4月8日水曜日の午後から、第72回入学式が体育館で執り行われました。
当日は穏やかに晴れ、心地よい風が吹き、校内の桜も満開、すべてが新入生の入学をお祝いしているかのようでした。
入学式は簡素化され、短時間での実施となりましたが、教職員一同、待ち望んだ新入生を歓迎する気持ちはいつも以上です。
校長先生は式辞の中で「新入生の皆さんをお祝いする気持ちに何ら変わりはありません。入学おめでとう。数ヶ月前まで、現在の状況を誰も予想していなかったと思います。しかしながら、明日という日が必ず来る限り、未来には想像もできなかった素晴らしい出来事があると信じ、新入生の皆さんと共にこの難局を乗り越えたい。」とやや不安な面持ちの新入生を励まされました。
続けて以下の3つのお話がありました。
① 自分に正直に生きること。自分の本来生まれ持った本心(すべてを平等に扱い、幸せを望み、人をねたまず、常に穏やかに、相手を思いやる心)を大切にして欲しい。
② 二つの学びを実践すること。一つは人間としての学び。HR活動、生徒会活動、部活動などを通じてリーダーシップや生きるための力を身につけてほしい。もう一つは現代に求められる知識や技能、技術を身につけるための学び。授業やラボ活動をはじめ主体的に勉強することにより得られることができるものである。
③ 自分を大切にすること。自分の長所も短所もすべて認め、受け入れ、自分を成長させること。そうすることが同時に集団生活で自分以外の人を大切にすることにつながる。
そして、
「嵯峨野高校に入学されたことはゴールではありません。一つの選択肢に過ぎないのです。この選択の結果は皆さんの努力にかかっています。様々な場面での活躍に期待します。」というメッセージを述べられ、保護者の皆さんに向けて「しばらくの間、何かと不自由な学校生活となりますが、不自由であっても不足のない高校生活となるよう、教職員一同精一杯努力致します。」と締めくくられました。
4月8日水曜日
新学期の始業式が行われました。
始業式に先立ち、着任式が行われ、今年度新たに16名の先生を迎えました。
校長先生は式辞の中で、新型コロナウイルスの影響による休校等について触れ、世界的に不安定な状況の中でも、主体的にやるべき事を自覚し、休校中も学習に励むよう述べられました。「式は放送での実施となったため、皆さんの顔を直接見て話すことが出来ないのが残念です。しかし、今はしっかりと対策を取り、予防して欲しい。」と呼びかけられました。そして、「不安なニュースばかりで、気が沈みがちになりますが、心の中では自らの明るい未来を想像し、めげずに頑張って欲しい。」と鼓舞されました。
また、新年度という事で、新しい担任、教科担当の先生とも初めて出会うことになります。
クラスも変わり、新しい友人との出会いもあります。「『出会いは一瞬、つながりは一生』と
いう言葉のように、今日の出会いが一生繋がることになるかもしれません。そんな新しい出
会いを大切にしてください」とも述べられました。
その後、生徒指導部長からは、今年度の生活指導の目標である「基本的生活習慣の確立」として ①時間を守る、②あいさつをする の2点を挙げ、「家庭で過ごす時間が長くなると予想されます。是非家庭の中で実践欲しい。」と述べられました。
また、「学校生活の中で、相手が喜ぶ事を何気なくできる。嵯峨野高校にはそんな生徒が居ます。そういった思いやりを持った人に成長して欲しい。」と生徒たちへ期待も述べられました。