1年生京都こすもす科専修コースでは、SSL(スーパーサイエンスラボ)Ⅰが始まりました。
先週のガイダンスを終え、今週から理科(物理・地学・化学・生物)・数学の各教科の実験を行います。
初回は、物理と地学です。
【物理】
本日のテーマは「綱引きにおいて、どのような姿勢を取るのが効果的か?」
今回は、角材を用いてモデル化した実験装置を組み立て、データロガーで張力の測定を行いました。iPadを用いてデータ計測や分析を行い、グループで結果について議論するなど、より深い実験になりました。
【地学】
本日のテーマは「木の高さを測ろう」
木の高さをどうやって測るか、初めて触れる器具を用いながら、試行錯誤を繰り返しているうちに、数学で既習の三角比や、中には相似を使って求めるなど、それぞれの班で工夫が光る実験でした。
10月15日(日)、太秦小学校にて開催された「第28回太秦福祉ふれあい祭り」の芸能コーナーに、バトントワリング部16名が参加しました。
ステージでは、文化祭で披露した曲目の中から「Shake it off」をはじめとした計3曲のパフォーマンスを行いました。
部員にとっては1・2年生ともに初めての地域イベントへの参加。会場に到着した時には緊張している様子も見られましたが、スタッフの方々の中には本校の卒業生という方もいらっしゃり、「応援してるよ」と温かいお声掛けをいただきました。そのおかげか、本番のステージでは笑顔でパフォーマンスを行うことができました。
また、上演後には部員も地域の皆様と一緒にお祭りを楽しませていただきました。太秦社会福祉協議会の皆様をはじめ、スタッフの皆様、見に来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
今後も、地域の皆様に見ていただけるのを励みに、部員一同頑張っていきます。
卒業生からのメッセージ
西村春輝と申します。
2007年に嵯峨野高校普通科I類を卒業しました。
略歴
嵯峨野高校卒業後、佛教大学教育学部臨床心理学科に進学し、その後筑波大学大学院人間総合科学研究科心理専攻に進学しました。そのまま大学院で心理学の博士号を取得した後、量子科学技術研究開発機構で3年間、博士研究員として勤務した後、現職の大原記念労働科学研究所で研究員をしています。
高校時代の様子
大学院から今まで、研究者として活動を続けてきた私ですが、実は高校時代は勉強を完全に放棄していて、色々な方々に心配されていました(その節はご迷惑をおかけしました...)。部活(剣道部)は楽しかったので、毎日部活のために通っていましたが、定期試験はほぼ赤点で、2年生の時は、生物と英語と数学が5段階評価で1、残りは全て2か3という有様で、当時は研究者になることなど全く考えられませんでした。
そんな私ですが、3年生になる頃にカウンセリングの仕事に興味を持ったことがきっかけで、臨床心理士を目指しました。元々、仕事をするなら人の役に立つ仕事がしたいと思っていたのですが、根が引きこもりの私の性格とカウンセリングのような仕事が合っていそうだなと思ったのです。なお、心理学を使って「心の問題(悩みや心の病気)」を扱う仕事をするための資格として、当時は臨床心理士が最も主流でしたが、数年前に公認心理師という国家資格もできました。
志望校は臨床心理学を専門的に学べる学校にと思い、佛教大学臨床心理学科にしました。当時の自分としては高い目標でしたが、なんとかギリギリ合格することができました。
大学時代
心理学は私にはとても合っていたようで、大学で心理学を勉強しているうちに、研究者になりたいと思うようになりました。そして学部の恩師の勧めもあり、筑波大学の大学院に一浪して入学しました。その後博士課程まで進学し、博士号取得後に量子科学技術研究開発機構の博士研究員として研究を行った後、現在に至ります。
高校時代を振り返って
私の高校時代の過ごし方は、どう考えても効率が悪く、研究者という職業に就く上では大きな回り道をしたなと思います。私は高校生の頃から「楽しくないことはやらない」「納得できないことはやらない」という思いが強かったと思います。その頃は将来の目標もなかったので、「やりたい事がないのに勉強してもしょうがない」と極端なことを思っていました。
