5月3日(土)に、梅小路公園で開催された「グリーンフェア2025 春」で、バイオテクノロジー部の生徒が販売実習やポスター展示を行いました。
バイオテクノロジー部の生徒や、生物資源工学専攻生徒、TAFS第2研究群で栽培管理しているペチュニアやオステオスペルマム等、春夏用のたくさんの種類の草花を、多くの方々に届けることができました。また、TAFS第2研究群の研究ポスターも掲示し、興味を示していただいた方に説明をするなど、有意義な活動ができました。
1年生は初めて大きな販売実習に参加し、慣れない中、自分たちで管理している草花の説明もしっかり行うことができました。
10月に開催されるグリーンフェアにも出店を行いますので、その際もぜひお越しください。
4月26日(土)にTAFS第2研究群芝研究班の活動として、兵庫県加古川市尾上処理工場(し尿処理施設・MAP生成プラント)の見学を行いました。
施設の管理をされている水ingAMの所長様より詳しく説明をしていただくことができ、し尿の浄化の流れや、そこから未利用資源の回収・再資源化の方法を理解することができました。
また、本研究班は芝の育種・育成の研究も同時に進めており、本校で育成した加古川由来のノシバを、緑化のために植え付けていただいております。
今回の見学で、今まで研究を続けてきたMAPについてより詳しく知ることができ、MAPの利活用法の研究をこれからも続けていきます。
専門学科TAFS第2研究群芝研究班の生徒が行っている、リン酸マグネシウムアンモニウム(MAP)の研究が「TBS「THE TIME」全国!中高生ニュース」に取り上げられ放映されます。普段の生徒の様子や、学校の様子などが放映されますので、ぜひご覧ください。
TBS「THE TIME」全国!中高生ニュース
4月29日(火)朝6時28分頃(2分程度)
「SDGs WEEK 枯渇の危機にある「リン鉱石」の代替資材として汚泥から作った肥料でミニトマトを栽培」
https://www.tbs.co.jp/thetime_tbs/
https://www.kyoto-be.ne.jp/katsura-hs/mt/department/tafs/cat2/
3月28日(金)京都府立大学精華キャンパスで開催されたACTR(地域貢献型特別研究)成果発表会に、TAFS第2研究群樹木研究班と菊研究班が参加しました。
資源植物学研究室板井先生の「京都在来ブドウ品種'聚楽'の復活栽培に向けた課題解決と京果樹ブランドの新展開」の内容では、本校が取り組んだ研究成果も含めて発表をしていただきました。
また、フジバカマの研究で御指導いただいている野菜花卉園芸学研究室の伊達先生ともお話をさせていただき、本年の活動に対して御助言をいただくことできました。
4月から研究活動に加わる新2年生も参加し、今後につながる良い機会となりました。
https://kirp.kpu.ac.jp/research/actr/
TAFS第二研究群芝研究班が取り組んでいる循環資源MAPの利用促進研究について、昨年末から2つの研究活動発表会に参加をしました。
1.第1回みどり戦略学生チャレンジ全国大会への出場と「近畿農政局長賞」受賞
第1回みどり戦略学生チャレンジ大会は、高校生・大学生の皆さんによる「みどりの食料システム戦略」に基づく取組成果を発表する大会です。本年度は、近畿地域から計30件(高校の部)の応募があり、昨年11月のポスター発表審査において近畿代表として全国大会(応募総数221件)へ出場しました。これら取り組みの成果が評価され、近畿農政局長賞を受賞することができました。
近畿農政局 みどり戦略学生チャレンジ近畿大会HP
https://www.maff.go.jp/kinki/midori/challenge/poster_koukou.html
農林水産省 みどりの食料システム戦略 HP
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/
2.第10回全国ユース環境活動発表大会「SDGs活動特別賞」受賞
本大会は、全国各地で社会問題の解決に取り組んでいる高校生(ユース)から、環境活動事例を募集し、高校生が自ら発表する大会です。
本年度は、全国から計147件の応募があり、昨年12月に全国8地方で開催された地方大会によって選抜された計16団体が、「全国ユース環境活動発表大会(全国大会)」に出場しました。令和6年12月1日に開催された近畿大会では「地方大会最優秀賞」、令和7年度2月2日に開催された全国大会では、惜しくも環境大臣賞は逃しましたが、「SDGs活動特別賞」を受賞しました。
第10回全国ユース環境活動発表大会HP
https://www.erca.go.jp/jfge/youth/youth2024/index.html
どちらの大会も取り組み発表による受賞が目的だけではなく、農業や環境に興味がある近畿や全国の高校生とのディスカッションを通して、新しい発見ができた素晴らしい大会でした。
令和7年3月1日(土)にTAFS第2研究群樹木研究班が、朝日新聞大阪本社アサコムホールで開催された「SDGs QUESTみらい甲子園関西エリア大会ファイナルセレモニー」に参加しました。
今回「キクタニギクを農業生産物として利用価値を高め保全を行う」という探究テーマを元にSDGsアクションを考え大会に応募したところ、1次審査を通過し、ファイナリスト(12チーム)として選出されました。
