生は、20代のときにベーチェット病という難病を患い、視覚に障がいが出てしまいました。日常では白杖を欠かすことができない中でも、普段は数学科の高校教員として教壇に立たれています。
講演では、安達先生御自身の視覚障がいのある者としての現状や、高校生から現在に至るまでの生い立ちの話をしていただきました。また、高校教員である安達先生の普段の授業を体験する機会もありました。生徒たちは安達先生の重みのある一言一言を噛みしめながら話を聴いている姿が印象的でした。最後に安達先生から「世界一、宇宙一明るく元気で、人の痛みが誰よりもわかる障がい者になる」と締めくくりの言葉があり、前を向いて熱く走り続けられている姿に感動しました。安達先生にはこのような機会を作っていただき感謝しています。