今でも勉強は嫌いですが、高校時代に勉強していなかったことを後悔することも多いです。学部生のころは論文の内容を理解して執筆するための英語やデータ分析をするための数学を勉強し直す必要がありました。今でも、必要な解析方法を理解するのにとても時間がかかります。漢字の読み方を間違えているのではないかといつもハラハラしています。でも同時に、回り道をしたから今の仕事や生活があるのかな、という納得感もあります。
心理学と現在のお仕事
ところで、皆さんは心理学にどんなイメージを持っていますか?大学の心理学の講義で心理学のイメージを尋ねると、「メンタリスト」「人の心が読めそう」「プロファイリング」「カウンセラー」「心の病を治す」のようなものがよく挙げられます。
実は、学問としての心理学は、これらのイメージとは、かなり乖離があります。たとえば、基礎的な心理学のテキストでは、脳神経系の情報伝達の話や、脳のそれぞれの場所はどんな働き方をしているのか、についての解説から始まります(当時は「洗礼」と呼んでいました)。理系っぽいですね。脳神経系の基礎を学んだ後、知覚、記憶、感情、集団行動、心の疾患など、人間の行動に関する科学的知識について学び、人の心を読むようなテクニックは悲しいことに学ぶ機会はありません。
特に多くの学生が苦労しやすい一方で、「ハマる人はハマる」のが、統計学と調査・実験の手法についてです。大学は研究をするところですから、心理学で心のメカニズムについて研究するためには、これらの技術の習得は避けて通ることができません。いわゆる文系に属する学生にとっては、統計学や実験は苦労しやすいところです。もちろんそのことは先輩や大学の教員も重々承知であり、また自らが経験してきたところですので、教え方を工夫したり、色々なサポート体制があることも多いです。そのような体制があったので、私も学部生の時に理解することができました。
大学院の研究と現在の仕事について
大学院では、簡単に言うと、「ネガティブな思考」について研究を行いました。どんな人でも、落ち込んだ時には、自分についてあれやこれやと考えてしまいます。心理学では、自分について繰り返し考え続けることを「反すう」と呼びます。反すうは誰でも起こり得るものなのですが、それが何時間も何日も続いてしまうと非常に苦しいです。そのため、私は大学院で、何故、このように考え続ける人とすぐに考えを辞められる人がいるのか、について研究を行いました。
ヒトは、絶えず、何かに注意を向けています。たとえば、授業中をイメージすると、先生の話、窓の外の景色、近くの席の友達の話声、最近面白かった漫画のことなど、同時に様々な刺激に注意を向けており、その対象は絶えず変化しています。また、同時に色々な対象に注意を向けてはいますが、そのバランスは様々です。先生の話に100%注意を向けていることもあれば、趣味のことと先生の話の割合が8:2くらいの時もあるでしょう。集中できないときに、自分から「よし勉強をしよう」と思っても、うまく先生の話に注意を向けられず、つい別のことを考えてしまうこともあるでしょう。このように、注意というのは自発的なコントロールが難しいものであることは、皆さんも実感していることと思います。
そこで、我々ヒトは注意を望むところに向けられるように、自分の意志ではなく様々な「条件」を整えます。たとえば、「図書館に行く」、「机の周りを整理整頓して気が散らないようにする」、「タイマーをセットして勉強時間を決める」、などです。心理学では、様々な実験を行って、ヒトはどのような条件で注意を向けることができるのか、あるいは向けられなくなるのか、についての研究が積み重ねられてきました。それによって、ヒトの注意のメカニズムもある程度わかってきています。私の研究では、反すうをよくする人と、よくしない人の注意の特徴について、様々な条件で実験を行うことで、そのメカニズムを調べ、博士論文を書きました。
心理学を生かした仕事