ファイナルセレモニーで行われたワークショップでは、各参加校と交流し意見交換をすることで、新たな視点を見つけることができました。私たちの研究がよりいっそう有意義なものになったと思います。
令和7年2月1日(土)に、パルスプラザで開催された「京都環境フェスティバル2025」にTAFS第1研究群、第2研究群の生徒が参加をしました。
府内の各地域で活動する学校や、企業が出展し、学び考えることができる参加・体験型イベントです。
本校は、植物クリエイト科で主として学ぶサボテンを利用した植物組織培養体験や地域団体と協力し栽培を行っている絶滅危惧種を利用したしおり作り体験、生産物の販売とポスター展示を行いました。
生徒が主体となり、小さい子どもから大人まで、さまざまな方に体験や研究活動を紹介できることができた有意義な1日でした。
11月16日(土)、TAFS第2研究群菊研究班の生徒3名が世界文化遺産臨済宗天龍寺派大本山天龍寺を訪問し、フジバカマと蜜蝋を使用した和蝋燭を奉納しました。
TAFS第2研究群菊研究班では、現在フジバカマの保全・普及活動を行っており、私たちが行なっている活動内容を、宗務総長である小川湫生様にお話しさせていただきました。養液栽培のシステムや和蝋燭の製作方法について、様々なご意見をいただきました。
また、曹源池庭園にはフジバカマが植栽されておりますが、今年の開花状況や、アサギマダラが飛来しなかったなど、御住職が日々体感されておられる気候・環境の変化なども伺いました。
さらに御住職から、槽源池庭園や雲龍図の秘密等を御案内いただき、天龍寺の様々な事柄を自らの人生とともに伝えていただく事で、これまでの活動について気づかされることが多く、とても勉強になりました。この出会いから得られた新しい発見をもとに、これからも活動を頑張ります。
11月2日(土)3日(日)の2日間、TAFS第2研究群芝研究班の生徒を中心に、9名の生徒が宮城県仙台市を訪れ、東北大学でのN2O調査実験の圃場視察とディスカッション、鳴瀬川河口・堤防での芝の生育状況の確認を行いました。
本校は東北復興プロジェクトの一環として、芝による防波堤緑化の研究を2012年に開始しました。これを契機として様々な方とつながり、現在はMAP利用によるN2O削減に関する研究で、東北大学様と水ing株式会社様と共同研究契約を締結しております。
初日は、大崎市鹿島台にある生命科学研究科附属湛水生態系野外実験施設を訪問し、東北大学大学院生命科学研究科教授の佐藤修正先生と特任助教大久保智司先生から、フィールドワークを通して、今後新しい調査活動で使用する資材や、機械の使用方法について学びました。また、MAPの利用による堤防の芝の生育状況の観察や、緑化の様子を視察しました。
2日目は東北大学を訪問し、東北大学でのN2O研究の進捗状況や、私たちの研究活動報告を行い、新しい調査研究に向けて、ディスカッションをさせていただきました。
大学の先生方と直接ディスカッション等を行う事で、様々な角度からお話を聞くことができ、私たちの研究活動の理解と、今後の取り組みについて具体的な計画を立てることができた有意義な2日間でした。
10月27日(日)、京都府立大学、地域団体「都の福菊」、桂高校の三者が主催する、京都府知恵産業創造の森「令和6年度地域連携支援事業補助金」による「キクタニギクの栽培技術の開発と利活用に関する基盤研究」の公開講座を開催いたしました。
キクタニギクとは、京都東山の菊渓(キクタニ)地区に咲いていたことから命名されていますが、その地区では絶滅をしています。本校では関係団体と協力し、京都市内で採取されたキクタニギクの保全活動に取り組んでいます。私たちはキクタニギクの農業的利用価値を高め、多くの方が栽培をすることで「種(しゅ)」の保存に繋がると考えており、キクタニギクの開花特性と食品利用に関する研究を進め、その成果発表を行いました。食用菊に関する基調講演をしていただいた京都府立大学名誉教授の佐藤茂先生からも、今回の研究に御指導いただき、様々な発見をすることができました。
また、TAFS第2研究群が行っているすべての研究活動のポスター発表も同時に行いました。さらに洋菓子の提供やしおり作りで会場を盛り上げ、来場者から様々な質問やご意見などをいただき、今後の研究活動につながる有意義なイベントとなりました。
日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催に向けて、日本経済新聞社が「NIKKEI 未来社会共創ENGINE」ホームページを開設しています。
新たな提言をレガシーとして生み出すチームZ世代として、TAFS第二研究群芝研究班が紹介されています。ぜひご覧ください。
記事へのリンク
https://expo2025.nikkei.co.jp/mirai_g18/
「NIKKEI未来社会共創ENGINE」
10月14日(月・祝)TAFS第2研究群芝研究班の活動の一環として、高校生による気候変動学習プログラムに参加し、その集大成として京都環境文化学術フォーラム国際シンポジウムに参加しました。
前半は研究活動プレゼンテーション、後半の世界を代表する環境問題に関わる研究者とパネルディスカッションでは、多様な視点で自分たちの疑問点や意見を聞くことができ、今後の活動に生かすことができる有意義な活動となりました。
