5月31日(土)、京丹後市教育委員会の事業で内山ブナ林の学習会が行われました。京丹後市の小学生7人が参加し、私たちフィールド探究部はこの学習会の講師を務めました。
丹後地域公民館長の久保和明様の挨拶から始まり、内山集落の跡地を見た後、内山ブナ林の山頂を目指して登り始めました。内山集落の跡地では瓶や金属、農業用具などが多く残されているのを見つけ、人の暮らしがここにあったことを感じることができました。また、しなる木や標高によって高さの変わるササを発見しました。この地域は冬に多く雪が降るのでブナがあり、寒さや雪の重みに適応した植物が生えていることを知ることができました。
その後、山に登って京都で一番大きい「大ブナ」の周囲を測りました。1990年には365㎝だった周囲が456.5㎝になっていました。木は確かに命があり生きているのだということを実感することができました。最後に内山集落の歴史やブナ林の実態についてのクイズを行い、小学生全員が全問正解することができました。
この事業を通して、京丹後市の自然環境の現状や、自然と関わることの楽しさを小学生と一緒に知ることができました。今後も自然環境に携わる仲間を増やし、豊かな自然、楽しい町を一緒に作っていきたいです。今回の企画にあたって事前学習や運営のサポートしていただきました、丹後地域公民館の坂根昌幸様にお礼申し上げます。