このような大学院での研究の経験は今の仕事にも活きています。皆さんは、間違えた時やうまくいかなかった時、「もっと集中しろ」「注意力が足りない」などと誰かから指摘されたことはありますか?人生で全く言われたことのない人はおそらくいないでしょう。しかし、上述のように、注意を向けられるかどうかは、その時の条件(体調や経験も含む)によって大きく変化するので、「集中しろ」と言われても、その条件が変わらないと集中するのは難しいのです。多くの人が「失敗をしない人はいない」ということは頭では理解してはいるのですが、その一方で、多くの人が「集中できなかった」条件には目を向けず、このような言葉をかけるだけで何とかしようとする態度を持っています。授業の話だけであればそのような態度を持っていても、誰かが怪我をしたり、亡くなったりすることはありませんが、製造業や建設業などの危険を伴う仕事では、ちょっとしたことで大きな事故につながることがあります。また、商品の品質に大きな影響を与えるかもしれません。一度の失敗の影響が大きいので、失敗を予防するための効果的な制度や対策をとる必要があります。それは、工学的な設備だけでなく、どのようなルールで運用するのか、どのように人々が働いているのかという心理学的な側面を知らないと、良い制度や対策は作れません。
今の仕事は、心理学に基づくヒトの一般的な行動原理を活用して、働く人々の安全や心身の健康に関する調査や研究を行っています。まだこの分野の仕事を学び始めたばかりなので、勉強することばかりですが、これまで取り組んできた心理学やデータ分析の方法を使った専門的な仕事ができて、とてもやりがいを感じています。勉強は相変わらず嫌いですが、心理学と今の仕事は好きなのでなんとかやっています。
最後に、本記事を読んで心理学に興味を持った方は、日本心理学会が主催している「高校生のための心理学講座 YouTube版」を是非ご覧ください。心理学の分野は非常に幅広いので、この中に気になる分野があれば是非、心理学部や心理学科の受験を検討していただければと思います。(「洗礼」を受けずに済むことでしょう」)
「日本心理学会 心理学に興味のある方へ」
https://psych.or.jp/public/
「心理学ミュージアム」
https://psychmuseum.jp/
「高校生のための心理学講座 YouTube版」
https://psych.or.jp/interest/lecture_hs/
初めて心理学実験室が創設されたドイツのライプチヒ大学にて
10月6日(金)と10月11日(水)の放課後に、3年生のボランティア委員がベランダの清掃活動を行いました。
4階を1・2・3組、3階を4・5・6組、2階を7・8組で担当して、各階HR教室のベランダを掃除しました。
季節柄、虫や砂が多く大変でしたが、終わってみると「結構きれいになった!」「案外いっぱいゴミ取れた!」など、各自が達成感を得られたようです。
9月27日(水)、1年生GI(グローバルインタラクション)の授業で韓国の釜山西女子高校とオンラインで交流をしました。参加クラスの国際交流委員がその様子をまとめてくれました。
『私たちは、嵯峨野高校についてのプレゼンを行いました。韓国の高校生は、K-popについてプレゼンをしてくれました。私は、あまり韓国のアイドルに詳しくなかったのですが、会話が弾み楽しかったです。特に、質問をし合い仲が深められたのが良かったです。その後、お互いの国の言語を教えあったことが面白かったです。英語でコミニケーションをとることは難しいですが、自分の世界が広がるので英語で話す機会をこれからも大切にしていきたいです。』
アカデミックラボ「京・平安文化論」です。
「ちゅう源氏と巡る 源氏物語 京都スタンプラリー」を実施します!
この取組は、『源氏物語』の世界を、身近に感じていただくことを目的にしています。
京都には、『源氏物語』ゆかりの神社仏閣がたくさんあります。
スタンプラリーにご参加いただき、秋の京都をお楽しみください!
〈日程〉
10月28日(土)、29日(日)
11月3日(金祝)、4日(土)、5日(日)の5日間です。
〈場所〉
スタンプ設置場所は、京都市内の『源氏物語』ゆかりの神社仏閣11ヵ所と特設会場です。
①下鴨神社 ②上賀茂神社 ③雲林院 ④仁和寺 ⑤清凉寺 ⑥野宮神社
⑦天龍寺 ⑧廬山寺 ⑨清水寺 ⑩渉成園 ⑪東寺
〔特設会場〕古典の日フォーラム2023(事前に応募登録された方のみ)
〈台紙の配布〉
・本校事務室
・京都市バス・京都バスの車内
・神社仏閣11ヵ所(古典の日フォーラムを除きます)
〈景品〉
スタンプを3つ集めると、「ちゅう源氏」オリジナルコットンバックをプレゼントします!
最新情報は、X(旧twitter)やInstagramでお知らせします。
X @kyo_heian_labo
Instagram kyo_heian_labo です。
どうぞ、ご参加ください!お待ちしています!
