学校案内

 2016/02/05 

京都フロンティア校支援事業

木津高校システム園芸科との共同研究発表会・交流会の報告

 2012(H24)年度から継続して取り組んでいる「LED照明装置の製作と植物育成の研究」について、今年度の共同研究発表会・交流会が、2月4日(木)に田辺高校で開かれました。田辺高校工業技術科で「植物栽培用LED照明装置」を製作し、木津高校システム園芸科で、その照明装置を利用して植物の育成実験を行ってもらう研究です。

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 今回の木津高校システム園芸科からの発表は、過去3年間に製作したLED照明装置を利用してほうれん草を栽培した結果を比較したものでした。2013(H25)年度製のLED照明装置による栽培は、色が濃く堅い葉となり、2014(H26)年度製のLED照明装置では、輝度は低くて成長が遅かったそうです。今年度1号機のLED照明装置は、全体を細長くして2列に配置した形で、昨年と同じLEDでしたが、成長が遅くて品質が保たれるという、特異な結果が得られたそうです。木津高校に来訪された大学教授や企業でLEDの製造に携わっている方にも見てもらいましたが、よくわからないそうです。同じ状態を保つことができると言うことは、同じ品質を保つことができると考えられるので、冷蔵庫にこのLED照明装置を設置すれば、品質保持に役立つのではないかという発表がありました。

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 田辺高校からは、課題研究で取り組んだチームが、1年間の取り組み経過と2号機についての特徴を発表しました。今までの照明装置は、赤LEDと青LEDの比率が固定されていましたが、2号機では変更できるようにして、更に、青LEDを赤の個数と同じにできる仕組みにしたことを発表しました。

 両校からの発表後、質問の時間を設け、交流を深めました。