令和2年11月11日(水)、1・2年生対象の人権学習が実施されました。
1年生はHR教室において、差別に気づき、差別をしない態度を涵養することを目的とした映像、『特別授業 差別を知る~カナダ ある小学校の試み~』を視聴しました。生徒たちは「人がいわれのない差別を受けたときの心理」について再認識し、差別をしないための意識をより深めました。学習後の感想は「偏見を持った者同士でグループを形成してしまうのは間違っているし、これを無意識にしてしまうことも絶対あってはならない。」といった声が多くあがりました。
2年生は体育館において、部落差別の歴史的経緯や、現在における差別の実情を理解することを目的としたDVD、『あなたに伝えたいこと』を視聴しました。生徒たちは人間の性質を認識したうえで、偏見を持たないよう意識することが差別をなくすことに繋がる、ということを学んだようです。学習後の感想は「人間は知りもしない情報を簡単に受け入れてしまうものだ。情報を自分の目で確かめ、差別に繋がらないようにしたい。」といった声が多くあがりました。
令和2年10月23日(金)、京都市北消防署の皆さんに御協力いただいて、全校生徒を対象に避難訓練を実施しました。
今回の避難訓練では、生徒たちはまず火災時の火煙の状況と避難行動に関する動画を視聴しました。
その後、動画の内容を踏まえて各自ワークに取り組み、火災時の避難経路を作成しました。
今までの避難訓練とは違い、あらゆる状況を想定した訓練は、生徒たちにとって大変勉強になりました。
なお、この避難訓練の様子はKBS京都で放送されました。
生徒を対象とした避難訓練の後は、火災発生時の対応についての講習および体験が教職員対象に実施されました。
教職員は、煙を吸わずに避難する方法や衣服に付いた火を消す方法といった、火災から自分や周りの人の命を守る行動について理解を深めました。
令和2年度年9月3日(木)、4日(金)の2日間、山城祭文化祭の部 「換骨奪胎」~意なく、必なく、固なく、我なし~ が開催されました。
令和2年度 山城高校文化祭は、新型コロナウイルスへの感染防止の観点から例年の演劇や中庭のパフォーマンスを中止し、1,2,3学年とも教室装飾と自主制作動画上映を中心とした発表会になりました。どのクラスも、特に映像を「撮影して編集すること」に大変苦労をしたようです。しかし苦労を重ねるにつれ、山城の生徒たちはこの「新しい表現の仕方」にのめり込んでいき、「新しい文化祭」を構築していきました。
例年にはない形での開催ではありましたが、生徒たちは楽しむ姿勢を忘れず、クラスで団結し一生懸命これに取り組みました。台風の接近の影響で雨・風に見舞われる場面もありましたが、ものともしない生徒たちは終止、文化祭を楽しんでいる様子でした。
各部活動・委員会等の動画上映・展示にも活気があり、生徒たちがお互いのことを身近に感じられるよい機会となりました。
2日間が経て、閉会式を終えた後の生徒たちは、山祭終了を惜しみつつ、お互いに感謝をし合っていました。生徒たち全員が、何か新たなことを知り、明日からの学びに繋げられるような文化祭を経験できたのだろう、と信じています。