9月16・17日に本校にて進学説明会を開催しました。
当日は残暑が厳しい中、たくさんの中学生とその保護者の方々に来校していただきました。誠にありがとうございました。
全体会では校長先生からのあいさつ、在校生によるラボや学校生活についてのプレゼンテーション、学科長からの教育内容説明、選抜についての教科ガイダンスを行いました。その後、施設見学と個別相談等も行いました。
全体会の様子
全体会後の様子
説明会前日の放課後、広報委員の企画係が集まり、展示等の準備を行いました。
来校される中学生のために、様々な企画を広報委員会で提案し、実現することができました。今回は、約30ある部活動の紹介チラシを作成し、掲示しました。そして、学校の魅力や受検のアドバイス、在校生の平日スケージュールを掲載したチラシを作成し、配布しました。
次回は10月21日に開催予定です。
9月28日(木)7限に2学期の学年アッセンブリーを行いました。今回は、この3月に本校を卒業し難関大学に進学した3名を迎え、1年生の下半期に向けた学習を中心とした生活のあり方や、難関大学の魅力などについて話をしてもらいました。9月は文化祭・体育祭など大きな行事がある中で、学習への切り替えがなかなか難しい時期でもありますが、今日の話を聴いて意識が大いに高まったようでした。授業への取り組みや、学習習慣の確立といった、一見ごく普通の内容に関する話についても多くの生徒が共感できる点が多く、身を乗り出して聴いている生徒も多く見られました。
9月22日(金)に体育祭を実施しました。本来であれば前日21日に実施予定でしたが、悪天候が予想されるため1日順延して行いました。
今年度は4年ぶりに制限のない開催となり、生徒も教職員も楽しみにしていました。生徒の願いが天に届いたのか、当日は、清々しい気候で絶好の体育祭日和でした。
今年度はグランドに全学年、教職員が一堂に集まっての開催。ローハイドや棒取り、綱引きといった種目や、各クラスの学級旗も復活し、競技はもちろん、応援にも力が入ります。声がかれるほどに熱心にクラスの仲間や同じ団の選手を応援し、歓声があがる光景や、はじけるような笑顔で楽しむ生徒の姿には、感慨深いものがありました。
この日のために春から準備を進めてくれていた体育委員の皆さん、準備・後片付けや各種目の補助をしてくれたクラブ員・保健美化委員の皆さん、放送や実況で体育祭を盛り上げてくれた放送部の皆さんのおかげで大盛り上がりを見せた体育祭でした。ありがとうございました。
9月13日(水)、今年度3度目となる韓国のコクソン高校とのオンライン交流があり、国際交流委員7名が参加しました。前回に引き続き、環境問題をテーマに話し合いやプレゼンテーションを行いました。参加生徒がその様子をまとめてくれました。次回の交流は11月1日です。
『まず初めに夏休みの思い出や前回の交流で考えた、「地球温暖化を止めるために私たちにできること」に取り組めたかどうかなどを交流しました。その後、地球環境に配慮した商品を製造している会社についてコクソン高校生のプレゼンテーションを聞き、韓国の会社がどんな取り組みをして環境に配慮しているのかを知ることができました。交流の中では、日本にはない、海外のエコな取り組みについても知ることができ、日本でもできる環境を良くするための取組をもっと増やしたいと思いました。
次回は私たちが「グリーンウォッシュ」と呼ばれる、環境に配慮しているように見せかけて本当は配慮していない会社や、本当に環境に配慮している会社について調べ、コクソン高校の皆さんに向けてプレゼンテーションをする予定です。日本の会社はどのようにして環境に配慮しているのか、本当に環境に配慮できているとはどういうことかを考える良い機会にしたいです。』
『印象に残っているのは、韓国のYASEというシューズブランドのゼロチェルシーブーツという商品が、いらなくなったタイヤからできているということです。タイヤがブーツの材料になるとは思っていなかったので驚きました。』
『企業の中には、環境に配慮した取り組みを行っているように見えても、実際には他の部分でそれを超えるほどの環境に悪影響を及ぼす物質を排出してしまっていたりすることがあり、実際に貢献している企業を私たちが支援していくことが環境保全にもつながっていくのだと思った。』
『驚いたのは、紙ストローが環境に良いわけではないということです。環境にいいイメージがあっても、メリットやデメリットを考慮したうえで行動しないといけないと感じました。次はわたしたちが日本や世界の環境保護について伝えたいと思います。』
A sunny Saturday morning set the scene for the 22nd annual Cosmos Cup for Junior High students. Held at Sagano High School early on September 9th, this contest saw eight finalists representing various different Kyoto Junior High Schools come to show their English skills.