地域の生物資源保護活動の一環として、10月13日(日)に藤袴祭へ参加をしました。
和蝋燭から養液栽培システムの紹介をとおして、地域の方から海外観光客まで、生物資源保全や水環境保全について説明をすることができました。アンケート等を取りまとめ、養液システムの構築と和蝋燭の完成、販売に向け活動を続けます。
10月12日(土)TAFS第2研究群芝研究班が、耕作放棄地再生プロジェクトとして活動をしている南丹市美山町で、シバの植え付けと、N2O調査を行いました。
秋晴れのもと、本校で生産した1,600ポットの京都ノシバ苗を400m2の圃場へ植え付けました。
また継続して測定しているN2Oの調査も同時に行いました。
共同研究により水ing株式会社様からご提供いただいている、MAPの肥料効果の検証も引き続き行なっていく予定です。
10月11日(金)テストが終わったのもつかの間、10月27日の公開講座に向けて、第2回目の打合せに向かいました。
京都市東山区にあるベーカリー「ルバカサブル」で、高校生が企画した洋菓子を試作していただき、試食を行いました。キクの香りや、味、見た目など意見交換し、提供するものの形ができつつあります。
公開講座時には一般の方にも試食していただき、アンケートにより商品決定をしていきたいと思います。皆さんのご来場お待ちしております。
https://www.kyoto-be.ne.jp/katsura-hs/mt/department/2024/10/post-236.html
10月5日(土)に、梅小路公園で開催された「グリーンフェア2024秋」で、バイオテクノロジー部の生徒が販売実習やポスター展示を行いました。
バイオテクノロジー部の生徒や、生物資源工学専攻生徒、TAFS第2研究群で栽培管理しているシクラメンやジニア等、秋冬用のたくさんの種類の草花を、多くの方々に届けることができました。また、TAFS第2研究群の研究ポスターも掲示し、興味を示していただいた方に説明をするなど、有意義な活動ができました。
梅小路公園では9月27日(金)から10月14日(月)まで「藤袴と和の花展」を開催されております。公園を管理されている京都市都市緑化協会の佐藤事務局長様に「朱雀の庭」を案内していただきました。TAFS第2研究群では、和の花「フジバカマ」「キタクニギク」の研究をしており、新たな知見を得ることができました。
9月28日(土)TAFS第2研究群樹木研究班の活動の一環として、京都市東山区にあるベーカリー「ルバカサブル」を訪問し、キクタニギクプロジェクトを共に進める地域団体「都の福菊」様と今後の計画について会議を行いました。
TAFS第2研究群樹木研究班では、現在キクタニギクの研究を進めております。今回は、10月27日(日)に京都府立大学で開かれる公開講座「キクタニギクの未来創造」で提供する洋菓子の試作案の検討、しおり製作についてたくさんのアドバイスをいただきました。
https://www.kpu.ac.jp/news/20241027_exlecture/
8月23日(金)TAFS第2研究群菊研究班と樹木研究合同で、広島大学大学院統合生命科学研究科附属植物遺伝子保管実験施設と広島県立西条農業高等学校の、視察研修を行いました。
午前中は広島大学教授草場信先生の研究室を御訪問させていただきました。草場先生はNBRP(ナショナルバイオリソースプロジェクト)広義キク属の課題管理者も務めておられ、理化学研究所と本校が共同で育種を行ったキクを利用していただいた研究内容や、キク科植物の花と花序の仕組み、また、モデル植物であるキクタニギクの講義をわかりやすくしていただきました。現在研究している栽培品種のキクやキクタニギクの内容理解がより一層深まり、今回のお話を参考に今後の研究活動に弾みがつきました。
午後からは西条農業高校を御訪問させていただき、学校紹介や施設見学、生物工学科の生徒の皆さんと交流をしました。訪問時は課題研究の授業中であったため、各学科の特徴的な研究内容を見学させていただき、地元特産品を利用した開発商品も紹介していただきました。放課後の時間帯に生物工学科の生徒さんと課題研究の研究発表を行いました。お互いの研究内容を発表し質疑応答を行う事で、新しい発見と自分たちの研究内容を見直すよい機会となりました。
8/9(金)TAFS第2研究群キク研究班の研究活動の一環として、フジバカマの培養体験会を実施しました。
源氏藤袴会様の協力のもと、フジバカマの希少性を伝えるべく、地域の小中学生から大人の方まで、様々な世代を対象にしたフジバカマの培養体験会を実施ししました。貴重な地域資源を若い世代を中心に多くお方々に伝えることができたと実感しています。
今回の培養体験を通し、より多くの方に、本研究班での活動内容やフジバカマについて、より周知することが出来ました。
8月8日(木)京都府立大学野菜花卉園芸学研究室を訪問し、養液栽培に関する相談と、施設見学を行いました。
TAFS第2研究群キク研究班では、フジバカマの養液栽培の開発をめざし、研究に取り組んでいます。今回は研究計画の御相談や、システム構築に関する課題点などアドバイスをいただきました。
今後も大学との連携を続けながら、実用的な養液栽培システムの開発を目指し、活動に励みます。