8月3日~4日の日程でポリテクセンター名古屋港(愛知県名古屋市)で第12回若年者ものづくり競技大会(主催:厚労省、中央職業能力開発協会)が行われました。
この大会は短大、専門学校、高等技術専門校、高校等に通う20歳以下の若年技術者が対象の全国大会です。近畿地区代表選手として、自動車科3年生の山中航大くん(木津南中)が出場しました。
6つの課題(各課題35分でブレーキ点検整備、エンジン故障診断、電気装置故障診断などがある)が行われ、真夏の工場内で選手達は汗だくになりながら、白熱した競技を繰り広げました。
結果は、短大、専門学校等の年上の選手が出場するなかでも、敢闘賞(4位)を受賞することができました。
自動車科ではこの全国大会に過去5回出場し、出場した生徒達は敢闘賞2回、銅メダル(3位)1回の功績を残しています。
11月28日(火)1年生機械技術科の工業技術基礎の一環で、高度熟練技能工講習を行いました。今年度も、旋盤・溶接・手仕上げの3テーマで行いました。旋盤・溶接は日新電機(株)から、手仕上げは長島精工(株)から来ていただき、実習をしていただきました。長島精工(株)の方は本校の卒業生です。講習では、普段の授業ではできない技術を体験することができました。旋盤では技能検定の課題を通して旋盤の操作や測定具の使い方について学びました。溶接では上手に溶接するコツを教えていただき、板に溶接で自分たちの名前を書きました。手仕上げでは、きさげ作業を体験しました。また、穴あけやねじ立ての仕方もコツを教えていただきました。
この高度熟練技能工講習は、12月5日(火)、1月16日(火)にも実施します。
11月5日(日)に神奈川大学横浜キャンパスにて、第5回宇宙エレベーターロボット競技会全国大会が行われました。競技は、レゴ・マインドストームで組み立てたロボットにピンポン玉を載せ、制限時間内にステーションまで登り、ピンポン玉を置いてきた数を競うものです。
全国大会では70チームが出場し、本校からは工学探究科2年生の2チーム5人が出場しました。結果は、67ポイントと65ポイントで、9位と10位となりました。
生徒たちは、試行錯誤を重ねた努力の成果が出せて、とても喜んでいました。
この取組を通して、知識や技術の習得だけでなく、自ら考え行動する力やコミュニケーション能力、協調性などを多くのことを身に付けることができました。この経験を活かして、今後の人生のステップアップに役立つと考えております。
工学探究科では、大学についての知識を深め、進路について考えるとともに、先端技術を体験し、進学意識の向上を目的に、授業の一環で大学との連携による夏季集中講座を実施しています。
今年度の工学探究科2年生は京都大学、滋賀大学、大阪教育大学と連携し、5日間の夏季集中講座とワークショップを実施しました。
・京都大学大学院工学研究科准教授 後藤忠徳先生による『地下探索』
・滋賀大学教育学部准教授 安藤哲郎先生による『地図の読み方、地形の見方』
・大阪教育大学教育学部准教授 深澤 優子先生による『見えないものを診る』
様々な講座とワークショップを通し、自然探究をすることで、研究の面白さや難しさ、想像して考えることの重要さを学ぶことができました。