9月9日(土)、第22回こすもす杯中学生英語朗読コンテストを開催しました。予選を勝ち抜いた中学生8名が参加し、日頃の英語学習の成果を披露してくれました。
Cosmos Cup is an English story-telling contest. Students are given a story they have never seen before, and, with only twenty minutes of preparation, are asked to read it out loud in four minutes or less. The students' accuracy and pronunciation are not the only things taken into account! As well as English mechanics, the judges also look for the rhythm of the speech and the passion and emotion put into the words. Not only does English fluency matter, the ability to appropriately perform in English is equally important.
こすもす杯は英語朗読コンテストです。参加者は当日渡された課題文を見て、20分間の練習の後、4分間で朗読します。発音や正確性だけでなく、本文の内容を理解したうえでの抑揚や感情表現なども重要な審査項目です。流暢さに加えて、場面・文脈に応じたパフォーマンスが求められます。
Members of the Sagano High School English Speaking Society also assisted. Four students volunteered their time to share their love of learning English with the Junior High students and help the judges and teachers in running the contest. Duties of these students included reading each contestant's introduction, helping guide contestants between their different rooms, and chatting with the contestants to calm their nerves. With the assistance of these Sagano students, the contest ran smoothly.
また、本校ESS部の生徒達が運営に協力してくれました。4人の部員が、司会進行・参加者誘導だけでなく、参加者の気持ちをほぐす役割も担うなど、様々な場面で活躍し、交流を通じて英語学習の楽しさも伝えてくれました。部員たちのサポートのおかげでスムーズな大会運営ができました。
Judges were members of the Sagano English staff, as well as Vice Principal Shibata Mika. Every student did a fantastic job, and the judges were all very impressed at the English abilities of the students. When it was all over, however, there were only four contestants who left with a prize.
審査員は、本校英語科教員及び柴田副校長が務めました。どの参加者の発表も素晴らしく、審査員一同みなさんの実力に感銘を受けました。審査結果は以下の通りです。
Best Performance Prize: Miss Sakurai, Saikyo High School Affiliated Junior High
Outstanding Performance Prize: Miss Takahashi, Shijo Junior High
Good Performance Prize: Miss Takeuchi, Shijo Junior High
Honorable Mention: Miss Misaki, Seika Nishi Junior High
最優秀賞:櫻井さん【京都市立西京高等学校附属中学校】
(京都府教育委員会教育長賞)
優秀賞: 高橋さん【京都市立四条中学校】
(学校長賞)
奨励賞: 竹内さん【京都市立四条中学校】
努力賞: 三崎さん【精華町立精華西中学校】
Congratulations to our winners, and congratulations to all our contestants!
受賞者の皆さんおめでとうございます!
あらためて決勝参加者8名全員の健闘に敬意を表したいと思います。
みなさん、ありがとうございました!
9月16日(土)~18日(月)、熊本県玉名郡にて、ジャパンフィールドリサーチ(JFR)in 熊本を実施しました。
この取組は、各種学術学会での発表を目標にした、参加生徒の発案による森林環境調査です。
本校教諭の親族にご協力いただき、玉名郡和水町にある「ゆるっと!ひふみ亭」を拠点として、サイエンス部と校有林調査ラボの2年生12名が研究活動に参加しました。
また、熊本県立第二高校と熊本県立鹿本高校の生徒・教職員の皆さんと合同実施となりました。
初日は開会式の後にまず、前和水町教育長 岡本貞三 先生から、和水町の自然と歴史についての御講義をいただきました。
そして、熊本県の高校生と共に、ひふみ亭近隣の山林にて調査・研究活動を実施しました。
森林調査の際には、九州大学大学院農学研究院教授 平舘俊太郎 先生と、東海大学農学部教授 井上弦 先生からも指導・助言をいただきながらの活動となりました。
地面に穴を掘って土壌の観察をしたり、土の硬さ等を調べたりしました。
また竹林では、竹の太さや高さ、本数などを調べました。
調査地の測量をして、地形の調査も行いました。
当初は悪天候も想定されており、どのような活動ができるか不安もありましたが、幸いにも、ときどき小雨が降った程度で3日間の活動を無事に終えることができました!
