ごあいさつ

 

歴史を繋ぎ、新たな時代へ

 

 本校は、明治40年に京都府立第五中学校として創立、大正7年に京都府立京都第三中学校と改称されて以来、高等学校として京都府下有数の歴史と伝統を紡いでまいりました。卒業生は、各界で国の内外を問わず幅広く活躍しておられます。校内には平安期貴族邸宅跡の史跡があり、京都ならではの歴史を感じることができます。一方、ウッドデッキや太陽光発電、雨水再利用設備等も設置されるなど、環境にも配慮した地球に優しい施設で、体育施設や食堂なども充実しています。またICT環境をはじめ最新かつ快適な施設を整備しているところです。

 本校での学びは学年制を基本とした単位制で、1年次から段階的に必要な学力の定着を図るとともに、それぞれの目標に応じた自由選択科目を履修することなどにより、さらに高い学力へと深化させていきます。設置学科は普通科と文理総合科で、それぞれの基本コンセプトに基づいた教育課程によって、難関大学への進学を実現していきます。また基本的生活習慣を基盤に、思いやりの心、そしてお互いの違いを尊重し、認め合う中で、学校行事や部活動等、何事にも積極的に取り組み、楽しむことでより豊かな人間性を培っていきます。そして本校では聴覚障害教育にも取り組んでおり、すべての生徒にとって過ごしやすい、学びやすい学校作りに努め、自らの力で将来の目標を実現していくことができるように支援しています。

 これまでの先輩方が築いてこられた本校の歴史や伝統を受け継ぎ大切にしつつ、新しい時代にふさわしい教育を推進していきます。これから激動する社会の中で、強くたくましく生き抜き、その時代を牽引する人材を育成するため、高い進路実績を実現し、さらにそれを向上させることを目指します。そのためには目標に向かって努力する一人一人の生徒を大切にし、仲間を支えあい、切磋琢磨しながら成長する学びの集団を形成していくことが重要だと考えています。将来のグローバル社会の中で、リーダーとして活躍する人材育成に向けて、これからも教職員一同、全力で取り組んでまいります。引き続き本校への御支援、御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

校 長 藤浦 和之

 
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