部活動

 4月30日(日)に「京都府立丹後海と星の見える丘公園」にて実施された「アースデイ丹後2023」に参加しました。このイベントは、地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有し、地球のために行動する日です。そのようなアースデイの様子を、今回は少し趣向を凝らし、劇になぞらえて紹介します。

1.劇場準備
 最初にすべきことは劇場準備である。「備えあれば憂いなし」という諺にもあるように、準備をしっかり行えば大抵のことには対応できる。公演本番となる子どもたちとの触れ合いを楽しみにしながら、その舞台となる川の様子を確認した。
午前中は劇場スタッフとして総合受付の役割を担い、劇場に訪れた方の対応を行った。また、店番などをして出店者をサポートし、来場者に多くの体験を楽しんでもらいながら、私たち自身も多くの体験をさせていただいた。

2.本番
 私たちにスポットライトが当たるときである。演者全員、衣装や表情から「本気」を滲ませながら、演目の舞台である川へと向かった。前日の雨に伴って川の水は濁り、少し増水していたため、見守り隊を増員して観覧者である子どもたちが安全に演目を楽しめるようにした。そして本番、子どもたちは楽しそうに川の魚たちに向き合っていた。失敗を積み重ねながらも試行錯誤を繰り返し、見事魚をゲットしたときには皆、達成感に溢れた弾ける笑顔を私たちに見せてくれた。この演劇の本当の主役は私たちではなく、子どもたちであったのだと気付いた瞬間であった。川でのシーンがクライマックスを迎えた後はバックヤードであるセミナーハウスに戻り、捕まえた魚の正体を図鑑で確認しながら、その魚たちと戯れた。この演目は控えめに言っても「最高」と言えるものであった。

3.後片付け
 舞台終了後は、後片付けを行った。1つ1つの作業に名残惜しさと心地よい疲労を感じながら、最後にひと踏ん張りして舞台上を元通りに整えた。このようにして、今回のアースデイはその幕を下ろした。私たちは最初、ほんの小さな気持ちでこの演目に参加することを決めた。しかし、今回の体験を通して、小さな気持ちの集まりは大きな力を生み出すことを知った。私たち部員は、これからも個々の力を合わせ、丹後から世界につながるような壮大な脚本づくりに取りかかるのだ。

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フィールド探究部 1年生男子

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