本校の生徒たちも、現地で採取した竹や土のサンプルを持ち帰って、さらに探究活動を進め、11月に実施予定のみやびサイエンスガーデンにおいて「熊本県和水町の放置竹林における土壌断面と土壌物理性」「熊本県における放置竹林問題~竹材利用に向けた全バイオマス量の測定~」「陶土の種類によるオカリナの音色比較」という研究主題で中間発表を行う予定にしています。
最後になりましたが、この活動の拠点としてお世話になったひふみ亭の方々には、参加生徒の調査研究活動に際して安心・安全の確保の観点からも全面的にご協力いただき、本当にお世話になりました。
特に、用意していただいたお昼ご飯は絶品でした!
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
7月中旬、1年生GIの授業でオーストラリアの Sydney Girls' School の6年生(現地の高校3年生)とオンラインで交流をしました。GIの授業で作成した嵯峨野高校紹介スライドを用いて頑張って英語で説明したり、日本語で質問を受けたりと楽しい時となりました。もっと英語を話せるように頑張ろう、と思った生徒も多いようでした。
参加生徒の感想です。「今回、自分たち嵯峨野高校生は英語で、シドニーの生徒は日本語でそれぞれ交流を行っていたので、主言語とは違う言語でコミュニケーションをとることの楽しさを味わうことができました。」
嵯峨野高校には相互交流で親交を深めている高校が国外にいくつかあります。シンガポールにも何校かあります。コロナ禍が落ち着きはじめ、久しぶりにシンガポールからの訪問客を受け入れることができようになりました。そして、爽やかな初夏にシンガポールにあるChung Cheng High School の副校長先生が嵯峨野高校を訪問してくださいました!それぞれの学校の取組やグローバル社会での共通課題などについて本校教員と交流した後、本校の授業見学もされました。グローバルインタラクションの授業では、シンガポールの教育について英語で講義をしてくださいました。スーパーサイエンスラボにおける生徒の取組にも大きな関心を寄せてくださり、将来的に協働でサイエンスプロジェクトを計画するお話もすることができました。楽しみです!
2年半前、コロナ禍で対面での国際交流が難しい時に、オンラインでの国際交流を嵯峨野高校に申し込んでくださったのが韓国の全羅南道にあるコクソン高校です。それ以来オンラインでの交流で親交を深めてきました。そのコクソン高校が、初めて嵯峨野高校を訪問してくださいました。少し前の話になりますが報告します。
訪問されたのは6月下旬でした。約80人の生徒が関西に修学旅行に訪れた際に、嵯峨野高校の訪問をプログラムに入れてくださったのでした。歓迎のセレモニーでコクソン高校の校長先生からご挨拶をいただいた後、若者の文化や伝統的な遊びといった話題を中心に、本校1年生の生徒とコクソン高校の生徒達は小グループに分かれて文化交流会を持ちました。参加した生徒は「伝えようと意識すると伝わるし、気持ちも通じ合えることがわかった。」「英語の文法などを気にして、話すのをためらうくらいなら、とりあえず話してみることが大切だと感じた。」という感想を寄せてくれました。韓国の同世代の生徒と交流できたことが嬉しかったようです。
9月13日に仁和寺で開催された建築学生ワークショップ2023大学生✕高校生交流会に本校の文化・デザインラボで建築をテーマに探究する2グループが参加しました。
この取組は、全国の建築やデザイン、芸術を学ぶ大学生・大学院生を対象に公募し多数の応募者から選出された学生たちが、地域滞在型のワークショップで作品を制作するもので、毎年全国の世界遺産や寺社仏閣で開催されています。
今年度は京都仁和寺で開催され、参加されている大学生の皆さんは9月17日の公開プレゼンテーションを目指し、作品を制作されていました。
真夏日が続く中、参加大学生が屋外で仲間と1つの作品を作り上げるためにお互いに意見を交わし合い、イキイキと活動する姿や、自分たちの作品を自信をもってプレゼンする様子を見させていただきました。
また、交流会ということで、高校生にも積極的な意見の発言を求められ、本校生徒も慣れないながらも感想や意見、質問をしていました。
建築やデザインについての考え方が広がり、自分たちの探究活動に良い刺激になった日となりました。
9月8日、2年生のアカデミックラボの時間に、文化・デザインラボで建築やデザインをテーマに探究する生徒を対象に、3Dプリンター講習会を実施しました。
今回、公教育の探究活動を支援するソーシャル企業として活動する、本校卒業生で一般社団法人e-donuts代表理事の方にコーディネートしていただき、株式会社Monozukuri Venturesから講師の方をお招きし、デザインについてや、プロダクトや建築といった立体構造の捉え方(プロダクトデザインスケッチ)、CADソフトウェアの使い方をレクチャーしていただきました。
生徒達は慣れないソフトの使用に最初こそ苦戦していましたが、20分ほどするとすぐに使いこなし、与えられた課題をアレンジして制作するなど夢中で取り組んでいました。
完成したデータは、本校が所有する3Dプリンターで実際に出力してみました。
この講習会で「なんとなく難しそう」と感じていた3Dプリンターが自分たちでも使用できるということを知り、今後デザインしたものを試作するにあたり3Dプリンターで試作を重ねることができる選択肢が広がったように思います。
アカデミックラボ「京・平安文化論」ラボです。
「京・平安文化論」ラボでは、『源氏物語』などの平安文学の研究はもとより、古典離れを課題として探究活動を行っています。
この取組が認められ、第3回「古典の日文化基金未来賞」をいただくことになりました。
この賞は、古典の研究・普及・啓発に取り組む個人や団体に授けられます。
令和5年9月3日京都コンサートホールで行われた授賞式に行ってきました。
名誉総裁の彬子女王殿下をはじめ、都倉俊一文化庁長官、京都府知事、京都市長など、多くの来賓の方々がいらっしゃる盛大な授賞式でした。他の受賞者の皆さんも、古典に真剣に向き合って、伝統や文化を守っていこうとする素晴らしい取組をされていました。
ラボ生の声を紹介します。
Q1 今の気持ちを教えてください。
たいへん光栄なことと感じています。私たち「京・平安文化論」ラボは、毎年、嵯峨野高校の2年生の16名が探究活動を行っています。先輩からのバトンを引き継ぎ、毎年アップグレードさせてきた様々な企画をこのような形で評価していただき、とても嬉しく思います。
14の企業様、市内の11ヶ所の神社やお寺、京都先端科学大学教授の山本淳子先生、イラストレーターのながたみどり先生、そして、古典の日推進委員会の皆様のご支援がなければ、今日を迎えることはできなかったと思っております。私たちの「挑戦したい」という気持ちを支えてくださることに、感謝申し上げます。
Q2 苦労したことはありますか?
まず苦労したのは、お寺や神社に協力を依頼することから始まった6年前の先輩方だと思います。また、コロナ禍による活動の制限もありました。しかし、英語版のサイトを完成させることができました。英語版のサイトを作る際には、日本固有の概念を英語で伝えるのが難しいと感じました。
Q3 今後の目標は?
嵯峨野高校の中だけではなく、より多くの皆様に古典に親しんでいただけるような取組を目指していきたいと思っています。今年は、洋菓子のジュヴァンセル様にお願いして、ケーキや焼き菓子、チョコレートで、『源氏物語』の登場人物を表現します。ジュヴァンセル様の店頭でも購入していただけます。販売時期が決まりましたらお知らせいたします。今回、賞をいただいたことによって、より多くの方に私たちの活動を知っていただき、そのことが、古典に興味を持っていただけるきっかけになればと思っています。京都の魅力や、平安文化の魅力を広めていけるよう、今後も頑張っていきます。この度は、本当にありがとうございました。
嵯峨野高校のとこのは祭(文化の部)では、1年生は20分の演劇、2年生は40分の演劇、3年生は15分のパフォーマンスをクラスで発表します。
それぞれのクラスの個性が溢れ、工夫の凝らした発表でした。皆で協力し創り上げた演劇やパフォーマンスを通して、仲間との絆が一層深まったようです。
文化系クラブも、体育館やコモンホール、各フロアー特別教室などで日頃の練習の成果発表をしました。部員たちの日常生活では見せない一面が見られるので、どのクラブの発表も大盛況でした!
また、生徒会企画もお笑いトークショーやのど自慢、大喜利大会など大いに盛り上がりました。生徒はもちろん、教員も存分に楽しみ、充実した2日間でした。
9月5日6日の2日間、とこのは祭(文化の部)が始まっています。今年は制限のない開催ということで、クラスの発表のほか、各クラブ・委員会の展示や発表も盛り上がっています。校内にはクラスTシャツを着た生徒が自由に会場間を行き来し、文化祭の非日常感を楽しんでいるようです。
保護者の方にも、暑い中多数ご来場いただいています。
まずはクラブ・委員会の展示の様子を御覧ください。